さて、栗山監督自ら渡米され、日本人メジャーリーガーの皆さんの現在の状態と
WBCに参加する意思…「日の丸を背負って戦う覚悟」…の確認をなさって
…って、全員にお会いになることは出来なかったそうですが
オンラインでのお声がけは、出発前に済まされていたみたいで
栗山監督としては、ある程度、絞り込み済みというか
ご自身の目でお確かめになってから決断したい
…といった意味合いが強くていらしたんじゃないかと…?
「特番」では、栗山監督が、ヌートバー選手とのリモート対談に遅刻なさったにも関わらず
ヌートバー選手は、かつてボールボーイをなさっていた時にプレゼントされた
斎藤佑樹さんの帽子を被られ、キチンとした姿勢で椅子に掛けて待っておられたらしく
「その姿に心打たれちゃって…これだって思いました!もう最高です(笑)」と明かされていて
「思い切りの良さと全力プレーというのは、斬り込み隊長にピッタリ!」と推されたのとはまた別に
ヌートバー選手のお人柄や、WBCに対する思いの熱さに
「ホントにいいヤツなんですよ~!(笑)」と、ヤられてしまわれたような気が…?(笑)
それはともかく…選考会議では、スタッフの方が、既に内定している代表選手の皆さんに
通例通り、その選手が所属している球団に連絡
…球団から本人に伝えるように…するとおっしゃった途端「イヤイヤイヤイヤ!」と栗山監督
「ゴメン!伝え方って大事だと思うんだよね
球団から『出ます?』って言われても、選手は感激しないと思う
直接、こういう思いでやるんだ!って、魂を伝えないと…
そんな軽々しいもんじゃない気がして来た」という言葉からも
また、突然に吉田正尚選手の出場の可能性に言及されたことからも
「どれだけ本気でWBCで勝ちたいと思っているのか?」ということが
栗山監督の選手選考基準の第一条件だったのかも知れないなあと…?
ただ、宮崎キャンプがスタートし、初めての全体ミーティングでは
「チームが日本代表というんじゃなく、全員が日本代表なんで
年が上とか若いとか関係なく、1人1人がチームを引っ張って行って欲しい
そういう意味でキャプテンは置きません」と
甲斐さんもおっしゃっていた「選手の自主性」を活かす
「令和のリーダー」ぶりを披露なさってました
そのあと、球場へ向かうバスの中の場面では
宮城選手が、乗車口近くの席に座っておられたダルビッシュ選手に挨拶なさるのを
そのすぐ前の席でご覧になった吉井コーチが
「ワシんトコには挨拶けえへんかったのに…」とツッコまれると(笑)
宮城選手は「会いましたよ、食事の時に…」と即答され「そうか、会うたか?(笑)」…って
吉井コーチの単なる「イジリ」だったことが判明(笑)
更に、バスが球場に近づき、大勢のファンの皆さんが待ち構えておられるのを
バスの窓越しにご覧になった吉井コーチが
「人気者やな、宮城」と声をかけられた時にも
「僕じゃないです(笑)」「違うか?」「違います(笑)」と返されていて
おそらく?こうしたやり取りは、日常茶飯事なんだろうなあと…(笑)
ちなみに、この映画のカメラマン…というか監督でいらっしゃる
三木慎太郎さんは、関西出身の方だそうで(笑)
場面が切り替わるたびに…というより、何かしらの「オチ」をお付けになってから
次の場面へ…という風に編集されているような気が…?(笑)
ダルビッシュ選手が、投手陣にボールの握り方を伝授なさったり
ピッチングに関してアドバイスされたという
いわゆる「ダル塾」の場面では、スライダーが全て「ジャイロ系になる」佐々木朗希選手に
スライダーの握りを説明なさって、実際に佐々木選手が投げられた球を
ご覧になっているご様子が捉えられていたんですが
「特番」では、その佐々木選手のボールを受けていらした宮城選手も
ダルビッシュ選手の講義を受けられたみたいで
そのお三方のお姿を少し離れた場所から、ご覧になっていた松坂大輔さんが
「あそこに入りたいもん!(笑)一緒に話聴きたいなあ」と
ホントに羨まし気におっしゃっていてクスクス(笑)
その後、佐々木選手のスライダーを計測したところ
ダル先生は「(横移動の幅が)『スラーブ』と呼ばれる範疇になってる、素晴らしいですね」と絶賛
手応えをお感じになったのか?はにかむような
それでいて、ちょっと自信あり気な喜びの表情を浮かべていらした佐々木選手が印象的でした
さて、場面は名古屋に移り、ドーム前に、トンでもなく長い行列が出来ているのを
「スゴイ!」とバスの中からスマホで撮影なさる侍たち(笑)
村上選手が思わず「えぐっ!」と洩らされたのもムベなるかなって感じだったけど(笑)
それもそのはず、この日から大谷選手とヌートバー選手が合流され…って
栗山監督は、宮崎キャンプから参加なさったダル先生以外の来日組は
出来るだけ、一緒に来るようにしたいとおっしゃっていたんですが
「特番」によれば、大谷選手は3月1日、ヌートバー選手は3月2日に来日されたらしい
大谷選手は、ドームに着くなり、ユニフォームに着替えられ「打ちます!」と
「時差ボケ」知らずのバッティングを披露なさったそうで
ジャパンのメンバーだけじゃなく、中日の選手の皆さんも見学に来られたんだとか…(笑)
山川穂高選手が「小学生の中に高校生が1人
混じってるみたいな感じ(笑)」とコメントなさってたけど
そのあまりの突出さが、甲斐さんの言われる「オーラ」なのかも知れませんね?(笑)
映画では、旧知の選手やコーチ、スタッフの皆さんと握手を交わされたあと
「まず(ジャパンのメンバーの)顔と名前をしっかりと覚える(笑)」とおっしゃって(笑)
…って、同時に年齢を確認され「年上・年下」で、線引きなさってました(笑)
一方のヌートバー選手は、言葉も判らないまま
チームに加わられる不安を抱えていらしたみたいですが
皆さまご存知の「たっちゃんTシャツ」を着用された監督やコーチ陣
ジャパンの皆さんをご覧になって、ものすごく嬉しそうなお顔(笑)
この「たっちゃん」は、ヌートバー選手が、お祖父様のお名前をミドルネームになさっている
…ことに因んでというのは、よく知られてますけど
そもそも、栗山監督は、選手の名字ではなく、下の名前でお呼びになることが多いので
ヌートバー選手については、清水コーチが「◯◯ちゃん」って呼ぶと
(チームに)入りやすいんじゃないか?とおっしゃったことが、きっかけなんだとか…(笑)
その清水コーチは、ヌートバー選手の守備位置について、実際にグランドで説明され
試合では、ベンチから指示しても良いか?とお訊ねになると
ヌートバー選手が「もちろん!その代わり、ミスしても知らないよ(笑)」と返され大笑い(笑)
ただ、サインが多くて覚えられないというヌートバー選手の悩みには
「それが日本の『野球』だから…『ベースボール』とは違う」と塩対応(苦笑)
でも、ご本人のいらっしゃらないトコでは
「全部、たっちゃんのやりやすいようにすると話した」と明かされ
「好感持てるんで、絶対やってくれると思います!」と期待なさっていて
すっかりたっちゃんファンになられたご様子?(笑)
そのたっちゃんは「アメリカでは『ヌー』と呼ばれてるけど
日本では『たっちゃん』と呼ばれて嬉しい(笑)
みんなが『たっちゃんTシャツ』を着てくれて、チームの一員だと感じさせてくれたんだ
夕食の時に、席はクジ引きで決められたから、翔平たちの隣で英語で話す訳に行かず
色んな人と話が出来たのが良かった」とチームに溶け込めた理由を明かされてました
そうそう!この日、試合前の「声出し」は岡本和真選手が担当で
「たっちゃんも来たし、結束力高めて頑張ろう!」とおっしゃったんだけど
当のヌートバー選手は、たぶん「たっちゃん」という単語は聴き取られたものの
あとの日本語が判らなかったようで、通訳の方に「ナンて言ったの?」とお訊ねになり
牧選手から内容をお聴きになった通訳の方から伝えられた途端「いいね!いいね!」と大喜び(笑)
そして、舞台が大阪に移ると、吉田正尚選手が合流され
詰めかけた人の多さにビックリなさっていると
「スゴイんだよ!名古屋からヤバいんで…(笑)」と栗山監督
その栗山監督によれば…吉田選手は、大谷選手のアノ片膝付き片手打ちのホームランや
バットが折れたという二打席連続のホームランをご覧になって
観客だけでなく、ジャパンの皆さんも「エグい!」やら「人間じゃない」と驚かれた時でも
「正尚(は腕組みしたまま)微動だにしないんですよ、反応すらしない
そこにみんなビックリしてますね(笑)」…だそうです(笑)
ご本人は「基本的に、一喜一憂しないように…」と心がけておられるみたいで
栗山監督も「自分が何をするべきか?」をキチンと心得ていらっしゃるので
「正尚は、何があっても大丈夫!って感じなんだと思います(笑)」とおっしゃってました(笑)
それはともかく…ついに一次ラウンドが始まり
初戦の中国戦の直前、栗山監督は、本来の所属チームとは違って
調整が大変だったであろうことを労われたあと
どんなに強いチームが出て来ても、ジャパンは絶対に勝てると信じ続ける
必ず、世界一になりましょう!と選手を鼓舞
この日の…というか「声出し」の選手をお決めになるのは清水コーチが担当なさってるらしく
その指名をお受けになった主砲の村上選手の…
「長くて7試合、1つ1つ勝利を積み重ねて頑張りましょう!」…という部分は
スポーツニュースなどでも、よく流れてたけど
「(鈴木)誠也さんのユニフォームもベンチに掛けてあるんで…」…という件は
宮崎でのキャンプ中から、ずっと本調子を取り戻せずにいらした村上選手に
やはり日本代表の四番を経験され、不調な時に周囲の皆さんに気を遣わせてしまわれたという
鈴木選手が、村上選手の三振のシーンを大げさにマネされた動画をアップなさることで
声をかけにくく思っておられるであろう周りの選手たちに
「ムネをイジってやれ」というメッセージを送られ
村上選手も「アレで気が楽になりました(笑)」と感謝なさっていたからじゃないかと…?
そういえば、優勝のお立ち台でも鈴木選手のユニフォームを手に記念撮影なさっていたし
メジャーリーガーが参加している国と対戦する際には
鈴木選手から情報やアドバイスが届いたそうで
村上選手だけじゃなく、ダルビッシュ選手を始め、ジャパンの皆さん全員が
鈴木選手もジャパンの一員だと思っていらしたんでしょうね?