元々はソニーのプレイステーション用のゲームである。
それも大して期待もされず、ゲーム会社カプコンでも主力の社員は登用されず、若手中心に企画され、期待もされないまま発売されたのが、ホラーアクション・ゲームの嚆矢となったバイオ・ハザードである。
私の記憶でも、それほど大々的に宣伝されていたようには思えなかった。だが、口コミというか、実際にプレーして驚いたゲーム好きの少年たちからの評判が凄く良くて、ゲーム雑誌の読者投稿欄を賑わすこととなった。
日本で作られたゲームの癖に、英語の会話が聞こえてきて、字幕で内容が分かるという、まるで映画のような作りに驚かされた。そしてなにより、あの怪物たちの個性的な暴れっぷり。
映画のゾンビのような、もっさりとした人型モンスターはともかく、カラスや犬のゾンビに驚愕した。ちなみに私は犬のゾンビが倒せなくって挫折している。どうもアクションゲームは苦手なのだ。っつうか、犬好きの私にワンコのゾンビは倒せない。
私はあっさりと止めてしまったゲームだが、人気はうなぎのぼりで日本のみならず、世界中で大ヒットをかました。そして驚いたことに、このゲームはハリウッドで映画化されてしまった。
私の知る限り、TVゲームが映画化されたなかで最大のヒット作である。ミラ・ジョボビッチの華麗なアクションもさることながら、襲い掛かる新種のゾンビたちとのバトルは世界中で話題になった。
だからこそ続編がいくつも作られたのだろう。もっとも私はこの最初の作品が一番好印象である。続編になればなるほど、怪物化したゾンビたちよりも巨大企業アンブレラの人間たちのほうがよほどオゾマシイ怪物に見えてしかたないからだ。
ゾンビよりも生きている人間の方が厭らしく感じるのだから、ある意味とんでもない映画である。だからといって、ゾンビを応援する気にもなれないのですがね。
なお、個人的には第一作がベストで、後はお好きならどうぞってレベル。興味深かったのは、五作目か四作目で日本の渋谷のスクランブル交差点がロケ現場になっていたこと。
なんでもこの渋谷のスクランブル交差点は、世界的に有名だそうで、あれだけの人数は交差するにも関わらず、ぶつからずに交差点を渡りきる不思議な光景としてネットの世界で知られるようになったそうです。
私自身は子供の頃から何度となく渡っている交差点なので、ちょっと不思議な気もします。でも確かに最近、外国人観光客が多いように思えるので、間違いなく有名な観光スポットなのでしょう。
変な観光スポットだと思いますが、外国人の視点からすると面白い光景なのでしょうね。
映像だけでなく、参加の面でより画面の中で暴れている気がしました。パソコンゲームのドゥームに、ストーリーや謎を加えたような出来は、クーンツの小説を疑似体験してるようで、斬新でした。
当時、私は警備会社の窓際管理職で、巨大倉庫にボケッと24時間つめている(仕事は何もない)たけ、寝ていても可という現場に流刑になてました。
結構な仕事と思いきや、これ一月もすると辞めたくなるです。補充が足りないので、辞める奴の分の勤務を私が埋めなきゃならない。
そこで、クチコミでひろがりつつあった本ゲームとプレステを備品にしたところ、隊員の定着率があがりましたとさ。因みにこの現場を利用して資格を取りたり、マンガ家になった者もいます。
寝ていても金が入るような暮らしは夢のようですが、すると知性に訴えるホビーか、クリエイティブな活動が必要になると解りました。
現場は緊急時のために国が食料を保管所で、有事のために捨て金で警備を入れていたのですが。
こういう極限まで非生産的な現場では、お勉強、資格試験、持ち込み原稿執筆などの「生産的趣」のない奴から、潰れていく。
この課程で部下の隊員を観察して思うたのは、
ゲームとはお勉強の延長てことです。
攻略本や雑誌を読み、あれこれ対策しながら引き出しと反応を高めていく。これドラゴン桜的な受験ノウハウに似てますよ。
日本のゲームが90年代に大発達するのは、そのクリア方が、教科書、参考書、問題集をセットにした受験システムに似ているからで、我々が勉強好きな民族だからだ思います。現に「ゆとり」世代はゆとりある学校生活をゆういぎにしてなかったです。
私、まだ「バイオハザード」コンプリートしてません!
ゾンビものってそんなに好きじゃないんですよね~。
それでも、ミラ・ジョボヴィッチがきれいでかっこ良いのでテレビでやると見ちゃう。
渋谷のスクランブル交差点のシーンは、映像的にもなかなか良かったですよね。
未見のも見たくなってきました~。(゜-゜)
実は私も某外資系ディーラーの警備員をやっていたことがあります。徹夜勤務でしたが、ベッドと机がある警備室で、当時やっていた税理士試験の受験勉強をしていました。たしかに、暇な時間を自主的に活かせるように工夫しないと堕落するでしょうね。
やはり基本、人間は怠惰を好む生き物なのでしょう。
渋谷のスクランブル交差点は、本当に海外では有名みたいで、先日もNHKで取り上げていました。私もたまに使いますが、たしかに人にぶつからずに交差点を渡るのは、大変なのですが、互いに気付きあう不思議な空間だと再認識しました。