ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

2020年の秋ドラ10

2020-12-28 19:42:00 | 日記
この比叡山攻めで、僧侶やそこで暮らす人々をことごとく討てという信長の命に背き
「女子供は逃がせ」と部下に指示した光秀
「お下知は全ての者を討てとのことでございましたが
私の一存で女子供は見逃しました。お許し下さいませ」と詫びると

信長は「それは聞かぬことにしておこう。他の者なら、その首ハネてくれるところじゃ
山中に巣食う女子供は、ここ(…と光秀の胸を差し…)に刃を忍ばせておる
いずれ我らに牙を剥く。以後は皆殺せ」と厳重注意(汗)

しかし、明智一族が、覚恕の従者だという僧侶を捕らえ
覚恕とその腹心たちが東国へ向かった…との情報を訊き出したことにより
覚恕こそ取り逃がしたものの、高僧たちを全て討ち取り
比叡山を完膚なきまで叩き潰すことが出来たのは、光秀に負うところ大だと
志賀郡一帯の2万石の領地を与え、光秀は「城持ち大名」に…

一方、将軍・足利義昭は、摂津晴門と三淵藤英を前に
「そなたたちは、いくら信長でも延暦寺に対して、ここまではやらぬと断言したであろう
それがどうじゃ!僧侶は皆、首を獲られたと言うぞ!女子供もことごとく斬られたと言う!
城内に運び込まれた者たちの有り様を見よ!
何故この戦を止めなかった!」と怒り爆発(汗)

摂津が「先日、密かに叡山の覚恕様に拝謁致し
いかに田舎者の信長といえ、霊験あらたかな叡山には指1本触れることは叶うまいと仰せられ
げにも!と胸を撫で下ろした矢先のことにて
手を打つ いとまもございませんでした」と説明するも

「田舎者だからこそ、それがやれると思わなかったか!信長は何をしでかすか判らん男ぞ!
これを見て、京の者が何と言うか判るか?
幕府は信長の言いなりで、叡山滅亡の片棒を担いだ!
仏法の灯りが消え、世に闇が訪れるのは、幕府が無能ゆえじゃ!と…」と怒りは収まらず…

すると、摂津は「恐れながら、かかる有り様を招いた一因は
我らが皆、織田にハッキリもの申せぬところにあろうかと存じます
公方様が、上洛を成就させてくれた大恩人と仰せられるお方ゆえ
我らにも遠慮というものがござります」と答え

「そなたにも遠慮というものがあるのか?」という義昭のイヤミに
「そこまで仰せなら、我らも腹の決めようがござります!
この際、ハッキリと織田との関わりを絶つべきかと存じます!」と返すと
2人のやり取りを黙って聞いていた三淵が「それが出来ると申すか?」と質問

摂津は「出来る!今、大和の国では筒井順慶殿が松永久秀と睨み合うておられます
筒井殿は公方様の分身のようなお方、松永の後ろ楯は織田信長
この両者の戦が始まる時、幕府は筒井殿に援軍を送ればよろしいのです
松永は必ず織田に助けを求めましょう

となれば、戦の内実は幕府と織田のぶつかり合いとなり、互いの立場がハッキリ致します」
…と、筒井・松永の戦を代理戦争として利用することを提案し
「その戦に幕府が勝てる目算はおありか?」という三淵の言葉にも

「勝てるよう手を打つ所存!織田が幕府の敵と判れば、近隣の大名たちが馳せ参じましょう
皆、田舎大名には頭を下げたくありませぬ
戦は所詮、数を集めた者が勝つ!大軍を集めればよろしかろう」と請け合い
「それより何より、公方様にそのお覚悟がおありかどうかでござります」と迫ると、義昭動揺…(汗)

さて、家族の待つ京の館に戻った光秀は、女子供まで斬り捨てられた叡山の凄惨な光景に
自身の家族が重なるような悪夢にうなされることがあったため(汗)
ある日、次女の「たま」の姿が見えないことに不安を覚え
珍しい鳥が売られているというので、伝吾の供で市場へ行ったと知っても、胸騒ぎは消えない様子…

その妙な胸騒ぎは現実となり、たまが光秀の娘だと知る人々から
比叡山で殺戮を行った父・光秀への恨みの捌け口として
「明智光秀!鬼!」「比叡のお山で何人殺した!」「鬼め!娘を打ち殺してくれる!」
…といった罵倒と共に投げられた石が額に当たり負傷(汗)

そのたまが運び込まれたのは、皆様の予想通り?東庵先生の家(笑)
幸い傷は浅く、たまは駆けつけた光秀に「伝吾を叱らないで下さい
私が市場へ連れて行ってとせがんだので…伝吾が悪いのではありませぬ」と懇願

…って、竹千代さまが登場した時にも触れましたが
甲斐さんのおっしゃる通り、NHKのドラマに出演されている子役の皆さんは、本当にスゴイ!
この「たま」役の竹野谷咲さんも、子供らしいあどけなさはそのままに
でも、光秀に懇願するセリフを口になさる際の視線の真摯さは大人顔負け

イヤ、もちろん演出家の方の指示に従っておられるんでしょうけど
その指導以上の演技を見せて下さってるような気が…?
ちなみに、竹野谷さんは、甲斐さんご贔屓のドラマ「ぎぼむす」にも出演なさってました

ともあれ…光秀が「判っておる…悪いのは父だ…父が叡山で戦をしたからだ
この都には、身内を失った者も数多いよう…皆、気が立っておる
そうさせたのは父だ…そなたをそのような目に遭わせたのも父だ…謝る」と答えると

「母上がおっしゃいました。父上はやむを得ず戦をされている
悪いのは戦だと…父上は悪くない!」と未来のガラシャ
あんな澄んだ目で、こんなこと言われたら、父ちゃん泣いちゃいますよね?(笑)

ただ、この父娘のシーンにグッと来ていたトコへ
たまの手当てをした駒ちゃんが、光秀に「ナシがあるからツラ貸せ」と言い(笑)
体育館の裏(笑)ならぬ別室で、幕府が筒井順慶の後ろ楯となり
松永久秀と戦を始めようとしていることを明かし
2人は、順慶が滞在している下京の寺へ急行

その順慶は「困りましたね…私が幕府の方々から聞かされた話では
私が松永と戦えば、公方様は申すまでもなく、信長様も加勢して下さるであろうと…」と語り
光秀が「信長様は、松永様を上洛以来の味方であるとお思いです
味方の敵に加勢はなされますまい。味方の敵は、敵と見なされまする」と話すと

「私は信長様を敵にするつもりはありません
されど、我が父祖以来の地に踏み込む松永を放ってはおけませぬ」と順慶
光秀は、この言葉から、松永次第では和議に持ち込めるかも知れないと考えたらしく
「明日、大和へお戻りになると伺いましたが…途中、回り道をなされませぬか?堺へ…
私もお供致し、また今井宗久殿の茶を戴くのは如何かと存じまして…」

…って、この「また」というのは、以前に信長の命を受けた木下藤吉郎の付き添いで
鉄砲の買いつけのため、宗久のもとへ赴いた際に、一足違いで鉄砲を予約していたのが順慶で
いつか信長に引き合わせることを条件に、鉄砲を融通して貰った経緯を指していると思われます

そして、2人が宗久の館を訪れると…「明智様がお話をされたいというお方は
昨日からこちらへ逗留され、この上においででございます
いかが致しましょう?」と2階への階段を指し示す宗久

光秀が「茶を戴く前にお会いしておきたい」と答えると
「筒井様もご一緒に?」と重ねて質問
光秀が、順慶の方を振り向き「2階に松永様がおられます
しばし、お話をなされませぬか?」と訊ねると
予め、そう悟っていたのか?「よろしいように…」と頷く順慶

2階の部屋に入ると、久秀は2人に背を向ける形で易占いの真っ最中…
光秀が「松永様が易を嗜まれるとは意外でした」と声をかけると
久秀は「2年前、母上が亡くなられた時、こう申された
さしたる家柄でもなく、勝手気ままに生きているそなたに
道を教え、叱ってくれる者がどこにいる?母の他に誰がいる?と…

あの孔子様も、齢50を過ぎてからは、易占いで道を決められたそうじゃ。お主もそうしろ!
道の教えを持たぬ者は、闇を生きることになるぞ
よって、ワシも50を過ぎてからは、戦の前には易を立てることにしておる」と話し

…って「戦の前には…」の辺りで声に力が入ったかと思ったら
ここで初めて後ろを振り返り、順慶の顔を睨みつけ
ナンだか、吉田鋼太郎さんの独壇場の様相を呈して来て、かなり前のめりの奥さん(笑)

光秀が「当たりますか?占いは…」と訊ねると
「なるほど、そうかと思うこともあれば、これは違うと思うこともある」と答えたものの
「今日は如何です?戦は勝ちますか?」との質問には
「敵を前にして教える訳にはいかん(笑)」と苦笑い(笑)

…が、その一瞬後「のう?順慶!」と呼びかける声が別人みたいに変わり
不敵な笑みを浮かべた順慶が「しかし、知りとうございます」と返すと
おもむろに立ち上がり、部屋の隅に置いてあった美術品を手に取って、順慶の前にかがみ込み
「この唐物の肩衝茶入れを千貫で買うと言うのなら教えてやろう」と久秀

順慶は、目の前に差し出された茶入れを眺め
「4年前、京の大文字屋が見せてくれた茶入れを思い浮かべますが
釉薬の流れにさしたる趣も見出だせず、肩衝の形もあれには及ばぬかと…十貫ならば…」と返し
「見たのか?あの初花を…」という久秀の問いに
「今は、信長様がお持ちと聞いておりますが、あれこそ千貫の値打ちがあろうかと…」と答えると

久秀は「いかにも」と手にしていた茶入れを放り投げ
今度は刀を手に戻って来て、立ったまま、順慶を上から見据え
…って、今にも刀を抜きそうな緊迫した空気を漂わせたかと思うと
視線は順慶に注いだまま、光秀の肩をポンと叩き「来い」と一言

画面を通して観ていても、場の空気が張り詰めて行くのが判るんだから
生の現場で目にすることが出来たとしたら、呼吸数や脈拍数に変化があるかも…?(笑)
奥さんが、吉田さんの舞台にハマった理由が少し判ったような気がします
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