年末のご挨拶も出来ないまま、新年を迎えたかと思ったら、いきなりの大地震で
落ち着かない気持ちでいっぱいなんですけど、今年もよろしくお願い致します!m(__)m
まずは、その昨年から書き始めていた「近況&雑感」の続きから…
甲斐さんのラジオ番組では、毎回のように亡くなられたアーティストを偲ぶ選曲がなされてますが
2023年は特に、奥さんが多感な頃によく耳にした楽曲を演奏なさっていた方々の訃報が多く
寂しさが募っていたところへ、元関脇の寺尾さんの訃報が届き
ガチでタメ…しかも、誕生日も近い方とあって寂しさもひとしおらしい…(汗)
もっとも、甲斐さんは、お兄さんの逆鉾関がお好きだったみたいだけど…
力士としては決して恵まれた体格とは言えなかったものの、幕内在位93場所は歴代6位
39歳まで土俵を務められ「鉄人」と呼ばれたほどの身体は、ご本人が夕刊のコラムに…
「相撲は最も勝負の短いスポーツだと思う
1勝負数秒。長くて10秒取ったとして、関取の15日間で150秒。年6場所90日間で900秒
1年で15分の勝負をするために、1日何時間稽古しているのか
幕下以下は年7分。どんな努力をして、どんな思いで、どんな生活をしているのか、知って欲しい」
…と記されていた通り、圧倒的な稽古の量と相撲中心の生活の賜物ではないかと…
お兄様方に続いて、入門なさることをお決めになったのは
「力士になって」という言葉を残して、お母様が亡くなられたからだとか
元逆鉾関の井筒親方が、お亡くなりになった翌日に、予定通りテレビで解説を務められたのは
「うちの一家は、相撲で飯を食ってきた
親父も『ファンを大事にしろ』と常々言っていた
兄もそれを望んでいたはず」とおっしゃったとか
元横綱貴乃花関の退職によって消滅した貴乃花一門に参加されたのは
「彼は『行司や呼び出し等、裏方の人間の待遇も改善したい』と言った
相撲は1人で取れるものではない。多くの人に支えられている
私も同じ考えだった」と説明なさったとか、数々のエピソードが
「相撲第一」の方でいらしたことを物語っていると思います
…と、心からご冥福をお祈りしたあとにナンなんですが「相撲」と言えば「座布団」(笑)
甲斐さんが、嘉穂劇場でライブを行われた際に、相撲と同様に升席に敷き詰められた座布団は
花園ラグビー場で、飛び交ったビニールシートみたいに
「簡単に投げることは出来ないだろ!(笑)」と笑っていらしたけど(笑)
ちょうど、その中間くらいの重さの座布団が乱れ飛んだ、かつての大相撲が懐かし~い!(笑)
座布団が舞うのは、格下力士が横綱を倒したり、優勝が決まったりした時に
称賛の意味で行われることが多いと思われますが
1年の最後を飾る九州場所…特に千秋楽ともなれば、ある意味「風物詩」みたいな感じでした(笑)
そのせいかどうか?九州場所が開催される福岡国際センターだけは
2008年に、当時の出羽海九州場所部長の「事故防止のため、投げられない座布団にする」宣言を受け
升席4人それぞれに敷かれていた4枚の座布団を
2人で1枚の長方形のものに変えて、更にそれを2枚、紐で繋ぎ
1人が投げようとしても、他の3人の重みで投げられないという風になっているらしい(笑)
…って、4人が結託すれば、普通の座布団4枚分の大きなものが乱舞するってこと!?(苦笑)
東京、大阪、名古屋の会場でも、設備更新の時期に対策を検討するみたいだけど
大阪辺りで、大きな座布団が飛び交いそうな気が…?(笑)
ちなみに…座布団を投げるという行為のルーツは
江戸時代にあった「投げはな」という習慣だそうです
観客が、贔屓の力士が勝った際に、土俵へ屋号や家紋が入った羽織や帽子を投げ
それを拾った付き人が持ち主に返しに行くと、ご祝儀が貰えるというシステムらしく
今は、企業がかける懸賞金として残ってますよね?
余談ですが…いつぞやの「ジャンクSPORTS」で
日本スポーツ界の上下関係の厳しさについての話題になった時
野球解説者の五十嵐亮太さんが、ドミニカ共和国の球界は若い選手が多いためか?
日本のような「先輩の言うことは絶対だ!」的なことを強いられたら
「撃ち殺す!」と言っていたと話され(苦笑)
男子バレーボールの西田有志選手は、相部屋の先輩を差し置いて、結構な長風呂に入られる(苦笑)
…というエピソードをお聞きになった貴景勝関が
「相撲界で、それやったら終わりです」と断言なさってました(笑)
ただ、どこまでが「規律」で、どこからが「パワハラ」なのか?悩ましいところですねぇ…
悩ましいと言えば、スポーツ観戦時の声援も色々と問題になっているようで
やはり、大相撲九州場所で、力士が一番集中している立ち合いの瞬間に
「よっ!鹿児島の星!」といった、どちらかと言えば「応援」というより
おちゃらけた感じの叫び声が聞こえ、張り詰めた空気だったにも関わらず
クスクスという笑い声も起こったみたいで、せっかくの一番が台無しになってしまったらしい(汗)
ゴルフ場では、プレイヤーがティーショットのアドレスに入ったら
「お静かに」という札が掲げられるし、ティーグランド以外でも
ギャラリーは息を詰めて、ショットを見守るのがフツーになっているのに
国技である相撲で「行司が正面を向き、腰を落として軍配を構えたら、声援を慎む」という
当たり前のマナーをご存知ない方がおられることにビックリです!(汗)
あれだけ「凄まじい」と言われている(苦笑)阪神タイガースファンの野次でさえ
ピッチャーが投球モーションに入れば、サッと静まるし
そもそも、相手チームの攻撃の際には、鳴り物を使った応援は控えますよね?
まあ、そのぶん、ここぞとばかりに放たれる野次は容赦がないのかも知れませんが…?(苦笑)
マナーと言えば、全国各地で見られる、ルールを無視した危険な運転…
いわゆる「ご当地走り」のニュースもスゴくて
例えば、停止中の車が、青信号に変わった瞬間に
直進して来る対向車よりも先に右折する「茨城ダッシュ」を始め
右折待ちの車をその後続車が追い越して右折する「松本走り」や
右左折の際にウィンカーを出すと、直進車がスピードを上げるため
あえてウィンカーを出さないという「岡山ルール」
更には、車間距離を詰め、信号を守らず、携帯電話まで使う「佐賀のよかろうもん運転」など
事故を起こせと言わんばかりの運転が多数挙げられていてビックリ!(汗)
中でも、年間の交通事故死者数が、16年連続ワースト1だった愛知県の「名古屋走り」は
これらの危険運転の数々に加え「黄色はまだまだ、赤勝負」という信号ルールや
右折レーンから追い越しをかけ、信号の前後で直線レーンに割り込む「右折フェイント」など
さすが?「名古屋で運転できたら、どこに行っても大丈夫!」と言われるだけありますね(苦笑)
ともあれ…たとえ数秒でも早く!という、せっかちなドライバー心理が働いているんでしょうけど
兵庫県姫路市周辺で見られるという「播磨道交法」では
青信号に変わる前に発車する「フライング発進」はもちろん
右左折時は、曲がると同時にウィンカーを出す、とか
交差点は先に入った車が優先されるので、右折時に直進車が来ても待つ必要なし、とか
交差点に自転車や歩行者がいなければ青とみなす
あるいは、横断歩道に人がいてもスペースがあれば、すり抜けるべし、とか
路線バスが発車しそうな時は、スピードを上げて追い越す
その際、バスは追い越し車がいなくなるまで辛抱強く待つこと…等々
地元の方はともかく、他府県から来られたドライバーの皆さんには
「ヒヤリハット」の連続ではないでしょうか?(汗)
かくいうボクも短気なタチなんですが(苦笑)
ご自身で「せっかちだ」とお認めになっている甲斐さんが、もしも車の免許を持っていらしたら
上記のような運転をなさったりするのかなあ?と要らぬ心配をしてしまいました(失礼!)
それはさておき…特別枠で紅白歌合戦に出場するクイーンが
「ドント・ストップ・ミー・ナウ」を披露してくれるとのことで
実にン十年ぶりに紅白を観てみたんだけど、思ったより「特別」感がなかったというか
司会陣を始め、関係者の皆さんが、デビュー50周年という、このレジェンドバンドのスゴさを
あまりよく判っておられないような印象が…?(汗)
まあ、確かに、今のクイーンはオリジナルメンバーではないし
番組進行上、時間の縛りは避けられなかったんだとは思いますが(苦笑)
伊藤蘭さんがキャンディーズメドレーを歌われた際に
スタジオいっぱいに集結なさった当時の親衛隊の皆さんが
一体となって盛り上がっていらしたご様子の方が「スペシャル感」に溢れていたような気が…?(笑)
ともあれ…昨年は、ビートルズが「ナウ・アンド・ゼン」を
ストーンズが「ハックニー・ダイアモンズ」をリリースし
これらの「新譜」に胸を躍らせた方も多いかと存じます
ビートルズの「27年ぶりにして最後の新曲」は
ジョン・レノンがカセットテープに残した弾き語りのデモ音源から
ピアノの音やノイズを取り除き、歌声だけを抽出するという
かつては不可能だった「音源分離技術」の進歩の賜物だそうで
リマスターやリミックスが、一般的になったのと同様に
この先、音源分離技術による旧作の改良が浸透して行くだろうと言われた一方で
音源分離は楽曲の構造を根底から変える力を持つという点で
リマスターやリミックスとは次元が異なるという意見もあるらしく
例えば、バンドの昔の録音で、失敗したギターだけを取り出して修正したり
故人のボーカルだけを取り出し、全く別のバージョンの曲を作ることも可能なため
「それが本当に本物なのか?」というモヤモヤが残るんじゃないかと…?
もっとも、盟友ポールには、ジョンのイメージしていた完成形が見えていたんでしょうし
70年代のジョンと現在のポールのハーモニーや
生前のジョージのギターと現在のリンゴのドラムが、時空を超えて、見事に融合した訳で
本来なら、決して聴くことが叶わなかったものが聴けたことが素晴らしいですよね?
ただ、たとえ2曲だけとはいえ、今は亡きチャーリー・ワッツが、実際に演奏した音源が入った
「ハックニー・ダイアモンズ」と比べると「本物感」に違いがある気がするし
ミュージシャンの方の中には、未発表のまま埋もれさせている曲は
色々と納得が行かないところがあるがゆえに、未発表の状態にしていることが多いので
仮に、発表する機会を得たとしても、そのままそっとしておいて欲しい…
という風におっしゃっている方もおられるようです
そういえば、甲斐さんもアルバム制作の過程で
どこか気になる部分があったり、新たに出来た曲の勢いに押されたりして
当初は、アルバムに収録する予定だった曲が、ストックとしてお蔵入りしてしまった場合
それ以降のアルバムに、そのストック曲が収録されることは、ほとんどないと話されていたし
埋もれるには、埋もれるなりの理由があるのかも知れませんね?
そうそう!「うちの弁護士は手がかかる」の主題歌に、なぜストーンズの話題の新曲
「アングリー」が使われているのか?という疑問の答えが判りました!
ちょうど、このドラマの準備をなさっていたプロデューサーの方が
ストーンズのニューアルバム発売とのニュースをお知りになり
「無理とは思いつつ、訊ねるだけならタダだから…(笑)」と問い合わせられたところ
厳しいセキュリティの下、発売前に何曲か聴かせて頂けたらしく
「是非この曲を!」とお選びになったそうです
ダメ元でもナンでも言ってみるもんですねぇ(笑)