ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

2020年の秋ドラ7

2020-12-24 17:20:00 | 日記
続いては、今クール視聴率トップの「7人の秘書」
テレ朝お得意の「7人モノ」「1話完結」ドラマを
「ドクターX」「ハケンの品格」でお馴染みの脚本家
中園ミホさんが手がけられ、安定感抜群だったようですが

歴代「7人」の「婦警」「弁護士」「刑事」が、職務上スッキリ解決するのとは違い
今回は「名乗るほどの者ではございません」という「影の軍団」が
金や権力にまみれた特権階級の支配者たちを
「懲らしめてやりましょう」と人知れず鉄槌を下す…といった設定なので
いささかパンチ不足な感じが否めませんでした
まあ、同局の人気シリーズである「仕事人」や「ハングマン」的な展開を
期待していたせいもあるかも知れないけど…(苦笑)

でも、そういう先入観を持ったのは、毎回ドラマの冒頭に流れる
「この世には、表があれば裏もある…云々」というナレーションが
「仕事人」のそれを彷彿させたからで(笑)
しかも、そのナレーターをあの岩下志麻さんが担当なさっていたもんだから
勝手に「極妻」の「姐さん」を連想してしまい(笑)
ナンて言うか、もっと「厳罰に処する」風な結末を迎えるのかと思いきや
ホントに「懲らしめる」ってテイストでスカされちゃった感じです(笑)

ただ、最終回のラストに岩下さんが、内閣総理大臣秘書として特別出演なさった時には
その貫禄といい、品位といい、まさに「影の実力者」といった風格で
思わず「おおっ!」と高まりましたけど…♪
そんな岩下さんのファンでいらっしゃる甲斐さんより
一回りも年上だなんて全く信じられないほど、お綺麗でした♪

ちなみに…「極主夫道」のナレーターは、各話によって
大塚明夫さんや山寺宏一さんといった名だたる声優の方々が務められ
「おや!?」と耳をそば立てることがあったんですが
最終回の特別ナレーター・竹内涼真さんには気づかなくて(失礼!)
何気なく耳にしている「声」の存在感というか
語り口の個性みたいなものを実感した次第…

次は、最終回に賛否両論あった「危険なビーナス」
東野圭吾さん原作のミステリーということで、ストーリー展開は魅力的だし
吉高由里子さんと妻夫木聡さんの「最強タッグ」もイイ感じだったけど
…って、妻夫木さんの演じられた主人公の男性は
ちょっと東出昌大さんの役柄のイメージがカブって見えて、もしかしたら「共演NG!?」(笑)

最後の最後に「SUITS」の「たまちゃん」っぽいキャラの(笑)
しっかり者の看護師さん(中村アンさん)を当て馬にしてしまい
「ええ~っ!そっち!?」っていうガッカリ感が否めません(苦笑)
こんなことなら「たまちゃん」には「7人の秘書」に出て欲しかったなあ(笑)

まあ、バイプレイヤー好きの奥さんは、動物病院の院長役・辻萬長さんのシブイ声と
あの飄々としたキャラクターに癒されておりましたが(笑)
やっぱり「東芝日曜劇場」枠は、出演者の顔ぶれが豪華ですよねぇ?

さて、ここからは「恋愛モノ」4連発…まずは「恋つづ」枠の「この恋あたためますか」
原作なしのオリジナル脚本との触れ込みだったわりに
元アイドルで、スイーツに関して天才的な舌を持つ主人公が
コンビニチェーンの若社長にスカウトされて、スイーツ開発チームに加わり…といった展開も
主人公に思いを寄せるパティシエや社長の元カノ
職場の上司・同僚がストーリーに絡んで来るのも、いつかどこかで見たことある気が…(苦笑)

って、まあ「恋つづ」もラブコメの「王道」まっしぐらだったんだけど(笑)
見てるこっちがハズくなる(笑)ようなシーンでも
どストレートにブチ込まれると、ある種の清々しさを感じるというか(笑)
要は、視聴者の「お望み通り」ブレずに「いちゃコラ」して頂いていた(笑)のが

「恋あた」は、その二番煎じにならないためにか?
繰り出した変化球が、あまり効果的ではなくて
スレ違う2人の恋の行方に「やきもき」するより「イライラ」が募り
ただただ、仲野太賀さん演じる新谷くんの笑顔が切なくて切なくて…(苦笑)
もっとも、主人公の樹木ちゃんにあまり好感が持てなかったから(失礼!)
新谷くんはフラれて良かったかも知れないなあと…?(笑)

それより、このドラマで山本耕史さんを
「極主夫道」で志尊淳さんを毎週拝見していた時に、小松政夫さんの訃報が届き
お二人が「植木等」と、その付き人兼運転手の「松崎」を演じられたドラマ
「植木等とのぼせもん」を思い出し、ナンで消去しちゃったんだろ…と悔やんでます(汗)
あっ!そういえば、山本さんは「恋つづ」にも出演なさってましたよね?

それはともかく…「イライラ」加減では負けてないのが「#リモラブ」(苦笑)
イヤ、もう2~3話あたりから、ちゃんと見てなかったんですが(笑)
「檸檬」と「草モチ」の時はイイ関係だったのに
リアルでつき合い出した途端に、ナンかどっちも「めんどくせーな!」ってなっちゃって(笑)
そういう意味では「お似合い」のバカップル(笑)めでたしめでたし…(笑)

違う意味で「めんどくせー」のが「恋する母たち」(苦笑)
「東ラブ」の柴門ふみさん原作「セカンドバージン」の大石静さん脚本で
「なぜ、母になっても女は恋に落ちるのか」というテーマに挑んだ作品ですが

柴門さんの「性愛を含む女性の生き方に正解はない
自分の中のエロスを認め、上手に発散して行く必要がある」という言葉を踏まえても
3人の母親たちの内、2人は不倫の関係に陥り
「上手に発散」するとは、そういうこと?って気がするし(苦笑)

それを認めるなら、残る1人の母親の夫が、かつてW不倫の挙げ句、失踪した件も
その相手の女性の「発散」の仕方ってことになるんじゃないか?とか、ナンだかなあ…な展開だし

3人の高校生の息子たちが「大人と子供の間にいる『境界人』」という
「母親のエロス」に関して敏感に反応しがちな世代にも関わらず
さほど抵抗なく受け入れる様子にも違和感が拭えないし(苦笑)

サレ夫たちには、多少の感情移入が出来たものの
小泉孝太郎さん演じる斉木氏の感情の起伏というか
木村佳乃さん演じる女性に、唐突で強引とも言えるアプローチをしたかと思えば
いきなり、一方的に別れを告げるといった、その感情の流れが全く理解できず
「めんどくせー奴だな!」という印象のまま終了(苦笑)

もっとも、最後は全員ハッピーになったし(笑)
阿部サダヲさん演じる人気落語家が、チャラいようでいて
真摯に愛情を注ぐタイプだったのが救いでした(笑)

最後は、朝ドラ度高めの「姉ちゃんの恋人」(笑)
まあ、甲斐さんご贔屓の「ひよっこ」の脚本家が
そのヒロインを再び主人公になさったんだから、当然と言えば当然なんだけど(笑)

「姉ちゃんの恋人」役の林遣都さんのお母さん(和久井映見さん)が
パート先である、やついいちろうさんの経営する
お弁当屋さんの厨房におられると「すずふり亭」を思い出すし(笑)
有村架純さんと会話なさっているシーンを見ると
「乙女寮」で、みね子と愛子さんが話しているような気がするし(笑)

…って、それを言うなら、みね子の夫・ヒデさんは
吉田羊さん演じる「恋する母」と事実婚しちゃったし(笑)
愛子さんと再婚したはずの省吾さんは「麒麟がくる」で、振り切っておられるし(笑)
我らが光石研さんは、悩める「デザイナー」でいらっしゃいますが…(笑)

今作も「悪い人が1人もいない」ハートウォーミングな設定で
初回を見た時の予想通り、全員がハッピーエンドを迎え、朝ドラ感マシマシ(笑)
奥さんは、実は社長秘書だった警備員さんと
棄てられた椅子に座って写真を撮ることを趣味にしている男性に食いついていたので(笑)
最終回で、その趣味のきっかけが明かされたシーンでうるうる…って、そこなの!?(笑)

…という訳で、今クールの「恋愛モノ」は、1勝3敗(苦笑)
まあ、その1勝も「ホームドラマ」的要素が強かったし
やはり、今の日本では「愛の不時着」みたいな「ド恋愛モノ」は撮れないのかなあと…?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年の秋ドラ6

2020-12-23 15:25:00 | 日記
さて、次々と最終回を迎えている秋の連ドラの中で
我が家の今クールNo.1は、やっぱり「共演NG」♪

甲斐よしひろバンドの山田拓斗さんも「『共演NG』むちゃくちゃ面白くないですか
設定もコロナ禍のドラマ撮影現場…まさにドラマ好きのための
ドラマ撮影の内部事情がよくわかるドラマ カット数も少なくて見やすい気が!
コロナ禍でチャレンジングなテレ東に拍手」と絶賛なさってましたが

「共演NG」を踏まえてのキャスティングに頭を抱える「業界あるある」
…視聴者にはあまり明かされることのない、ある意味タブーの1つを逆手に取った…ドラマは
テレ東だからこそ作ることが出来たのかも…?

これまでも、甲斐さんがアメリカンニューシネマについておっしゃった
「金がないなら知恵を出せ」という言葉そのままに
他の民放局が思いつかないような切り口で勝負して来た局ならではの
現実と虚構をない交ぜにした画期的なドラマなんじゃないかと…?

そのドラマの舞台「テレビ東洋」…略して「テレ東」(笑)は
ロゴマークも「TV TOKYO」とほぼ同じ「TV TOYO」で(笑)
岩谷健司さん演じるドラマ部長が「まあ、ウチは池の水抜いたり
人んちで充電させて貰ったりが専門だからな
などと自虐的な発言をなさったり(笑)

オープニングテーマが「♪あなたとはNO GOOD!顔も見たくない共演NG♪」とか
「♪あの人とはダメ!分かち合えない共演NG♪」とご陽気に歌ってたり(笑)
番組終了時の提供クレジットでは、フツーなら考えられない
「キリン」と「サントリー」の名前が並び
更に、ナレーターの方が、そのスポンサー名を交互に連呼した挙げ句
「どうにか共演OKとなったキリンとサントリーの提供でお送りしました」(笑)とか
「提供で遊ばないでくださ~い!」(笑)とおっしゃったり、遊び心満載(笑)

主演のお1人・中井貴一さんは、予てより昨今のコンプライアンス重視のドラマ制作では
リアリティーがなくなり、良い作品が出来ないと苦言を呈されていて
コロナ禍によって活動休止が余儀なくされたことや、これまでのキャリアを鑑みられ
俳優を辞めようかとお考えになったそうですが

この作品に参加なさって「まだ自分たちがやらなければならないことが、少し残っているのかな」
…と思われたらしく「大人のラブコメディ」という
「大変で苦しい思いをする」作品に新たな刺激を受けられたご様子…

それはさておき、共演NGになるパターンとしては…「一度仕事をしたが、二度とやりたくない」
「過去にイジメられた」といった「もう懲り懲り」パターンや
逆に「会ったこともないのに、悪口を言われた」
「SNSで絡まれた」という「誹謗中傷」パターン

また「年齢や容姿、役柄などが似通っていてキャラがカブる」という「永遠のライバル」パターン
更には「事務所同士のトラブル」といったものまで、様々な「大人の事情」があるようだけど
一番多いのは、やはり「恋愛がらみ」みたいで

「破局」や「離婚」という形で、世間に認知されている場合はともかく
…って、以前に渡瀬恒彦さん主演のドラマに、大原麗子さんがゲスト出演なさった時は
「えっ!?いいの?」とビックリしましたが…
そうじゃない場合…一方的な片思いとか三角関係、略奪愛など表面化していない関係…は
かなり神経を使われるんじゃないかと…?(汗)

ともあれ…この「共演NG」の中のドラマ「殺したいほど愛してる」の場合も
25年前、ドラマ共演がきっかけで熱愛関係になった2人が
その後、男優の二股交際発覚により破局して以来の共演NG
でも、ナゼか「W主演」で「奇跡の共演」となり
制作発表会見が開かれたホテルには、マスコミが殺到

「クソ女!」「ウンコ野郎!」というお互いの内心を押し隠し
笑顔でハグする辺り、さすが「役者」って感じですが
「この2人がテレ東のドラマに出るなんて、スゲェことなんだぞ!」という主演の2人だけじゃなく
脇を固める共演者の中にも、かつての師匠と弟子、一グループの先輩後輩
戦隊モノ出身と2.5次元俳優…と「共演NG」がテンコ盛り(苦笑)

当然、撮影現場にはトラブルの嵐が吹き荒れるわ
共演者同士の不倫スキャンダルが発覚するわ
中井さん演じる遠山英二の妻(山口紗弥加さん)の
鈴木京香さん演じる大園瞳に対する嫉妬がエスカレートするわ

その大園瞳の元カレが、医師役で出演することになるわ
脚本家(斎藤工さん)は、急に台本を変更したり「全てアドリブで」と指示したり…と
ドラマ班のスタッフの皆さんにとっては、修羅場に次ぐ修羅場で
配信オリジナルストーリー「殺したいほど疲れてる」が出来るのもナットクです(苦笑)

前クールの「未満警察」最終回で逮捕された俳優さんが
その放送終了の翌日にリアルに逮捕されるって事件がありましたけど
この「共演NG」でも、放送終了後に所属事務所を解雇になった方が出たりしたし
制作者側の苦労が垣間見えたような気が…(汗)

でも、ドラマの中では、共演者が同席して「不倫スキャンダル」の謝罪会見を開いたり
師匠である大御所俳優(里見浩太朗さん)が、役の上での臨終シーンを通じて
弟子(堀部圭亮さん)と和解したり
主演の2人の25年前の別れを、そのままなぞったラストシーンを演じ切ったあと
海外へ旅立つ瞳を空港で見送る英二のセリフにグッと来たり
2人のマネージャーたちや脚本家による種明かしも含め
ホントに良質な「大人のラブコメディ」でした♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年の秋ドラ5

2020-12-21 16:55:00 | 日記
その頃、どこかへ向かおうとしている加倉井の背後に男の影…
加倉井が電車に乗り込むと、男はナイフを取り出し襲いかかって来て
…って、男はもちろん大磯で、2人は再び死闘を開始
「そうやって…そうやって陽子も殺したのか?」と訊ねる加倉井
「だったら、どうした?」と開き直る大磯

加倉井は、腕に巻きつけた上着で、ナイフを叩き落とし
お互い素手で取っ組み合う内に、義手が外れた大磯が、今度は拳銃を取り出し
絶体絶命のピンチ!…と思いきや、電車の非常停止ボタンを押す加倉井
急ブレーキがかかった反動で転倒した大磯から拳銃を奪い
「正直に言え!これは宮島の…全て宮島が指示したのか?」と詰め寄ると

「そうだ、あの男が絵を描いた…
お前の家に気づかれずに入れたのも、あの男が合鍵を…」と白状し
事件当夜、恩師のパーティが始まる前、忘れ物をしたという宮島に
家の鍵もついた車のキーを貸したことを思い出す加倉井

「あんたの靴と同じ物をあの男が用意した」という大磯の告白から、事件当夜の再現シーンへ…
大磯が、合鍵で加倉井の家に入り、まず家政婦をナイフで刺し
2階へ上がると、寝室へ逃げ込んだ加倉井の妻を部屋の隅に追い詰めて刺し
大磯が寝室から飛び出して行ったあと、瀕死の妻は、最後の力を振り絞って警察に通報

でも「助けて…私…殺される…私…殺される!」と虫の息で伝えるのがやっとで
警官が「もしもし!暴漢がまだ家の中にいるんですか?もしもし!」と問いかけている最中に
緊急手術を終えて帰宅し、家政婦さんの死体を発見したのであろう?加倉井が
慌てて寝室に駆け上がって来て、妻が「あなた…」と加倉井を呼んだ途端

寝室の外で物音がしたため、そちらへ行こうとする加倉井を止めようと
「ヤメて!ヤメて!ヤメて!」と叫びながらしがみつく…って
加倉井の死刑が確定する決め手となった、この時の通話記録の真相がこれ…?(汗)

そのあと、加倉井と大磯の格闘が始まり、揉み合う内に2人は階段から転げ落ち
大磯が、階段の縁に加倉井の頭を何度も叩きつけて
加倉井が意識を失うと、凶器のナイフを加倉井の手に握らせ
それを庭の花壇に投げ捨てて立ち去った…トコで、場面は電車内に戻り

「待て!撃つな!撃たないでくれ!」と命乞いをする大磯を拳銃で殴りつけ
気を失わせると、大磯の持っていた手錠で電車の手すりに繋ぎ、今回は加倉井の完全勝利
…と、その時、大磯のスマホのGPSアプリに気づいて
宮島から借りた上着の襟元を引き裂き発信器を発見
信じていた友に裏切られた腹立ちまぎれに、発信器を床に叩きつけ踏み潰す加倉井

その車内での発砲事件の連絡を受け、捜査班は事件が起きた地点の最寄り駅の防犯カメラ映像に
タクシーに乗り込む加倉井の姿を発見し、Nシステムで追尾すると
加倉井が六本木方面に向かっていることが判明

その夜、六本木のオリエンタル製薬記念ホールで
宮島の理事長就任パーティが行われることになっていて
加倉井が、その会場に到着した時、宮島はスピーチの真っ最中

加倉井が「宮島!何でこんなことになったんだ?教えてくれ…宮島!」と大声で怒鳴ると
「お客様、かなり酔ってらっしゃるようで…あっ、少しお時間を…」とステージ袖へ走り去る宮島
その後を追う加倉井と、その加倉井を探す捜査班

そこへ突然、保坂警視の上司が部下を引き連れてやって来て
…って、捜査班にもGPS発信器が仕掛けられてたのか!?(笑)と思うくらい唐突に登場し
「これ以上の失敗は許されない!ここは俺が仕切る!
これまで何度、加倉井を取り逃がした!」と怒鳴ると
保坂警視は、上司に拳銃を突きつけ「加倉井は俺のもんだ」と一言

その頃、ついに地下二階の倉庫室らしき部屋に行き着き、鬼ごっこは終了
かつてのザイルパートナー同士は、かくれんぼに移行
加倉井が「宮島…お前、何バカなことやってんだ!
俺の妻を殺し、俺も殺されかけた…石森もお前が殺ったのか!?何やってんだ!
オリエンタル製薬は、お前に何をしてくれるんだ!?」と怒鳴りながら、室内を探すと
調理場から手にしていた包丁で襲いかかって来る宮島

揉み合う内に、薬品棚が倒れて薬瓶が割れ発火
サイレンが鳴り、スプリンクラーが作動し、水が降り注ぐ中
加倉井の背後からロープで首を絞めながら
「お前を殺したところで、俺は罪にならない!
お前は死刑囚だ!俺は正当防衛で助かる」と宮島

加倉井は、そのロープからは逃れたものの
その弾みで転倒した宮島が、床に落ちていたナイフを拾い
脚を切られた加倉井が倒れたトコへ「お前は良い友達だったよ、加倉井…もう終わりだ!
俺がお前の最期を看取ってやる」と、とどめを刺そうとした瞬間
銃声がして、仰向けに倒れる宮島
拳銃を構えた保坂警視、続いて捜査班が駆けつけるのを目にした加倉井は呆然

保坂警視は、以前に宮島が口にした「加倉井は、あなた方より頭が切れる男だ」という言葉に
「俺は、少なくとも、あんたよりは頭が良い」と返し…って結構、根に持つタイプ?(笑)
「加倉井が無実だってことは、初めてあんたに会った時に感じた」と保坂警視
「なぜ?」と訊き返す宮島に「話したところで、あんたには理解できない」とニヤリ(苦笑)

急所を外して撃たれたとはいえ、血を流し横たわったままの宮島の止血をしながら
「宮島!しっかりしろ!…お前は憎い」と告げる加倉井は、やはり根っからの医者なんだなあと…
そういえば、加倉井は最初からずっと、成り行きで応戦はするものの
自分から、凶器を手にして攻撃したことは1度もなかったんじゃないかと…

ともあれ…加倉井に手錠をかける保坂警視に部下たちから
「班長!その必要は…」「加倉井はもう…」と異議を唱える声が上がるも
「逃走、窃盗、器物破損、不法侵入…立派な犯罪者だ」とキッパリ!
…まあ、確かにそうなんですけどねぇ(苦笑)
「最低の上司だけど…」「最高の追跡者かも知れない」という部下たちの言葉に1票です(笑)

その保坂警視の上司は、自分が加倉井を逮捕したと、記者たちから囲み取材を受けており
「冤罪かも知れないという、いい加減な記事も出ましたが
私は、今でも加倉井が犯人だと思ってます」とコメント(苦笑)
でも「大磯という男が真犯人ではないんですか?」との質問には
「それは…誤報じゃないか…」と歯切れの悪いこと(笑)
こちらは間違いなく「最低の上司」確定…(苦笑)

その大勢の報道陣から守るため、警察車両に乗り込む前に
「これで顔を隠せ」と自分の上着を脱いで加倉井に差し出す保坂警視
が…「家族はもういない…傷つける人は誰も…」と断る加倉井
おびただしいフラッシュの光と、矢継ぎ早な質問の嵐の中を歩き車に乗り込むと

保坂警視が「もう逃げなくていい」と声をかけ
「ああ…もうたくさんだ」とため息をつく加倉井に
「手を出せ」と言って手錠を外し「部下たちには内緒だ」と囁いた途端
加倉井が「俺の知ったことか」と返すカットでエンディング
加倉井の無実は証明されたものの、後味の悪い幕切れを迎えたこの事件を
このシークエンスが救っていたように思います
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年の秋ドラ4

2020-12-20 20:20:00 | 日記
さて、加倉井は、自宅マンションに匿ってくれた女医さんが宮島の愛人だということや
宮島との電話連絡は、全て警察に盗聴されていることを知り
一晩の寝床と宮島の上着を借りただけで、マンションを出て行き
リストアップした5人の自宅へ「義手のメンテナンスのことで…」と電話をかけ絞り込みを開始

一方、捜査班も、病院のデータから義手を登録している人間を65人まで絞り込んでいて
保坂警視は、犯罪歴のある人間と照合することで、更なる絞り込みを指示
そして、どちらも、警察に留置されている恩田という男にたどり着き
捜査班よりも、一足先に恩田と面会した加倉井が
全くの別人だったことにガッカリしているトコへ保坂警視が現れ
所轄署の中でリアル鬼ごっこがスタート(笑)

…が、加倉井は、保坂警視が拳銃を取り出すと、周りの警官たちに向かって
「大変です!大変です!拳銃を持った男が暴れてます!」と大声を張り上げ(笑)
警官たちが保坂警視を取り押さえようと揉み合いになっている隙に悠々と逃走(笑)
まあ、逃亡中の死刑囚が昼日中に警察署にいるとは誰も思わないでしょうし(笑)
宮島が言ったように「頭が切れる」というか
手術中のアクシデントや、山でのトラブルでも
瞬時に最善の方法を選択できる人なんだろうなと…

ともあれ、加倉井のリストに残った名前はあと1人
その大磯という男の家を訪ねると、ちょうど留守にしているらしく
裏に回って室内を覗くと、加倉井の同期の医師・石森と大磯と思われる男が
大きな魚を手にした写真が飾ってあるのが見え
室内に侵入して、その写真に写っている大磯らしき男の顔を確認すると
事件当夜、加倉井と格闘した男に間違いなく

驚き戸惑いながら、机の引き出しを探ると「オリエンタル製薬」の会社案内が入っていて
加倉井は、パーティの席上で石森から頼まれた緊急手術をしたあと
副作用の疑いがあるため、使用を禁じていたはずのオリエンタルの新薬が置いてあるのを見つけ
それが石森の指示で使われたと知ったことを思い出し

石森への不信と疑惑が一気に膨らんだトコで
大磯宅の固定電話から捜査班に電話をかけ、保坂警視に繋がると
「あの時、あなたが私に言った言葉を覚えてますか?
あの渓谷で『私は陽子を殺していない』と言った時です」と質問
保坂警視が「『知ったこっちゃない』か?」と答えると
「正確には『俺の知ったことか』」と加倉井

「何が言いたい?俺は謎解きには興味がない」という保坂警視の言葉に
「いいでしょう、謎は私が解きます」とだけ告げ
加倉井に聞こえないように「どういう意味だ…?」と呟く警視を置き去りに
電話は切らないまま、大磯宅から逃走…
加倉井のシナリオ通り?捜査班は逆探知で発信元を特定し、大磯宅に到着

もちろん、加倉井は姿を消していたものの
加倉井が、大磯と石森のツーショット写真に関心を持ったことを見て取り
大磯が、事件と何らかの関係があるのか?と話しているトコへ、当の大磯が帰宅
その左手は義手で、加倉井が探していた男だと思われるものの
大磯は、加倉井との関係は一切否定した上に
「お前ら、私の経歴を知ってからものを言えよ!」と上から発言

それもそのはず、大磯は警視総監賞を2回も受けた優秀な元警察官で
猟銃を持った男と格闘した際に、左腕を失ったにも関わらず、その男を確保した猛者らしく
加倉井の供述をもとに「義手の男」を探した際に、1度は捜査線上に浮かんだものの
当時の担当刑事だった、保坂警視の上司が忖度して、捜査対象から外していたことが判明
ただ、保坂警視は「大磯の経歴は関係ない」として、大磯の行動を監視することと
写真に写っているもう1人の男(石森)が何者なのか調べるように指示

一方、加倉井は、宮島の愛人のスマホに電話をかけ、宮島に取り次いで貰うと
「見つけたよ、陽子を殺した男を…あの殺人は俺を陥れるためだった
陽子はその犠牲になったんだ。オリエンタル製薬だ
血管を正常に戻すと謳われたあの新薬には副作用があった
そのことを証明した俺が罠に嵌められたんだ」と説明し

その罠を仕組んだと思われる石森と連絡が取れないと伝えると
石森は、釣りに出かけた際に事故で亡くなっていると知らされ動揺
でも、宮島から「新薬の薬害を公に出来れば、活路は見出だせるかも知れない
お前ならきっとやれる!」と励まされ、再び考えを巡らす様子…

その通話を終えた直後、捜査班のメンバーが宮島のもとに現れ
大磯宅にあったツーショット写真を見せると
宮島は「ああ、この男は大学で同期だった石森という男です
残念ながら、釣りの最中の事故で亡くなっています
しかし、こっちの人は判りませんね…オリエンタル製薬の人?」と答えただけで
今回は、加倉井からの連絡には触れず…

ただ、宮島が立ち去ったあと、捜査員の1人(三浦翔平さん)は
自分たちと入れ違いに出て行った女医(宮島の愛人)について
加倉井が侵入した病院で「マザーテレサの真似事」をした際に
「本当に加倉井だと気づかなかったのか?」との疑問を吐露

加倉井は、自分が提出したオリエンタルの新薬の副作用を証明するサンプルデータを確認するため
大学を訪れ、自分の教え子である准教授に接触
が、加倉井のサンプルデータが改竄された形跡はなく
やはり、石森がサンプルデータをすり替えたのかと思ったら
そのサンプルデータがパソコンに収められた3日前に石森は亡くなっていて
ならば、オリエンタル製薬側の仕業か?しかし、学外の人間がアクセス出来るのか?
事件が起こった理由も、その実行犯も判ったというのに、謎は深まるばかり…

大磯の動向を家の前で見張っていた捜査班は、まんまと大磯の脱出を許したものの
石森の携帯の通話記録から、石森が死の直前に宮島の愛人に電話していたことが判明
ついでに、その女医のマンションの名義は宮島だと判り、愛人であることも判明

捜査班の取り調べに黙秘を続ける彼女に、保坂警視は
「そういうことなら、先生と宮島の関係を大学に話すしかないな
有名大学の医者同士のスキャンダルだ、マスコミも飛びつく」と脅し
「卑怯です…」という女医の言葉にも「俺にとっちゃ最高の賛辞だ」とニヤリ(苦笑)

ついに女医が「加倉井先生の上着にGPSの発信器を…」と漏らし
「宮島の差し金か?」という保坂警視の質問に
「そんなことじゃありません!彼は加倉井さんを守りたかったんです
警察に通報したことも後悔していました
だから、私を使って、加倉井さんの安全を確保するために…」と話すと

捜査班唯一の女性メンバー(原沙知絵さん)から
「本当に宮島が加倉井を守ろうとしたと思ってるの?」と訊かれ
「違うの?」と問い返したトコで、加倉井の居場所が判ったとの報告が入り
捜査班全員が部屋を飛び出して行く時、ある男性捜査員が「彼女は?」と訊ねると
原さんは「愛した男の犠牲者よ」と痛ましそうに一言…
まあ、恋は盲目とは申しますが、親友に黙ってGPS発信器を付ける男ってどうよ?(苦笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年の秋ドラ3

2020-12-19 14:48:00 | 日記
「逃亡者」第2夜は、羽鳥慎一さんが「モーニングショー」の中で
「加倉井死刑囚 移送中に逃亡」というニュースを取り上げる形で
第1夜のあらすじを振り返るところから始まり

富士川渓谷から飛び降りた加倉井の生死は不明ながら
「周辺にお住まいの方、十分に注意をして下さい
一刻も早い身柄の確保が望まれます」と、まとめられる羽鳥アナ

まあ確かに、現実世界で、2人の人間を殺した死刑囚が逃亡するなんてことが起きて
それをニュースで知ったとしたら、その逃亡犯が冤罪を晴らそうとしているなど想像だにせず
ただただ不安な気持ちになるだけだろうなあと…(汗)

さて、その逃亡者は、どういう経緯かは判らないながら
おそらく漁船をヒッチハイク?(笑)したらしく、三浦港を目指しており
その船の持ち主(不破万作さん)から「言いたくなかったら、言わなくてもいいんだけどよ
何があった?」と訊ねられ「…すいません」とだけ答えると
「わかった、わかった、人生いろいろだ…電車賃にしな」と幾ばくかの金を差し出され
ありがたさと申し訳なさが、ない交ぜになったような複雑な表情…

船を降りた加倉井は、古着屋で着替えなどを買おうとするも
所持金が「6,600円」には足りず諦めようとした時
店主(火野正平さん)が「その革ジャンええな、3万やったら引き取るで
ちょうど欲しがってる客おってな」と加倉井が着ていた革ジャンを指差し
元々、バイクと一緒に盗んだものだった革ジャンを即座に差し出す加倉井(苦笑)

そのあと、簡易旅館に「取りあえず3日」「出来れば表が見える部屋」を取り
逃亡者となってから、余貴美子さん演じる女性宅で少し横になって以来
久しぶりの布団の上に倒れ込む姿に、過酷な逃亡生活の疲れが滲み出てました(汗)

が、しかし、加倉井の目的はただ逃げることではなく
あくまでも自分の手で真犯人を突き止めることな訳で
ベッドに横たわっている間に考えていたのは
自分を襲って来た犯人の左手が義手だったこと…

自宅で警察に事情を話した時には忘れていた、この真犯人に関する手がかりを
容疑者扱いされるようになってから思い出したために
警察には「でっち上げだ」として取り合って貰えず
弁護士は「義手を製造している所」が多過ぎて該当者が絞り込めず…

ただ、その義手の男を探すにも、先立つものがないと動きようがないということで
大学時代の恩師(山本學さん)に電話をかけるも協力は仰げず…
恩師は、加倉井から連絡があったことを通報こそしなかったものの
この会話が盗聴されていることは承知していた模様…

捜査班は、2人のやり取りを聴き、加倉井が使った公衆電話の背後の雑踏の音から
東京に舞い戻って来たのではないか?と考え
携帯電話の普及により減少したとはいっても
約2万台の公衆電話を調べなければならないことに「マジか…」とゲンナリ…(苦笑)

しかし、保坂警視が、音声を繰り返し再生させると
2人の会話のバックに「鉄腕アトム」のメロディが聞こえ
それは、JR高田馬場駅の発車ベルであることが判明

さて、加倉井が次に頼ったのは、大学の同期であり
かつ山岳部のザイルパートナーだった医師・宮島(杉本哲太さん)
宮島は、財布に入っていた現金を差し出し、潜伏先の心配もしてくれたものの
「これ以上、お前に迷惑はかけられない」と多くは語らず…
「友情ってイイなあ」とグッと来ていたのに
その直後、宮島は加倉井が現れたことを通報(汗)

逃亡資金を与えながら、ナゼ(通報したのか)?という保坂警視の質問に
「いくら親友とはいえ、これ以上、世間を騒がせるのは、彼のためにならないと思ったから…」
「本音を言えば、もっと助けたかった」が
「これ以上は、私も罪に問われるかも知れない
家族のことが頭をよぎったんです」と返し

加倉井が東京に戻って来た理由を訊ねられ「無実だからだと言ってました」と答えると
「それをあなたは信用しなかった」と指摘され
「彼が捕まることはないと心のどこかで思っていたのかも知れません
加倉井は、あなた方より頭が切れる男だ」
…といった説明をするも、今イチ釈然としませんでした(苦笑)

一方、加倉井はと言うと、例の古着屋でノートパソコンを購入
会計をしようとふと見ると、店主が先日の革ジャンを着ており「えっ!?」という表情(笑)
でも「6,600円や」という店主の言葉に、値札を二度見
そこには「9,800円」と書かれていて「ありがとうございます」と頭を下げる加倉井

宿でノートパソコンを開き、義手を取り扱っている病院を調べ、その病院を訪れるも
リハビリテーション科(義肢科)の前には警備員が立っていて
IDカードがないと入室は不可能と判り
スタッフルームに忍び込むと、ちょうどシャワーを浴びている男性がいて
その衣服が置かれたカゴの中から、IDカードを拝借(苦笑)
証明写真を撮り、古着屋で何やら買い物をし、宿に戻ると
拝借して来たIDカードに自分の写真を貼って偽造完了(汗)

深夜、事件が起きた自宅に入り、妻が刺されて倒れていた場所を見つめ
「痛かったろう…」と涙を流していた時
懐中電灯と当時の捜査資料を手にした保坂警視がやって来て、慌てて身を隠す加倉井
保坂警視は、加倉井が真犯人と格闘した際に付いた壁のキズや
凶器のナイフを投げ捨てたとされている2階のベランダ
そのナイフが発見された庭の花壇を見て回り、矛盾点に気づいたらしく
部下たちに、当時の関係者から再び話を聴くよう指示

加倉井の妻と一緒に殺害された家政婦さんの姪(中島ひろ子さん)が
裁判で証言した、叔母から聴いたという話
夫婦間のいさかいが絶えなかったとか、妻が流産した際の加倉井の冷たい態度とか…は
事件の直前に起こったことではなく、2年も前のことだったと判明(汗)

一方、宿に逃げ帰った加倉井が、犯人と格闘になった際の一瞬の記憶を頼りに
ノートパソコンで義手の型を特定していたトコへ
覚醒剤の売人をやっている、宿の主人(銀粉蝶さん)の息子のもとへ捜査員らが現れ
慌てて、ノートパソコンや資料をかき集めて逃げ出すも

捜査員の1人…「顔面凶器」こと小沢仁志さんの弟さんで
甲斐さんに言わせれば「インテリやくざっぽい」(笑)小沢和義さん…が
ある1室の窓が開けっ放しになっていることに気づき
その部屋を捜索したところ、加倉井の指紋が検出され

その報告を受けた捜査班が宿を訪れると、めぼしいものは残されていなかったものの
加倉井が貼り替えた、IDカードの持ち主の写真がゴミ箱に捨ててあり
その写真を拡大して見ると、胸元に「東日本大学病院」の文字が…!

その頃、加倉井は、偽造IDカードを首から下げ、清掃員の格好をして義肢科に潜り込み
掃除機のスイッチを入れ、清掃中を装いながら
義肢科内のパソコンで、犯人と同じ型の義手を使っている人間を検索し
5人の該当者をリストアップし終え、病院を出ようとしたトコへ
マンション火災による怪我人が続々と緊急搬送されて来て、黙って立ち去ることが出来ず

ある医師が外傷だけだと診断した少年の様子に違和感を覚え、思わず触診を開始(苦笑)
カルテに自分の診断を書き加えているところを、当の医師に見咎められ
「カルテにデタラメなことを書いて、子供が死んだら、どうするつもりだったんだ!」と
警察に通報されそうになった時、大学の恩師の喜寿祝いパーティで会った女性医師(稲森いずみさん)が
「あのカルテに間違いはなかったわ
あなたが看た男の子は外傷もあったけど腸管破裂だった」と告げ
更に「宮島先生に頼まれたんです」と自宅の鍵を差し出し逃亡幇助

そのあと、捜査班らが病院に到着した時にも
「あの状況の中で、指名手配の男がいるとは思ってもみませんでした」と
くだんの清掃員が加倉井だとは気づかなかったと証言
…って、これはまあ保坂警視の言う通り、清掃員になりすまして潜入した先で
指名手配犯が「どうしてマザーテレサみたいな真似なんかしたんだ?」って話で(笑)
まあ、加倉井が根っからの医者だからなんでしょうけど
出来れば、この手のエピソードをもっと観たかったなあと…

それはともかく…
またしても、あと一歩のところで加倉井を逃してしまった保坂警視(苦笑)
でも、病院の廊下で義足の患者とすれ違い、加倉井が清掃員に化けて潜入した理由は判明
ただ、加倉井を逮捕した上司(篠井英介さん)から
「また加倉井を逃がしたそうだな」とイヤミを言われブチ切れ(苦笑)

「妻と冷めきっていたというのは、2年以上前の話だった
それに、医師の仕事をあれだけ全うしている男が、家政婦を道連れにして殺したりするもんか?
加倉井は義手の男と争ったと主張していたが
あんたたちはそれを加倉井の作り話だと決めつけた
だが、あの格闘した痕跡は、加倉井1人じゃつけられない

それだけじゃない!加倉井が、2階の窓から凶器のナイフを玄関脇の花壇に捨てたと調書にはあったが
あの窓から投げても、調書にあったような場所には落ちない
出世を急ぐあまり、ろくな捜査をしなかった証拠だ」と詰め寄り
上司が「犯人は加倉井だ!加倉井の女房には親から引き継いだ資産があった!」と主張すると

「加倉井は腕の良い外科医だ!金には困っちゃいなかった
物的証拠はあっても動機がないってことだ。しかも、作られた証拠ばかりだ!
だから、あんたはアレコレ調書に書き加えた
いいか?加倉井が無実だろうが、そうでなかろうが俺は興味はない。逃げた奴を捕まえる、それだけだ
ただ、なぜ逃げ続けるのかを知りたかった…それが今、よく判ったよ」
…って、ハナから、この人が事件を担当してくれてたら良かったのに…(苦笑)
もっとも、それだとドラマにならなかったんですが…(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする