ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

その後の連ドラ32

2020-10-08 19:50:00 | 日記
ここで場面は、東京中央銀行の会議室に戻り…
白井大臣が「債権放棄をして頂いた方が復興は遥かに簡単です。話は以上です」
…と、席を立とうとした時、半沢が「幹事長に逆らえば、あなたの政治生命が絶たれるからですか?
お気持ちは判ります。この事実を暴くことで、危機にさらされるのは我々銀行も同じです」と言い

大和田が「その危機は今だけでなく、10年前にもありました」と続け
頭取が「あなたは、この国を背負って立つお方だ。そのあなたに、ひとつ聴いて頂きたい
10年前、自ら命を絶った、あるリーダーの話を…」と告げるに至り
「命を絶った…どういうことですか?」と再び、席に着いた白井大臣に

半沢は「今から12年前のことです
2つの銀行が合併し、新銀行となった頃、当行は大混乱に陥ってました
最大の問題は、旧東京第一銀行が行って来た、幾つもの問題融資でした
箕部先生への20億円の融資もその1つです
警察の捜査の手が迫る中、役員たちは責任を押しつけ合い、いがみ合い、行内は分裂を極めました

そんな中、箕部幹事長は、当時副頭取だった牧野治に全ての責任をカブセたのです
不正の事実が明るみに出れば、銀行は大変なことになる
牧野副頭取は、銀行で働く皆のため、ご自身の命を犠牲にされたのです」と説明

更に、頭取が「私は、今も彼を尊敬しています
だが、同じリーダーとして、彼の選択は間違いだったと思う
これは、死者に鞭打つことになるかも知れない
だが、あえて言うなら、生きて欲しかった…
今、ここで共に話すことが出来たら、どんなに良かったことかと…
牧野さんのためにも、私は、行内融和の実現に尽力して来た
そして必ずや真実を明らかにすると誓ったのです」と語り

再び、半沢が「若い行員の将来のために、この銀行の未来のために
中野渡頭取は、その思いで、ここまで来ました
それは大臣も同じではありませんか?
若者たちの将来のために、この国の未来のために…
ですが、このままでは、たとえあなたが総理になっても
箕部幹事長の言いなりになってしまいませんか?

もちろん、幹事長に反旗を翻せば、進政党からの除名処分は免れないでしょう
大臣の進退がかかった大事なご決断を何もせず見ているつもりはありません
微力ながら、私も責任の一端を負わせて頂きます」と胸の内ポケットから退職願を取り出し
「これが私なりの覚悟です」と大臣の方に差し出すと

大臣は、手にしたハンカチに、箕部が踏みつけたはずの花を大切に挟んで持っていたらしく
その花をくれた花ちゃんが、言った言葉…「桔梗です。花言葉は『誠実』
凛として、いつも真っ直ぐな白井大臣そのものでしょ」…を思い出したみたいで
頭取が「白井大臣、どうか力を貸して頂けないでしょうか?」と重ねて頼むと

涙を拭って「承知致しました。私も、やるべきことを果たします
私を支持して下さっている国民のため、この国の未来のために」とキッパリ
イヤ、現実には、こんな男前な政治家がいるとは思えませんが(苦笑)
とりあえず、白井大臣、惚れてまうやろ~!(笑)

そして、頭取が、半沢の差し出した退職願を手に取り
「半沢、これを受け取る前に、最後に1つ仕事をして貰う
改めて、君に帝国航空再建の担当を命じる。会見にも君が向かえ
責任は全て私が取る。当行の代表として思いっ切りやって来い!」と告げたトコで場面は現在に戻り

「改めて申し上げます。私は頭取直々の命令により
東京中央銀行の代表として、この場に参りました」と半沢
「では早速、タスクフォースから検討を要請された件について
結論を申し上げたいのですが、よろしいでしょうか?」と訊ね
乃原が「いいだろう。前向きな返事なんだろうな?」と応じると
「帝国航空に対する債権放棄の件、お断り申し上げます!」とズバリ

マスコミ団がザワつく中、乃原が「あんた、世論を無視するつもりか?」と返すと
半沢は「世論は1つではないはずです。我々銀行の立場を理解する世論はないのでしょうか?
自主再建が可能な大企業で借金を棒引きにするのなら
自分たちだって救ってくれよ!…という世論はないんでしょうか?」と反論

この生中継を東京中央銀行の面々はもちろん
セントラル証券の元部下たちや瀬名社長、花ちゃんと女将さんも見守っているカットが流れ…
箕部が「しかしね、半沢君、実際に世論の大多数は…」と言いかけたトコで
「大多数の世論に従えというのは、あなた方進政党が掲げる
弱者救済の理念とも矛盾するんじゃありませんか?幹事長
その点、どうお考えなのか、ご説明頂きたい
白井大臣、あなたはどうお考えですか?」と振ると

大臣は「タスクフォースが作った再建案は完璧なものです
ですが、正直申し上げて、東京中央銀行が苦労の末に作り上げた再建案と瓜二つ
ほとんど丸写しに近いものと言えます
時間をかけたにも関わらず、タスクフォースは債権放棄という安易な政策以外には
銀行を超える案を見つけることが出来ませんでした

残念ながら、私が立ち上げたタスクフォースは、何らその使命を果たせなかったと言えます
これは、任命した私の責任であり、リーダーである乃原弁護士の怠慢によるものです」とブチかまし(笑)
案の定、乃原は、全国中継されていることも忘れ
テーブルをバン!と叩いて「このアマ~!」と叫び
大臣から「ここは会見の場です。その態度、恥を知りなさい!」と一喝され撃沈(笑)

「言い替えれば、銀行が提案した再建案に基づけば
帝国航空は、債権放棄などしなくても充分に立て直しが可能であると私は考えます」と述べ
箕部が「白井!」と怒鳴るのを無視して、半沢は「ありがとうございます、大臣…
以上の理由で、東京中央銀行は債権放棄を、断固として拒否します!」と宣言

マスコミ関係者たちが、わらわらと会見場を飛び出して行き
生中継を見ていた東京中央銀行の面々やセントラル証券の社員たちが
拍手やガッツポーズで喜び合う光景が映ったあと
「白井君、何があったか知らないが、君の考えは、よ~く判った。これで失礼する」と箕部幹事長

…が、半沢が「お待ち下さい!幹事長、まだ話は終わっていません」と声をかけ
「先ほど、大臣は、タスクフォースの再建案は
我々、銀行が提案したものと瓜二つとおっしゃいました
ですが、1つだけ違う点があります。羽田-伊勢志摩路線です
我々が、赤字を理由に撤退予定にしていた、その路線だけを
タスクフォースは、ナゼか撤退リストから外している
どういうことでしょうか?幹事長」と訊ねるも
「さあ、私に訊かれてもね」ととぼけるので

「では、私から説明しましょう」と言うと
「待ちなさいよ、半沢君…この会見は全国民が注目しているんですよ?
軽率なことを言えば、御行の名に傷がつくことになる。判ってるんでしょうねぇ?」と脅しにかかり
…って、銀行にそんなことが出来る訳がないと高をくくってるんだろうけど
「もちろん、承知の上です」と半沢(笑)

マスコミ関係者たちの方に体の向きを変え
「今から15年前、合併前の旧東京第一銀行は
そちらにいらっしゃる箕部代議士から、ある個人融資を持ちかけられました
伊勢志摩市にある箕部代議士のファミリー企業…仮に『IS社』としましょう
そのIS社が、伊勢志摩市郊外にある土地を20億円で購入するための転貸資金です

その土地は数年後、伊勢志摩空港の建設予定地となって値上がりし、IS社は巨額の利益を得たのです
旧東京第一銀行は、その金儲けのからくりを知りつつ、箕部代議士に20億円を融資しました
銀行として、企業モラルを問われても仕方のない与信行動です
これについて、当行は謝罪の上、処分を受ける覚悟でいます」とブチまけると

箕部は「聞き捨てならんことを言うな~!
皆さん、私がその融資を受けたのは、親戚が経営する会社の資金繰りを助けるためなんですよ
私が、それで金儲けをしたようなことを言われるのは、甚だ心外だ!発言を取り消せ~!」と反論
でも、半沢は「まだ続きがあります。そのIS社ですが、調べたところ
13年前から、定期的に数億の現金を口座から引き出していました

その内の1千万円は、毎回必ず、口止め料として
融資に関わった旧東京第一銀行の幹部に配られてました。そして、残りの金は全て箕部幹事長
あなたが受け取られていたんですよね?違いますか?幹事長」と迫ると
箕部は「事実無根だ!トンでもない濡れ衣だぞ、これは!
名誉毀損だ!撤回しろ!謝罪しろ!謝れ~!」と大声を出すも
「間違っているのなら謝罪します」と半沢

箕部が「ふざけるな!だったら、然るべき証拠を見せろ!どうなんだ~!」と言うのへ
待ってましたとばかりに「ございます」…って
箕部は全身が「?」マークになったかのごとく固まり(笑)
半沢が「お見せしましょう。お願いします!」と入口の方を見ると
ドアが開いて入って来たのは大和田!?

箕部は、大和田が手に持った書類に気づき「それナンだ!?
おい!ヤメろ!ヤメろ!…ヤメろ!ヤメろ!大和田~!」と絶叫
その態度がもう全てを物語っているとは思わないんでしょうか?(笑)
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