フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月6日(土) 晴れ、風強し

2006-05-07 02:02:09 | Weblog
  連休の合間の授業。先週の土曜日がみどりの日で休みだったので、今日も休むと2週連続で休講となり、始動したばかりの授業のエンジンが冷えて最初の状態に戻ってしまう。GWは各授業につき1回の休みがあればそれで足りる。2限の社会学基礎講義Aは全員1年生だけあって出席状況は前回とほとんど変化ないように見える。それと比べると、3限の社会学研究9は2年生以上が対象の科目だけあって、自主休講組が一定数いるようである。いいだよ、休んでも。ただし、今日やったところから試験問題が出題される可能性は高いかも…。あっ、でも、そんなことは気にしない、気にしない。GWを満喫して下さい。ちなみに来年のGWは、

  4月29日(日)みどりの日
    30日(月)振り替え休日
  5月1日(火)
    2日(水)
    3日(木)憲法記念日
    4日(金)国民の祝日
    5日(土)子どもの日
    6日(日)

となっている。火曜日は会議の多い日で、専任教員は原則として授業をもたないことになっているから、問題は2日(水)である。今年度同様、水曜日の授業がないのであれば、ストレートの8連休となるのだが、なにしろ新学部の初年度である。どういう科目配置になるのか現時点ではまったくの白紙である(科目は決まっているが、曜限が未定ということ)。でも、GWと関係なく、週の真ん中の水曜日が休み(授業がない)というのは精神衛生上好ましいことなのである。火曜日の長時間の会議も「明日は休みだ」と思えばこそ堪えられるのである。もし帰宅してから明日の授業の準備をしなくてはならないのであれば、会議の疲れは倍加するであろう。スケジュール帳の水曜日の「空白」はなんとか死守したいものである。
  帰りがけに生協文学部店で、佐伯啓思『学問の力』(NTT出版)、保坂和志『途方に暮れて、人生論』(草思社)を購入。電車の中で『学問の力』を読む。「語りおろし」だけあって読みやすい。うん、うん、と相槌を打ちながら佐伯の語りに耳を傾ける。蒲田に着いて、もう少し読んでいたかったので、駅ビル内のマクドナルドでベーコンレタスバーガーセット(390円)を注文し、ハンバーガーとフライドポテトをコーラで飲み下しながら、続きを読む。佐伯は私より5歳年長の1949年の生まれ。彼の語りは世代的にある部分はよくわかるし、ある部分はピンと来ない。庄司薫の小説が面白かったというのはまったく同感だが、三島由紀夫が起こした事件については、彼の小説が好みに合わないこともあって、どうしてそんなに過剰な意味付けをしたがるのかわからない。私の食わず嫌いということもあるのかもしれないので、そのうち、一度、三島由起夫のことは考えてみよう。海老屋で鰹の若煮を購入。初鰹を通常の佃煮よりも薄目の味付けで柔らかく煮た旬の佃煮である。美味しくないはずがない。