ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

2020年の秋ドラ2

2020-12-18 14:37:00 | 日記
少々?退屈だった「麒麟がくる」陰謀編(苦笑)も
信長の戦シーンに移ってから面白さが復活して来たんですが
今回は、テレ朝開局60周年記念スペシャルドラマ「逃亡者」の話です♪
ハリソン・フォード主演の大ヒット映画を、甲斐さんご贔屓の「ハゲタカ」や
同局が誇る人気シリーズ「相棒」でもお馴染み
この道50年の大ベテラン・和泉聖治監督がメガホンを取られ「世界の渡辺謙」でリメイク

主人公の医師・加倉井一樹を「ケン・ワタナベ」が演じるということで
権利を有するワーナーブラザースが快諾し、放映権を獲得できたそうだけど
そんな事情を抜きにしても「リチャード・キンブル」役は、ケンさんが最適だったんじゃないかと…?

そもそも、実在の冤罪事件をモチーフに、アメリカで絶大な人気を博した
テレビドラマシリーズ(4シーズン全120話)を
2時間強の映画にまとめた時点で、メインエピソードがテンコ盛り(笑)
つまり、どこを切り取っても美味しいトコばかりって感じなんですが
逆に言えば、逃亡中のキンブル先生が行く先々で出会う人間たちとのエピソード…

目立たないよう用心しつつも、事件やトラブルを放っておけなかったり
病気や事故による患者を治療したりで、自ら窮地を招いてしまう先生と
指名手配犯と判っても、その人柄に惹かれ、逃亡を手助けする人
また、自分の罪をなすりつけようとする人、匿う代わりに条件をつける人などとの
ほっこりしたり、ほろ苦かったりするシーンの数々…がカットされ

ドラマでは数週間に1度くらいしか登場しなかった連邦捜査官が
もう1人の主役として、存在感を増している訳で
そのジェラード警部役を務めたトミー・リー・ジョーンズは、アカデミー助演男優賞を受賞
今作でも「追跡者」である広域捜査班の班長・保坂警視(豊川悦司さん)が
「たとえ死体になっても捕まえる」という執念で追い続けるんだけど

これはある意味、携帯電話やPC、監視カメラやNシステムなど
ドラマの時代にはなかったものが普及し
データや情報の入手がスピーディーになった現在では、リアリティーが増していると思うし
更に今作では、防弾を施した装甲車に、通信・映像解析・ビッグデータ分析などを
走行しながら瞬時に行うことが出来る装備や
赤外線カメラや熱感知システムを搭載したドローンを積み込んでいて
逃げる側だけでなく、追う側のドラマも充実しております(笑)

ともあれ…物語は、加倉井医師が大学の恩師(山本學さん)の喜寿祝いのパーティに出席し
同期の医師・石森(村田雄浩さん)から緊急手術を頼まれ、手術を終えて帰宅したところ
家政婦さんと妻(夏川結衣さん)が刺されて倒れており、瀕死の妻のもとに駆け寄った時
背後から犯人に襲われ格闘となり、階段から転げ落ちて意識を失い
目が覚めて、警察に通報し、事情聴取を受ける内に
そのまま犯人にされてしまうところから始まり(汗)

裁判では、玄関や窓をこじ開けて侵入した形跡がないこと、第三者の靴跡がなかったこと
凶器のナイフに指紋が付着していたこと、妻の爪から皮膚片が採取されたこと
夫婦仲は冷えきっており、資産家の妻が離婚を考えていたこと…等々
不利な証拠や証言が揃った上に、極めつけは、瀕死の妻が自らかけた警察への通話記録
「私…殺される…私、殺される!」という訴えのあとの
「あなた…やめて!やめて!やめて!」との叫びが決定打となり、死刑判決が下されるも(汗)

拘置所へ向かう移送車に同乗していたテロリストを奪還しようと、テロ組織が移送車を襲撃
山中で横転した移送車から命からがら脱出し、自ら真犯人を見つけるため「逃亡者」に…
捜査班は、30キロ圏内に非常線を張り、防犯カメラの映像をチェック
ドローンを飛ばすなどして、まずテロリストたちのアジトを見つけ身柄を確保

その頃、農家から盗んだ軽トラで逃げていた加倉井は、検問に出くわすも
その警官たちの目の前で、わざと自損事故を起こし
救急搬送された病院で、治療の準備のため看護師がいなくなるや
備品倉庫に忍び込み、移送車横転時に負った傷を自ら治療

特別室に入院中の患者が眠っている隙に、衣服を拝借して着替え
洗面所で、髪を整え、ボウボウに伸びた髭をあたり
手配写真とは別人のようになったところへ、誰かが特別室に入って来て…
が、その女性(余貴美子さん)は、患者の身内でも見舞い客でもなく、金品目当ての窃盗犯

…という訳で、2人は一緒に病室を出て、女性の車で彼女の家へ向かう途中、検問に捕まるも
手配写真とは違う加倉井の容姿が幸いし…って
病院の監視カメラの映像から、エレベーターに乗り込む加倉井の姿を確認した捜査班が
手配写真を差し替えるより、検問を受けるのが少し早かったのが幸いしたんだけど…(汗)

女性の家で、彼女の目を盗み、彼女の携帯電話から、自分の無実を信じてくれた弁護士に連絡し
真犯人を見つけるために裁判資料を見せて欲しいと懇願するも
その電話を切ったあと、弁護士は警察に通報
発信基地局から(人質となっていると思われる)女性宅が判明
…が、捜査班が到着した時には加倉井の姿はなく、雷雨の中で山狩りを開始(汗)

山育ちの上、大学時代は山岳部に所属していた加倉井に分があったものの
鉈で枝葉を切り払いながら、山を降りた加倉井が、通りかかった車の前に飛び出し
それを咎めに車外へ出て来たドライバーが、加倉井の手にした鉈に驚き走り去ると
置き去りにされた車に乗って、逃げることに…

車の盗難の知らせを受けた捜査班は、ドローンで加倉井の乗った車を発見
その行く手にはトンネルがあり、その出口で待ち伏せるも、問題の車に加倉井の姿はなく…
ただ、もぬけの殻の車のそばにマンホールを見つけ、水路の中を追って行くと
山間に渡された土管の上を綱渡りのように歩く加倉井の姿が…

保坂警視が「戻って来い!死刑の方がよっぽど楽に死ねる」と声をかけると
加倉井は「私は妻を殺してない!私は陽子を殺してない!」と訴え
「俺の知ったことか!」と拳銃を構える保坂警視を見て
妻の名を叫び、眼下の川めがけて飛び降りてしまい…(汗)

加倉井は死んだものと思った部下たちに対し
「ダイバーを呼べ!加倉井を探す」と保坂警視
「放っといたって、死んで魚のエサになりますよ」という部下の言葉に
「だったら、その魚を捕まえろ!」と一言(汗)
「たとえ死体になっても捕まえる」とか「押さえるのは死体でいい」とか
たびたび口にしてはいたけど、この人は本気でそう思ってるんだと背筋がゾクッとしました(汗)

まあ、ドラマ的に、ここで終わってしまうはずもなく(笑)
我らのケンさんは、川を泳ぎ、崖を這い登り「♪盗んだバイクで走り出す♪」訳ですが(笑)
アクションシーンは全て吹き替えなし…って
11月の川の急流に呑み込まれる61歳、スゴかです!

それはともかく…またしても加倉井は、盗難届と防犯カメラの映像で所在を掴まれ
更に、盗んだバイクの持ち主の仲間たちからも追跡され、バイクごと転倒(汗)
現場に駆けつけた保坂警視は、投げ捨てられたヘルメットから
徒歩で逃走したとおぼしき先に向かうも
そこには断崖と、その先に広がる海…ということで、第1夜が終了…
結末を知っているのに、続きを観るのが待ち遠しいなんて、やっぱり良いドラマだなあ♪
コメント
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