のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

山の怖さ

2013-07-30 | 登山

【年休】

長野県の中央アルプス・檜尾岳(2728メートル)付近を登山していた韓国のツアー登山客20人のうち4人が行方不明になった遭難事故がありました。

ツアー登山客20人らは日本に一緒に入国し、幾つかのグループに分かれて宝剣岳(2931メートル)に向かっていた途中に5人が遭難しました。遭難時は雨風が強く、気温は10度ほどだったといいますね。

ツアー客らはいずれも軽装に近い装備で、現地ガイドを付けずに山に入って、ツアーは韓国の旅行会社が企画したもので、それぞれ3-4人単位で旅行を申し込んだため、ほとんどが知らない者同士で、死亡者らは釜山の山岳会のメンバーだったそうです。

遭難時、宝剣岳の頂上付近では雨風が強く、視界が20-30メートル以下の濃い霧が出ていたため、日本人の山小屋のオーナーは「天気が良くないから登山はやめた方がいい」と止めたそうですが、ツアー客らはこれを無視して出発したとの事です。

死亡した4人はいずれも韓国で数十年の登山経験を持つベテランだったそうですが、そのベテランたちがこんな行動をとるなんて・・・

私には考えられません。

マイナーな山に行く時でも、悪天候の時はまず行かないですね。

“臆病者”と言われるかもしれませんが「行かない勇気」「あきらめる勇気」が私の登山の“モットー”ですから。

近ごろ韓国の登山愛好家の間では、日本など海外での登山が人気を博しているようで、確かに私がよく行く立山に行った時でも韓国語をよく聞きます。

韓国人と言う人柄がそうなったのかもしれない今回のこの遭難事故ですが、山に登れば韓国人も日本人も目的は「登山」で同じ

山に行ったら気をつけないといけないと改めて山の恐ろしさを痛感しました。

標高2000メートルを超える山では高山病や急変する天候など予想できない事態がしばしば発生するため、ベテランの登山家でさえ苦労するケースが多いのに、一般の登山者が登山をあまりにも軽く考えていたのでは?と思いますね。

世界遺産登録でにわかに登山者が増えた「富士山

まだ天候が安定していないこの時期

安易な考えで登る「にわか登山者」が事故を引き起こさなければいいんですが・・・

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せっかく「立山」行ってきて、身も心もリフレッシュされてきたただけに、このニュースきショックでしたね。


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