時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

小五読書(2014年秋)☆

2014-11-02 21:13:10 | 読書
図書館で30数人待ち。
ようやく順番がまわってきた『世界地図の下書き』(朝井リョウ、集英社)。

かの『桐島、部活やめるってよ』は二人とも未読。
こちらは小学生男子が主人公。
母娘とも一気読了。
ぐっとくるシーン多々あり。
表紙がまた、小学生女子にポイント高し。

『しずかな日々』(椰月美智子、講談社文庫)

過去三年間で中学入試に出題された作品ナンバー1にランクイン。
必読!
これは素晴らしい!
大人も読んでいただきたい。
いっぺんに椰月氏のファンになり、『十二歳』『市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日』(いずれも講談社文庫)も読了。
イチオシはやはり『しずかな日々』。

『片耳うさぎ』(大崎梢、光文社文庫)

小鞠が図書館で借りてきて、「面白いよコレ。読んでみて♪」と勧められた。
良かったので、文庫で購入。
続いて『ねずみ石』、次は『かがみのもり』と進行中。

『ハリー・ポッター」や『ユリシリーズ ムーア』は好みではないらしく、借りてきてもほとんど読まず。
相変わらずファンタジーよりもリアル学生モノに食指が動くようです。





小5読書(2014年夏)☆

2014-07-26 14:03:02 | 読書
夏休みに入っても、読書の時間がなかなかとれない小学5年生。
塾の宿題。
算数のみだが山盛り。
「先生、鬼だ!」
それでもなんとか隙間時間を見つけて、読んでいる様子。

小鞠が今月読んだ本(冒頭画像)。

☆『あすなろ物語』(井上靖、新潮文庫)

「明日ひのきになろう、明日ひのきになろう、って翌檜(あすなろ)は言うてるねんで」
小鞠と同じ5年生の時、母に勧められて読んだ。
改めて読み返したが、やはり引き込まれて一気に読了。

私が北欧にあこがれたのは、一話の『深い深い雪の中で』が発端。
「トオイ、トオイ山ノオクデ、フカイ フカイ雪ニウズモレテ、
ツメタイ、ツメタイ雪ニツツマレテ、ネムッテシマウノ、イツカ」

今読むと、よく10歳11歳で読んだものだとも思う。
『漲ろう水の面より』には、鮎太の友人が
「俺は童貞を捨てて来た」
「一人の女の為に取っておいた童貞をつまらぬ女にくれて来た!」
という場面がある。
頭デッカチだった私は理解していたが・・・小鞠は・・・わからないまま読み飛ばしてそうな気がする。
いくら私が「面白いよ♪」と勧めても手にとろうとしなかったが。
塾のテキストの問題文に出てきた途端、あっという間に読んでしまった。
役に立ってます塾。ありがとう(ちょっと複雑)。

☆『チョコレートコスモス』(恩田陸、角川文庫)

接骨院に同行していた時、待合室で『ガラスの仮面』を楽しんでいた小鞠。
「『ガラスの仮面』に似てるんだよ~
 姫川亜弓と北島マヤ、まんまってカンジで出てくるよ~」
そう水を向けると、けっこうページ数あるのに一日で読了。
母娘で続編の文庫化を首を長くして待っている。

☆『ネコはどうしてわがままか』(日高敏隆、新潮文庫)

物語文は得意なようだが、エッセイや論説文も抵抗なく読めるようになった方がよい。
そう思い、選んでみた一冊。
小学生が不思議に思っている動物たちの疑問が色々解き明かされている。
一つ一つは3~4ページなので、とても読みやすいようだ。
ダンナが日高先生大好きなので、本棚に見つけるや、うんちくを垂れ始めてた。
(母娘揃ってスルー)
これも塾のテキストに掲載されていたらしい。
自分も読んでみよう。
うるさいからダンナには内緒。





小5読書(2014年春)&寝る前の読み聞かせ☆

2014-05-18 21:13:58 | 読書
新しい本屋さんは要チェック♪
眼鏡のレンズを交換してもらっている合間に、最近できたショッピングモールへ。



ついでにランチ。
「ある意味レアな写真だね♪」
確かに、いまやメガネかけてない小鞠の写真はめったにない。




このショッピングモール、本屋さんではないのに良い本を置いてあるお店がある。
最近あまり見かけない(と思う)ような本を選書している。
先日思わず購入した二冊。
『小川未明童話集』は、今寝る前に読み聞かせている。
美しい日本語。
表紙も素晴らしい。


最近の小鞠の読書(備忘録がわり)。
宮部みゆきは一気に読了。


青い鳥文庫は表紙の挿絵が・・・どうもあまり好みではない。
『ステップファザー・ステップ』の主人公は双子の中学生男子。
中学生に見えない。


・『愛の一家』(アグネス・ザッパー、福音館文庫)←ワタシの子供の頃からの超お気に入り本!
・『りかさん』「西の魔女が死んだ』『からくりからくさ』(梨木香歩、新潮文庫)
・『六番目の小夜子』『図書室の海』(恩田陸、新潮文庫)
このあたりと、重松清と星新一は好きなので何度も読み返している様子。

塾のテキストに出てくる文章で、気になった作家さんのも↓

・『岳物語』『続岳物語』(椎名誠、集英社文庫)
・『宇宙のみなしご』『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(森絵都、講談社)
たしか草野たきさんもテキストに出てきたので何冊か借りてみたが、「ちょっと女の子っぽすぎる」そうだ。
女の子っぽいのがイヤというくせに、『太平記』など戦モノは「怖い」となかなか読もうとしない。

押し付けもいけないし、本人にまかせっぱなしだと同じ系統のモノばかりになりそうだし。
難しいけれど選ぶのが楽しい年頃です。




「銀の匙」~寝る前の読み聞かせ☆

2014-03-11 14:46:45 | 読書
『銀の匙』(中勘助作、角川文庫)。
夏目漱石が激賞したという、珠玉の名作。
昨年亡くなられた灘中の伝説的教師の橋本武氏が、中学三年間かけてこれ一冊を読み上げる国語授業を行っていたことでも名高い。
しかし、読んだ記憶がない。
学生の頃に名作と称される小説はたいがい読んだと思っていたが、甘かった。
明治~大正の小説を、かたいモノに目を通さないようになった今の自分が読めるだろうか。

ちょうど夜寝る前の読み聞かせ、『宇治拾遺ものがたり』(←小鞠に自分で読んで欲しかった・・・)終了。
よし。
『銀の匙』に挑戦しよう。親子で『銀の匙』だ♪

「映画になったヤツ?」
そういえば、同じ名前の漫画が映画化されたとか。
(中勘助がなぜ今頃?と首をかしげていた)
『銀の匙』といえば今やアニメなのか。

一晩目は、
「仕方ないな~ 聞いてやるか~」
という顔だった小鞠。
三日、四日と読み進むうちに、だんだん態度が変わってきた。
ひ弱で甘えん坊のボンボンが気になって仕方ない様子。
伯母さんがお膳立てしてあげなければ友だちもできないボンボンっぷりに、
「は~~~?」
「え~~?」
と言いながら、はまっている。
古い作品でも、良いものは平成の小学生にもわかるのである。
自ら手にとることはないかもしれない作品なので、読み聞かせて本当によかった。

小鞠が寝付いた後、一挙に読了。
成長した主人公が郷里に去った伯母を訪ねるシーンが、この作品のクライマックスであろう。
涙腺がゆるむこと間違いなし。

おまけ。
直近の小鞠の読書。
『東海道中膝栗毛』(図書館で借りる)の表紙に少々驚く。
何このイケメンたち。
弥次さんってもっとオジサンのイメージが・・・
「トウカイドウチュウヒザクリゲ ジュッペンシャイック」
小鞠、「新しい早口言葉だよ♪」と笑いながら繰り返してます。










ナショナルジオグラフィック 考古学の探検☆

2013-12-29 11:16:43 | 読書
小鞠は明日まで塾の冬季講習。
お弁当持って、朝から3時過ぎまで。
東京の子は大変だな・・・
都の教育委員会の統計によると、うちの区からは3割強が国立・私立中に進学するそうな。
10人のうち3人か4人が頑張ってると思えば、まー頑張れるらしい。
昨日は講習終了後、友達と自習室に残り、暗くなるまで帰ってこなかった。
こうやってだんだん家にいる時間が少なくなってくるんやなぁ。

ある日、帰宅して早々に見つけた。
図書館の児童書新刊コーナーにあった『ナショナルジオグラフィック考古学の探検』。

読むのは塾のバッグ片付けてからにしようよ。
全然聞いてない。



写真が綺麗だし面白そうと思って借りてきたんやけどね。
早速食いついてくれて、嬉しいけどね。


だ~か~ら~ 
バッグぐらいちゃんと片付け!
放りっぱなしは行儀悪いってば。


移動。
お、やっと片付ける気になったか。



ただの移動だった。
今度は古代中国編。

この2冊は今月出版されたばかり。
他にアフリカとイラクが既刊。
続いてインドとマヤが発売されるらしい。
手頃な薄さも魅力的。全部そろえたいかも・・・

ところでいつバッグは片付けるんでしょうね。


小四女子愛読書☆

2013-05-08 15:34:17 | 読書
白くペンキで塗った無印の本棚、だいぶ埋まってきた(画像は埋まる前のモノ)。
コンクール副賞の三万円分図書カードでまず買ったのは、コチラ。



小鞠は「壮大な」ファンタジーが苦手。
(『魔女の宅急便』『こそあどの森』シリーズ等はOK)
怪我したり命が危ない目にあう話は「怖い」「ドキドキするから絶対ダメ」だそうな。
ハリポタ、いまだ断固拒否。
「ナルニア国物語」ならどうだろう?
オススメするも・・・
いまだ開いた気配ナシ。
なんでそんなにビビリやねん全く!
児童~YA(ヤングアダルト)向けのファンタジーがたっぷりある時代なのに。


星新一には大はまり。
新潮文庫の棚に行っては「次はコレ」。
あっという間に読んでしまう。
ラストのオチなど、「落語みたい」で面白いことこの上ないそうな。


他にもはまった作家=重松清。
『くちぶえ番長』は校長先生が「おすすめ」とおっしゃっていたとか。
小学生~中学生が主人公の作品をモリモリ読みふけっている。
「え?重松清?あれは人生に疲れてきた中年が読むもんじゃないのか?渋い好みやな」(←BYダンナ)
違~う。
『流星ワゴン』とか『日曜日の夕刊』とかは確かにそうとも言えるが。
中学校の図書館でも貸出人気ランキング上位作家やねんで!


最後にもう一つ。
社会対策として初どらえモンシリーズ購入。
どらえモンにはあまり食指動かず。
幼稚園時代からお世話になっているまる子シリーズ。


最新刊:『読めると楽しい難読漢字教室』☆

小学校高学年の頃、国語辞典の後ろの付録部分を読むのが大好きだったワタシ。
花や植物の名前、季語など夢中になって覚えた。
小鞠の辞典にはそれがなく、残念に思っていたが。
いい本が発売になったネ♪

早速クイズを出される。
悪いけどこの本に載っている難読漢字は95%は知っている。
クイズを出す相手はママじゃない方がいいと思うで。
悔しがって読んでいる、読んでいる(笑)。
面白いやろ?
小学生で覚えたコトはずっと頭から抜けへんから、気張りよしー










どどんと届く

2013-01-05 09:02:10 | 読書
どどん!
届きました。

置き場がないので、日本バージョンと重ね置き。

小鞠はさっそく夢中。
二巻目に突入していたコロボックルシリーズは中断。
一日で10巻まで読んでしまう。
(あんなにコロボックルに夢中になっていたのに・・・漫画おそるべし)


私も子供の時は日本バージョンしか持っていなかったので、読み始める。
面白い。
ああ面白い。
やっぱり面白い。
再読中の『陰翳礼讃』はしばらく棚上げ決定。

日本バージョンを何度も読んでいれば、歴史の勉強がめちゃくちゃ楽。
6年生になる前に歴史の流れが頭に入っていたので、あとは細かい部分(年号など)を覚えればいいだけ。
好きだったからかもしれないけれど、歴史で苦労した覚えがない。

おねだりしたんだから、何度も読んでくれますように。






『引き出しの中の家』

2012-10-15 18:27:07 | 読書
手にとってパララッとめくる。
第一章「ウサギ」のタイトルと、可愛らしい挿絵。
これは小鞠にも読めそう♪

思ったとおり、引き出しの中の家の挿絵に惹かれた様子。
一気に読んでましたワ。

『引き出しの中の家』(朽木祥 作 金子恵 絵、ポプラ社)
ファンタジー好きな少女にオススメ。
もちろん大人も♪

で、さっそく作ってましたヨ。
引き出しの中・・・ではないけれど。
「花明り」がくるのを待っているのだろうか。
かつて私も、コロボックルが隠れてるんじゃないかと、大きな葉っぱの下をのぞいたものだが。
夜中にコッソリ来てくれてるかもしれへんね。



岩波少年文庫と偕成社文庫とマチルダばあや

2012-09-19 18:19:47 | 読書
何年かぶりに銀座・教文館ナルニア国へ。

絵本・児童書がズラリの夢の空間。
小鞠から頼まれていた文庫本も全部ある。

『少年探偵ブラウン』3巻~5巻(偕成社文庫)。
ワタシもダンナも子供の頃夢中になって読んだシリーズ。
誕生日プレゼントにあげたら、その場で1巻2巻を読んでしまった。

『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』『公園のメアリー・ポピンズ』(岩波少年文庫)。
ドリトル先生とメアリー・ポピンズ。
ダンナは断然ドリトル先生派、母娘はメアリー・ポピンズ派。
男女の好みの違い?

そろそろいいか、と『ぽっぺん先生の日曜日』(岩波少年文庫)。
そして2年前に発売されたらしい『おとなりさんは魔女』(同上)。面白そう♪
岩波少年文庫は全部揃えたいぐらい~

そして念願の「マチルダばあや」との再会!
図書館からも借りてきたけれど、どうしても欲しかった。
帰りの地下鉄内で一巻を一気読み。
うちに来てほしいのは、どちらかといえばメアリー・ポピンズよりはマチルダばあや、かな。










最近の読書☆ミラ・ローベと佐藤賢一と

2012-08-28 18:55:18 | 読書
図書館の児童書の棚を眺めるのは楽しい。

『ぐうたら王とちょこまか王女』(ミラ・ローベ作 塩谷太郎訳)
タイトルを見た瞬間、
「!!!!!」
持っていた。
大好きだった。
記憶がよみがえる。
確かもう一冊・・・あった!

『リンゴの木の上のおばあさん』(同じくミラ・ローベ作 塩谷太郎訳)
どうして忘れていたんだろう。
同じシリーズの『ふしぎなマチルダばあや』も読みたかったなぁ。

(調べると、『ぐうたら王・・』は違うタイトルのものが現在発売されてます。『ふしぎな…』は、2005年公開の映画『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』の原作本。小鞠がまだ赤ん坊だったから、そんな映画があったことも知らなかった)

今日購入した本。


文庫本発売を待ちに待っていた『褐色の文豪』(佐藤賢一作、文春文庫)。
デュマ家三部作の二作目。
『黒い悪魔』に続いて、いよいよ文豪登場☆
読む前から、次の『象牙色の賢者』が待ち遠しい。

最後に、小鞠たってのリクエストで『ジュニアアエラ』。
静かに読んでいると思ったら、側にきた。
無言で あるページを指し示す。
「君は人に銃を向けられるか?」
先日亡くなった山本美香さんの文と写真。
声が出なかった。
合掌。