ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関紙BEATNIK番外編その8

2016-02-19 07:16:38 | 日記
「若いこだま」の頃の甲斐さんって
「HERO」で甲斐バンドがブレイクする前の原型というか
(同一人物だから当たり前ですが)

今、世間一般に思われている…強面だとか(失礼!)
男くさいロッカーだという…ような「甲斐よしひろ像」が
まだ確立してないみたいな感じがして
個人的には、親近感がハンパなく(笑)書いてて楽しいんだけど

奥さんにはメモの意味を質問したり
当時のことを思い出させたりして、面倒くさがられてマス(苦笑)

ともあれ、全27回の真ん中あたり(笑)
第12回「女の名前の歌特集」へ…
オープニングは、古井戸の「さなえちゃん」

甲斐さんは、1週間くらいの間に
風吹ジュンさんや桃井かおりさん
竹下景子さんに前回ゲストの中島みゆきさん…と
立て続けて「吸い取る女ばっかり会い過ぎて(笑)
心の引き出しが空っぽになってしまった」とかで(笑)

スタジオの外でお会いになった森永博志さんを
無理矢理?ゲストに迎えられ「女の話をちょっと…(笑)」

吉田拓郎さんの「たえこ MY LOVE」を流された後
新宿ゴールデン街の雇われママさん(26~27歳)の話

たこ八郎さんがベロベロに酔っ払われても
ものすごく優しく接しておられるのに
因縁をつけるような客には「店の雰囲気が壊れるから帰れ!」と
キッパリ言えるような方だそうで

「男は、そういう母親みたいな包容力に惹かれるのかな?」と甲斐さん(笑)
その後「酒場の女が鼻をかんでくれた」曲が生まれましたよね(笑)

海援隊の「菜見子」を流される際に
「武田鉄矢さんと対決なさる時には
この曲(武田さんのお嬢さんの名前)をかけて下さい」とのハガキを読まれ

「照和でステキな話をしてくれた」先輩だけど
「子供を通して自分のことを語ってるのって、キタナイよ(笑)」と…(笑)

3曲目、ごまのはえ「とめこちゃん」とは関係なく(笑)
ボブ・ディランやボブ・マーレイのライブの「コーラスの女性」の話(笑)

森永さんが「歌ってる男が、その女の人達を大切に思ってる様子が
ヒューマンで、すごく良い
単なるバックコーラスじゃなくて共同体な訳よ」とおっしゃると

甲斐さんは「喜納昌吉もそうなのよ!
ああいう人達に弱いのね、キタナイよ、みんな(笑)
僕が横を見ると、長岡だったり大森だったりするから(笑)」と…(笑)

だからと言って「どっかから連れて来て並べたってダメ(笑)」という森永さんに
甲斐さんは「俺たちは女と一緒に歌えないけど
ストーンズの新しいLPみたいに
女たちって言っちゃうLPを作らなきゃいけない」と話され

「ありがとう、ジェニー」という言い方よりも
「泣くな!」って言わなきゃダメなんだ…とおっしゃってたらしい
それがボクの好きな「誘惑」のコピーになったのかな?
でもその後、甲斐バンドも「歌のお姉さん」と共同体になられたことが…(笑)

4曲目の「ゆみこの春」の作者・友川かずきさんと「一緒に飲みたいけど
周りの人間から止められる」と甲斐さん

森永さんによると、友川さんの飲み友達は三上寛さんで
「裸になって、二人で踊ってる
ロウを垂らして、サドマゾってやってるらしいよ(笑)」

甲斐さんは、友川さんの「冷蔵庫」を
かなり気に入っておられたみたいですが
音楽の話が出来るような飲み方じゃなさそうですね(苦笑)

当時の甲斐さんは、週刊誌に騒がれておられ
(今と違って「同棲」がまだスキャンダラスな匂いを発してた頃だし(苦笑)

「女の人とはチャンとつきあいたいと思う
今までは、ただ一緒に住みたいってだけだったのよ
でも、記事に書かれて、背負い込んじゃう感じでツライ時がある」と

いわゆる「男としてのケジメ」やら「男の責任」やらを
無言のうちに突きつけられてるような気持ちになられたんじゃないかと…?

奥さんによると…家族を養うという経済的な意味で
充分な生活を送ることは可能でも
家庭におさまることで、ミュージシャンとしてのご自身が
どう変わってしまうのか?とか

まだ、一家の主になろうと思えるような仕事の手応えが持てなかったとか…
まあ、平たく言えば、一発当てて
ひとかどの男になってから…と思っておられたみたいだと…

この放送でも、何度か森永さんに
「優しくなって行っちゃう人っている?そういう人って多い?」と訊ねられ
「優しくなって行くのは、ある時には良いことだけど
悪い時には最悪なんだろうね…」とおっしゃってたという

森永さんは「優しくなっちゃうのは
ある部分で憧れみたいなものを捨てちゃうから…
憧れって、生きて行くのに強い力になるものだし
それがなくなると優しくなっちゃうんじゃない?」と話され

甲斐さんは「酒と一緒で、日によって旨かったり苦かったりするけど
結局、旨い時しか覚えてなくて(笑)
やっぱり心地良い所に行っちゃうのかなあ?
夢とか生き方とかあるけど、たどり着きたい所は
ああいう優しい…女の何か…」と
「翼あるもの」の歌詞みたいな言葉を口にされたようですが

突然、森永さんいわく…やっぱり無理だよね(笑)
何か祈ってる感じがあるじゃない?
途端に甲斐さんも「ああ~!凄い!そうなんですよね」と叫ばれ(笑)

曲も放送時間もどうでもいいや(笑)って感じで
吹っ切っておられたんだとか…(笑)

ちなみに…残りのオンエア曲は、ブレッド&バター「マリエ」と
大塚まさじさんの「踊り子ルイーズ」です

「祈りという言葉を聴いた時
25年間ずっと言いたくてしょうがなかった言葉を
教えて貰った気がして、涙がビーッて出た
女への祈りなんだよね
でも、男は穏やかな時しか、こういうことを言わない(笑)
今日の俺はとっても穏やかだ(笑)」と甲斐さん

その後の週刊誌の取材で
「僕の女の人に対する思いというのは、最後は祈りみたいなものだと思う
沢山の言葉を投げつけても、納得させようとしても
出来ないものは出来ないでしょ
だから、俺は祈る訳ね、信じたいから」と話されてますが
この頃の気持ちが「LADY」になったのかなあと…

第13回の放送日は、7月7日ですけど
特に七夕に触れられることなく(笑)
甲斐さんのお気に入りの曲と共に
投稿ハガキを読まれたみたいです

そのオンエア曲は、矢野顕子さん「妖精の詩」
サザンの「勝手にシンドバット」
佐藤由美さん「満州娘」
甲斐バンド「東京の冷たい壁にもたれて」
柳ジョージとレイニーウッド「祭り囃子がきこえる」
南佳孝さん「眠れぬ夜の小夜曲」

矢野さんのアグネスチャン超え(笑)の曲はさておき…
帰って来た「翼あるもの」(笑)に収録された曲がチラホラしていて
もしかしたら「300曲以上選んだ」中から落とされた曲なのかなあと…?

この日は印象的な投稿が多かったようで
甲斐さんは「野音の練習のし過ぎで声が出ないんで
普段でも棒読みなのに、棒が二乗くらい(笑)になってるけど許してくれ」と…

「甲斐さんのLPを買うために、着物を一枚仕立てました」というハガキに
「こういうのを読むと、胸がギューッとしてくる
こんな内容なら、匿名でも神秘的で良いな(笑)」と話されてたらしい

また「食事代は男性が払うのが当たり前だと思ってる友達は
好きじゃない相手でもオゴって貰えるからとデートしてる」という方には

俺が学生の頃には、持ってる方が出すって感じだった
若い時ってカネ持ってない
27~30歳くらいになったら男が出すかな
男に払って欲しい人は、絶対払ってくれる人と引っ付く(笑)
そういうことは、悩んでも良い大人になれる悩みじゃないから(笑)と甲斐さん

でも、アマチュア時代にお金がなくて
「彼女にお茶代を払って貰うのがいたたまれなかった」と話されてました
ちなみに…奥さんは、自分がお金を出す時でも
お店に払うのは男性にお願いしたい人です(笑)

そうそう!当時、修学旅行で大浴場に入る時に
海水パンツを履いたままの男子生徒がいるという話になり
甲斐さんは「銭湯に行く習慣がないからだろうけど
海水パンツ履いてる方が汚いよね(笑)
男はやっぱり力強くバシッ、バシッと入って
最後にポチョンって…(笑)」とおっしゃってたそうだ(笑)

59歳の男性から、封書が届き
「封書には目は通しても、番組では読まないようにしてたんだけど…」

その男性のお孫さんが、交通事故に遭われ5歳で亡くなったそうで
「歌も車も人間が作ったもの
でも、生きることを止めなくてはならないものが多くなった」と…

この方は、泉谷しげるさんとのジョイントライブで
甲斐さんをご覧になったらしく
総立ちの若者たちに驚かれたものの

「自分のしたいことが仕事になるなんて最高だと思う
君のような人間が好きだ
個性がハッキリしていて、歌う時の顔つきもいい
少しずつ大きなグループにして行って下さい」と記されていたという

甲斐さんは「ものを作ることで、自分自身や
周りの人間関係を壊してしまったら何にもならない
俺たちは自分の作り出したもので
首を絞められてるのかも知れないんだけど
歌をやって行きたい」とおっしゃったんだとか…

奥さんは、番組冒頭に甲斐さんが
「野音は、燃え尽きて白い灰になるまで
明日のジョーのように頑張ろうと思ってる
こういう風に言うと冗談っぽく聞こえるかも知れないけど
本心です!本気です!」と話されてたのは
本当に真剣だったんだと気づいたという

「東京の冷たい…」の後は、うって変わり
「ジュリーの危険なふたりがヒットしてから
年上の女と年下の男という危険な関係が
叶わぬ恋、禁じられた恋という美しい関係として受け入れられ

キャンディーズの年下の男の子も当たり前みたいになっている
甲斐クンも同性愛の歌を歌いませんか?(笑)」との投稿を読まれ
「何でそこに繋がるんだ?(笑)」と甲斐さん(笑)

「イギリスには、俺たちはゲイだ!何が悪い?ってバンドがいる
でも日本には、拳を振り上げて俺は…なんて言える人がいない
ハッキリ歌えないような状況なんで
もちろん、甲斐クンも歌えません(笑)」と…
まあ、ゲイではないんですもんねぇ…(苦笑)

最後の極めつけは「谷村新司さんの番組に届いたハガキ」の話…
そのハガキには「ゴキブリ」は「動詞」だと書かれていたらしく

ある高校生リスナーの方が
「辞書を引くと、確かに「動」と載っていたので
学校の国語の先生に知ってる?って訊いたら、先生もビックリしてた」

その翌週の放送で、別のリスナーの方から
あの「動」は、動詞じゃなくて「動物」の「動」だ(笑)との指摘があり
高校生リスナーが、先生に間違いを知らせに行ったら

先生は「ゴキブリにも活用があるのかな?」と(笑)
ゴキブらず、ゴキブリたる、ゴキブる時、ゴキブれば、ゴキブれ…と
五段活用を考えておられたんだとか…(笑)
謎が解けた後の先生…どんなだったんでしょうね?(笑)
コメント
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