ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

Number

2015-06-30 15:44:27 | メディア
先日『アウトデラックス』の総集編か何かで、小柳ルミ子さんを見ました
が、あんなにサッカー・フリークでいらっしゃったとは…(笑)

W杯イヤーには、サッカー好きの芸人さんや歌手・俳優の方が
よくサッカー特番に登場なさいますけど

まさかの(失礼!)『アウト』で、それも『やべっち』を前に
熱く語られる様子は『ホンモノ』なのかなあと…(笑)

W杯の全試合を生(放送)でご覧になったと披露された『視聴スケジュール一覧表』
…テレビ雑誌などでよく見かける
(各対戦カードの放送日程と放送局を記した)カレンダーに
自筆の書き込みがびっしり詰まったもの…によく似たものが我が家にもありました(笑)

奥さんいわく…(W杯関連雑誌に)
こんなスケジュール帳を付けたら、もっと売り上げが伸びるのに…(笑)

その雑誌の一つ『Number』に載ったとドヤ顔の小柳さん(笑)
確かに、歌手としてはアウトかも知れません(笑)

でも『サッカー・ミュージシャンにだけはなりたくない(笑)』とおっしゃってた甲斐さんも
これはちょっと羨ましいんじゃないかと…(笑)

予てより甲斐さんが愛読されている雑誌として
甲斐フリークの皆さんには有名でしょうけど

『これだけ薄くて手軽で内容豊富だと
移動時間に読む時にカサばらないので本当に助かる』と甲斐さん
…これは、海外へレコーディングに行かれた際のコメントですが

『My Name is KAI』ツアーの映像にも
新幹線の中でバッグからこの雑誌を取り出されるシーンが映ってましたね(笑)

W杯の時には次々と発売される
『Number』や『Numberプラス』をご家族も買って来られるので
家の中に山積みになってるとおっしゃってたり(笑)

サンストでも、2年前の『Number』に載ってた(笑)テニス・プレイヤーの写真から…

『ウインブルドンで優勝すると
ロック・ミュージシャンのスーパースターより、スゴい収入かも知れん』

『やってる男も社会と経済とてめえ自身を相手にして、燃えるわなあ』って、話になったり…(笑)

高橋克実さん主演のドラマ『フルスイング』について書かれたコラムにも
『プロ野球界から去り、高校の教師になった経緯は
雑誌『Number』で知っていた』とか

『この原作が出版されたのも同雑誌のノベルコーナーで紹介されてた』という記述があって
出版社のマワシモノか!?ってくらい(笑)よく口になさってます

『マイブームな一冊』というインタビューでも
『Number ベスト・セレクション』を挙げられ

『スポーツ・ジャーナリズムとロックとお笑いって
すごく共通する部分があるなあって思ってて

どれも時代の瞬間を独自の視点で切り取って
ナマのもの、旬のものを提出しなきゃいけないじゃない?

しかもそれを商品として、きっちり成立させないといけない
プロである以上はね

でもそれを葛藤だとは思わないんだ
かなり楽しめるんだよ、やっぱり音楽が好きだから』…と話されてます

その原点というか、甲斐さんが自叙伝好きになられたきっかけは
『凋落した家のイビツな名残り(笑)』
当時のご実家の『経済状態には不釣り合いな』定期講読誌(笑)
『リーダーズ・ダイジェスト』を読まれて

世界のニュース、卓越したコラム、政治、経済
そして何回かに分けて出て来るジョーク、それに素晴らしい小説
限りなくアメリカという世界を全身で感じていた…と甲斐さん

特にルポルタージュ記事に強い興味を抱かれていたそうで
『それぞれの分野でのパイオニアというか
オリジナルの人間たちに興味があるんだよね』と話されていて

かつて、沢木耕太郎さんの『敗れざる者』を絶賛なさってたことも納得です

この『ベスト・セレクション』にも
山際淳司さんがプロ野球日本シリーズを題材にされた『江夏の21球』や
マラソンの瀬古利彦さんを描いた沢木さんの『普通の一日』などが収録されていて

『日本のスポーツ・ジャーナリズムの概念を揺さぶった傑作が並ぶ』と紹介されてます

余談ですが…甲斐さんがお風呂の中で読まれた(笑)という
沢木さんのロング・インタビューは
『スウィッチ』に掲載されてたらしいんだけど

これって、以前に書かせて頂いた
新井敏記編集長に『根負けした』沢木さんの記事でしょうか(笑)

それはさておき…この『マイブームな一冊』の記事は
ちょうど甲斐さんが、25周年のボックスセットをリリースされた頃のもので

その一冊を読まれたのは『編集作業自体は終わってたけど
これでイイのかって迷いが少し残ってた』時だったらしく

『これを読んで、俺の作り方は間違ってなかったんだって確認できた』んだとか…

甲斐さんいわく…
この本の場合(パイオニア達だけでなく)その書き手も
新しいフィールドを切り拓いていこうとしてる感覚が伝わって来る
素材も大切だけど、それをどう料理するかってところもスゴく大事

この本のイイところは、素材も料理人も意外と
本人たちは大したことやってると思ってないのよ
好きだから淡々とやってる。そこにホッとする

『切り取られたナマの一瞬の輝きに惹かれる』という甲斐さん
ご自身も今を切り取った曲を書かれ
日本のロック界を切り拓いて来られました♪

甲斐さんが、これだけ愛してやまない『Number』から
そろそろオファーが来てもいいんじゃないかと…(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男気

2015-06-29 14:12:58 | 日記
『男気』とは何ぞや?という一文が目に止まり
そういや、めったやたらと口にはしないけど
どんな時に使ってたっけ?と考えてみると
まあ、一番にアタマに浮かんだのは『男気ジャンケン』(笑)

ジャンケンに勝った人が、全員分の会計を受け持つ…という番組内容からは
『気前がイイ、気っぷのイイ、カッコいい』イメージが…

上原浩治さんもメジャーリーグで
チームメイトの方々と食事に行かれた時には
全員がそれぞれクレジットカードを出して

くじ引きに当たったカードの持ち主が
会計をするというルールがあったそうで
そのクレジットカードのことを『男気カード』と呼んでいらしたらしい(笑)

ともあれ、辞書をひもとくと…
男気とは、弱い者が苦しんでいるのを見逃せない気性
男らしい気質、義侠心…と書かれていて

『ジャンケン』や『カード』とは少しニュアンスが違うみたいで(笑)
どちらかと言えば『弱い者イジメをしないガキ大将』とか(笑)
それこそ高倉健さんが演じておられた『漢』のような感じがします

甲斐さんが『荒馬のように』の中で
『転校生の井上さん』に対する気持ちを『義侠心』とおっしゃってますが

再び辞書で『義侠心』を調べたら…
義侠を積極的に行おうとする心、気性
正義を重んじて、強い者をくじき弱い者を助けること
男だて…と書かれてます

ちなみに…男だては、男としての面目が立つように振るまうことなんだとか…

甲斐さんは、普通なら転校生に話しかけたりなさらなかったらしいんだけど
井上さんには、太ももに大きなアザがあり
『みんなが周りに寄ってかない』から

『なんか助けてやりたいって心が芽生えて』
『困ってる人を見ると、助けてやらねばって
義侠心みたいなものが、ムクムクわき上がって来る』そうで
文脈を考えると非常に正しい表現で使われてますよね(笑)

甲斐さんが小学生の頃から『義侠心』という言葉をご存知だったか?はさておき
男気あふれる少年でいらしたのは間違いないでしょう(笑)

最近『男気がある』と言われたのは黒田博樹投手ですが
スポーツ評論家の玉木正之さんによると…

黒田投手の決断…大メジャー・ヤンキースを後にして
優勝から23年遠ざかっている地方球団に戻る…に
『男気』を使うこと自体は、本来の意味に沿っているが

日本ではスポーツが『ドラマ』として受容されてきたため(笑)
お金にとらわれず、古巣を助けようという行為に対して

ドラマ性を強める、ドラマを楽しむ上で『ぴったり』な言葉として
『男気』が独り歩きを始めてしまい
今や『カッコいい男っぽさ』くらいの意味になっている(苦笑)

単なる強気な態度や力ずくのマッチョな行動でも
『男気』が使われると、何だかプラスのイメージに包まれかねない

実際に某女性アナウンサーの方が
『黒田選手みたいな男気あふれる選手が巨人にも現れて欲しい』と話されていたらしく

玉木さんは『巨人は男気をかけるような弱いチームではありません(笑)』と
言葉の誤用を心配なさっています

ちなみに『女気』は、女が自然に備えているとされる気質
しとやかで優しい気持ち、女心…となってるんだけど

ミッツ・マングローブさんによると…
今は、なかなか寛容になれないし
物事を長い目で見ることも出来ない時代だから
潔さを感じる行動がもてはやされるのかも知れない

でも、男って『女々しさの塊』だと思うのね
向上心が強くて、プライドにとらわれて
びびって臆病に迷わざるを得ない(笑)

逆に女には決断力とか物事を押し切る強さがあるし
生き物としては男より断然強いことを本能的に知っていて
『男の方が偉いのよ』『お父さんは立派よ』って男をおだてて来た(笑)

おだてられて男は『頑張ろう』『家族を守ろう』と働いてたのに
最近は、女性が本来の強さや賢さを隠さなくなって
男の居場所はどんどん少なくなってきている

高倉健とか松田優作とか、黙って静かで説得力があるスタイルが理想のはずが
今や換気扇の下で煙草を吸わなきゃいけないし(笑)
健康や節約にも気を使わなきゃいけない

ハードボイルドしようにも、家族にも世間にも許されなくなってしまった(苦笑)

草食系男子が増えたことも、裏を返せば
奮い立たせる女が減ったからかも知れない

黒田さんのストーリーは、メジャーに行ける人じゃないと成り立たず
自分のダンナが黒田さんみたいな決断をしたら、女性たちは怒るだろうし
そんじょそこらの人には真似できないんだけど

男の人は黒田さんを応援することで
自分が果たせなかったり、自分になかったりするものを託してる感じで
男気があるっていうことに憧れ続けるんでしょう

ミッツさんご自身は…男性が黒田さんに憧れる気持ちは判るけど
自分の進む道を迷いなく信じている人よりも

男気を発揮したくても、びびって出来ない
出来ないことにもどかしさを感じる人の方が男だなって思う…そうですが

じゃあ、ミッツさんはご自身が『男だな』と思っておられるような男性ってことでしょうか?(笑)
それとも、女性目線でおっしゃってるんでしょうか?(笑)

ボクも男のハシクレとして
強きを助け、弱きをくじく『たけちゃんマン』みたいにはなるまい!…と思ってるんだけど
いつも奥さんからは『結論が性急で極端すぎる』とたしなめられてます(苦笑)

でも、そういう奥さんの方がボクよりずっと…以下省略(爆)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒場にて…3

2015-06-28 11:10:56 | 日記
甲斐さんいわく…人間の記憶ってのはオカシなもんでさ
この時代、あの時代って思い出すキッカケになるものって

俺の場合『酒場』から記憶の貯蔵庫に通じることが結構あったりするんだよね

まったく俺の人生には『酒場』と『女』の歴史しかないのか!?(笑)
って、ワメイちゃうぞぉ(笑)ホント

てめえが仕事しててね、年齢通りに生きてて
もの食って、酒飲んで、女性とつき合って

そういう風に一人の人間として、ごく自然に生きてる中で曲作ってる訳じゃない?
当然そんな生きざまが、そのまんま歌詞に出て来たりもする

酒、女、街、時代…出て来るよね
でも言っとくけど数は多くないよ、数は!(笑)
行った酒場の数はともかくとして、女の数は!(笑)

化粧は、女の人の意識を『他人の目を通して』
ある一定のグレードまで引き上げる効果がある訳だろう?

男にそういう効果をもたらすのは、やっぱり『酒』と『煙草』だもんな

男はそれを口にした途端、どんな状況であろうと
チャンとてめえ自身の中の『男』っていう部分に還るもんだし

いくら酒と煙草が感情を揺るがすもんであろうと
リラックスしきることは出来ないもんね

と言うより、それが感情を揺るがすものだからこそ
男は『てめえの男』を試される格好の機会でもある訳だよ
これはもう、てめえを鍛えるイイ機会と思わなくちゃ

こんな日常の一つ一つの積み重ねが
長い年月を単位にしてくと、かなりキイテくるもんだからさ

女に化粧、男に酒・煙草
これが人間のある種の生きざまを示していく小道具であることだし
しっかり身につけて、使いこなしていきたいもんです

じゃあ、酒を飲める女と飲めない女、どっちがいいか?
そりゃ簡単に言えば飲める方がいい
飲めない女っていうのは口説けないから絶対つまりません

でもねぇ、いくら飲める女…とはいえ
飲みすぎる女、これも嫌われる(笑)
飲みすぎて騒ぎすぎるのも、ちょっと困りモンだけど
ちっとも酔わない『ザル』みたいな人っているでしょ?

やっぱりね、女の人は一杯ぐらいは飲むんだけど
酒飲みの素質はないかなぁ…ぐらいのセンでキメて欲しいですな(笑)

某男性雑誌によると『危険な女』を見抜くコツは
1.時間を守る女…相手に入れ込んでる証拠
2.やたらオーバーにありがとうと言う女…これは噂になりやすい

3.すぐに泣く女…自分のことしか考えない、相手の立場を考えない
4.静かに酒を飲む女…これは悪い噂をバラまく
…なんか怖いね(笑)2時間ドラマみたいな感じで(笑)

反対に最低な男…例えば恋敵の悪口を女にグチグチ言うヤツ
たまにいるでしょ?死んでいい(笑)

目につくのでは、酔った女を誘う男ね
ドサクサにまぎれて、にじり寄ってく感じで『膝枕して』なんて言う男って
母性本能に引っかけるみたいで『手』としちゃあキタナイよね

それから『手相見てあげるよ』って
占いにかこつけて女の手を握るヤツ(笑)
ホントに手相見れるんなら話は別だけど
女に触りたいがために、スケベ根性がために(笑)
これは底が浅いからダメね(笑)

坂本龍一は『家族があります』とハッキリ言うことが
女を口説くことだったりして…(笑)

前に俺についてたマネージャーは
女と酒飲むと急に指輪を外すという悪いクセがありましたな(笑)
このヤロー、地獄に堕ちろ!(笑)

たまたま大勢で飲んでる時に女を口説きたくなったら
俺だったらね、いきなり抱きつく(笑)
酔っぱらって『イエイッ』とか言っちゃって(笑)
そっちの方が、よっぽどスカッとしてると思うんだけどな

女の人の方でも『色つきの酒を飲ませる男』には
警戒信号、怠らないように
そんな男に引っかかって、ズルズルしてしまうような
弱い女にだけはならんように

例えば、酒飲んで酔っぱらっても
男が『大丈夫?』と下心ミエミエで(笑)声をかけると
『大丈夫、大丈夫』って2回言う感じね(笑)

『酔ったわ』ってトコで入ってもいいんだけど
根本はキゼンとしたところがないと
もう入口から出口まで『酔ったわ』って言うんじゃアナタ(笑)

やっぱ男は、女の『酔ったわ』ってトコで生活は出来んもんね
一晩は過ごせるけどね(笑)

ナンだカンだ言っても、シャンとしてる奴は
言葉にするしないはともかくとして、惚れてる女には何らかの方法で
てめえの気持ち伝えて来るもんだよ
男はそういうアクティブなトコがないとダメだと思うよ

そういえば、以前に甲斐さんが…
ジャニーズの方のお父様が経営されてるお店で
木村拓哉さんは『酔うとカウンターの中に入って働きはじめる(笑)』と話され

俺が酔っぱらって、そのお店の女の子の手を握って
『名前はナンて言うの?』って言ってたらしいんだけど(笑)
『睨んでるんだよ、木村が(笑)』とおっしゃってたことがありました(爆)

以前にも触れましたけど…
奥さんがカクテルを飲み始めたのは
甲斐さんが『洋服の色に合わせてカクテルを選ぶ女性はオシャレだね』
と話されていたかららしいし(笑)

サンストのカラオケ大会でも
『水割り』か『コークハイ』を飲みながら聴け(笑)という
お言いつけを律儀に守っていたみたいだし(笑)

お酒が強いんだか弱いんだか、よく判らない(笑)奥さんですが
その飲酒歴が甲斐さんから始まってることは間違いないようです(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒場にて…2

2015-06-27 16:25:33 | 日記
酒飲みだろうと酒飲みじゃなかろうと
男だろうと女だろうと関係なく
酒場でのまず一杯は、やっぱりビールでイキたいね…と甲斐さん

ニガイだろ?舌を通過させるからニガイんだよ
即、のどに流し込む…そうするとウマイ
かくいう俺もかなりかなり遡ったある時に
3番目の兄貴から教わったんだけどね

…それを北海道で松藤さんに伝授されたんですよね(笑)

でまあ、酒飲みという部類に属するようになったら理想は黒ビールね
でもね、コレは騙されたらアカンよ
日本の会社が輸入した外国産のビールは
現地で飲むのと味が全然違うからね

そもそも酒は、その土地土地の風土や気候に合わせて作ってる訳だから
細かいことを言えば、ビールの泡に含まれる空気の密度とか
飲む場所の温度とか、色々あるから
当然、日本で飲むビールは日本のもんがウマイ

でも【HERO】の頃はバドワイザーで(笑)
最近は『ベルギービールが旨い』と…(笑)

ともあれ…ビールが腹に溜まった後はお好み次第って訳だけど
俺は、一時チンザノやシェリーをドライにしたヤツ(笑)なんかが好きで飲んでた

アレは気分を非常にハイにする効果がある酒だったなあ
何も酒飲む時に気分を滅入らせて飲むこたぁない

でも、わざとじゃなく気分を滅入らせて飲みたい時だってある
その時のてめえの感情を観察して、今日はこういう酒で行こうとか
色々使い分けたらいいんだよ

俺は酒の種類はその時々で変わってく…とおっしゃるように
その昔は『水割りならホワイト、ロックならジョニ黒』とか

『焼酎はジンと同じ蒸留酒の中の最高峰の酒』
中でも『きっちょむ』コレはイケる
焼酎に飽きたら、やっぱり日本酒の熱燗とか

『バリハイ』っていう焼酎とソーダとライムを割ったヤツは結構イイ
日本酒やウィスキーのロックなんかガンガン飲んだりした後ね
バリハイを飲むと腹ん中でトグロ巻いてた酒が発散する感じで
キュッと締まるんだよねと話されてました

冬には、焼酎の湯割り梅干し入りとか
ダイエット中は、赤ワイン…飽きたらホットワイン(笑)とか
『流行ってるからじゃなくて、昔からハイボールを飲んでる』と甲斐さん

『ドライのチンザノ』だけでなく
『バランタイン』『ブラッディ・マリー』なども歌詞に登場させておられ
この頃はこのお酒を召し上がってたんだろうなあと…(笑)

スナックやバーで書かれた代表曲といえば【安奈】ですけど
甲斐さんいわく…渋谷の『門』は
戦後復興期にあった『トリス・バー』を思わせる店だったんだよ

薄暗いものを越えてやっていこうとしてた時代
そんなムッとする人間の、時代の匂いが染みついた酒場のカウンターで
俺はよくハイボールを飲んでた

【街灯】っていう曲は、その店でメモ用紙もらって
ふいに書いたものなんだよね

『門』のマスターFさんによると…
バーのBGMには、ジャズやロックが一般的だった当時
『西田佐知子とか渡哲也をかけるような変なバーだったんですよ』(笑)

甲斐さんはね【くちなしの花】を歌詞も見ないで
1番から3番まで歌えちゃうからね
それを口ずさんだ時は本当にビックリしたね

甲斐さんと喋ってるでしょ
そんな時にフッと会話が途切れてね、何か書き出すの
その時は『飲んでる』って顔じゃないよね

『甲斐さん、何してるの?』と声もかけられないような
別世界に入っちゃうんだよね

以前にご紹介したことがありましたが
【そばかすの天使】を書かれたきっかけについて

甲斐さんは『酔いの回った頭でボンヤリしてる時
その状況と全く関係なく、ポコッと妙なイメージが浮かんだりする』と話されてたけど

この時は佐藤剛さんがご一緒で
いつものように(笑)明け方まで飲んで
タクシーに乗り込み、シートに身を沈めた途端に
『ちょっと待って、いい曲が出来そうだ』と…

タクシーで30分足らずの間に、1番から3番まで出来上がって
『詞も曲もほぼ完璧でしたね
ほとんどそのままレコードになりましたから』と佐藤さん

甲斐さんが『東京見聞録』をなさって(笑)
デビュー3年目くらいに『ゴールデン街』デビューされたのは
佐藤さんに連れて行かれたからだそうですが

いわゆる『ゴールデン街文化人』がほとんどいない
『地味な女の子が一人でやってる店』で
この方が『ガラスの動物園』が大好きだったらしい(笑)

普通のサラリーマンがいたり、勝手にレコードをかけて話し込んでたり
ナゼか【アザミ嬢のララバイ】が流行ってたんだとか…(笑)

ちなみに、甲斐さんは中学時代から
金子光晴さんの著書を愛読されていた影響で
金子さんが住んでおられた吉祥寺に憧れていらしたようで

デビュー前には『東京を知ってる人に会うと吉祥寺のことを訊いてまわった』とか
上京後も『本当は吉祥寺に住みたかったのね』と話されてます(笑)

屋台で飲みながらケンカしてるのが作家くずれで
ケンカを止める屋台のオヤジがまた作家くずれ(笑)
そんな感じってイイじゃない?

それから、ゴールデン街もものすごくイイね
みんな好きなこと言って、好きなことやってるでしょ?(笑)…とおっしゃる甲斐さん

でもその後に、この取材をなさってる記者の方に
『ゴールデン街って知ってる?連れてって下さいよ』発言(笑)

当の記者の方は『文学をやる人間に対しての幻想?と
彼独特のロマンが交錯する』と書かれてます(笑)

『新宿』や『バー』で生まれた曲って、何曲くらいあるんでしょうね?(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒場にて…1

2015-06-26 09:06:42 | 日記
甲斐さんの『飲みっぷり暴露本』が、いつ出版されるか判らないので(笑)
甲斐さんご自身が話されている『飲み』に関する哲学を集めてみました♪

俺の生まれた土地と黒田節は、やっぱり切り離せないもんがあって
俺は、納得いかない人間とは飲みたくないみたいな『酒に対する気概』がある

てめえの手綱を握っときたい人なのね
それはイイ意味での頑固さだと思いたいんだけどさ

なにしろ酒っていうもんは、緊張がゆるむってこともあるんだろうけど
飲んでる時の精神状態が、まんま表に出て来たりするんで
『どうでもいい』みたいなナシ崩し的な感じで飲むとヤバイ…

酒場でさ、グッと飲むじゃない?体の中に通るじゃない?
そうすると…別に俺はアル中じゃないから
その途端に人生パア~ッと明るくなるこたぁないんだけど(笑)

酒っていうのは、人の感情を支配するもんがある
男たるもの、酒とのつき合い方をキッチリやっといた方がいいと思うんだよね

『男同士で飲む酒』は結構大事な問題で、ダチを飲みに誘う時に…
ほら、酒飲みってさ、前々からキチンと計画を立てて
『〇月×日、どこそこで一杯やりましょう』なんてノリはない訳で

どっちかって言うと衝動的に
『オッ、今日はアイツと一杯やりてえなあ』って誘い方でさ
当然、相手のその日の都合なんて知らない訳じゃない?
例えば都合が悪かったと…断られたと…その時、どういう受け答えをするか

『あっ、悪かったね』という幕の切り方があれば
『また電話するわ』という幕の切り方もあり
それは当人の口癖だったり、対人関係の方法論だったりするんだけど

この『幕の切り方』が、男同士のつき合いでは
割りとポイントになるんだということね
人はそんなやり方を無意識に観察してるもんだからね
今日はダメでも次回はイイ酒が飲めるかどうか?やっぱりポイントだよね

以前に片岡愛之助さんが『仕事が忙しいこともあって
飲みに誘われてもナカナカおつき合いが出来ずにいたら
その内、誰からも誘われなくなってしまった(苦笑)』とおっしゃってましたが

歌舞伎の世界では、皆さんご自身の出番が終わると
順に帰ってしまわれるそうで
最後に残るのは、いわゆる主役の方だけなんだとか…

『断り方が素っ気ないんじゃないか?』とか
『もっと大げさに残念そうに断った方がいい』と言われてらしたけど

愛之助さんは『ソリタリー』の気質を持った方らしく
孤独が苦にならないというか、出来るだけ一人でいたいと
無意識に友人を遠ざける傾向があるそうです

余談ですが…夜の業界では『断りたいけど断れない』場合
よく『急用が出来た』りするので(笑)
それが3回も続いたら『わかってね』ってことらしい(笑)

確かに、ホントに急用で残念ながらキャンセルする時には
『じゃあ、この日に変更して』という言葉がありますよね(笑)

それはさておき…
食い物は安くてもいいから、イイものを見つけて食べる
酒は安くてもいいから、うまい酒を探して飲む

何かカッタルイ、ただ暖簾が下がってます…なんていう
おざなりな飲み屋で、一級酒飲んだってウマかないもん
男は色んなトコで、色んなシチュエーション見つけていかないとダメよ

カフェ・バーならカフェ・バーしか行けない
行かないじゃなくて行けない人っているじゃない?
逆に縄のれんなら縄のれんにしがみつくような人、コレが良くない

色んな店に行くってことは、そこの店に合った
色んな人間を見に行くっていうことだからさ
そこで色んな食いもんを知り、色んな酒を知る

味覚のテイストは、人生のテイスト
テイストを重ねれば、人間がわかるようになって来る
形だけ立派で、中味がスカスカの『嘘もん』も見抜けるようになる
何処に行ったって、誰と会ったって大丈夫よ

イイ酒の飲み方、酔い方…これはイッてしまわない限り
自分で意識できないものだけど

『長くゆっくり飲んで行こう』と思ったら
メチャクチャやって、入れてくれない店が最低2軒はある(笑)
これくらい根性すえた奴でないと
ホントの意味ではダメでしょうな(笑)

俺は、仲間がしようがないです(笑)
いると盛り上がる田中一郎、射手座やもん(笑)
萩原健太と一郎と行ってごらん、もううるさい、うるさい
たまたま女が加わってたとしたら、もう…(笑)

とはいえ、このところ飲み屋自体がやや不調で
昔は、男と女が密会する時はするなりに
男が一人で飲みたい時は時なりに、こっちの気分を察してくれて

それなりのスタンスで関わって来てくれたわけ
色んな事情を持って来る人に対して
インビな部分も含めて、ショイ込んだのね

それが今や写真誌に通報なんてことになると
芸能人も気の安まるヒマがない

逆に俺たちみたいに何年も飲んでる奴の方が
『飲み屋での振るまい』に対して、ずうっとプロだったりしてさ

イイ飲み屋、探しましょう
そうしないとキチンとした男と、キチンとした女が出来上がらんよ

ズルズルの、その場まかせはクセになって顔に出て来る
イイ飲み屋とイイ人間たちの組み合わせは世の中をヨクします(笑)

人生、セレクトだから、毎日そういうこと含めて
キッチリ考えて選んでいって欲しいと思う

…って『甲斐さん's セレクト』のお店のいくつかを楽しませて頂いてる奥さん(笑)
わざわざ『甲斐さんのファン』だとは申告しないみたいですが

次から入れて貰えなくなるような(笑)
真似だけはするまいと気をつけているらしい(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする