父の見守りをしながら、ぼんやり部屋を眺めていた。と、見慣れた母の箪笥に目が留まった。母の花嫁道具だった桐の箪笥。
母の実家は子沢山(当時は普通)な上、祖母が女手一つで家を切盛りしていたわけだから、娘が嫁に行くからといって、そんなに高級なものは用意できなかったろう。けれど、親の精一杯の気持ちとして、この桐の箪笥を持たせたのだろなぁ。この桐の箪笥をもって、ここに嫁に来た母・・・はたして、幸せだったんだろうか。祖母は、最期まで、母のことを気にかけていた。
で、その桐の箪笥なのだが・・・さしたる飾り気もなく、どこか質素なイメージもありながら、金具などには一寸した気遣いのオシャレ感があり、それなりに職人さんに愛情をもって作って貰ったのではないかと感じられた。こういう「お道具」は、やっぱりこうでなくっちゃ・・・って「どうでなくちゃ」なんだろうね(^^;。
そして、その桐の箪笥の横には、母が結婚してから買ったのだろう、何の変哲もないドッシリした箪笥がある。高度成長期っぽい・・・とはいっても、使い捨てっぽい安物感があるのじゃなく・・・なんていうんだろう、無骨だけど力強い、機能性を重視した四角いだけの箪笥。で・・・不思議と、これはこれでいい感じなのだ。決して花嫁道具にはしたくないけれど、生活を支えるシブトさがあるものなぁ~。
なんだかなぁ・・・ただ、それだけなんだけど・・・なんだか、無性に感慨深く思ったんだよなぁ・・・どうしてだろうなぁ~・・・
おっと、そろそろ病院に行かなきゃ。退院後の父の様子の報告。ふぅ~・・・行ってきます。
写真は、雲一つない今日の青空です(^^)。
母の実家は子沢山(当時は普通)な上、祖母が女手一つで家を切盛りしていたわけだから、娘が嫁に行くからといって、そんなに高級なものは用意できなかったろう。けれど、親の精一杯の気持ちとして、この桐の箪笥を持たせたのだろなぁ。この桐の箪笥をもって、ここに嫁に来た母・・・はたして、幸せだったんだろうか。祖母は、最期まで、母のことを気にかけていた。
で、その桐の箪笥なのだが・・・さしたる飾り気もなく、どこか質素なイメージもありながら、金具などには一寸した気遣いのオシャレ感があり、それなりに職人さんに愛情をもって作って貰ったのではないかと感じられた。こういう「お道具」は、やっぱりこうでなくっちゃ・・・って「どうでなくちゃ」なんだろうね(^^;。
そして、その桐の箪笥の横には、母が結婚してから買ったのだろう、何の変哲もないドッシリした箪笥がある。高度成長期っぽい・・・とはいっても、使い捨てっぽい安物感があるのじゃなく・・・なんていうんだろう、無骨だけど力強い、機能性を重視した四角いだけの箪笥。で・・・不思議と、これはこれでいい感じなのだ。決して花嫁道具にはしたくないけれど、生活を支えるシブトさがあるものなぁ~。
なんだかなぁ・・・ただ、それだけなんだけど・・・なんだか、無性に感慨深く思ったんだよなぁ・・・どうしてだろうなぁ~・・・
おっと、そろそろ病院に行かなきゃ。退院後の父の様子の報告。ふぅ~・・・行ってきます。
写真は、雲一つない今日の青空です(^^)。