ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

気遣いなのか?

2009-12-26 08:21:00 | 社会・政治・一般
誰かつっこめよ!

先週以来、欧米では猛烈な寒波が猛威を振るっている。アメリカの首都ワシントンンは、豪雪により機能麻痺となり、クリスマス休暇で帰省するはずの人で空港はごった返す。

ヨーロッパでは例年にない寒波のせいで、ホームレスを中心に凍死者が二桁に達している。TVなどの映像で観る欧州の街角は、まさに氷結した廃墟の印象すらある。氷河期が近いのか?

ところが、そんな日に限ってトップニュースは、コペンハーゲンで開催されたCOP15の会議の話だ。ストップ・ザ・温暖化を旗柱に温室効果ガスの排出削減を巡り紛糾する国際会議が連日の話題であった。

その日の7時のニュースも当然にCOP15が冒頭に放送されていた。その数十分後にアナウンサーは平然と欧米での寒波騒ぎを報じている。

ちっとは疑問を感じろよ!?

地球温暖化防止を議論する国際会議を冒頭で報じておきながら、その後で強烈な寒波の被害を平然と報じる神経が分らん。局地的な異常気象なのだからと自分を納得させているのか、それとも何も考えずに原稿を読み上げるだけなのか知らないが、あたしゃ観ていて薄気味悪かった。

私個人としては、身の回りの実感として温暖化を感じているので否定はしない。でも、温暖化と温室効果ガスの具体的関連性は実証されていない。少なからぬ気象学者などから、地球の気温を決定付けるものとして温室効果ガスだけを取り上げることへの疑問が提起されているが、なぜか大手マスメディアからは無視されている。

温室効果ガスを否定しているのではない。それだけではないはずだと主張しているのに、それを何故に無視するのか。地球の大気を暖めるのは太陽の光であり、地軸の傾きや、地球の軌道そのものの影響さえ考慮にいれるべきだ。

さらに言うなら、現在の地球は地質学的には氷河期と氷河期の間の間の時期にあたる。もしかしたら温室効果ガスは、氷河期の到来を遅らせている可能性すらある。

いずれにせよ、データー不足であり、もっと研究が必要な課題なのだ。やはり、現在の温暖化防止騒ぎは、化石燃料の枯渇を睨んだ動きではないかとの疑問が、私の脳裏から離れない。

ちなみにNHKの夜7時のニュースでは、冒頭のCOP15の報道から20分以上空けて欧米の寒波の報道をしている。冒頭のニュースの価値を貶めないための気遣いなのか、その間隔は?

どうも、事実の報道というより、特定の真実の宣伝に重きを置いている気がするぞ。
コメント (6)
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