ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

TRANCE EXPRESS TOUR(1989年6月24日)3

2022-08-31 19:51:00 | ライブ
4曲目の「カオス」によって生まれた緊張感を
5曲目の「ハートをROCK」で、ほぐされた甲斐さんが
次に用意なさっていたセットリストは「レッド・スター」

かつて、このライブ映像をビデオテープが擦り切れるくらい観倒した(笑)
奥さんの記憶にあった通り、甲斐さんが白い階段の最上段中央に立たれ
組んだ両手を頭上高くにかざされる
「翼あるもの」のエンディングのようなスタイルで、リズムを取られるところから始まり

イントロが終わる直前に、ステージに降りて来られ
マイクスタンドの脇に置かれたモニターの上に足を乗せる
いわゆる「波止場の石原裕次郎ポーズ(笑)」で歌われたり
再び階段を昇られながら、一段ごとに「見返り美人」よろしく振り返られたり…と

一番このステージセットを生かされたパフォーマンス…っていうか
ステージの前後左右に動かれることはあっても
上下なさる甲斐さんは、かなり珍しいんじゃないかと…?(笑)

ともあれ…この曲に関するコメントとしては
まず、岩岡吾郎さんが「私は音楽を『BGM』として聞く習慣がほとんどなく
好きな曲(だけ)をじっくり聞き込む方です
夜、酒を飲みながら聞き惚れることもできるし
『BGM』にもなる、この曲は最高ですね

生意気なことを言うようですが、甲斐よしひろの音楽に大きく2つのタイプを感じます
ストーリーテラーのように語られる歌詞
また、歌われる世界の真っ只中にいて『うめき』怒っている歌詞

前者は丁寧に甲斐よしひろの冷静な判断がされていて
ここ(アルバム『カオス』)では、A①(インジュリイタイム)、A②(カオス)
A⑤(ミッドナイト・プラスワン)などに感じます
後者は生の感情がストレートに表現され、感嘆詞が多く聞かれるもので興奮している

どちらも甲斐よしひろの世界だと思います
特にこの曲は、両者がスマートに交差し、洒落た『わめき声』に引きつけられます
私の好きなムードを持ったやけに色っぽい曲で
これはたぶん大人にしかわからないでしょうね(これは大事なことです)」と記され(笑)

このアルバムの共同プロデューサーでいらっしゃるチト河内さんは
「遥か昔、例えば日本で言えば弥生時代に使われていた
弥生言葉のようなものが聞こえてくる『レッド・スター』という曲のサウンド全体を通じて
そういう言葉に呼び掛けられているようだ

打ち込みのコンピューター音楽を作っていて、そういうものを何度も聴いていると
最初は解放されるけれど、しばらくするとその音楽に責めたてられるような気がしてくる
この曲は、音楽的には難しいことは何もしていないシンプルで明快な曲だが

聴いていると自分が本来は持っているのに忘れているところや気づかないでいるところが見えて
それを一瞬解放させてくれるような感じがある
その呼び掛けてくる声は、自分がどこかで聴きたいと願っている声なのかも知れない」と語られていて

以前に甲斐さんが「結局、アナログ盤のあの太さと心地よさを超すために
マスタリング頑張って来た訳じゃないですか?デジタルで…
もう、今、超してますからね、あの柔らかさは、まだちょっとないかも知れないけど
でも、あのもう太さはもう完全にアナログ超してるもんね」と

一周回って(笑)アナログレコードの音が理想の音…というか
「CDでは高低音域がカットされるんで」…みたいな話をなさっていたことを思い出しました
そういえば、甲斐バンド・甲斐さんのアルバムの中では
この「カオス」が最後のアナログ盤になったんですよね?

ともあれ…平山雄一さんは「独特の妄想が好きだ
シラフで現実を感じれば感じるほど、見えてくる妄想のような世界の様相
甲斐はそうした設定の中で、愛を誘う
その愛はと言えば『君といたい、ずっといたい、夜も昼も、そばに』という非常にストレートな熱情だ

例えば映画『地獄に堕ちた勇者ども』のワンシーンのように、一室に隠れ住む男女が
割れたジャムのビンを踏みつけてまで運命と愛を確かめ合うことを思い出す
僕らは地球に閉じ込められ、誰もがガラスの破片を踏み、そして愛し合いたいと願っている
だからこの歌は妄想ではない。これが彼の語り口なのだ」と
おそらく?甲斐さんもイメージなさったであろう映画を例えに解説なさってます

この曲のライブ映像のラスト…曲が終わると同時に、夕陽のような赤い照明が灯り
白い階段を染めていた光景は、SF映画に登場する「火星」みたいで
思わず「おおっ!」と声が洩れました(笑)

続いて7曲目は、甲斐さんがソロ35周年記念のベストアルバム
「FLASH BACK」のセルフライナーノーツに
「ジェイソン(・カーサロ)のMIXが冴え渡る
KAIの新たな一面を打ち出したミディアムバラード」と記され
アルバムのラストに配された「I.L.Y.V.M.」

白いスポーツタオルを右肩にお掛けになって
レコーディング音源よりも、更に「タメ」を効かせた、振り絞るような熱唱に
切なさが溢れていて、胸がギューッと締めつけられ
やはり、甲斐さんは、大森さんがおっしゃった通り「ブルースシンガー」なんだなあと…

歌い出しやサビの入りで、マイクスタンドを掲げられるパフォーマンスは
この当時まだ誕生していない「嵐の明日」のパフォーマンスに似てるんだけど
この映像では、コーラスをなさってるギターの松下さんの方を振り返られるカットがあり
メンバーの皆さんとタイミングを合わせる意味もあるのかも…?

この曲に関しては、富澤一誠さんが「数あるバラードの中で
かつてこれほど『圧倒的』なバラードがあっただろうか
きれいな、美しい、悲しい、胸にしみる、哀愁を帯びた…と
どんな美辞麗句を百万言費やしても表現しきれない『圧倒的』なバラード
さすが甲斐よしひろである」と大絶賛なさってます

でも、その「表現しきれない」ほどの「圧倒的なバラード」だったためか?
陣内孝則さん主演の映画「極道渡世の素敵な面々」では
かなりハードなベッドシーンのバックに流れていたんですよねぇ…(笑)
もっとも、山田太一さんが評された通り、甲斐さんの「情景が浮かぶ」曲には
「ドラマの方が負けてしまう」ので?セリフのないシーンでしか使えなかったのかなあと…?(笑)

また、森内淳さんが「甲斐よしひろの歌詞は時と共に変化してきた
しかし、いつの場合でも『男と女の歌』という基本線は貫かれていたと思う
一時期、表面的な色合いがハード・ボイルド的になったりしただけで
根底に流れるものは同じであったはずだ(少なくとも僕はそうであったと信じている)

『I.L.Y.V.M.』という歌は『言葉数』が少ない歌だ
しかし、その裏には実に多くの言葉が隠されているように思う
サビの『L.Y.V.M.』という部分に、この歌詞に現れている言葉の
何十倍もの言葉が凝縮されているように、僕には聞こえてしまうのだ

人を愛してる者が持つ波動がリアルに届いてくるのである
これぞ甲斐よしひろの現在の力を示した曲だ…なんて言うつもりはないが
小手先技ではない深い部分に根ざした表現(=歌)をさりげなく示してくれたことに
僕は正直に言って嬉しかった」と、その歌詞に触れられてますけど

甲斐さんは「男と女の話の向こうに、社会や時代が垣間見える歌」をお書きになる
「ロック詩人」でいらっしゃいますもんね?
かつて甲斐さんは、プライベート激動期に書かれた曲をお聴きになった松藤さんから
「良い曲書くねぇ!ずっと不幸だったらいいのに(笑)」と言われたそうですが(苦笑)

プライベートが充実なさったあとにも「恋をしたら曲って書けるんだよね」とおっしゃって
甲斐よしひろ流ラブソングを生み出されてます
まあ、その恋のお相手は、映画の中のヒロインだったみたいだけど(笑)
ただ、TOKIOの皆さんに楽曲を提供された際にも「恋をしたら…」発言があり
奥さんは「アレはアヤシイよね(笑)」と申しておりました(笑)

それはともかく…甲斐さんは、2コーラス目から、左肩に掛けかえておられたタオルを
間奏の時には、少し汗が引いたのか?無造作に投げ捨てられ(苦笑)
次の「ミッドナイト・プラスワン」では、再びジャケットをお召しになり
ステージ中央に置かれた椅子に掛けて、歌い始められ…と思ったら
冒頭の「♪ミッドナイト・プラスワン♪」の1フレーズだけで立ち上がられました(笑)

奥さんは「大好物」の長い髪で、ダボッとしたスーツ姿の甲斐さんが
ステージの進行と共に、額に汗を光らせ、その長い髪が濡れて少し乱れて来るのを
わずらわし気に振り払われるご様子を拝見して
「ちょっと疲れたジゴロみたいで色っぽい!」とキャイキャイ騒いでいたので(笑)
「汗が引いちゃダメじゃん!」とブツブツ(笑)

パンフレットのコメントのページには、またまた萩尾望都さんが登場なさって
「甲斐よしひろがグリフィス(監督)に捧げたオマージュというこの曲は
聴くたびに不思議な世界に私を誘う
グリフィスの『イントレランス』は、古代のバビロンから現代まで人間の歴史をたどりながら
最後は最終戦争を思わせるようなシーンで終わる

すると、この最終戦争と『ミッドナイト』の意味が
ふと、私の頭の中で重なってしまうのである
約40億年の地球史を24時間の1日でたどると
人類の出現と文明の発生は、真夜中の数秒前である
真夜中へ向けて、すべての想いは終結され、戦争と共に人類が終わる
その真夜中を過ぎてなお消えない想いが『プラスワン』として残る

次の新しい人類史・生命史が始まる24時間の、最初の1が
消えなかった前日の想いなのだろう
断ち切れない想いを恋人へ唄うこの歌が、私にはふと、そんな風にも聞こえてしまう」と綴られていて

やはり、数多くの物語を紡ぎ出されていらっしゃる方の感性というか
同じ曲を聴いても、イマジネーションの広がり方が違うというか
少なくとも「キャイキャイ」「ブツブツ」言ってる人間とは比べることさえ失礼なくらいで(笑)
いつか、この曲をモチーフに、1本描いて頂きたいです♪

後奏の部分で、鈴木さんがサックスを吹いておられる後ろで
ギターの松下さんがキーボードを演奏なさっていて
甲斐さんが再び椅子に掛けられてエンディング
奥さんは、アルバム「エゴイスト」のツアーだか「AGライブ」だかで
ステージの際にお座りになって歌われる甲斐さんを思い出したらしく
「足をブラブラさせて可愛かったんだよぉ!(笑)」と笑っておりました(笑)
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TRANCE EXPRESS TOUR(1989年6月24日)2

2022-08-30 15:20:00 | ライブ
3曲を歌い終えられたところで「サンキュー!ありがとう!」と甲斐さん
「えー、2年ぶりの『カオス』というアルバムに合わしてのツアーになります
2年ぶりのね、これも…もう、これはずっと、このツアーで言い続けてることなんだけど
アルバムには、それは『JとT』という風に記されてある

1人は…えー、ベトナム戦争の後遺症で、マンハッタンの街のド真ん中で
銃ぶっぱなそうとして病院送りになって…
たぶん、もう彼は一生出て来れない…えー、形になるだろうと思います
もう1人は、去年、エイズで…死んでね
どちらも、8年来のアメリカの友人2人だった…

人間は、ちょっとした遠い出来事でもね
ホントに自分の身の上に降りかかって起きない限りは
そういうことが理解できない厄介な部分があって…えー、その2人に捧げてるアルバムです
そのアルバムのタイトルチューンからの曲を…『カオス』」
…と、少し沈痛な面持ちで話されてますが

東日本大震災のあとのライブで「萩尾望都に『なのはな』があるように
俺には『カオス』があった」と、この曲を歌われた際にも
今回のビルボードツアーで取り上げられたのも
我が身に降りかかってみないと、人の痛みが判らないという
日々の暮らしに追われる内に、大切なことを忘れてしまう
人間の「どうしようもなさ」みたいなものに警鐘を鳴らそうとなさったのかなあと…?

前回の記事でご紹介した、このツアーのパンフレットでは
水越真紀さんが「甲斐が『CHAOS』を捧げた
二人のアメリカの友人達のうち、一人は既にエイズでこの世にいないし
もう一人はベトナム戦争の後遺症で精神病院に入っている。これが『こんな』世界の正体なんだ

そして、そんなどうすることもできない混沌とした世界に生きているからこそ
その中にある『夢』を信じたいとも思うのではないか
何を見つめていようとも人は最後は独りになる
甲斐よしひろのコンサートと『CHAOS』は、それを了解し、覚悟しているからこそ見えてくる
混沌の中でほのかに熱を放っている『夢』のことを思い出させてくれたように感じている」と綴られ

アルバム「カオス」の収録曲に関するコメントのページでは
清水隆俊さんが「この曲は、ラブ・ソングだろうか
この作品で語られている愛は、もちろん、眼の前にいる『君』に捧げられている
だが、同時に、その視線は『君』を通り越して、ふたりを囲む世界にも注がれている

争いも憎しみもない…この視線こそ、現在の甲斐よしひろの立場を表してる
僕たちも、彼が今、何を見ているのか、理解すべき時期に来ているのではないだろうか
彼を『血まみれのレッドスター』にさせないためにも…そして、だからこそ、考えてみたいのだ
『この曲は、ラブ・ソングだろうか』」と記され

萩尾望都さんは「これはふしぎな歌。シェルター、人工灯、ひどい世界の中で忘れてしまいそうな愛
都市生活の限界を歌ってるのだろうかと思っていたら
友人が、シェルターとは核シェルターではないか、という。そう考えると歌の情景は一変する

『そして何かお腹に入れよう』と歌う食事のシーンで、彼らは何を食べているのか
『ブレード・ランナー』や『地底のエリート』など
核戦争とその夜を扱った映画や小説はたくさんあるけれど
歌でこういう世界のムードを聴くのははじめて

『魅力的な愛を君に捧げる毎日』の『毎日』は刹那的な日々に思える
『死ぬまでごぶさた』の『ほんとのミルクとスマイル』って何なのだろうと
思いにひたればひたるほど、この歌の世界は混沌と広がっていくのです」と、おっしゃってますが

奥さんは、舞台「ツインズ」を観た時に、飲んではいけない水道水や
食べてはいけないアサリから連想される「汚染された世界」が「カオス」の歌詞を彷彿させ
作者でいらっしゃる長塚圭史さんは「甲斐バンド世代だったっけ?」と考えたんだとか…(笑)

ともあれ、富澤一誠さんは「過去に何をやったかではなく、これから何ができるのか?
それが大切なのだということをアルバム『カオス』は僕に教えてくれるが
特に『カオス』は僕の心に潜んでいる『青春の疼き』を見事に刺激してくれる
甲斐にもらったエネルギーをどう爆発させようかと考える今日この頃である」とコメントされ

このアルバムのプロデューサーでいらっしゃるチト河内さんは
「僕の場合、歌には『言葉』から入っていくことが多いが、この『カオス』は特にそうだった
1998年という10年後の世界(現在も既にそうなってはいるけれど)
つま先立って歩いて行かなくてはならないような世界で
自分がどうあるべきかがストレートに集約されている

甲斐の歌い方のせいか、あとで聴くととても鮮明に映像がイメージできる
彼の歌はだいたい映像的だが『カオス』のイメージは特別印象的だ
冷たいという意味の『クール』ではなく
しっかりと自分の場所に立ってものを見ているクールな感じなのだ」と評されていて
さすが「タイトルチューン」らしい反響の多さでした

余談ですが…このツアーパンフレットの最後に
メンバーの皆さんへの「一問一答」みたいなページがあり
「尊敬するミュージシャンは?」とか「最近観た映画は?」といった質問の中に
「エイズになったら、どうする?」という質問が入っていて
甲斐さんが「カオス」をお書きになったきっかけの1つであると共に
当時、大きな関心を集めた問題だったことを思い出した次第です(汗)

ちなみに…ドラムの宮崎さんは「エイズになったんだなと思う」とお答えになり
ギターの松下さんは「パミール高原に行く」
サックスの鈴木さんは「君ならどうする?」と質問で返され
ベースの富倉さんは「なった時しか考えられない」と、おっしゃってます

それはともかく…ライブ映像では、この曲だけ歌詞がテロップで表示される中
甲斐さんは、2コーラスを歌い終えられたトコで、お脱ぎになったジャケットを
階段の脇のスペースに無造作に置かれたりして
この曲に対する内面の熱さはさておき、淡々としたご様子

奥さんは、その歌詞テロップを見ていて
「そういえば『Killing me softly(やさしく歌って)』の歌詞を
『Love Me Tender』に変えた時は『えっ!?ナンで?』って思った(笑)」と申しておりました(笑)

最後の「カオス」という部分はエコー1回で終わり
続く5曲目には、松田聖子さんに提供なさった「ハートをROCK」を持って来られ
そのステージの「世界観」のギャップがスゴイなあと…(笑)

甲斐さんが、この曲をセルフカバーされたのは、おそらく?このツアーが初めてで
奥さんは、弟くんが聖子さんのアルバム「ユートピア」を持っていたことに感謝しつつ(笑)
「えーっ!?甲斐さん、これ歌っちゃうの!?(笑)」とビックリしたらしい(笑)

ただ、甲斐さんも若干?歌いにくさを感じていらしたのか?
この曲の時だけ、真っ黒なグラサンをおかけになったり(笑)
松本隆さんが書かれた歌詞の、女性言葉の部分を少し言いかえたりなさってます(笑)

実際、歌詞の部分を歌い終えられ「LaLaLa…」の部分になると、グラサンを外されてましたが(笑)
奥さんは「♪メガネを外したらハンサムね 違う人みたい♪」と歌われた際に
グラサンに手をやられた甲斐さんに「ここで外せばいいのに(笑)」とツッコミ(笑)

どなたとは申せませんが、サングラスがトレードマークの方々の中には
グラサンを外された途端に「別人」の如く、イメージが変わる方もいらっしゃるので(苦笑)
「甲斐さんは目力があって良かった~!」が口癖になったみたいです(笑)

そうそう!大サビ前の間奏に入ると、甲斐さんは、それまで手にされていたタンバリンを
転がすように、下手側へ放り投げられ
下手側フロントにベースの富倉さんとサックスの鈴木さんが出て来られると
甲斐さんは、上手側の松下さんのお隣に立たれる…という演出に
「このツアーは上手側が美味しかったんだよねぇ(笑)」と奥さん(笑)
まあ「野獣」の「寄り添い」シーンも上手側で披露されていたことだし…(笑)

もっとも、本人はこのツアーの関西公演で、初めて最前列ド真ん中という神席を引き当て
…って、このホールがまた、ステージと客席が近い造りだったこともあり
甲斐さんがステージ際まで出て来られるたびに
後退りしそうになるのを堪えるだけでいっぱいいっぱいで(笑)
上手側の席の皆さんを羨む余裕はなかったみたいです(笑)
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TRANCE EXPRESS TOUR(1989年6月24日)1

2022-08-29 19:34:00 | ライブ
甲斐さんのソロ&KAIFIVEボックス発売に関するサンスポの記事に
「数あるライブ音源から最も脂の乗り切った甲斐の歌声を聴くことができ
ファンの間でも語り草になっていた同公演が選ばれた」と
「セカンドアルバム『カオス』を引っ提げ回った全国ツアーの東京公演」の
ライブ音源が収録される旨が記されていたために

ビルボードツアー中から、その「語り草」のライブ映像をリピート三昧だったものの
さすがに少し落ち着きを取り戻していた奥さんのスイッチが再びONとなりまして(笑)
自然とボクの目に入る機会も増えて来たので
ならば、そのライブ映像についてご紹介しようかと思った次第です(笑)

記事には「36歳のパワフルな甲斐の息遣いが33年ぶりによみがえる」とありましたが
奥さんが、再びこの映像を観ることが出来るようになった時
ちょうどビルボードツアーの最中ということもあってか?「この頃の甲斐さんって
今の木村(将之)さんと同じくらいの年なんだよねぇ」と、しみじみ申しておりました

その36歳の甲斐さんは、まだライブ中にグラサンをかけておられず
昔々、このブログに書いた「いつからシリーズ」という記事を思い出したり(笑)
黒地に白いドットが入ったシャツ、肩パットてんこ盛りの(笑)
たっぷりとしたスーツ姿の甲斐さんに、まだバブリーだった当時がよみがえったり…(笑)

もっとも、奥さんにとっては、何よりもその「おぐし」の長さが重要だったらしく(笑)
当時も「甲斐さん、久々に髪の毛、伸ばしてる~!」と騒いでいたような気が…(笑)
奥さんの「大好物」の超ロン毛とは行かないものの、肩のラインを越えたくらいの長さで
「ストレート・ライフ」の頃に比べれば遥かに長い!(笑)
あっ!あと、この頃はまだ「甲斐さんが巻き舌で歌ってない」こともポイントみたいです(笑)

ツアーメンバーは、宮崎まさひろさん(ドラム)、富倉安生さん(ベース)、松下誠さん(ギター)
そして、甲斐さんが、井上堯之さん、押尾コータローさんと出演なさった「MUSIC DAY」で
久しぶりにそのプレイを拝見した鈴木明男さん(サックス&キーボード)

ステージ中央に設置された白い階段を挟んで、下手側上段にドラム、その下にベース
上手側上段にキーボード、その下にギターという布陣
この白い階段は、ステージ最奥で左右に分かれてそれぞれの袖へと延びていて
奥さんがビルボードツアーで「レッドスター」を聴いた時に思い浮かべたのは
この階段の上に立って歌っていらした甲斐さんのお姿だったんだとか…

さて、そのライブ映像は、松下さんの緊張感漂う演奏をバックに
ギターを手にされた甲斐さんがマイクの前に立たれ
「翼あるもの」を歌い始められるところからスタート♪
残念ながら、奥さんは、演者の皆さんがどのようにステージに登場されたか?覚えてませんでした(苦笑)

2コーラスを歌い終えられたトコで、曲のテンポが速まり
通常の甲斐バンドライブなら、甲斐さんがドラムセットの上に駆け上がられ
観客を煽られたあと、ステージに飛び降りて、マイクスタンドに突進なさる

というパフォーマンスが観られる箇所で甲斐さんは
階段の脇に設けられたキーボードが置かれているスペース辺りで、ギターを弾いていらして
「なるほど、ソロツアーだと、甲斐さんもプレイヤーのお1人になられるんだなあ」と…

続いて2曲目も甲斐バンドのナンバー「野獣」
奥さんが「超!萌える~!(笑)」という(笑)
ボーカリストとギタリストが寄り添い、1本のマイクで歌うパフォーマンスは
記憶にあった通りだったらしく、しかも、甲斐さんの方から松下さんに近寄って行かれるので
マイクスタンドごと移動なさるたびにキャイキャイ(笑)
ただ、その2ショットを松下さんの正面から捉えたカットには「違うでしょ~」とツッコミ(笑)

ボクは、甲斐さんがギターをお弾きだったために
あまり動かれていなかった1曲目のぶんまで?
ステージ上を右に左に動かれている途中、マイクスタンドを蹴り倒されたのを
元の位置に戻しに来られるスタッフの方がいらっしゃらず
甲斐さんが、ご自分の足先に引っかけてスタンドを立てようとなさっていたのが新鮮でした(笑)…って、結局ダメだったんですけどね(笑)

「サンキュー!」という甲斐さんの声がして
3曲目は、無事に元通りになった(笑)マイクスタンドの前で
アコギをお弾きになりながら「インジュリイタイム」
でも、出だしの「♪道しるべもなく命綱もない…♪」という一節を歌い終えられると
バンドの演奏が始まり、甲斐さんはピックを放り投げ、アコギも手放されて、マイクスタンドをグルリ(笑)

この曲は、アルバム「カオス」のA面の1曲目に収録されてますが
甲斐バンド時代からの「法則」に従えば、そのアルバム全体のカラーを示すというか
「マイ ジェネレーション」の「三つ数えろ」的な
いわゆる「キー」となる曲ということでしょう

実際、この曲の大ザビ部分に出て来る「♪いいかい?BABY 愛が待っていてくれると思って
放りっぱなしでいると愛はいつか消えるよ きっと消えるよ♪」という歌詞が印字された
アルバムだかツアーだかのDMを見た覚えがアリマス

ちなみに…このツアーのパンフレットには、甲斐さん始め、メンバーの皆さんが写っておられる
「写真集」的なものとは別に、小冊子が添えられていて
その冒頭で、水越真紀さんが…「甲斐よしひろのニュー・アルバム『CHAOS』を聴きながら
私は、1年ぶりのコンサートの事を考えていた

1988年の12月、オープニングは『翼あるもの』だった
けれども正直言って私には、甲斐のヴォーカルに入るまで一体何が始まったのだか判らなかった
それは『懐かしい』ナンバーではなかったのだった

(中略)…この『TRANCE EXPRESS TOUR』とニュー・アルバム『CHAOS』には
甲斐バンドを振り切ろうとか忘れようという気持ちから本当に解放されて
甲斐よしひろが、いま歌いたいことを、正直に歌えている潔い幸福感があった

そして、私達に歌いたい歌が『翼』であり『CHAOS』であり『安奈』であり
『THANK YOU』であるということには
『現代(いま)』に関わる意味があるのではないかと思った」…と
ファーストアルバム「ストレート・ライフ」の頃の「甲斐バンド封印」ぶりが消えて
心身共に軽やかさを取り戻された甲斐さんに触れていらっしゃいます

更に、続くページには、甲斐さん縁の皆さんが
「カオス」の収録曲に関する、様々なコメントを寄せられていて
「インジュリイタイム」については、萩尾望都さんが…

「私、この歌の歌い方、すきなんです。曲と歌詞の関係がスリリングで…
真夜中の海で、おぼれながら歌ってる感じで
『罪をあがない、君こそが革命…』なんて、バッチリ決まって最高
そう、革命こそが、意識改革の最高のもの」…と綴られているんだけど

我が家では、この頃から甲斐さんが「インジュリイタイム」とか
「レッド・サドンデス・ツアー」とか、サッカーに因んだフレーズをお使いになり始めたので
「真夜中の海」というよりも、ピーカンの空をイメージしていたため
ホントに曲から受ける印象って、人それぞれなんだなあと…(笑)
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甲斐よしひろ ソロデビュー35周年 WOWOWスペシャル

2022-08-27 20:01:00 | メディア
昨日ご紹介したサンスポの記事には…
「現物主義」の奥さんが、あまり興味を示さなかった(苦笑)ソロとKAIFIVEの「サブスク」が
甲斐さんのBOX SET「HOT MENU」の発売日と同日に解禁されるという情報と共に

WOWOWが「甲斐よしひろ ソロデビュー35周年 WOWOWスペシャル」という
「ドキュメンタリー番組」を放送するとの旨も記されていて

以前の「ライブハウスツアー」と同様に、甲斐さんのツアーに密着して
リハーサル風景やバックヤードでのご様子、更に甲斐さんへのインタビューもたっぷりと♪
…と期待して、WOWOWのサイトを覗いた奥さん

「甲斐よしひろのソロデビュー35周年を記念してWOWOWがお届けする5ヶ月連続特集」
…という見出しに、まず「うん?5ヶ月連続?」となり

「甲斐バンド解散で道なき道を切り開いてきた孤高のロッカー、その軌跡を追う
日本のロックがまだ黎明期だった1970年代に産声を上げ、先頭を切って駆け抜けてきた
甲斐バンド解散の翌年にあたる1987年から、甲斐よしひろは35年という長きに渡り
ソロアーティストとして音楽活動を繰り広げ、数々のライブを行なってきた

WOWOWは、歴代公演から厳選したライブ映像作品など多彩なプログラムを放送・配信
そのキャリアを振り返り、行跡をひもとく5ヶ月連続特集をお届けする」
…とのことで「えっ!?まさか…?」と思いながら続きを読むと

「甲斐バンドのデビュー25周年という節目を祝した
プレミアムライブを盛大に行なった翌年にあたる2000年
26年目の第一歩として甲斐よしひろが選んだのは
たったひとりきりでステージに立つという、自身初挑戦のライブの形だった

ゲストアーティストが登場する楽曲はあるものの
基本的にはアコースティックギター1本での弾き語りで、シンプルな表現に徹した甲斐
ごまかしが一切利かない、そのスタイルが剥き出しにしたのは
歌声とギターサウンドの根幹に宿る熱い魂

アコースティックではあるが、オーディエンスは冒頭からスタンディングで甲斐を迎え
アグレッシブなパフォーマンスに酔いしれた
この全国ツアーは東名阪のほか、甲府・松山・博多・宮古島・仙台で開催

本作品にはライブ本編の映像に加えて、各公演のバックステージの様子や移動の模様も収録
当時の空気感を記録したロードムービー形式のドキュメンタリーとしても貴重な映像集である」
…と記されていて「スペシャル」といっても
既存の映像を放送するという意味だと判明し、ちょっとガッカリ…(苦笑)

でも、当時、この「My Name is KAI~ひとりきりの甲斐よしひろ」ツアーは
アマチュア時代の弾き語りスタイルという「原点回帰」だと
「照和」での甲斐さんのステージを観たことがない奥さんは、異様に高ぶっていたような気が…(笑)

ともあれ、甲斐よしひろファンクラブ会員ではない、WOWOW加入者の皆さんには
レアなメニューばかりということで、先を続けますと
11月に放送・配信予定されているのは「甲斐よしひろ LIVE IN 飛天 DELUXE」

こちらは、10月放送・配信予定の「My Name is KAI」の説明でも触れられていた
「1999年11月に行なわれた甲斐よしひろのプレミアムライブ
甲斐バンドも登場し祝祭ムードにあふれた一夜。その模様を収めた映像作品」です

「1999年11月、グランドプリンス新高輪・飛天で開催されたプレミアムライブ
本公演の模様を収め、2000年に発売された
ファンクラブ、通信販売、ライブ会場限定の映像作品は
2006年にデジタルリマスタリングで初のDVD化が実現

このライブは、甲斐バンドのデビュー25周年を祝して企画されたもので
前半は甲斐よしひろのソロライブとして展開するが
後半は甲斐バンドのメンバーが参加して演奏
甲斐バンドの活動再開もこの日に発表された

セットリストはオフィシャルサイト上で募ったファンからのリクエストを参考にして構成
キャリアの集大成とも言うべき25周年という節目にふさわしい
華々しい祝祭イベントの記録である」と説明されていて

「ああ!リクエストっていうかアンケートあったねぇ!」と奥さん
確か、ライブの王道って感じの曲より、レアな曲の人気が高くて
「結局、甲斐さんが歌いたい曲になったんじゃなかったっけ?(笑)」と笑っておりました(笑)

12月は…「甲斐バンド30周年を祝し、甲斐よしひろが豪華ゲストを迎えて開催したツアー
『甲斐よしひろ PARTY30』ファイナルの模様を収めた映像作品を
WOWOW編集版で放送・配信」…となっていて「ん?編集版?」と思ったら

「甲斐バンドのデビュー30周年を記念して、全国8ヵ所で開催された
甲斐よしひろのツアー『PARTY30』
30周年にちなんで、3時間30曲を謳い文句に掲げ

山口智充、大黒摩季など30周年を記念したトリビュート・アルバム
『甲斐バンド&甲斐よしひろ グレイト・トリビュート・コレクション
グッドフェローズ』に参加した、ゆかりの豪華ゲストのほか
大友康平、甲斐バンドの田中一郎らも登場

スペシャルな公演の模様を収めた映像作品を、WOWOWの独自編集版として放送・配信する
アコースティック・アレンジで披露した『安奈』
同年7月に急逝した甲斐バンドのギタリスト大森信和を偲んだ
『100万$ナイト』の熱唱など名場面多数」…との解説のあとに

「出演 甲斐よしひろ ゲスト:山口智充、大友康平、mcA.T.、大黒摩季、田中一郎
*DA PUMPの出演はございません」との表記があり「あ、そーゆーことね」とナットク

2023年1月放送・配信予定の映像は…「甲斐よしひろが2015年に開催した
『甲斐よしひろ 2015 愛のろくでなしツアー3』
東京キネマ倶楽部で行なわれた追加公演の模様を収めた映像」で

「2011年、3年ぶりに甲斐よしひろ名義で開催したソロツアーに冠されていた
『愛のろくでなしツアー』というタイトル
ツインリードギター、キーボードレスというシンプルな編成でスタートしたこのツアーは
のちに編成を変え、サポートメンバーが入れ替わりながらシリーズとして回を重ねていく

今回お届けするのは、2015年に開催された『愛のろくでなしツアー3』
全国4ヵ所のZeppを巡ったあと、追加公演として東京キネマ倶楽部で行なわれた
ライブの模様を収録した映像作品

土屋公平(Gt/元THE STREET SLIDERS)
TOKIE(Be/元RIZE)、川西幸一(Dr/ユニコーン)といった
豪華かつ個性の強いサポートメンバーが揃い
ライブ終盤には、甲斐バンドの田中一郎(Gt)も登場
甲斐よしひろ名義のソロ曲と甲斐バンドのナンバーを織り交ぜたセットリストでパフォーマンスした」

…という説明には「英二さんのことには触れてないのね(苦笑)」と若干のツッコミを入れつつ
その英二さんが離脱なさった、Zeppではないホールで
「オリジナル甲斐バンドみたいな3ピース」編成で
ライブを観られたことは、強く印象に残っているみたいです(笑)

そして最後は、来年2月に放送・配信予定の
「『甲斐よしひろ Billboard LIVE Best Selection』
甲斐よしひろのBillboard LIVEシリーズを収めた映像作品」から
「2017、2018年の未発表映像を中心に名演を厳選した決定版」とのことで
この「WOWOWスペシャル」の中では、一番興味深いメニューかも…?(笑)

「甲斐よしひろがBillboard LIVEで初めてライブを行なったのは2015年
以来、全国各地のBillboard LIVEで毎年公演を開催。恒例の人気企画となっている
ドラムレスを基本に、アコースティックギター、ブルースハープ、ウッドベース
フィドルなどで織り成すアンサンブルは、ロックバンド編成とはまた違ったグルーヴを醸成

甲斐は自由な発想に基づく野心的なアレンジを試み
既存の楽曲に全く新しいフィーリングを与える、冒険的なライブを積み重ねてきた
今回お届けするのは、2017-2018年に行なったBillboard LIVEでの未発表映像を中心に
同会場での名演奏をピックアップしたベストセレクション
加えて、2011年1月にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで
開催したライブからの未発表映像を盛り込んでいる」とのことですが

甲斐さんは、このビルボードシリーズに関して
「1回目(2015年)はある意味では『試し』なんですね
プロが真剣に遊んでいる中でのいわゆる『お試し』なんですけど
それは、だからこそ原石をぶつけるようなもので、太さもあるし、だからこその迫力もある訳です

2回目(2016年)は、その原石をぶつけたような太さが、細くなってしまわないように気をつけて
そのためにある種の角度をつけた斬新なアイデアやアプローチがあった訳です
そういう風に角度をつけたから、結果としてブルーグラス的なテイストやブルース
カントリー、あるいはソウルに通じる感覚も出て来て
1回目とはまた違った意味での太さを感じて貰えたと思うんです

3回目(2017年)は、もう一つのアプローチとして
大ヒット曲をそのままフォーキーにやってみようという
当たり前のオーソドックスなパターンも入れてます
色んなアプローチで臨もうとしているので
僕の言い方で言うと『すごくデンジャラスな感じに聴こえるだろう』という…

その『デンジャラスなフォーク』で、閉塞した時代、ため息まじりの日常に暖かな火を灯す
都会のキャンプファイアーのようなステージにしたいと…
みんなが手拍子できて、すごい近い感じでストレートに伝わる曲
その演奏を聴いただけで何を言いたいのか、何を歌おうとしているのかが
聞いてる人の身体にサーッと沁みていくようなタイプの曲

例えば『吟遊詩人の唄』あるいは『10$の恋』みたいな曲ももちろん必要だし
それがフォーキーなアンサンブルでの一番わかりやすいアプローチだとは思うんです
でも、そこに『オクトーバームーン』とか『Fever』のような
非常に先鋭的で挑戦的なアプローチをやっていかないと面白くないですよね」と振り返られ

鈴木健太さんが「3年目くらいから、このシリーズが違うフェーズに入ったことも感じていて
アメリカン・ルーツ・ミュージックとの融合ということについてはもう特に意識しなくなってますよね
この編成でやる場合の落とし込み方というのは、基本的には決まって来ていて
それは、言ってしまえば、アメリカン・ルーツ・ミュージック的な
アレンジに向かうということだから、結果的にそうなるというか…」…とおっしゃった

その「3年目」である2017年と「デンジャラスでフォーキーなサウンド
それをさらに推し進めようと思ってるんです
前回やった中の何曲かは非常に挑戦的なサウンド
ロックで言うとプログレッシブ的なアプローチでやったんですけど
それを今回はさらに進化させるということですね」という2018年中心の選曲って、かなり楽しみ♪
ただ、奥さんは「今年のビルボードツアーが史上最高だったからなあ…」と
最新ライブ映像のリリースを熱望しているようです(笑)
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HOT-MENU KAI THE 35th SOLO WORKS COMPLETE BOX

2022-08-26 19:29:00 | メディア
ついに、甲斐さんが、ビルボードツアーのMCやラジオ番組でチラチラ洩らされていた(笑)
「BOX SET」のリリース情報が解禁となりましたね♪

「甲斐よしひろ よみがえる伝説ライブ」
「ソロ活動35周年『集大成』」「10.5にCDボックス発売」…との見出しが
サンスポのネットニュースになっているのを発見し、早朝から大騒ぎの奥さん(笑)

コンビニに走り、ソロとKAIFIVEのアルバムジャケットの写真がズラリと並んだ
紙のサンスポを入手したことは言うまでもアリマセン(笑)

「『進化を続け、熱き衝動とロマンティシズムを追い求めた集大成』と自ら語る
ソロとKAIFIVE時代のオリジナルアルバム全10枚に加えて

貴重な1989年の東京厚生年金会館公演など、未発表音源も収録
36歳のパワフルな甲斐の息遣いが33年ぶりによみがえる」
…と、見出しに続く一節を読んだ途端に「これって、アレだよね?」と謎のつぶやき(笑)

この「アレ」というのは、今年のビルボードツアーで、甲斐さんが取り上げられた
「レッドスター」や「カオス」「イエロー・キャブ」などを聴いて
「もう一度、あのライブ映像が観たいな~!」と、たびたび口にしていた
アルバム「カオス」を引っ提げてのツアーのライブ映像のことで

今回の「BOX SET」に収録されることを願っていたんですが
残念ながら「映像」ではなく「音源」のみとの発表にフクザツな表情…(苦笑)
もっとも、このブログの読者の方のご厚意により
その念願のライブ映像を再び観ることが出来たおかげで、ガッカリ感は薄まった模様…(笑)

ともあれ…この「BOX SET」リリースの話を聴いた時から…というか
以前のビルボードツアーで、甲斐さんが「KAIFIVEやらないとダメだな、まとめてドーンと…」とおっしゃった時に
「何かしらの『箱』が出るんじゃないか?」と、大いに期待した一方で

ソロ35周年記念のベストアルバム「FLASH BACK」をリリースなさった際に
「ソロとKAIFIVEを一緒にして…その手があったか!と思った」と明かされた時には
「ソロとKAIFIVEと2回目のソロの時期って
あちこちのレコード会社を渡り歩いてる頃だし
版権とかの問題があったりするんじゃない?
だから、ハッキリ『リリースする』って言えないのかな?」と心配していたんだけど

記事の続きには…「甲斐バンド解散翌年の1987年に開始したソロ活動が節目の35年となり
11枚ボックスという形で後世に残すこととなった
何年たっても色あせない熱量を持つことから
タイトルは『HOT MENU-KAI THE 35th SOLO WORKS COMPLETE BOX』

これまで所属した複数のレコード会社の壁を超え
完全限定生産でユニバーサルミュージックから発売(税込み2万5300円)
118ページの豪華ブックレット付きだ

オリジナルソロアルバム7枚に加え、1991年から94年まで甲斐が率いたロックバンド
KAIFIVEの3枚も収録。その全てを、リマスタリング処理を施して
クリアな現代の音でよみがえらせた」…と記されていて

さすが、アマチュア時代から、海外の有名プロデューサーの自伝をお読みになり
「揉め事の原因の多くは版権」と、よくご存知だった甲斐さん(笑)
壁の乗り越え方の秘策がおありだったんじゃないかと…?(笑)

まあ、初のソロカバーアルバム「翼あるもの」も
甲斐バンドが所属していたのとは違うレコード会社からリリースなさったという
「前科(失礼!)」もお持ちですしねぇ…(笑)

そういえば…「照和」時代に「ポプコン」に出場されて、予選を通過なさったものの
コンテストで演奏した楽曲の版権をヤマハに渡さなければならない
…ってトコに引っかかられ、本選出場を辞退なさったんですよね?

それはともかく…記事は「目玉は未発表音源12曲を収録したライブCD
うち10曲がセカンドアルバム『カオス』を引っさげ回った全国ツアーの
東京厚生年金会館公演(1989年6月24日)

数あるライブ音源から最も脂の乗り切った甲斐の歌声を聴くことができ
ファンの間でも語り草になっていた同公演が選ばれた
他にも翌90年のサードアルバム『エゴイスト』のツアーから2曲が収録される」と続いていて

当時、奥さんがテープが擦り切れるほど見倒していた(笑)
あの「カオス」ツアーのライブ音源は「語り草」になっていたのかとビックリ!?(笑)

あと、ユニバーサルミュージックを始め、タワーレコードやHMVなどのサイトで
全収録曲が発表されているのを見ると「エゴイストツアーからの2曲」は
どちらも、アルバム「エゴイスト」には収録されておらず
…って「スローキス」はさておき「涙」という曲は存じ上げません(苦笑)

そして最後に…「甲斐はボックス『HOT MENU』について
『進化を続け熱き衝動とロマンティシズムを追い求めた集大成
未発表ライブ音源も加えた圧倒的なボリュームです

皆さん、KAIの核心を心ゆくまで楽しんでください』と自信を持って届ける」
…という甲斐さんの言葉と「同ボックスを携えたツアーも決定」と、その日程が記されてます

ただ、今秋のツアーに関して、クジ運に全く自信のない(笑)我が家の住人は
「Zepp(千人前後の規模)だし…」と、迷うことなく(笑)
「VIP席」と「第二希望(指定席)」の両方でエントリー

無事に、全て「VIP席」で当選し、あとは発券開始日を待つばかり…と思っていたら
その「ファンクラブ先行」のあとの「プレリク先行」と
それに続く「オフィシャルホームページ先行」は、いつも通りの展開とはいえ

更に「ファンクラブ先行(2次抽選)」の案内が届き
しかも「VIP席」も、その対象になっていると知って「大丈夫なの!?」と奥さん(汗)

まあ、コロナ第7波の影響もあるかも知れませんが
甲斐バンドツアーなら、Zeppの倍以上のキャパの会場でも
「ファンクラブ先行の『VIP席』が取れなかったのに…」と

改めて「甲斐バンドファン」のパワーを認識した…というか
「ソロやKAIFIVEを聴いてなかった人が多いのかなあ…」と驚いておりました(苦笑)

奥さんにとっては「甲斐さんが歌ってくれる」ことが最重要であり
甲斐バンドツアーだろうが、ソロツアーだろうが
「行かない」という選択肢は考えられない訳で…(笑)

…っていうか「長岡さんも大森さんもいない甲斐バンド」に
かつての「甲斐バンド」を重ねて懐かしむことが、あまりないからじゃないかと…?

そうそう!今のところ「オリジナル特典」が付いているのは
ユニバーサルミュージックとタワレコなんだけど
この先また「ライブ会場限定」で、何か特典があるかも知れないし…と

さすがの奥さんも、お値段がお値段だけに「FLASH BACK」みたいに
あちらこちらで予約する訳にはいかないらしい(笑)

以前にライブ音源ばかりのCD BOX「熱狂」がリリースされた時に
東京で、そのBOX販売会兼サイン会イベントがあり
当初は、そのイベント会場でBOXを購入された方のみ…となっていたのが

すでに購入済みのファンの皆さんから「え~っ!?」という抗議の声が上がり
当日、購入済みのBOXを持参すればOKになったものの
奥さんが、この一連の「お知らせ」を受け取ったのは、甲斐さんのツアーの遠征先で
最初は「もう買っちゃったのに…」とブツブツ

「持参OK」となったあとは、そのサイン会の日時を見て
「このツアーのために、取れる休みは全部取ったし
これ以上『休みたい』とは言えない…」と泣く泣く断念したということがあったりしたので
なおさら慎重になっているみたいです(笑)

もっとも「A4クリアファイル」にしても「アート・カード」にしても
おそらく?「ボックスの(ジャケット?)写真」…

いわゆる「ウ◯コ座り」をなさってる(失礼!)甲斐さん…と同じ写真が使われていると思われ
「甲斐さんって『ニューヨークBOX』といい
この『ストレート・ライフ』の頃の写真、好きだねぇ」と奥さん

まあ、ソロデビュー当時のお姿は、ソロ35周年を記念した
このボックスのジャケット写真としては象徴的だとは思いつつ
「私はこの髪型キライなんだよ(笑)」とブツブツ(笑)

「ロン毛の甲斐さん好き」としては、それこそ、件の「カオス」ツアーや
「エゴイスト」「KAIFIVE」時代のお写真を採用して頂きたかったのかなあと…?(笑)
そのぶん「豪華ブックレット」に、かなり期待してるのは間違いなさそうです(笑)
コメント (6)
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