のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

前頭添乗

2007-03-13 | インポート

 今日は朝の一番列車の運転でした。昨日からの風と雪のため、工務(保線)担当の社員が一名、一往復運転席の横に添乗しました。

 これは、荒れた天気の翌日にはよくある事なんですが、前日の最終列車が通ったあとに、風や雪などで倒木や崖崩れ・流水などで線路を支障しているものがないかを確認するために、運転席の隣でずっと前方を注視しながら立っていてくれるのです。工務の社員はだんはこんな早く出勤する事はないんですが、異常時などにはこうやって早く出勤して来られます。これは運転士にとっては運転に集中できるので実にありがたい事なんです。

 おかげさまで今日は何事もなく一番列車は終着まで走ることができ、無事一日がスタートできました。こういった「かげ」で支えてくれる方がいるからこそ、安全な運行ができるのです。感謝・感謝!

 片道行ったあとの折り返しの間合い時間に工務社員とささやかながら「モーニング缶コーヒー」を飲みました。コーヒーと工務社員の「あったかさ」が身にしみた朝でした。