時として貰い物は、困りもの。
先だってある方からキムチを頂いた。自宅で漬けた本格的なキムチであり、日本人向けに辛さも控えめであるそうだ。実際、美味しいキムチだと思う。なのだが、量が多過ぎる。
私は焼肉を食べる時は、サンチュだけでなく、キムチも頼む。肉と野菜を交互に食べるようにしているのだが、実のところ自宅では滅多に焼肉はしない。
焼肉は肉そのものよりも、あの甘辛いタレのカロリーが多過ぎると思うので、外食の時に限定している。自宅だと、沢山食べてしまいそうで浮「のだ。
だから、多量に頂いたキムチの処理に困る。冬ならば、まだキムチ鍋という手がある。しかし、この時期に鍋を作る気になれない。だから、キムチ・チャーハンぐらいしか思いつかなかった。
少し悩んだ挙句、作ってみたのが豚キムチ炒め。
まずキューリを真ん中で切り、更に縦に薄く切って置き、塩を振って揉んで放置しておく。次に一口大に切った豚バラをテフロン加工のフライパンで焼く。油は入れなくても、豚バラから出る脂で十分。
火が通ったら、先のキューリとキムチを入れて、手早く炒める。キューリがしんなりしてきたら、ゴマ油と醤油と日本酒を混ぜたタレを少し垂らして味を決める。これで出来上がり。実に簡単に作れるし、その上美味しい。
御飯がいくらでもいけそうで浮「。
私は今までキューリに火を通すといった発想が希薄だったので、やったことはなかった。やってみたら思いの外美味しかった。実は毎週、この料理を作っているおかげで来週には、キムチも冷蔵庫からなくなるだろう。
美味しいことは美味しい。でも、あの量はきつかった。こういった貰い物を頂くと、つくづくプレゼントって難しいと思います。