ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

小ネタはつづくよどこまでも4

2020-03-31 20:16:00 | 日記
甲斐さんがこのドラマのことを紹介なさる際に
「『スローな武士にしてくれ』(というタイトル)はナンでか?というと
あの…ワイヤーアクションで、最後にフワーッと空中飛んで…

えー、内野聖陽ね…が空中飛んで、中村獅童を斬るっていう部分で…階段落ちの…
そのフワーッと浮いてっていうのも
最高技術を使った…駆使した時代劇…チャンバラものを撮るよ…ということで
『スローな武士にしてくれ』というタイトルに…素晴らしい!」

…とコーフン気味に話されてましたが(笑)
田所さんが持ち込んだ最新技術に触れる内に
「新しい機材いうんもエエなあ、表現に自由与えてくれるいうか…」と国重監督
このパイロット番組のメインとも言える「池田屋階段落ち」についてのスタッフ会議で…

20数名の尊皇攘夷派の志士たちが集う池田屋に近藤隊が踏み込む際の
近藤勇と永倉新八が2階の座敷へ斬り込み
沖田総司と藤堂平助が階段下に控え、その他の隊員たちは表で待機…という布陣を踏まえ
一般的には、近藤に斬られた吉田稔麿が階段を落ちるとされているところ

「そのままやるんは、ナンかつまらん気がしてな」と言い出し(笑)
武藤カメラマンが「もっと派手に何人か落としますか?(笑)」と応えると
「ああ、ナンなら近藤を落としたろか?て…(笑)」
「主役を落とすんかいな?そんなん聞いたことないわ」という京映所長の言葉に

「イヤイヤ、ただ転げ落ちるんと違う、跳ぶねん!
ワシな、いっぺんでエエから、ワイヤーアクションいうヤツやってみたかったんや!」(笑)
所長の「金かかるがな…」というボヤキは、ハイテンションな監督の耳には届かず…(笑)

あまり記憶が定かではないんだけど、たぶん?このやり取りの辺りで
「エンターテイメントの前には、史実も道を譲る」
という国重監督の名言が飛び出したんじゃなかったかと…?(笑)

で、ここから、監督と殺陣師役のモロ師岡さんとの掛け合いで
史実に道を譲られた(笑)新しい階段落ちシーンの説明が始まり…
吉田稔麿と宮部鼎蔵を斬り捨てた近藤勇は
一番の使い手である望月亀弥太の一撃をかわそうとして、死体につまずきダイブするとモロさん

「近藤、死んでまうがな」と言う所長に「ところがどっこい!」と監督(笑)
モロさんが「下にいた沖田と藤堂が受け止め、ショックをやわらげる」と答えると
監督が「そこへ~?」と先を促し(笑)
「望月は自分も2階からダイブして、近藤に斬りかかる!」
「さらに~?」(笑)「近藤は階段を駆け上がりながら、飛んで来る望月を空中でズバッと斬る」

…といった「ごっつい殺陣」の説明を聴いた武藤カメラマンが
「カメラはクレーンで押すいうことやな?これなら一連で行ける」と言うと
「イヤ、それやと俯瞰の画だけになって、迫力が出えへん!だから~?」と監督(笑)

すると、モロさんが「跳んじゃいましょ!カメラも一緒に…ね?(笑)」とニッコリ(笑)
田所さんも「役者と一緒にカメラマンも『せ~の!』
『ミッション・インポッシブル』シリーズなどでも使われている技術です」とニッコリ(笑)

武藤さんが「ワシが?そんなん出来る訳ないやないの~!
せや!あいつ!ラオウちゃん呼んで!」と訴えると
「ああ、彼、もうハリウッド行っちゃいました
『ファイナルサムライ』のパート2に呼ばれたんで…」と田所さん(笑)

尻込みする武藤さんに、監督は「役者が体張って跳ぶ言うてんねん
カメラマンも同じように体張らんでどないするんじゃ!」と一喝
それでも首を縦に振らない武藤さんに「はあ~、活動屋ここに死せりやなあ」とため息

でも、あの「蒲田行進曲」の中でも、階段落ちは大変危険なシーンであり
誰も落ち手になりたがらないとか、階段を短く切って「セコい階段落ちでもやりますか」
…といった件が描かれていたし、結果的にヤスさんが志願したのは
銀ちゃんの子供を妊娠した小夏さんと結婚し…というか、銀ちゃんに押しつけられ(汗)
「コレがコレなもんで…」と生活費を稼がないといけなくなったからでしたよね?(苦笑)

ともあれ…「そこまで言われたら、この武藤幸四郎45年のカメラマン人生に傷がつくっちゅうもんや!
やりますぅ、やらせて貰いますぅ」とド迫力の啖呵からの不気味な笑顔(笑)

更に「所長!もし、ワシが死んだらな、第9スタジオの入口に石碑立てて
『男、武藤幸四郎ここに死す!』…って刻んで貰えまっか?」と喚くのと対照的に
「せやな、考えときますわ」という所長の心のこもらない小声の返事(笑)

監督のすぐそばで顔を睨みつけながら、その頬を指で撫でたかと思ったら
一拍置いて、何事もなかったかのように
「お~い、健作!メシでも行こか~」とお気楽な声(笑)
本田博太郎さんのカメレオンぶり、ホントにスゴイっす!(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小ネタはつづくよどこまでも3

2020-03-30 14:18:00 | 日記
甲斐さんは「やっぱNHKは攻めてんなと…チコちゃんだけ攻めてるんじゃなくて
全体的に攻めてるなという感じがねぇ、すごいしますね、ホント…」とおっしゃってましたが
このドラマを作ったことは元より、ドラマの中の制作者たちもかなり攻めていて…(笑)

「空陸一体カット」の次は「1カット13人斬り」のシーンへ…
ドローンにハイスピードカメラを取り付けて、迫力ある映像を撮りたい…と言う国重監督に
ドローンに搭載するのは小型軽量のカメラしか無理だ…と田所さん
その代わり…と登場したのが、ハリウッドのアクション映画でも使われているというジンバル

カメラマンの腰に太いベルトを巻きつけ、そこに小型のクレーンのようなアームをセット
クレーンの先に搭載されたハイスピードカメラは、常に水平を保てるため
360度どんな角度からでも撮影可能というスグレ物

ただし、総重量が12キロあるため、68歳の武藤さんは「アカン!腰いわしてしまう」と
急遽、日本一のオペレーター「ラオウ」に依頼することに…
ハリウッドでも引っ張りだこという凄腕のオペレーターを演じるのは藤本隆宏さん
(福岡県出身、183センチの元競泳選手とあって、ワイルドな「ラオウ」感満載の方です(笑))

7倍なら24秒弱、8倍なら21秒弱しか撮影時間がないにも関わらず
ワンカットで13人を斬ると聞いて「アニメじゃあるまいし…」と呆れ顔
が、国重監督いわく…「今のところ、7倍スピードまでこぎつけとる」(笑)

監督とラオウさんが、その13人斬りの殺陣の稽古を見に行くと…
大部屋の斬られ役の皆さんが、次々と襲いかかるのを、バッサバサと斬り捨てるシゲちゃん
でも、肝心のタイムは7倍スピード相当の23秒台…

でも、シゲちゃんのライバル・朽木城太郎役の中村獅童さんが
昔のチャンバラみたいにリアルな迫力がなくなるから、これ以上、手数を省きたくないと主張
一方、殺陣師役のモロ師岡さんは、人数を減らすのが一番だと監督に進言

すると、シゲちゃんが「このままやらせて下さい!
ワシがもうちょっと速く動けたら、ナンとかなると思います」と嘆願するも
「お前の打ち込みがこれ以上速くなったら、ホンマに怪我人が出るで!」とモロさん

それには耳を貸さず「もういっかい合わせるぞー!」と
再び稽古を始める役者さんたちを見て
ラオウさんは「まともじゃないぜ、この人ら」と更なる呆れ顔(笑)

そこへ実家の和菓子屋を継いでいるシゲちゃんの奥さん(水野美紀さん)が
大福餅を差し入れにやって来るんだけど
元「くの一」女優の血が騒ぐのか?腰に小道具の脇差しを忍ばせ「備えあれば憂いなしや」と…(笑)

スタジオにも差し入れを…と顔を出した途端、その後ろから城太郎さんらがやって来て
「待て!そこの女、黙ってその大福を置いていけ!」(笑)
「イヤだと言ったら…?」という小芝居が始まり(笑)

かつての「如月小雪」そのまんま、キレッキレの立ち回りを見せるシゲちゃん夫人に
思わず「回せ!」とジンバルのLECボタンを押させるラオウさん(笑)
まあ「ここには、ああいう人間ばっかりいるのか?」と三たび呆れてはいるんですが…(笑)

少林寺拳法を修められ、倉田アクションクラブで磨き上げられた水野さんのアクションは
甲斐さんご贔屓の「ミスパンダ(笑)」も将来はかくやという素晴らしさでした♪

あっ、ちなみに城太郎さんは、この「大部屋のマドンナ・如月小雪」に
憧れ以上の気持ちを今も胸に秘めているらしく
時折、刺すような目でシゲちゃんを見ていることが…(汗)

そしていよいよ「ワンカット13人斬り」の当日
ラオウさんが「(撮影スピードは)何倍で行きましょうか?」と訊ね
国重監督が「どうや?みんな」と、シゲちゃん達に声をかけると
全員が口を揃えて「8倍でお願いします!」(笑)

道の前後に敵が現れたのを見て、近藤勇がゆっくりと草履を脱ぎ捨て
編笠を放り投げたところから、ハイスピード撮影がスタート
稽古の時と全く同じ殺陣で、13人を斬って行くシゲちゃんと
ジンバルを軽々と操るラオウさんの姿がカッコいい!

もっとも、内野さんによれば…クオリティの高い画質のスーパースロー撮影では
通常の「斬ったふり」「斬られたふり」の殺陣が通用しなくて
リアルに見せるためにずいぶん苦労なさったんだとか…

ともあれ…「20秒82、ぎりぎりハマってます」ということで
たった今、撮影した映像をチェックするシーンへ…
再生されるスーパースロー映像のバックでは、昔の時代劇でよく耳にした「弦」の音…

ドロドロドロドロという低音に始まり、キュイ~ンキュイ~ンと徐々に高くなる音が入って
キュルキュルキュルキュルという悲鳴のようなバイオリンなど…が
この21秒弱の殺陣シーンにメリハリをつけていて「無声映画」みたいでした(笑)

ラオウさんの「俺の辞書にテイク2の文字はない」との言葉通り
このシーンは、一発OKとなり、全員が大喜びする中
「シゲさん、あんた、ホントにスゴイよ!」とラオウさん

「イヤ、そんな…」と照れるシゲちゃんに
「あの凄腕の女をカミさんにしてるなんて、頭が下がる」と…(笑)
「そっちですか…」と脱力するシゲちゃんにハゲ同の我が家でした(笑)

ただ、この時も城太郎さんは苦々しい顔で舌打ち(汗)
その常日頃から積もり積もっていた感情に、今回のシゲちゃんの抜擢が重なり…

「池田屋階段落ち」の撮影前日に、シゲちゃんが「明日で短かった夢の時間も終わりや
分不相応な幸せいうんは、いつまでも続かんもんやな
とにかく、悔いのないようにきっちり仕事して
元の分相応の斬られ役人生に戻りますわ」…と口にした途端、ついに爆発(汗)

「ホンマにムカつくわ!あんたほど分不相応な幸せもんはいてへん
ワシが惚れてた女優、女房にして、あんな可愛い子供2人も作って
愛妻弁当、毎日持たされて、それのどこが不幸じゃ!

セリフひとつまともに言えんような大根役者のくせに!
時代劇のスターさんに可愛いがられて、宝くじに当たるように主役に抜擢されて!
この道でメシ食うてて、近藤勇をやれるやなんて、どんだけの幸せか判っとんのか!
ワシがな、ワシが近藤勇やれるんなら死んでもええ…

それをナンや!『しっかり仕事して』?ナンや、お前
『元の斬られ役に戻りますわ』て、どこまで自惚れてんねん!
ワシら大部屋仲間が、どれだけあんたのことを羨ましい思うてたか
どれだけ悔しい気持ちであんたを見てたか、あんたには判らへんやろ

ワシは、幸せなあんたが羨ましい
羨ましいから、それを判らへんあんたは許さん!
主役や思て、気い抜いたらエライ目に遭うで
少なくてもワシは、あんたを真剣に斬りに行くよってな!覚悟しとけ」

…と、悔し涙を流しながら、胸ぐらを掴んで怒鳴りまくる城ちゃんに
言葉もなく打ちのめされるシゲちゃん
中村獅童さんのエセ関西弁も気にならないくらいのド迫力と
投げつけられる言葉の一つ一つに、表情だけで感情を表現する内野聖陽さん
このドラマが単なる最新技術の「ひけらかし」番組ではないことを印象づけるシーンでした

余談ですが…国重監督と田所さんが「13人斬り」の撮影について話し合うシーンで
お二人がお酒を酌み交わしていた小料理屋?の壁に
「日本映画の父」と呼ばれた牧野省三監督…って
長門裕之さん、津川雅彦さんご兄弟のお祖父様と言った方が判りやすいかも?

のモットー「1スジ、2ヌケ、3ドウサ」が書かれた額が飾ってあり
まさに、このドラマは「脚本、撮影、演技」すべてにおいて
この言葉通りのものになっているなあと…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小ネタはつづくよどこまでも2

2020-03-29 18:02:00 | 日記
この番組の冒頭で「人生はクローズアップで見れば悲劇だが
ロングショットで見れば喜劇だ」というチャップリンの名言がクレジットされるんですが
ナンか、つい最近聞いたような…?と思ったら
甲斐さんのご友人の町山智浩さんが「ジョーカー」についてのインタビューの中で…

みんなを笑わせようと思っていた青年が、悲惨な半生を送る内に限界に至り
ジョーカーとして生まれ変わる際に「俺は俺の人生をずっと悲劇だと思ってたよ
でも、今気がついたんだ、これは傍から見れば喜劇なんだな」と
チャップリンの言葉を引用したことに触れられ

「バナナの皮で滑って転ぶ人の顔を撮ると痛そうで惨めで
でも、遠くから撮影するとお笑いになる
同じ人生をクローズアップで撮れば…近くでその人の心が判るように撮れば悲劇だし
遠くから笑いものにすれば喜劇なんだ」というチャップリンの気づきが
「ジョーカーという映画の元になっている」とおっしゃっていたのを思い出しました

…で、そのクレジットが言わんとしているのは何かと考えてみると
あえて時代劇という制約の多い撮影現場で、どこまで最新技術を使いこなせるか
日本人の心を打つ新しい映像を撮ることが出来るのかを検証する」番組を作るにあたり
導入された最新機材も「要は便利な道具に過ぎない
そのポテンシャルを引き出せるかどうかは、それを使う人間の経験と腕にかかっている」

…という田所さんの言葉通り、技術ラボのメンバー、国重組の面々と役者たちが
持てる技術をいかんなく発揮し、体を張って「良いもの」を作ろうと悪戦苦闘する様子が
そのあまりの真剣さゆえに、ボクたち視聴者のクスクス笑いを誘うことを指しているんじゃないかと…?

ともあれ…このパイロット番組の素材に選ばれたのは「新撰組」で
戦国時代モノは合戦シーンが多く「甲冑は着るわ、馬も走るわ、金がかかり過ぎる」のに対し
「数字を持っている」幕末の物語に京映所長もホクホク(笑)
という訳で、当然「主役は近藤勇」であり、シゲちゃんのカメラテストが行われることに…

新撰組の衣装を身に着け、スタジオに向かう時から手を懐に入れていたシゲちゃん
国重監督から「カッコええなあ、懐手」と言われ「すいません」と頭を下げるも
田所さんが「手を冷やさないためですよね?手元が狂わないように…」と
役者としての心がけだったことを明かす件や

「ジュラルミン刀」だと言われて渡された刀の重さに首を傾げたり
水がパンパンに入ったゴムまくらを斬るのに
刃を落としてある「ジュラ刀」は不向きじゃないか?と首を捻っていたのは
監督が密かに「真剣」と取り替えさせていたためと判る件で
シゲちゃんがどんな役者なのかが表現されているんだけど

それと同時に、最高位機種の4Kカメラで、33倍のハイスピード撮影された映像には
真っ二つに切れたゴムまくらから、勢いよく水しぶきが迸り
しばらくして、ゴムまくらと水滴が落ちてくるさまが克明に映し出されていて
シゲちゃんが、まばたきもせずに見せた居合の腕はもちろん
おそらく?現実にNHKが有しているのであろう最新技術の高さにもビックリ!

もちろん、カメラテストは合格だったものの
このあとのクランクイン前の「お祓い」のシーンはカットになっていて(苦笑)場面は嵯峨野へ…
大覚寺大沢池の上を、カメラを搭載したドローンが映し出したかと思うと
その畔で、ドローンをキャッチする練習をする武藤カメラマン

この日は「空陸一体カット」撮影の日らしく
「時代劇でおなじみの竹林」というテロップに笑っていると(笑)
その竹林の上空から俯瞰で撮影していたドローンカメラを
今度は竹林の中に待機していた武藤さんが受け取り、ドローンごと担いで撮影するという
3カットぶん連続の長回しシーンへ…

昨年、話題になった「カメラを止めるな」は観ておりませんが
「広範囲が映るから、見切れに注意しろ!」や
「カメラは常に動くさけ、斬られたら絶対に動いたらアカン!」
「『兄ちゃん死んどき』ですね」というやり取りに
「命をかけた伝令」の1カット映像を思い出しワクワク(笑)

「シゲちゃんの晴れ舞台」ということで
いつもシゲちゃんを指名する「スターさん」が斬られ役で友情出演
「カット!」の声がかかっても倒れたままのスターさんに駆け寄ると
「斬られて死ぬ役なんざ、やったことがないから、いつまで死んでりゃいいのか判らんかった(笑)」
…と、いかにもなセリフで起き上がったのが、里見浩太朗さんで超リアルでした(笑)

でも、このドラマの撮影当時、里見さんは御年82歳!?
違う意味で心配されてもおかしくないんじゃないかと…?
「やすらぎの郷」なんて、医師が常駐されていたみたいだし…

そうそう!以前にもご紹介したかと思いますが
奥さんの弟君が、甲斐さんもよくご利用になっていたという(笑)
NHKの食堂の食券自販機の前で「何を食べようか?」と悩んでいた時
後ろに人の気配を感じ、ふと振り返ると
「お殿様」の格好をなさった里見さんが立っておられ
そのオーラの凄さに慌てて飛び退いたらしい(笑)

それはともかく…今、撮影したばかりの映像をチェックすると
ナンと、見切れに人影が映り込んでいて
「あれだけ言うたのに!」と怒鳴る国重監督(汗)
クリアな映像から、その人影は京映所長…しかも立ちション中と判明…(苦笑)

「最悪の見切れ」を「CGで消しますか?」と訊ねられ
小さな声で「もう1回…」1拍置いて「もう1回や~!」(笑)
映像にこだわりのある監督は「CG嫌い」というのはホントなんだなあと…(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小ネタはつづくよどこまでも1

2020-03-28 18:57:00 | 日記
去年、甲斐さんが絶賛なさっていたドラマ「スローな武士にしてくれ」が地上波で再放送され
改めて「やっぱりイイね!」とコーフン気味の我が家(笑)

「最近のNHKってのは、ホントにね、前向きに真っ直ぐやってる
もう、色んな実験っていうか、色んなチャレンジをしてるんですけど…」
という甲斐さんのお言葉通り、素晴らしい作品で、今度こそ永久保存しなくては…

もっとも、柄本佑さん演じる時代劇オタクのNHK技術ラボ職員が
冒頭のナレーションで、ある演出家の言葉…
「映像とは何か?それは単に光がレンズを通過して作られる被写体のコピーに過ぎない

所詮、本物じゃない無機質なものだから
人の心を動かすには、ゴテゴテと装飾を施さなければならない
観客が生身の役者の演技を直に目撃する演劇には到底敵わない」…を読み上げられた時には
「そりゃライブには敵わないでしょ」と思ったんだけど…(笑)

そのあとに「人の心を動かす映像を作り出すのは容易なことではない
そのために人生を捧げ、努力を惜しまない人間によってのみ作ることが可能だ
ここには、その手の変わり者…イヤイヤ、犠牲心と情熱に富んだプロがいる」…と独白が続き

絶滅危惧種とされる「活動屋」の、映像にかける情熱に翼を授けるのが最新の技術
(CGやアニメーションではなく)…であり
「腕の立つ侍たちに最高の刀を持たせる…イヤ、マシンガンを持たせれば天下無敵だろう」

…ということで、どう見ても「東映」にしか見えない「京映」(笑)のロゴはさておき
その京都映画撮影所で、石橋蓮司さん演じる国重監督を始め
武藤カメラマン役の本田博太郎さんや照明技師役の浜田晃さん、録音技師役の佐川満男さんら

ロートルメンバーばかりの「国重組」に「NHKさん」から
最新技術を使った試験的番組制作のオファーが届くところから物語が始まる訳ですが
ここから先はネタバレとなりますので、ご注意くださいね

さて、この「映像の力だけで押しまくる究極のチャンバラ」パイロット番組の主役に選ばれたのが
内野聖陽さん演じる大部屋俳優「シゲちゃん」こと村田茂雄氏で

剣道六段、居合い四段、30年以上のキャリアを誇る「2万回斬られた男」は
主役と同じ感覚と技量で殺陣をモノにしており
「自分の立ち回りを魅力的に見せてくれる」とスターさんからのご指名も多い役者さんながら

「セリフはカミカミ、滑舌ボロボロ」という致命的な欠点を持っていて
「天誅!」というたった一言のセリフでも、緊張のあまり声が裏返り
「テイク26」を叩き出したという伝説があるらしく(笑)

今回の抜擢は、ひとえにその殺陣の技量と
ハイスピードカメラによる撮影のため、おのずとセリフなしとなること
そして、伊武雅刀さん演じる京映所長の制作費削減主義に叶った「安う上がる」人選によるもの(苦笑)

なので「斬られ役一筋32年、2万回死んだウチの人にも春が来た!」とはしゃぐ
元「くの一」女優の妻や家族はともかく、当のシゲさんは、喜び半分といった表情…?

そうそう!この再放送では、いくつかカットになったシーンがあるみたいで
例えば、柄本さん演じる田所新之助氏は、15歳までロスで過ごした帰国子女なのに
家にあるDVDが全て時代劇という環境に育ったおかげで

京映の美術倉庫を見学するシーンでは「すっげぇ~!」と大声を上げ
「これは知恵蔵さんが近藤勇をやった時の虎徹!」やら
「大河内伝次郎先生が丹下左膳をやった時の相模大進坊濡れ燕!」やらと萌えまくり(笑)

それを眺めていた国重監督が「またえらいアホが来よったな」と呟くんだけど
確か?このシーンの前に、国重組の重鎮たちが喫茶店に集まり
マサチューセッツ工科大学出身の帰国子女に京都の水が合うのか?とボヤきながら
ミックスジュース(笑)を飲むシーンがあって

この「アホ」さ加減が(笑)一気に両者の距離を近づけ
スタッフ会議のシーンでは、監督が「田所ちゃん」と呼びかけ
このパイロット番組のタイトルを決めるよう促すまでになったんじゃなかったかと…?

「高画質なスーパースローを多用して時代劇を撮影することになるので」と提案された
「スローな武士にしてくれ」というタイトルに対する
「ダジャレやないか」という呟きを聞いた
装飾スタッフの若い女性が「何のダジャレ?」と訊ねると

ベテランの美術スタッフの男性が「知らんのか?パキさんが撮った映画のタイトルや」と答え
続けて、小道具の男性スタッフが「1981年、藤田敏八監督作品『スローなブギにしてくれ』
原作・片岡義男、主演・浅野温子、音楽・南佳孝」と説明したトコで

この2人の男性たちが、申し合わせたかのように
「♪うぉんちゅう~俺の肩を…♪」と歌い始めるシーンに爆笑(笑)
ただ、もう40年近く前の作品なんだなあと遠い目…でも、名曲は時代を問いませんよね?
まあ、奥さんはやはり甲斐バンド版【スローなブギにしてくれ】の方が好きなんでしょうが…(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲斐よしひろのセイ!ヤング21(3/21)その5

2020-03-27 13:22:00 | メディア
甲斐さんが(コロナウィルス感染拡大防止のために中止となり)
「ツアー観れなかったイーグルスかけましょう」と【呪われた夜】が流れ
「えー、毎年ですね、4月5月にやってるビルボード&ブルーノートツアーがですね
今年はナンと!甲斐バンドとして行うことになりました」とツアー告知

松藤さんが「松藤も田中一郎もちゃんと出ます!」と日程等を読み上げられたんだけど
開演時間が、それぞれ16時30分と19時30分と告げられると
「4時半と7時半ですね」と甲斐さんの注釈が入り
「4月に新しくオープンするビルボードライブ東京」とおっしゃった途端に「違う!横浜!」
「間違えました!」には「ナンで間違うかな?」とキビシイご指摘があり(苦笑)
「人のケアレスミスを見つけるのが得意!(笑)」な一面が…(笑)

そういえば、以前に甲斐さんが「LEGENDS」でツアー告知をなさった後
「甲斐くん上手いねぇ!(笑)流れるような…立て板に水
松藤に聞かせてやりたいね(笑)」とおっしゃってましたよね?(笑)

それはさておき…「ハイ、ということで…
ラジオネーム『ホトちゃん頑張れ!』…ホトちゃん、頑張ってます!
えー『アメトーーク!』めちゃめちゃ面白いですね!最近、むちゃむちゃ面白いですね

アレ、やっぱり…イヤ、別に宮迫くんのせいとかじゃなくて
宮迫くんが何か言うから、みんなそこの間を空かすじゃないですか
で、今もう、それが空かさなくていいんで…
ホトちゃんの横に有吉がいると行きますけど
もうガンガンみんなで言い合いなんで、むちゃむちゃ隙間がなくて…

僕、今ほとんど、1話…1話につき2回は観てますから(笑)
どうでもいいと思ったの、ネクスト…ネクスト第7世代が1回ありました
どうでもいいだろと思って…」と話されてましたが、我が家も全く一緒です(笑)

その回以外は、先日の3時間SP「ビビリ-1グランプリ」&「絵心ない芸人」はもちろん
「ザ・ノンフィクション大好き芸人」や「僕らビミョーな6.5世代芸人」
「トリオの2番手3番手芸人」「ドラえもん秘密道具ドラフト会議」
「子供番組やってる芸人」「コンビ芸人ホームルーム」…等々

鉄板の「運動神経悪い芸人」や「踊りたくない芸人」と同様に毎回大笑いして観てましたけど(笑)
ナンで面白いのか?とは考えていなかったので、甲斐さんのご説明に目ウロコ(笑)
ただ、この甲斐さんの視点って「ツッコミ芸人が選ぶ『このツッコミがすごい!』」みたいに
お笑い芸人の方が、お笑いを分析して語られていたのと同じ視点のような気が…?(笑)

…で、肝心の「ホトちゃん頑張れ!」さんの投稿は
NHKホールライブをWOWOWの生中継でご覧になり
高揚なさった?ご主人が「赤レンガ倉庫行くぞ!」とおっしゃって
ご夫婦で参戦されることになった…といった内容

甲斐さんは「まっ、セントラルパークでやったサイモン&ガーファンクル風ですか
あの、ナンか赤レンガの旧い建物を、たぶん僕ら背にすることに、まっ、なると思うんで、ね?
まあ、ナカナカいいライブをやりたいなと思っておりますが…」と話されてましたが
サイモン&ガーファンクル再始動のきっかけになった野外ライブ
…みたいな感じって、どんなライブになるんでしょうね?

続いては、再びコロナウィルス関連の投稿
このたびの一斉休校を受けて、毎年6月に実施されていた修学旅行が9月に
9月の体育大会が6月実施に変更されたという内容に
「あ、外に向かって出て行く方が、あとになってるってことですね
まず、校内の方を先にやると…」と甲斐さん

「まっ、こんな時はですね、慌てない、騒がないっていうね
ま、なるようになって行くっていうか…
その…出来るだけ騒がずに日々を過ごすっていうことをやった方が、僕はね、良いと思います
それで、今やれることやっとくと…来たるその日まで、えー、今やれることをやっとくと…
普通が一番かなと思っております!」と話され

「ということで、えー、この映画はもうトンでもないなと、ちょっと思いました
『ジュディ~虹の彼方に~』…そのサントラからね、えー、サントラかけましょう
レネー・ゼルウィガーは、これ、ホントに(アカデミー賞主演女優賞)
貰って当然だなという感じでした」と【オーバー・ザ・レインボー】が流れ
「やっぱりね」と思いましたけど(笑)

曲明けにも「このサントラは、もう全て彼女が歌ってるんですけど
えー、全部やっぱり上手いですね、この人は…
あの…『シカゴ』の時に上手いなー!と思ってたんですけど
10年、やっぱり色々あって…精神的なこととか
そのアップダウンを乗り越えて来た人が
もう、まあ【オーバー・ザ・レインボー】もそうなんですけど
そういう人って、第一声…まず入るトコ、声がもうスゴイもんね

(『それで掴まれますから、ボン!とね』と松藤さん)
ホント、スゴイ!…アレもスゴかったんですけど
あのー、レディー・ガガの【ラ・ヴィアン・ローズ】も…
ナンか最近、ポピュラー…ポピュラーソングって言っていいすか?
ポピュラーソングって言っていいですよね?みんな上手いですよね、すごい…」と絶賛され

「えー、先ほどのメールでも触れましたけども…」
と、今度は御自ら(笑)横浜赤レンガ倉庫での甲斐バンドライブの告知
「雨天決行…まあ、台風が来たらさすがに…ってことはあるかも知れません
とにかく雨天決行ですね」とおっしゃってましたが
「国内全勝中」でいらっしゃるので大丈夫でしょう(笑)

3月28日の一般発売を前に「ナンか、もうすでに増席も…みたいな、色んな話が出てるような
スイマセン!僕、今、勝手に憶測で言ってしまいました(笑)ええ、督促じゃないですよ(笑)」
(『すぐ払わなきゃいけない(笑)』と松藤さん(笑))
…とフライング?(笑)情報も飛び出してましたけど
これで奥さんもようやくチケット獲得なるか?(笑)

続いては、甲斐バンドのライブ終了後に、ベースの岡沢さんが
ご自身のツイッターにアップされるメンバーの集合写真に、甲斐さんだけ写っておられないのは
甲斐さんが撮影なさっているから?ともっぱらの噂…との投稿

奥さんは「どっからそんな噂が出るの?」と苦笑い(苦笑)
以前、その岡沢さんのツイッターに…
リハーサル中のステージ後方から撮られたとおぼしき写真に
マイクスタンドを前になさった甲斐さんの後ろ姿や
楽屋の中で撮られた集合写真の隅に、テレビ画面の前に立って
番組をご覧になっているらしい甲斐さんが写っていらしたことがあったそうで
「完全に隠し撮りだよね(笑)」と笑っていたんだとか…(笑)

果たして甲斐さんのお答えは…「違います!僕は知らされておりません、全然…
知ってたら『ヤメろ!ヤメろ!』って妨害するんで…(笑)」でした(笑)
松藤さんが「だから、こっちも言いません(笑)」とおっしゃると

「あとね…『3人で写ってたら、真ん中の人すぐ死ぬよ』とか
そんなことすぐ言うから(笑)そんな余計なこと(笑)
『中学生か!?お前は!』…いうようなこと、僕、すぐ言うんで(笑)
『あっ、死んじゃう!死んじゃう!』って、すぐ言いますからね、僕、ハイ」と話されてました(笑)

次は、お子さんが小さい頃、お仕事が忙しく、朝食は手抜きだったという方からの投稿
お皿を出さず、新聞のチラシの上にトーストを乗せていらしたことを
お子さんが、小学校の「みんなの朝ごはん」というテーマの授業で発表なさって
周りの方々に驚かれたそうだけど「おおざっぱな方が子供は自由に育ちますね」…と投稿者の方

甲斐さんは「まあねぇ…でも、まっ、反面教師という考え方もありますけどね
出せよ!皿くらい、可哀想に…まあ、ナンか親のそういうことが
ずっと、アレ…ヤだなと思ってると、自分ではそれやらないみたいなことありますけど
キレイな紙出すより…しかも、コレ、新聞のチラシですよ、コレ、チラシの裏ってことですよね

(『書ける方ですね(笑)』と松藤さん)…そうそう、白い方ですよ
キレイな紙出すより、皿だけにまっさらな皿出せ…みたいなことですか、コレね」
…と、おっしゃったトコで「チーン!」が鳴り
「イヤ、スイマセン、今のは流して貰って…(笑)」と甲斐さん
「今の、ちょっと上手くなかったもんな」という松藤さんのコメントはスルーされ(笑)

宮崎の名産品「完熟きんかん『たまたま』」と
より糖度が高く大玉の「完熟きんかん『たまたまエクセレント』」のメールへ…
「コレ、ナンか『完熟きんたんたまたま』って言いそうですね(笑)ナンかスゴイすよね
(『頼むの難しいですね、つい色んなこと言っちゃいそうで(笑)』と松藤さん)言いづらいよね
ナンか、広島でガンスってあるじゃないですか
『ガンスでがんす』って、俺よく言ったりしてたんですけど、そんなのまだいいよ
コレ、言い間違えたらカッコ悪いもんね

完熟きんかん『たまたまエクセレント』
それ、エクセレントだから、もっと大きいってことですよね?玉が…
『玉おおき宏』ですよ、お口の恋人、ね?『玉おおき宏』ですよ、コレ
(『あの…歌のアルバムです(笑)』と松藤さん)」
…って、おそらく?この番組のスタッフの皆さんはお若い方なんでしょう(笑)
「ロッテ 歌のアルバム」の「1週間のご無沙汰でした!玉置宏でございます」が伝わらず…(苦笑)
「この辺りで曲流れたらいいなと思ったんですけど(笑)」と甲斐さん(笑)

「あと1分あります」と言われて「このあと喋るの恥ずかしい(笑)
ということで、ビルボード&ブルーノートツアー
『来い来い!カモンカモン!』って感じですかね」…と前倒しで(笑)
甲斐バンドの【あの日からの便り】が流れ
奥さんは「初めてのビルボツアーでやった曲をやるんなら
【10$の恋】もやって欲しいなあ」と申しておりました(笑)

曲が明けて…「ハイ、ということで、次回はですね
次回は、曜日、時間が変わります…あっ、4月からね」と
次回の放送が、4月9日(木)の20時から1時間の生放送だと発表され「祝!継続!」と奥さん(笑)
まあ、万が一、ツアーが延期または中止になったら
甲斐さんのメディア露出が唯一の慰めになるんだろうし…

ともあれ…「まあ、今、スポーツ紙見ててもう高校野球中止、相撲無観客みたいな…
そんなじゃないですか?読むトコないんですよ
僕、だいたい毎日4紙くらい…4紙読むんですけど、まあー、早い早い!ええ
で、あのー、ウチ…あと、ウチ家族いて
子供たちの誕生会っていうの、定期的にやるんですよ

『じゃあ、バースデーもやっぱり無観客だね』って…『それ、延期ってことだよね』って(笑)
『バースデーもさ、無観客でさ、そりゃ延期だよね
無観客だったらプレゼントもいいよね(笑)』
(『客呼べよ!みたいなさ(笑)』と松藤さん)
すごいひんしゅく買っておりましたが…(笑)

まあ大相撲、無観客で、僕、それなりに観てんですよ
まあ、ひとつ良くないなと思うのは、尻上がりにやっぱり…
あの…ワァーッと盛り上がって行くようなところが…それはないじゃないですか
(『プツっと切れますよね、やっぱり』と松藤さん)…すぐ切れるから

ただやっぱり、アナウンサーも解説者も、大体こう…喋りはどうなるんだ?
…みたいなトコがあったんで、初日こそすごいギクシャクしてたんですけど
2日目からナンかすごいリラックスして、だんだんイイ感じに…

でも、どっかダイショウが白鵬破っても、シンとしてますからね
ダイショウのおばあさん、ダイショウ正代って…ナンで正代なんだよ!って、スゴイすねぇ
それはいいっすか?(笑)」と、そのまま番組終了かと思いきや(笑)
最後の最後に「あっ!ショウダイ(正代)だ!良かった!」と訂正が入りました(笑)
「正代正代」さんじゃないとシャレになりませんもんね(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする