午前中、病院(死亡診断書)、区役所(死亡届と火葬許可証)、銀行(お布施等で必要な現金の引き下ろし)を回る。元々は歯科の予約が入っていたのだが、もちろんこれはキャンセル。銀行での用件を済ませて帰る途中、何か昼食用に買って帰るものがないかと、自宅に電話を入れると、妻が出て、「まだ10時だから…」と答えたので、「何を言ってるんだ。もう11時半になるよ」と腕時計に目をやりながら注意すると、「あっ、時計が止まっている!」とびっくりしたような口調で言った。父の棺が置かれている部屋の壁の時計が止まっているのである。まるで「大きな古時計」ではないか。こんなこともあるのかと思った。昼食は、妻が近所のコンビニで大量に購入してきたおにぎり。妹の夫がおにぎりの包装の剥がし方がわからず、悪戦苦闘するのを見て、一同爆笑。彼の普段の昼食は結婚以来ずっと妹の手作り弁当で、コンビニのおにぎりを食べた経験は皆無なのだ。私、自慢じゃありませんが、週に2回はコンビニのおにぎりですから。
午後3時半、葬儀社の車が来て、棺を葬儀会場に運ぶ。私も同乗。社会学研究室の助手のK君、Oさん、大学院生5名が手伝いに来てくれる。式場は蒲田駅から徒歩5分なのだが、改札を出た直後が少しわかりにくいので、道案内に立ってもらう。午後6時より通夜開始。予想していた以上にたくさんの方が焼香に来て下さった。父も喜んでいるに違いない。お経と法話が終わり、お清めの席に着く。数十年ぶりにお会いする方が何人もいる。みな、私を子供の頃から知っている方で、私のことを「タカちゃん」「孝治君」と呼ぶ。自然と話がはずみ、笑い声も起こる。通夜の席はこうでないといけない。
午後3時半、葬儀社の車が来て、棺を葬儀会場に運ぶ。私も同乗。社会学研究室の助手のK君、Oさん、大学院生5名が手伝いに来てくれる。式場は蒲田駅から徒歩5分なのだが、改札を出た直後が少しわかりにくいので、道案内に立ってもらう。午後6時より通夜開始。予想していた以上にたくさんの方が焼香に来て下さった。父も喜んでいるに違いない。お経と法話が終わり、お清めの席に着く。数十年ぶりにお会いする方が何人もいる。みな、私を子供の頃から知っている方で、私のことを「タカちゃん」「孝治君」と呼ぶ。自然と話がはずみ、笑い声も起こる。通夜の席はこうでないといけない。