時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

晩秋の能登半島その4・輪島朝市~琉球柄紬を着る

2009-11-24 20:15:10 | レジャー
ふたたび郷愁の能登半島日記に戻る。

この日は荒れ模様の天気。
強風。海は真っ白な波。
「ウサギが踊っている」というそうな。
そして、海から道路へ舞う白いモノ。
「波の花やっっっっっ」(夫婦ほぼ同時に叫ぶ)
初めてみましたヨー 波の花!


灰色の空の下で荒れる日本海を見てアドレナリン大噴出。
「どどーんっ 崖や~~~~っ」
「うわーーーーっ これやこれやっ これが日本海やっ」
「窓のぉぉ~♪ 外は~~~っ♪ 日本海ーーーーっ♪」(何の歌だったか?)
→もう訳がわからない興奮状態の運転手・鞠花。
後ろでダンナも
「おおーーーーっ 東映やったっけー?」
(映画の本編始まる前に映る、あの「ドドドーンッ」という海の画像のコト)


窓岩(上の画像)を経て、輪島朝市へ。
昭和50年。
ここで当時5歳の妹が迷子になった。
「ちゃんと手をつないでなさいっていったでしょ」
母に何度も言い聞かされていたのに、妹がスルッと手をほどいたのをとめなかったのだ。(なにしろボーッとした子供だったので)
両親が交互で散々探しまわって、結局「こんなところまでどうして?」というような、朝市からは離れた川向こう、橋のたもとの土産物屋で泣いていた。
夏休み絵日記には大泣きしている妹の顔を描いた(なんて姉・・・)。


34年ぶりの朝市。
随分観光地化されているというか、あたりまえなのだが様変わりしていた。
妹が泣いてわたった橋を探してみたがわからずじまい。


能登日記、次でたぶん最終回。

着物:琉球柄紬(義祖母のモノ)
帯:綿紬名古屋
帯留:豆千代モダンのウサギ
大柄だったという義祖母。丈はピッタリ。しかし幅が広すぎ。
前幅・後幅のみならず、おくみまで広いので、どうも着付けにくいので着ないキモノです。