ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

HUNTER×HUNTER第38巻 冨樫義博

2024-09-05 09:21:48 | 

主人公、どこいった。

ほぼ二年ぶりで出された単行本である。通例だとこの後、週刊少年ジャンプで連載が再開されるはずだ。それはそれで嬉しいが、主人公のゴンはどこいった。まだクジラ島にいるのかな。

いや、ゴンだけじゃない。キルアも出ない。前巻まで活躍していたクラピカもレオリオもいない。まぁヒソカや幻影旅団とヤクザ3組との絡みは面白いから良いけど。

雑誌連載中も思っていたが、最近のハンターは挿絵過剰のライトノベルかと言いたくなるほど文章や科白が多い。正直鬱陶しいほどに文章だらけの漫画であり、熟読しないと物語が分からない煩雑さもあるのだけれど・・・・悔しいことに面白い。

4日発売なのだが、私は三日の夜には入手していた。そして今日までに2回読み直している。2年近くも待たせやがって、この野郎との気持ちは確かにあるのだが、やはり面白い。科白と文章ばかりと書いたが、絵の上手さは相変わらずである。

幻影旅団の創設時のクロロの表情の凄み、ヤクザを追い詰めるノブナガたちの怖い雰囲気、そしてあの悪魔的な第四皇子の普通の学友たち。伏線の回収もあるが、それ以上に新たな伏線が引かれているのが恐ろしいほどだ。

あぁ、続きが読みたい、早く読みたい。この漫画の麻薬的魅力にはまっていることを自覚している私です。


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