金の問題ではない。
このことが理解できていないマスコミ報道が多すぎる。トランプ大統領が、より多くの軍事貢献を求めていることをお金の問題にすり替える間抜けな報道が多くて困る。
それどころか、これをトランプの横暴だと認識しているおバカが巷に溢れている。そうではない、これは20年以上前からアメリカが求めていたものだ。それをアメリカ軍の駐在費用の分担の問題にすり替えたのが日本のマスコミ様である。
この問題は古くて新しい問題でもある。1960年代から70年代にかけて日米安全保障条約の改訂がなされるたびに、左派学生や労働組合、教職員組合が動員されて国会議事堂前で反対デモが盛大に行われた。しかし、集まっている反対派で、日米安全保障条約の内容を理解しているものは皆無であった。
この軍事条約の本質は、アメリカは日本を守ってやるが、日本はアメリカを守る義務はないという片務的なものであった。もちろんそれはアメリカの意向を汲んだものである。アメリカは太平洋戦争で苦戦した日本の牙を抜こうとして軍隊を持たせない代わりに日本の防衛を肩代わりした。
その異常な内容に気が付きながら、それを逆手にとってひたすら日本経済再建に邁進する路線を引いたのは、故・吉田首相であった。ちなみに西ドイツには軍隊の中身を制限する形で制約を課している。
このアメリカの政策は、日本と西ドイツというかつての敵国の軍事力を大きく抑える効果があったが、経済的大躍進を遂げさせる原動力になった。この二か国からの貿易攻勢に辟易したアメリカは遂に耐えきれなくなり、大幅なドル安を容認し、その上でアメリカからの輸入を増やすように圧力を加えた。
同時にかつての敵国には潜在的に大きな軍事力があることを再確認すると、アメリカ軍の尖兵として活用することを思いついた。もっとも西ドイツはNATOの一員となることで、アメリカの圧を交わす方向に向かった。しかし、日本はこのアメリカの変節をなかなか認めようとしなかった。
憲法9条を盾に平和国家面して軍事面での協力を最低限にしようとあれこれ画策した。しかし、所詮はアメリカの軍事的従属の立場にあるが故に、アメリカの兵器体系を受け入れざるを得ず、結果的にアメリカ軍護衛隊としての自衛隊という形に堕している。
また日本は国連信仰に囚われがちで、国連の議決があれば軍事力の国際行使にも、渋々と従うことも分かってきた。こうして外堀を埋めたアメリカは、日本軍をアメリカ軍の尖兵として活用することを目指している。
これはトランプが突然思い付きで発案したものではない。レーガン大統領の頃から既にその兆候があったのだが、日本はアメリカ軍への「思いやり予算」といった金の問題だと誤魔化した。その誤魔化しがそろそろ効かなくなってきている。
それをアメリカの横暴だと誹謗する向きが増えているが、それこそ現実逃避に他ならない。日本は単独では国を守ることが出来ない。ミサイルや弾薬など兵站物資は2週間分の備蓄しかない。アメリカ軍が補給してくれることを前提の国防体制なのだ。
アメリカを代替してくれる国など存在しない以上、アメリカの意向に沿わざるを得ないのが日本の立場である。では何時までか。それはアメリカが西太平洋を防衛圏ではないと考えて撤退するときが契機になるはずだ。
しかし、完全にアメリカと手を切ることは難しい以上に、安易に選択すべき方向性ではない。アメリカの潜在的敵国と認知されることこそ、日本が真に恐れなければならない。アメリカとある程度の友好関係を維持しつつ、徐々に軍事的裏付けのある国家としての存続を目指すこと、これこそが日本最大の課題だと私は考えています。
(たぶん8〜10年くらい)何度か繰り返されてきて、読者の方もそれぞれな御意見をなさってました。
今回、リアリストでプラグマティストのヌマンタ様が、
とうとう「米国との縁の切り方」について(考えておく必要かある…程度でも)切り出された。
これはウクライナの北朝鮮兵の位置に自衛官が置かれようと、はたまたアメリカがモンロー主義に戻りアジアから去ってゆこうと……
「もう隠しようも騙しようも無くなった」とヌマンタ様は見定めたのだと思います。
そして嫌〜な事に、「ヌマンタ様の悪い予言はたいてい的中する」ということです。予言ちうより、視えてるけど書かなかった事を表現するようになってきた…ちう事か?
困った話ではありますが、現実は現実として直視しないとなりません。それができないなら、日本民族は滅びるだろうし、そのような民族なら滅びれば良いのかもしれません。なんにせよコレから先は楽には収まらない。
立ち入り禁止
米軍通信隊基地あった。
極東アジアを
傍受する世界最大の設備
詳細言えませんが
中学グラウンド整備
防音壁設置
兵士の運動会参加
草原での売春
殺人
生徒を護衛艦招待
教師には
アメリカタバコプレゼント
子供には
チョコ
私の親父はG HQ管理下
軍需工場で戦車製造
まぁ、子供でしたが
現場、現実を見てました。
ヌマンタさんの意見は、共和党の伝統的保守派には当てはまりますが、トランプ大統領は違うでしょう
↓、トランプ大統領の物の見方は、明らかに "ビジネスマン"でしょう;
> トランプ大統領、またも日本を批判「関税以外でも不正をしている」/例示中、日本だけ国名で名指し
http://totalnewsjp.com/2025/04/21/trump-3429/
それに、ヌマンタさんの意見では、トランプ大統領が日本以外の国、というより世界全体を相手に関税戦争を仕掛けている事の説明がつきません。
それに、米国の覇権は、このままでは長続きしないでしょう。
カナダ、グリーンランド、パナマ運河、ガザ地区、ウクライナの鉱物資源や原発の所有権まで主張、、、正気の沙汰とは思えません。
↓、そうした外交政策だけでなく、内政においても、FRB議長を解任したがるとは、やはり正気の沙汰ではありません;
> トランプ氏「FRB議長解任の意思ない」と軌道修正 市場混乱回避へ矛収めるも利下げ要望
https://www.sankei.com/article/20250423-VH6LJK4JLJMD5EYV5GJPI7VK5A/
ベルリンの壁が、旧ソ連が、あれよあれよと言う間に崩壊したように、米国の覇権も、トランプが言動を改めない限り、あっけなく終焉を迎えると思います、
ただ、私には "正気の沙汰"とは思えなくとも、トランプ大統領が "神から使命を与えられてい"ると本気で信じているなら、キリスト教徒崩れのヌマンタさんなら、ピンと来る物があるかもしれませんが、、、
↓、神から使命を与えられた自分が、言えば、中国は言う事を聞くはず、、、
> トランプ大統領、中国に警告「中国は合意しなければならない。さもなければ、米国で取引を続けることはできない」
http://totalnewsjp.com/2025/04/23/trump-3433/
否、中国は折れません。
↓、神から使命を与えられた自分が、"言う事を聞け、さもないと手を引くぞ"と一喝すれば、"ゼレンスキー"も "プーチン"もは言う事を聞くはず、、、
> 遂に最後通告!進展なければトランプ大統領は「数日以内」にウ国和平交渉を放棄すると警告:ルビオ国務長官
http://totalnewsjp.com/2025/04/19/trump-3423/
そうはならないでしょうし、"仲介から手を引く"などと、正気の沙汰とも思えません。
貴兄の説も一理も二里もあると思います。
ヌマンタ様も貴兄も筋が通っていて、どちらなのか凡人の私には判別し難いです。
正気の沙汰でない説
凶人というより狂信者なのならば……
彼はもともとは長老派の信者ですよね?
たしか長老派は「全ての運命は予め決まってる」という神学的なドグマを持ちます。コレがカルビン派がみなそうなのかは分かりません。
それで、その「定められた運命」がデスノートならぬ
神ノートに記載されてるようなのですが。
あ、神ノートとは私の比喩で、そのような預言書が存在するわけではないです。予め。
ただ運命は決められていて、我々はアナログレコードの上の針のごとく、それをなぞるだけ!
だか、この神の定めた楽譜だかノートだかは人類には決して読む事ができない!
一般的にそのような「全てが決まってる」とすると、無気力になると言うのが、普通の日本人的な感覚と想うのですが、彼らはそうではないらしい!
「運命が決まってるならば、自分は最終勝者であると信じて突き進むのみ!」と、逆に運命に対してアグレッシブになる。
仮に敗者となるとしても、それは「主の定めたるものだから仕方ない」と割り切る。
考えようでは現実的です。
双六が予め定められたシナリオなら、自分がウイナーてあると信じて進む方が人生は面白いかと。敗けたって神の決めた事でオレには責任がないと(笑)
このようなドグマに染まってるとしたら、どんな暴挙も恐れないで進む可能性がある!
そういう意味で、貴兄の言われる「正気の沙汰ではない」と言う可能性も考えられんません??
コレがお二人ともに「あり得る」「正しいかも」と想う由縁であり、どちらにも軍配を上げられぬ理由です。
どのみち結果は遠からず出るでしょう。
このまま平穏に日本も世界もいられふとは思いませんので、それならそれで仕方ない想う所以てあります。
返信にする時に、貴兄のハンドルから私のに変えるのを忘れました。
それくらい貴兄の仰るお話にリアリティと戦慄を感じた故のミスなのです。御容赦を願います。
いや、このコメには大いに唸りました。では。
>「米国に神を取り戻す」 トランプ氏が連邦機関での「反キリスト教」取り締まりを指示
https://www.sankei.com/article/20250207-2WWGIXSB5RMKVPESSHIOLK57UI/
↓、いずれにしても、トランプが "横暴"ではないという意見には、私は賛同しません;
> 米地裁、政府系メディア VOAの放送再開命令 トランプ政権の活動停止は違法
https://www.sankei.com/article/20250423-AAQPFFZB6BLWNA7XKLQKICCWR4/
対 "日本"に限らず、と言うより外国相手に限らず、内政においても、横暴その物でしょう。
↓、"金の問題ではない"という意見にも、賛同しません("金"と言って悪ければ、"ビジネス"です)。
> 日本車の安全基準は「ボウリング球落としてへこんだら不合格」と主張…トランプ氏が8項目の「非関税障壁」列挙
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250421-OYT1T50179/
これも、日本だけを狙い撃ちにしているワケではなく、世界全体が相手です。
トランプ大統領本人は "横暴"とは考えておらず、"神から与えられた使命"と思っているなら、言動を改める可能性は低く、そしてそれは "パックス・アメリカーナ"終焉への道でしょう。
いずれにせよ、アメリカは日本を軍事的従属下に置いておきたいことは確かだと思います。
トランプ大統領が横暴なのは確かでしょう。それに対する批判、異論、反発が多いのも事実です。しかし、その横暴さに期待する声なき声のアメリカ市民がいることも確かだと思います。横暴なトランプならばこそ、アメリカを変えてくれると勝手に期待するアメリカ市民がいることも確かです。果たしてトランプの横暴なやり方がどの程度効果をあげられるのか、私は否定的ですが、少数の超富裕階級がアメリカを占有する現状は好ましくないとも考えております。