ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関紙BEATNIKその15

2016-02-02 04:55:02 | 日記
Vol.15の特集で「甲斐バンドの曲ベスト5」を訊かれて
大森さんは、一番好きなのは、やっぱり「LADY」かな
その次は「100万$ナイト」
その次は…「異邦人の夜」…難しいなあ…「翼あるもの」
それと、松藤が作った曲も好きなんだよね
「グルーピー」「きんぽうげ」はモチロン
急に言われると思い出せないな…と答えておられますが

これは「当時の(笑)」奧さんの好きな曲と丸かぶりで(笑)
特に「LADY」はライブで聴く度に涙ぐまずにはいられなかったらしい

以前にもご紹介しましたけど
1979年の武道館ライブの「LADY」は絶品だったと
今も言ってるくらいなんですが
この機関紙の中で、川又千秋さんも全く同じことをおっしゃってます(笑)

ライブアルバム「100万$ナイト」にそのまま収録されているMC…
「…ありがとう…ありがとう…何度も言うけど…
ホントに、こんなに来て貰って…嬉しいです。感謝してる」

「俺たちは、今年、今夜を最後にして…
また来年から普通のホールに戻って、やる
そしてまた、旅を始めようと…思う…
色んな事を書かれたり、叩かれたり
またきっとあるかも知れないけど…不器用だから…」

「だけど、俺たちが一生やって行こうと思うのは
そして、色んなとこでやっても最後に戻って来ようと思うのは
このステージっていう場所でありたい…と思ってる
今夜の最後の曲になりました…LADY」

…という「語りの部分に、何とも言えぬ味がある」と川又さん

甲斐の声には気負いがない
実に淡々と、その思う所を述べていく
それがかえって、切実な響きを生み出している
そして、このプロローグが見事にLADYへとつながってゆく
その流れがたまらない …とおっしゃってるのが、デジャヴ感満載(笑)

奧さんによると…この頃の甲斐さんは
「サンキュー」ではなく「ありがとう」だったんだとか…(笑)
歌い終えられた後の「ありがとう!」は
ちょっと谷村新司さんっぽかったみたいだけど(笑)

「こんなに来て貰って感謝してます。ありがとう」という言い方には
今の「センキュウ、オ~メン!」にはない
真剣さというか、真摯な気持ちのようなものが感じられたそうだ

だからと言って、今の甲斐さんの
「こんなに駆けつけてくれて感謝してる」という言葉に
ウソがあるって訳じゃないですよ(笑)

ただ、この日、心からの「ありがとう」だけでなく
曲自体も本当に丁寧に歌っておられたのは
甲斐さんも甲斐バンドとしても激動の1年だったでしょうし
「いつも通りやるだけ、特別なことはしない」ということとは別に
「武道館」というステージに立たれたことに感慨もおありだったでしょう

「100万$ナイト」の前には
「79年のドラマは全て終わりました」とおっしゃったくらい
「1位」になられた喜びや達成感も
それに連れて変化したであろう周りの反応に戸惑われたことも
「とことん味わい尽くしてやろう」という1年の最後ですもんね

余談ですが…久しぶりに甲斐バンドツアーで、この曲が演奏された時
ピアノのイントロをバックに甲斐さんが話を始められ
奧さんは、かつての武道館を思い出し
その途端、いきなり涙がポロポロこぼれ
「えっ?」と思う間もなく、嗚咽が洩れたらしい(汗)

まだ歌も始まってないし(苦笑)
話の内容も面白おかしいものではないにしろ
「泣く所じゃない」タイミングで
まさかの号泣…ってか「むせび泣き」に(笑)
甲斐さんから、珍しい生き物でも見るかのような目で見られたそうだけど
一番驚いていたのは奧さん自身です(笑)

かように、この日の「LADY」に対する思い入れが強く
当日のアンケート用紙にも感動と感謝の気持ちを書き綴ったらしいんですが

後日のサンストで、甲斐さんいわく…
竹田かほりが、ライブアルバムを聴いて
「LADYがすごく良い!」って言うから
聞き直してみたら、良いんだよね

この放送の翌日、奧さん達の間では
いつも「自分のアルバムは聞かない」とおっしゃってた甲斐さんが…?
と、密かに「アヤシイんじゃない?(笑)」という噂が…(笑)
でも、まさかホントに結婚なさるとは思ってなかったようです(笑)

それはさておき、川又さんの記事に戻って…
甲斐バンドの魅力…それはおそらく、純情の一言に尽きると思う
熱血と言い替えてもいい
純情、熱血…そうした言葉に臭さしか感じられない人間は
甲斐バンドを聴く資格がない

甲斐バンドの音楽は、偽善や欺瞞に塗り込められたそうした言葉の
一番本質的な、最もシンプルな意味を
僕らに思い出させてくれる

それにしても、僕は良い時期に甲斐バンドと出会えたと思っている
僕は33歳。立派なオジサンである
知らぬ間に忘れかけていたものを
そしてそれを忘れてはいけないのだと
今、僕に、甲斐バンドが教えてくれた

…と、熱く語っておられますが
その「オジサン」だという年齢を軽く飛び越えても(笑)
甲斐さんの歌を聴くと熱くなる者が我が家にも…(笑)
小学生の時から甲斐さんに教わったことは
「刷り込み」どころか、遺伝子レベルで浸透してるのかも知れません(笑)
コメント
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