時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

カルトナージュ的グッズ製作中

2013-02-06 12:29:45 | 読み聞かせ
図書ボランティア ネタ。

ぼんやりしていたらとめどなくシフォンケーキを食べてしまう恐れあり。
(ひとつ前の日記をご覧ください)
手を動かそう。

たまにチマチマとこんなモン作ってます。
牛乳パックに布を貼るだけ。

小学校の図書室の書棚に使用。
小さめサイズの本は棚の奥にひっこんでしまって見つけにくい。
コレを奥に置いて、その前に本を置けば、タイトルがパッと見える。

側面一部しか見えないので、横はかなり杜撰な仕上がりです。





メダル☆

2012-07-23 23:38:03 | 読み聞かせ
月曜。
3年生の読み聞かせ最終日の予定だったが、学校の事情により中止。
最後のお別れが言えなくなった。

先週、三年生は三日間にわたり、水泳教室開催。
外からも見えるこのプール。
(もちろん中からも丸見えなので、よからぬ考えの人間がのぞいていれば、先生方がすぐに気が付く)
1&2組と3組、3年生全クラスの水泳教室を見学。
楽しそうに泳いでいる子供たちの顔を眺め、心の中でお別れを言う。
何人かは直接話もできた。
寂しいことに変わりはないが、少しは心に区切りをつけることができた。

でも、子供たちがワタシにもプレゼントを用意してくれたらしいと聞く。
それならば、最後に何か一言伝えたい。
手紙を書き、小鞠に持たせた。



「読み聞かせ 楽しかったです」

豪華なメダル。
ありがとう。元気でね。さようなら。










最後の読み聞かせ☆『トマトさん』『あかにんじゃ』~のべ160冊

2012-07-20 06:17:23 | 読み聞かせ
昨日の2年生読み聞かせ☆

『あかにんじゃ』(穂村弘・木内達郎、岩崎書店)

歌人の穂村弘さんが初めて手がけ、先月発売されたばかりの絵本。
短歌絵本のほか、翻訳も多数てがけてらっしゃる穂村さん(翻訳は「ほむらひろし」名義)。
『はなおとこ』(シュワルツ・ヴィヴィアン、スチュアート・ジョエル、偕成社)を読み聞かせしたことがある。
この『あかにんじゃ』、とにかく楽しめる。

「忍者は何色の服を着てるか知ってる~?」
「黒ー」「くろー」「クロー」
「そう、黒です。でもね♪」
サッと絵本をかかげる。
子供たち、タイトルに釘づけ。

どんどん変身していく あかにんじゃ。
おじさんになった時は笑い声。
ラスト、わかりやすいところ(←グッドアイディア♪)に隠れているのを見つけて大喜び。
忍者なのにね。
超オススメ本。


『クラゲゆらゆら』(楚山いさむ、ポプラ社)

写真絵本。
暑い夏、涼しげに海を漂う美しいクラゲの写真でも、と思って。
本当は3年生向けに用意していた絵本。
2年生にはまだ早かったかな?「ふーん」という印象だったかも。
でも、エチゼンクラゲ(画像左側)には
「デカッ」
と驚きの声。


『トマトさん』(田中清代、福音館書店)

7月の読み聞かせの鉄板絵本!!
3年連続で登場させる(1年生・5年生・2年生)。
表紙の段階で
「すごっ」
キモ可愛いトマトさんの顔はインパクト大。

2年と1学期続けてきた読み聞かせ。
毎週毎週、のべ160冊!
残念ながらこの日が最終日。
雨と雪と孤独でブルーになっていた時に声をかけてもらい、本選びからすべてまかせてくれる楽しさと責任に発奮。
大雪でも通った。
松葉杖でも通った。
ボランティア養成講座を受講、昨年度は大学生になり、図書館司書の資格をとった。
読み聞かせのおかげで、富山での生活はとても幸せなものになった。

特に小鞠の学年は、入学時から担当していたので別れが寂しい。
卒業を見送りたかった。
ずっとここで読み聞かせできたらいいのに。
転校先の小学校では読み聞かせはないらしい。
小学生相手の読み聞かせ、どこかでできないか、落ち着いたらチャンスを探すつもり。

今月末、東京に戻ります。



















3年生読み聞かせ☆杉山亮さんのおばけ絵本『かっぱ』

2012-07-10 10:20:59 | 読み聞かせ
昨日の3年生読み聞かせ☆

『かっぱ』(杉山亮・軽部武宏、ポプラ社)

「おばけ話絵本」シリーズ第三弾。
第一弾『のっぺらぼう』が学校図書室にあったので、そちらも紹介。
軽部武宏さんは、話題の怪談絵本シリーズの『ちょうつがいきいきい』の絵を担当されている。
怖い。
かなり怖い絵。

10分強かかるのだが、長さを感じさせない展開。
子供たちは静かに、固唾を呑んで絵本をみつめている。
ぴしゃり ぴしゃり
河童がせまってくる
ぴしゃり ぴしゃり


実は河童にも言い分があり、ラストはめでたし、めでたし。
納得のいくストーリー。

杉山亮さんの児童書は、子供に大人気♪
題名を紹介すると、
「知ってるー」「面白いー」「好きー」
の声があがる。
小鞠も夢中になって、あっという間に読破していた。
さえない中年名探偵ミルキーの「名探偵」シリーズ。
「わんわん探偵団」「にゃんにゃん探偵団」「怪盗ショコラ」シリーズ。
どれも低学年児童の心をわしづかみ。
保育士がまだ女性限定だった時代に保父を志されたほどだから、子供が本当にお好きで、熟知されているのだろう。
『のっぺらぼう』、早速読みにいった子、いるかなぁ。

『わにわにのおでかけ』(小風さち・山口マオ、福音館書店)

残り時間2、3分でサクッと。
ラストの「ねむたい わにわに」が可愛い♪






2年生読み聞かせ☆たなばたプールびらき☆

2012-07-07 17:08:50 | 読み聞かせ
今日2つめの日記。

木曜の2年生読み聞かせ☆

『たなばたプールびらき』(中川ひろたか・村上康成、童心社)

織姫と彦星が天の川へ子供達を招待し、プール開き。
まずは準備運動♪

おててぷらぷら 
あーし ぶらぶら
おくび ぐるぐる
おしり くねくね



この「おしり くねくね」が笑うポイント。
昨年同様、やはり今年もドッと笑い声。楽しいネ♪



『うまれたよ!カマキリ』(新開孝・小杉みのり、岩崎書店)

別の本を用意していたのだが、目ざとくコレをみつけた男子、
「カマキリ!カマキリがいい!」
虫好きな子が多い様子。食い入るようなまなざし。
「ヒメカマキリ、オオカマキリもいる」
「メスはオスを食べる」
「餌はアリをいれてやる」
詳しい。君はカマキリ博士に任命しよう。
アマガエルを食べるというと、
「ウシガエルは食べる?ヒキガエルは食べる?」
「どうやろねぇ。」
知らん~(たぶんムリやと思うけど、そんなん想像したぁないワ)
おそろしいまでの熱中ぶりでしたワ。

『あな』(谷川俊太郎・和田誠、福音館書店)

この絵本も食いつきがよかった。
そして、月曜の3年生も、木曜の2年生もちゃんと気が付いてくれた。
表紙は、穴から空を見上げたところ。
裏表紙は、穴から出てみおろしたところ。
子供はホントに細かいところまで、しっかり見てくれている♪

読み終えると、「楽しかったー」の声。
このクラスは何を読んでも喜んでくれる。幸せです。









3年生読み聞かせ☆『あな』・カマキリ・なまけもの

2012-07-04 12:48:28 | 読み聞かせ
☆月曜の3年生読み聞かせ☆

『あな』(谷川俊太郎・和田誠、福音館書店)

縦に持って読む絵本。
途中からイモムシが登場し、ひろしの掘っている穴に向ってくる。
それが面白いらしい。
「あ、何か来た」
「あ、あ、あー」
この絵本、ワタシは「えー これで終わるんかい。何だかなぁ」だし、和田氏の画も正直あまり好みではない。
でも、自分の好みでなくても良い絵本は読む!
ロングセラー絵本には、ロングセラーたりうる魅力があるはずだから。
実際、子供たちの受けはなかなか良かった。



『うまれたよ!カマキリ』(新開孝写真・小杉みのり文、岩崎書店)

『よみきかせいきものしゃしんえほん』(全10巻)の8巻目。
カマキリが生まれる瞬間を見たことがある人は少ないだろう。
「キモい」「キモッ」
そう言いながら、目が釘付けになっている子供たち。
大人になるまでに8回脱皮するんだヨ。
赤ちゃんのうちはショウジョウバエやアブラムシを食べる。
生きてる動物しか食べないから、飼うのはとても難しい。

クラスの中に、昨夏の自由研究でカマキリを飼った子がいる。
毎日毎日一生懸命エサをつかまえていたと、お母さんから聞いた。
この絵本にあるとおり、アマガエルも食べたらしい。
「カエル食べたんだよねー」
と聞くと、うなずいた。女子の軽い悲鳴(頭の一部と骨だけペッと出したそうな)。
先生も「ヒーッ」
「うちの庭にもいっぱいカマキリがいて、今はまだ2センチぐらいです。去年の夏、大人になった10センチぐらいのが、私の頭にとまりました」
先生、また「ヒーッ」
虫嫌いなんですね先生。ワタシもダメですけど、慣れましたヨかなり。

『きちょうめんななまけもの』(ねじめ正一・村上康成、教育画劇)

なまけもの、実はなまけものにあらず。
夜はトレーニングに励み、「あしたのなまけもののよしゅうもする」。
このラストの意味わかったかなぁ。













3年生読み聞かせ☆『いちはかたつむり、じゅうはかに』他

2012-06-28 12:05:05 | 読み聞かせ
月曜の3年生読み聞かせ☆

『あさになったのでまどをあけますよ』(荒井良二、偕成社)

2年生と違って無反応。
窓を開けている子に注意を向けようと、黙って指をさしてみたが、興味示さず。や
「きょうは風のふく木の下がわたしの部屋」(←ウロ覚え)のくだり、2年生は「わ~」「え~」など声があがったが、これまた無反応。
うーん
このクラス難しい。
去年まで持っていたクラスともかなり雰囲気が違う。
退屈したのか、ハンカチを近くの友達に投げる男子1名。
去年までのクラスだと、モゾモゾする子などがいれば、読みながらジーッとその子の目を見てニッコリ笑うと、真剣な顔に戻っていた。
あれあれ。
目をそらしてしまう。

素直に聞いていた1、2年生。
興味がなくてもとりあえず静かに聞いているフリができる5年生。
中学年は一番難しいのかもしれない。
ちなみに、女子は全員静か。女の子は大人。

『どこいったん』(ジョン・クラッセン作。長谷川義史訳、クレヨンハウス)

「あこうて とんがってて・・・ あ、さっき!」
このシーンで、2年生ほどではないものの、「さっきの」「やっぱり」と小さな小さな声があがる。
ふむふむ。
どうやら絵本の世界に入りこんでくれた様子。

『いちはかたつむり、じゅうはかに』(A・P・セイヤー&J・セイヤー、R・セシル、久山太市訳、評論社)

かたつむり、人間、犬、蜘蛛、かに。
それぞれの足で、数の計算。簡単な掛け算と足し算が勉強できる。
絵がユーモラス。
なかなか食いつきがいい。一生懸命見ている気配が伝わってくる。
ラストシーンに、「な~るほど」(笑)。


この日うれしかったコト。
始まる前、廊下で待っている時、こちらを見た女の子が二人、笑顔でコッソリ河童の顔♪
先週披露した河童の顔芸。
まだまだ可愛い3年生☆













2年生読み聞かせ☆『あさになったので・・』~『ちいさなヒッポ』

2012-06-22 11:52:31 | 読み聞かせ
☆昨日の2年生読み聞かせ☆

『あさになったのでまどをあけますよ』(荒井良二、偕成社)

荒井氏は、NHK教育の「プチプチ・アニメ」の「スキマの国のポルタ」の作者でもある。
小鞠が幼児の頃、楽しみにしていた「プチプチ・アニメ」。
お世話になりました♪
この絵本は読み聞かせでとても人気があるようだ。
4月に図書館に予約、14人待ち。
なんといっても、読み手が爽やかな気持ちになれる。
各ページ、窓をあけている子がどこにいるかを探すのが、子供には楽しい様子。

『どこいったん』(ジョン・クラッセン作・長谷川義史訳、クレヨンハウス)

これも上記の『あさ・・』も、昨年12月初版。
店頭でよく見かけ、表紙のクマにグッときていた。
帽子をとった犯人、まあ途中でわかってはいるのだけれど、
「あこうて とんがってて・・・・・。」
で、
「あ!やっぱり」「さっきのー」
と声があがる。
この反応は低学年ならでは♪
大阪弁の絵本(←まかせといて!)。

『ちいさなヒッポ』(マーシャ・ブラウン作・うちだりさこ訳、偕成社)

読み聞かせの鉄板絵本。毎年読んでいる。
見返しから美しい。
水面から目と頭の一部だけ出ているカバ。
「ワニ」「ワニだ」「ワニ」
ふふふ ワニとちゃうで。


ヒッポがかばのことばをおぼえる時がきて、おかあさんに続いて練習する。
「グァオ こんにちは!」
「グッ グァオ おんにちは!」
ここで必ずあがる笑い声。
「グァオ、あぶない!」
「グッ グァオ、あぶらい!」
「グァオ たすけて!」
「グァオ たっけて!」
一生懸命なヒッポが微笑ましい。
子供たちも、ヒッポを可愛いと思ったり、親近感を覚えたりするのだろう。
ヒッポの危機にかけつけるおかあさん。強い!
とにかく超オススメです。
















3年生読み聞かせ☆『おっきょちゃんとかっぱ』

2012-06-20 13:29:12 | 読み聞かせ
☆月曜の3年生読み聞かせ☆

『おっきょちゃんとかっぱ』(長谷川摂子・降矢奈々、福音館書店)

6~7月にピッタリの絵本。
ずっと読みたいと思っていて、満を持しての登場。
もちろん1、2年生でもOKではあるけれど。
カッパの世界から元の人間の子に戻れない掟。
「ちえのすいこさま」って何?
その辺りを流さずに考えてほしかったので、3年生になるまで待ってみた。

蛍の光に照らされて、暗い横穴を通っていく二人。
カッパの子になったおっきょちゃんが、産道を通って再び生まれるかのようである。

途中、大人のカッパにおっきょちゃんが取り囲まれるシーンで、息をのむ気配が伝わってきた。


13分弱。
残り時間で、カッパの顔芸を披露。
子供たちにもやってもらう。
可愛い子河童を見るのが目的(笑)♪
躊躇なく、何度もやる子。
全くやろうとしない子もけっこういる。
恥ずかしいのかなぁ。
おや。
家でいつもやってる小鞠も、全然やってないワー
プレ思春期というか、そろそろ反抗期に入る子もいそうな中学年。
低学年とはずいぶん違ってきてますナ。

「さあ、人間に戻って、ご挨拶しましょう」
先生にそういわれるまで、ずっと河童の子もいた。
いろんな子がいて楽しい。

この日、今年初のキューリを収穫。
河童にお供えしましょかね。












3年生読み聞かせ☆『いるのいないの』『ピアノはっぴょうかい』

2012-06-12 11:30:02 | 読み聞かせ
☆昨日の3年生読み聞かせ☆

『ぴあのはっぴょうかい』(みやこしあきこ、ブロンズ新社)

『もりのおくのおちゃかいへ』で今春、第17回日本絵本賞大賞を受賞されたみやこしさんの最新作。
出番を控えた女の子のドキドキ感。
ピアノを習っている子なら誰しも共感するだろう。
女の子のキラキラしたまなざしに反して、活発な男の子にはちょっと不向きかもしれない。
(「つまらんー」と小さな声)
気持ちはわかるけど、君も学習発表会の前には緊張するやろ~
できるだけ男女共通で楽しめる絵本を用意しているが、たまには、ってことで。


『いるのいないの』(京極夏彦・町田尚子、岩崎書店)

話題の怪談えほんシリーズ3巻目。
無駄のない短い文章。
京極氏の小説は読んだことがないのだが、さすがとしかいいようがない。
そして、町田さんの絵がとにかく秀逸!!
顔の見えないおばあちゃん。
やたら多いネコ。
庭に何気なくかけてあるゴム手袋の不気味さ。
洗面所のヤモリ。
障子にうつるバケ猫のような影。
暗い家のヒンヤリ感とジワジワくる恐ろしさが伝わってくる。

大人に見せると、ラストの「いるからね」のページで皆必ず「ひいっっ」と息をのむ。
さて、子供たちの反応は。

表紙でまず、
「幽霊だ」「ユウレイの本だ」「きっとユウレイがでてくる」
『いるのいないの』の題字で、瞬時に怪談だと察知。
ものすごくうれしそう(笑)。

静かに、くいいるように絵を見ている。
洗面所のシーンで
「あ、ヤモリだ」
と一声(細かいところまでよく見ている)。
ラストで声はあげず。
本をとじると、
「怖かった~」「怖っ」「怖~」
堪能した、というような声があがる。

「こんな怖いのを読むと子供がトラウマになりそう」「ワタシは自分が怖くて読めない」
周囲では否定的意見しか出なかったけれど、子供は大人が思うよりタフだと信じて、読んでみた。
大丈夫♪
イケます。
むしろ、「古い家には何かいる」というこの空気を伝えるべきじゃないかと思う。
大人はいろいろな思いが入り込むので、より怖く感じるのだろう。
古い家にひそむ何者かが、『隣のトトロ』のマックロクロスケならOKなんやろうけどね(笑)。

絶対に怖そうな声色は使わず、ゆっくりと読む。
「みなければいないのとおなじ」と淡々としているおばあちゃんの気持ちで。
ラスト3行は特に、どう読むべきか、30回ぐらい練習しましたワ。

見返し部分が障子。これもステキです。