ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関紙BEATNIK番外編その7

2016-02-17 23:09:00 | 日記
甲斐さんの「若いこだま」第10回は「狂った夜」を皮切りに
「夏よ来い!ロックンロール大特集」として
サディスティック・ミカバンドの「ダンスハスンダ」や
内田裕也さんの曲を流されてますが

「(加藤和彦さんは)今はアダルト・ミュージックになってしまって」
「キャロルの時はスゴイなって思ってた永ちゃんも
近頃、言葉で補ってる気がして」
甲斐さん的には「ツマンナイ」状況だったみたいです(苦笑)

でも、甲斐さんが歌詞を書かれるようになったのは
安井かずみさんや松山猛さんに影響された部分もおありなんだとか…

奥さんメモによると、この日の放送で特筆すべきは
「甲斐さんの声を聴くとタバコが吸いたくなる
甲斐さんは専売公社のホームラン王(笑)」とか

「私の周りの男はみんな、タバコに火を点けてくれる」という
女性リスナーの方々からの投稿を読まれた甲斐さんが

「良いコトだねぇ、シビレるね!(笑)
高校生の頃はタバコを吸う女が嫌いだったけど
俺は高校ノンポリ、歌い始めて少し不良、今は不良だから(笑)
つき合う女や好きな女は、やっぱりタバコ吸ってる女
タバコ吸ってるのが本当にイイ女だと思う」とおっしゃったことです(笑)

リスナーにタバコを推奨してると受け取られては…という配慮からか?
続けて発せられた「好き嫌いは偏見だからね」との甲斐さんの言葉は

「甲斐さん中心の生活」をしていた奥さんには逆効果で(笑)
好奇心で遊び半分にタバコを吸ってはいたものの習慣化してなかったのが
一気にヘビースモーカーへと変身(笑)

でも、学校の持ち物検査でタバコが見つかっても
一見、見た目マジメだったのが幸いしたのか?(笑)
正直に自分のタバコだと申告したにも関わらず
友達から預かったんだろう?と言われたそうだ(笑)

ともあれ、後になって甲斐友さん達と話してみると
この甲斐さんの言葉が引き金になったのは
奥さんだけではなかったらしく(笑)
もしかしたら、当時の女性ファン全員が
1度は試してみられたんじゃないかと?…(笑)

かつてのサンストでも、女性は化粧、男性は酒とタバコを小道具として
イイ女、イイ男になれと話されてたのに
今や立派な嫌煙家になられた甲斐さんを
恨めしく思ってる方もいらっしゃるのかな?(笑)

ただ、この放送でも「タバコを吸ってても吸われてる女
本人よりタバコの方がカッコイイのは
酒を飲んで飲まれてる奴と一緒で美しくない」とおっしゃってたらしい(笑)

余談ですが…「火を点けてくれる」って投稿をなさった女性は
「止めてくれる男性がいない」と嘆いておられたそうで(笑)
甲斐さんが「ああ、想い出まくらね」と
流されたことをどう思われたんでしょう?(笑)

ちなみに…奥さんは、25歳になった途端
周りの男性陣から「止めろよ」と言われなくなり
火を点けて貰えるようになってフクザツな気分を味わったみたいです(笑)

そうそう!「甲斐さんと同じ25歳、四捨五入すると30歳」とのハガキに
甲斐さんいわく…お前、恐ろしいこと言うな(笑)

かつては「30歳以上を信用するな」という風潮があって(笑)
「30歳」は、いわゆる「大人」
…長いモノに巻かれちゃった人達ってニュアンス…で
今よりもっと20代との違いが大きいというか
一緒にするなよって感じだったのかなあと…(笑)

話を戻しまして…「仕事を辞めて、何処かへ行きたい」という投稿に
「滅入ってる時は、何もバネにならないけど
何処かへ行っても大して変わらないと思うよ
バネになることって、日常に1000個くらい転がってるから」

「何十ヵ所ものツアーを、1回決めたセットで回ってると
やっぱり何曲か飽きることがある
そういう曲は切って、新鮮な気持ちで歌える曲に変えたい
まあ、1人ならすぐに出来るけど、バンドだからね」

「でも7月の野音は、ソロの曲をやらないつもりだったんだけど
ガンガンやろうと思ってます
ソロアルバムの曲を甲斐バンドでやることで
メンバーがもっと高い所に行けるかも知れないと思うから」

四人囃子の「空と雲」パンタ「屋根の上の猫」が流され
「R&R特集」の最後の曲は、甲斐バンドではなく
サザンの「勝手にシンドバット」

野音のオープニング・アクトに招かれたくらい
気に入っておられたようですが
この日の放送で、あの有名なお言葉
「これは絶対、売れる!この曲が流行んなきゃ
甲斐バンドも流行んないかも知れない」を口になさったんだとか…(笑)
甲斐さんの耳は…イヤ、時代を見る目は確かでしたね♪

翌週の放送では「わかれうた」をバックに中島みゆきさんが登場♪
みゆきさんは、お仕事で東京に来られたり、ツアーで全国を回られたりして
1年の半分以上、留守になっても北海道を拠点になさってるって話から…

「東京はどこまで行っても家がある(笑)」とみゆきさん
甲斐さんは「隣がないとイヤ(笑)」で
「地平線を見るとドキドキする」そうだ(笑)

甲斐バンドのツアーで「サッポロのビール園」に行かれた際に
「コップ1杯でダメな大森が、大ジョッキで4杯飲んだ
俺と松藤が9杯で、東芝の宣伝マンが11杯飲んだ」と甲斐さん(笑)
この時に松藤さんは甲斐さんから
「正しいビールの飲み方」を伝授されたんでしょうか?(笑)

みゆきさんは、その話が噂となって
「キャニオン」にまで聞こえて来たと話されたらしいんだけど
この番組…国営放送なんですよね?(笑)

ともあれ…この日の1曲目は
甲斐さんが、加川良さんの「下宿屋」ぽくて好きだという「おまえの家」
「自分でも好きよ」とおっしゃったみゆきさんに
甲斐さんは「言うなよ、自分で…おまえ(笑)」と突っ込まれたみたいですが

みゆきさんが、加藤登紀子さんや研ナオコさんに提供なさった曲について
甲斐さんに「自分で歌った方がいいと思った?」と訊かれて
「ずうっと良かったなー、私が歌うんだった(笑)」と答えられた時にも
「言うなよなあ(笑)」とおっしゃってたそうだ(笑)

「趣味は?って質問をしなきゃいけない」という甲斐さんの言葉は
「対談」の難しさを実感されていた時期だからだったんでしょうが
少なくとも奥さんに関しては
甲斐さんが聴きたいこと、話したいことを聴くのが楽しかったので

みゆきさんが就寝時に「布団の中で寝心地の良いスポットを探すこと」や
「動物を追っかけ回すこと」と答えられたことより
甲斐さんが「長岡が猫を見たら、水鉄砲で3時間遊ぶ(笑)」と話され

「私がその人イジメようかしら(笑)」というみゆきさんに
「そんな人じゃないんですよ」と説明なさったことの方が
興味深かったんだとか…(笑)

この日は2曲目に「らせん階段」
3曲目は「ホームにて」が流されてるんだけど
話題は、少し前に番組でオンエアされた「世情」へ…(笑)

甲斐さんによると、吉見佑子さんは「北大のグリークラブの発想」
「並木道が見える」と話されてたそうです(笑)

甲斐さんは「リフレインの歌詞が好き」で
「変わらない時をただ単に眺めて過ごす人が多過ぎてイヤ」だけど
「自分でもやってるんじゃないか?と思う」とおっしゃって

「好きな女と別れたことを、何で曲にしなきゃいけないのか?」と悩まれ
「結局、歌を作らないと越えられないと振り切った」こと話されると

みゆきさんは「私は惚れっぽい割りにシブトイから(笑)
歌にしても言い切れなくて、気持ちが片づかない」と…
吉見さんから「たった1回の失恋で、よく稼ぐわねぇ(笑)」
って言われた所以ですね(笑)

そうやって作られた曲を「コンサートで歌う時がツライ」とみゆきさん
甲斐さんも「LPを作った後にちょっと歌うけどすぐやめる」と
「東京の一夜」を封印された話をなさっていたらしい

奥さんの中で「ガラスの動物園」が、未だに特別なアルバムなのは
当時の甲斐さんをリアルタイムで見たことが
忘れられないからかも知れません

それはさておき、最後の曲は「アザミ嬢のララバイ」
甲斐さんが「飲みに行くとよく聴いてた曲」
でも「時代を歌う人と同じ人間が歌ってると判らなかった(笑)」らしい

「こんなに屈託なく話せたのは珍しい」という甲斐さんに
「自分のことはあまり喋らないのに、ついつられて」しまったみゆきさん(笑)
その後、長いおつきあいが続いて行くんですよね(笑)

コメント
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