奥さんは、とりあえず着席して爪先に食い込んだパンストを調整したあとに
次の曲が「ブルー・レター」だと思い当たって
ちょっと「立ちにくくね?(苦笑)」と考えていたら
一旦、下がられていたメンバーの皆さんが、ステージに戻って来られ
「サンキュー!メンバーの紹介をしましょう!やるよー!」と甲斐さん
もちろん、奥さんは、ここぞとばかりにスタンダップ(笑)
「ベースギター、岡沢茂!O.S!」に始まり
「たぶん、彼は、一緒に俺たちがやり始めた最初は
野音だったんじゃないかと思うんですけども…えー、ギター、稲葉政裕!拍手ー!」…って
稲葉さんは、その「甲斐バンドメンバーデビュー」のライブで
「漂泊者」の出だしをトチられたんですよね?(苦笑)
そして…「ヤクザなジェントルマン、マック清水!拍手を!」と「聞こえた」と奥さん(笑)
映像で観ると「山羊座のジェントルマン」っておっしゃってるみたいだけど
「マックさん、牡牛座だよね?」と首を傾げておりました(笑)
「OK!クールガイ、ドラムス、佐藤強一!拍手を!YEAH!」
…と、ここで、甲斐さんは水をひと口お飲みになり
「次は、ミスター・キーボード、前野知常!拍手を!OH YEAH!
ねぇ?ホントに『100万$ナイト』がなくて、おめでとう!(笑)」…って
前野さんは、そんなにあの曲を負担に思っておられるんでしょうか?(笑)
「OK!ドラムスでありギター、松藤英男!拍手を!OH YEAH!」
まあ、松藤さんは、この時、アコギを手になさっていたし
45周年ツアーから、本格的にドラマーに復帰されて以来
甲斐さんが「ドラムス…なんだか、ギターなんだか…(笑)」
…みたいな紹介をなさることは無くなりましたよね?
最後に「リードギター、田中一郎!OH YEAH!」とコールされ「ブルー・レター」へ
…で、この時に「えっ!?雨?気のせい?」というくらいの小雨が降り出したものの
奥さんは「空が明るいし…」と大して気にしていなかったのが
次の「ラブ・マイナス・ゼロ」が始まると、ガサゴソと合羽を取り出され
着用なさる方が、そこそこいらしてビックリ!
「ミスト代わりみたいなもんでしょ」と思っていた自分が変なのか?と心配になったんだとか…(笑)
それはともかく…この曲から「若いイケメン(笑)」のサックス奏者の方が登場され
「あっ、前野さんが吹くんじゃないんだ?」
「徳広さんでも鈴木(明男)さんでもなくて…?
誰だろ?洗足(学園)関係の人?」と、奥さんの頭の中は「?」でいっぱい(笑)
まあ、最後の部分は「HEROES」ツアーのファイナルや赤レンガ倉庫ライブで
「嵐の季節」のコーラスを担当して下さった皆さんが
「洗足関係」の方々でいらしたからみたいです(笑)
ボクは、甲斐さんが「色彩のブルース」を初めてライブで歌われた際に
ゲストに招かれていらしたという中村哲さんの演奏が聴いてみたかったです♪
ナンせ甲斐さんが「やっぱり、一郎じゃなくて
中村くんを甲斐バンドに入れれば良かった(笑)」とおっしゃったくらいの方だし…(笑)
ちなみに…中村さんは、甲斐さんからスカウトを受けられた時
「甲斐バンドはツアーの(ライブ)本数が多過ぎる!」とお断りになったんだとか…(笑)
ともあれ…この日の「ラブ・マイナス・ゼロ」は、本編半ばでの登場ということで
お約束の「サンキュー!じゃあね!」ではなく(笑)
「ありがとう!最高の気分さ!サンキュー!」と甲斐さん(笑)
ただ、奥さんは、この一言で盛大な拍手が起こると
「まだメンバーが演奏してる途中でしょうが?」と心の中でツッコミ(笑)
相変わらず、曲の途中での拍手には馴染めない模様…(苦笑)
その演奏が終わり…「サキソフォン、セイジ・タンザワ!拍手を!」という
甲斐さんのコールをしっかり胸に刻み、終演後にググってみたら
丹澤誠二さんは、役者さんとしても活動なさっていると知り「さもありなん」とナットク(笑)
「強一さんと一緒に、甲斐バンドの『ビジュアル』担当になって欲しい♪」と熱望(笑)
そういえば、これまで甲斐さんが、その「ビジュアル」に触れられたミュージシャンの方々…
「ピンナップスアイドル」の強一さんを始め、その強一さんの師匠でいらした青山純さん
後藤次利さん、土屋公平さん…って、皆さん色気のある方ばかりですよね?(笑)
ステージングの参考になさっていたというミックやボウイもそうだし
「クリエイティブなことをやろうと思ったら
男はどっか精神的にホモの部分をね、持ってないとダメだね」とのご発言もあったし…って
こちらは「野郎同士がグッと来る、俗に言う『男が男に惚れる』訳だけど
俺はね、こういう部分を大切にしたい訳ね
野郎同士だと、それが(男と女の色恋みたいに肉体っていうもんが介入し)ないぶん
『判り合えた』時には、ピッタシ本質的なことまで『判り合え』てたりするわけ
人間同士が、そういう骨にしみるような関わり合い方が出来て、判り合えた時ってのは
ホント、すごい人間関係が築けたっていうことだからさ
それは、クリエイティブなことにも通じることであってね
ある種、ピシッと来る手応えを感じられる人間でないと、物作りっていう作業は難しい訳でさ
俺は元々、精神的にホモっぽいところがあるんだけど…」との意味でおっしゃったものですが
その「ホモっぽい」部分で、無意識に心惹かれるタイプ(笑)がおありなのかなあと…?
ちなみに…サックス奏者としての丹澤さんは
近年では永ちゃんのバックを務められているようで
「ジャズ畑ばかりじゃないんだね」と思った奥さん
お若い頃に「世界のナベサダ」さんと共演なさっているとの記述を見つけ
「おおっ!スゴイ!かなり本格的な二刀流なんだ!?」とビックリ!…って
甲斐さんは、腕の良い方としかお仕事なさいませんもんね?(笑)
それはさておき…続く「Try」は、ホントに「久しぶり!」というか
奥さんは「ビルボツアーでやらないかなあ?」と、ずっと願っていた曲なので
「まさか、甲斐バンドで聴ける日が来るとは…!」と大いに高まり(笑)
「両隣がもう少し離れてたら『Try!』のトコで絶対ジャンプしてた(笑)」んだとか…(笑)
そうそう!申し遅れましたが…奥さんの右斜め前の席の女性が、ライブの盛り上がりで
客席が前後左右にシェイクされたために、視界不良になられたらしく
その左隣…奥さんの目の前…の席の男性が、その女性がまたステージを見られるようにと
少し立ち位置を変えられたので、今度は奥さんが視界不良に…(苦笑)
右隣の方に近づくと、またコツンコツンとなるやも知れず(苦笑)
甲斐さんのお姿を探しながら、左側へ身体を傾けると
左隣の男性に寄り添うような体勢になってしまい(苦笑)
「あっ、スミマセン!」と告げると、その男性は、少し左側にズレて下さり
おかげ様で「最後まで甲斐さんがバッチリ見えた♪」と喜んでおりました
終演後に、その左隣の男性に「ありがとうございました!助かりました!」と声をかけると
「イヤ、隣が空いてたから…」と返され、開演前に気になっていた空席が
とうとう最後まで埋まらなかったことに気づき
その通路際を含むセンター寄りの4席をお買い求めになった皆さんに
どんな支障が生じられたんだろう?と考えてしまったみたいです(苦笑)
さて、次の「デッド・ライン」も、アコギライブやビルボードツアーなど
アンプラグドでの演奏を拝聴する機会はあったとはいえ
フルバンドでの演奏は久しぶりということで、奥さんが楽しみにしていた曲の1つ
ただ…「Try」にしても、この「デッド・ライン」にしても
歌詞の主人公の男性の持つ「一発逆転」「乾坤一擲」みたいな気質…って
かつて自分を捨てた男の「懇願」や、負けるかも知れないと思いつつ自らを煽るために
「自信満々」を装って勝負に挑む姿…いわゆる「ハードボイルド」的な描き方に
当時は、1ミリも心を動かされることはなかったそうだけど…(笑)
まあ「無法者の愛」や「ブルー・レター」が出た時も
後に、甲斐さんのソロアルバムで「イエローキャブ」を聴いた時も
「身勝手な男!」と、女性に対するその態度に憤りを感じたみたいだし(苦笑)
甲斐さんの真意(と思われるもの)を理解するには、少し時間が必要だったようです(笑)
そうそう!イチローさんが「強豪校が初戦敗退!」というタイトルのブログで…
「勝負はやるまで判らないんです。地力がある方が必ず勝つのなら大会なんて不要ですもんね
世界の大谷選手だって、勝つ日もあれば、負ける日だってある
打てる日もあれば、打てない日だってある
すべてがそうだから、世の中は面白いんです
そんな世の中の、ある意味、不確実と言いますか、そこは誰も断言できない世界
そこを駆け抜けていきたいと思います」…と綴られたあと、数行の改行を挟まれ
「7/1の野音『デッド・ライン』って素晴らしい曲だと思いました」
…と書き添えられていたのを拝見して「この文章の流れからすると
曲のことっていうより、歌詞のこと言ってるよね?」と申しておりました
そして…14曲目は、横浜赤レンガ倉庫でのライブで、まさかのオープニングを飾った「冷血」
奥さんは、この曲がライブで演奏されたのをリアルタイムで拝見した1人として
「スウィングスピナーなしには語れない曲」を
白昼堂々(笑)というか、照明要らずの時間帯に披露なさったことにビックリしたことや
そのリアタイ当時のライブでは、全てのスピナーが上手く連動することが、かなり稀で
「今日は2号機が途中で止まっちゃった」とか「3号機が全く動かなかったなあ」とか
「照明に気を取られる瞬間がよくあった(笑)」ことを思い出していたらしい(笑)
確か、このスウィングスピナーを使った「冷血」のライブ映像を編集される際に
「音」的にベストなものと「映像」的にOKなものの組み合わせに苦労なさった
…っていう話を、何かで見聞きしたような気が…?(笑)