ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

シェラスコ

2023-11-07 09:00:22 | グルメ

たまには贅沢をしたい。

日頃の食事は特に贅を凝らすようなことはない。ただ糖尿病予備軍なので、食事の内容には注意している。特にご飯を食べ過ぎないように気を使っている。

昼食こそ外食だが、朝と夜は可能な限り自炊している。外食だとどうしても塩分とカロリーが多めになる。これは飲食店が商売である以上、致し方ないことだ。減塩とか低カロリーは重要だが、はっきり言えば美味しくない。

やはり塩は適度に使わないと旨味を感じ取るのは難しい。また低カロリーの肝である油を減らすことは、調理の幅を著しく狭くし、かつ美味しさをも失う。20代の頃から食事療法をやっていたので、料理こそ出来るが、その目的は減塩中心なので、私の作る料理はあまり美味しくない。

ただ、あまりに不味い料理は気持ちを萎えさせる。だから蒸したり、オリーブオイルを多用したり、あるいは酢の活用を増やすなどしてあれこれと工夫してきた。だからこそ自信を持って言えるのだが、美味しい料理の秘訣は、塩と油だと。

もちろん塩と油以外の調味料もあるが、この二つを使わない、あるいは使用量を著しく減らすと料理は格段に難しくなる。やむなく、あれこれと試行錯誤した結果、塩はできるだけ岩塩(ミネラル入り)を使い、油はオリーブオイルかひまわり油を使うように心がけている。

科学的根拠が薄いのは承知しているが、どちらもあまり安いものは買わないので、結果的に使用量を減らす効果はある。

ちなみに最近はお米など炭水化物も減らすように心がけている。これを減らすと相当なダイエット効果があるのだが、これが難しい。やはりお米は美味しいし、食べたいという本能は強固なものがある。

だから少し減らすことで妥協している。特に夜はなるべく食べないようにしている。というのは昼は外食なので、お米を抜くことは難しいからだ。蕎麦やウドン、パスタも同様である。

夜は魚料理が中心なので、ご飯は欠かせないが、副菜を増やすことでご飯の量を減らすように心がけている。問題は肉だ、大好きな肉だ。肉を食べる時は肉と野菜だけで済ませている。断固ご飯は食べない。カルビをサンチェに包んで、ご飯と一緒に食べるのが大好きだったが、今は我慢している。そうしないと絶対にカロリーオーバーとなる。

でも、たまにはお肉を一杯食べたい。欲求不満を溜め込むことは、精神的健康に良くない。でも一人ではいかない。あくまで友人や知人など複数で行く。事情を知っている連中ばかりなので、私が食べ過ぎると注意してくれるのがありがたい。

先週、久しぶりにブラジルの名物料理であるシェラスコを食べに品川に行った。チェーン店ではあるが、コロナ前に行った六本木店で食べた時は満足のいく味であった。実は春に横浜で某有名なシェラスコ料理店で食べたのだが、どうも肉の質を落としている感があって満足できなかった。まだコロナ禍の影響が濃厚なので、コストダウンも分からないではない。

だから、今回も少し不安だった。で、実際に行って食べてみると、最上とは云わないまでも十二分に満足のいく質のシェラスコであった。私は中途半端なレア焼きが嫌いなので、十分火を通した肉が欲しいと事前にお願いしてあった。面倒な客だとは思うが、シェラスコ料理は本来表面がカリカリで中身も十分火が通った肉であるべきだと思っている。

日本人が大好きな松阪牛に代表される柔らかい肉を薄切りした場合は、少し赤身が残る程度の焼き加減でも美味しいと思うが、肉料理の本来の美味しさは、十分に火が通ったウェルダンだと思う。特に岩塩だけで味付けした場合は、表面が少し焦げたカリカリで中身がジューシーな厚切りの肉、つまりステーキが最上だと信じている。

ここのシェラスコ料理は、肉の大きさも十分で、味付けは岩塩だけのシンプルなもの。私としては数年ぶりに満足のいく美味しさであった。まぁ強いていえば、肉の種類が少し少なかったように思ったが、あれだけの質と量のシェラスコならば文句はない。

美味しいだけに食べ過ぎに注意し、肉の倍は野菜を食べたので、とりあえず良しとしたい。でも・・・う~ん、やっぱりカロリーオーバーだったと思う。しばらくは意識して食事量を減らそうと思います。

まっ、久々に満足のいく美味しい肉だったので、これはこれで幸せな私です。

コメント (6)
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