ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関紙BEATNIKその14

2016-02-01 05:34:03 | 日記
もうすっかり忘れてしまった感満載でしょうけど(笑)
この機関紙の表紙に載っているシビレる言葉の続きを…(笑)

1983年3月Vol.15には、K・リチャードの言葉
「人のやり方でやれるわけない
自分のやり方でやるしかない。でないと意味がない」

甲斐さんは、ストーンズ来日公演のレビュー記事の中でも
「キースがボーカルを取ったビフォア・ゼイ・メイク・ミー・ラン
これは聴く度に涙が出る
彼がドラッグとかプライベートな問題をたくさん抱え
どん底にいた時に書き上げた曲
誰かに走らされる前に自分で走るんだ…という
彼の生き方そのものを歌っていて
この曲を聴くといつも胸が締めつけられる」とおっしゃってますが

言葉こそ違え「自分のやり方」「オリジナリティ」という意味では
「これがオリジナルだ!」「これが甲斐バンドだ!」って
最後に終わる時に言いたいじゃないですか
その世界を作ったのは俺なんだ!みたいなことだと思うんですよ

「いつか本物と呼ばれるようになろう
少しでも本物に近づけるようになろう
というモチベーションでやって来た」と話されてるし

アマチュア時代についてのインタビューでも
井上陽水さんや高田渡さんが照和に来られた際に
「ああ、プロってこういう感じなんだ…とはなるけど
でも、俺は俺なんですよね
そこから姿勢を学ぶところはあっても、自分のやり方でやるんだよね」
…と、おっしゃってます

もっとも、それは東京からの情報が届かない時代の
「福岡の面白いところ」として(笑)
森山達也さんが、映画「照和」の中で話されていたことも含め
「自分が確信したものをやっていくしかないから
ある種の被害妄想と想像力と独自の衝動」を
生み出す環境があったということみたいです

でも「九州少年」の中で
左利き…それも「字を書く、箸を使うとかの細かいことは全て左なのに
投げる打つは右、ギターは右用を左でしか弾けない
こうなると、一般のステレオタイプの考え方はハマらない
だから、僕には形の上での師はいない
他人に学ぶのは心のあり方だけだ」と…

音楽に限らず、映画でもスポーツでも
パイオニアと呼ばれる方がお好きですもんね?

それはさておき…
キースには、数々の有名な名言(迷言?)がありますが

例えば「人を愛したことはありますか?」と訊かれて
「プライベートなことは訊くな!」とか
「どうしたらあなた達みたいになれますか?」には
「いっぺん食えなくなってみな!」だし

ドラッグについての裁判でも…
「あなたの職業は?」と訊かれ「リード・ギタリストです」
「それはどんな内容の仕事ですか?」
「いちばんデカイ音を出す仕事です」とか(笑)

「何度捕まっても、あなたを信じてくれる
家族や仲間のことを考えなかったんですか?」との質問に
「目の前に裁判官がいて、そんな質問をされた時には考えますよ」とか(笑)
思わず「らしいなあ」って…(笑)

エピソードには事欠かない人だけど、ボクが好きなのは
「長い髪の女がノーブラで泳いでるって通報があったらしいんだ
そのブロンドの女ってのは、俺のことだったんだ」…って、マジか?!(笑)

「実は俺って、税関を通らないんだよ
到着すると警官が先導してくれて
これに署名してくれませんか?って言うんだよ」
…お巡りさんも人の子ですよね(笑)

ともあれ、ホントにシビレるヤツを…
「一晩二晩は世界最強のR&Rバンドって言って貰っても良いけど
毎日毎日違うのが最高のR&Rバンドなんで、波があるに決まってるんだ
そうじゃなきゃ味気ない、ただの直線だよ
心電図みたいなもんで、直線っていうのは
つまり、死んでるってことなんだよ、ベイビー」

「ミックは生涯の友達だよ、俺のパートナーさ。結婚を超えた間柄だ
4歳の時、公園の砂場で出会ったんだ
小さなバケツを持ってたっけ
今も変わらない 二人の関係はとても複雑で
俺自身もどんなものか理解出来てない
でも、ミックと俺がギターを持って部屋に入れば
そこにはストーンズがあるし、音楽があるんだ」

くぅ~っ!(笑)やれば出来る子、キース!(笑)
…って、言い忘れてましたけど、この号の特集は大森さんのインタビューです♪
と言っても、以前にご紹介した「大森信和さん」は
この機関紙がネタ元なので、今回は小ネタだけ…

「(甲斐バンドの)ステージのアドリブ性って、どのくらいある?」との質問に
「1割5分くらいかな」と大森さん

例えば、1曲目は甲斐よしひろがあの辺で
マイクスタンドを振り回す(笑)とかあるけど
突然、僕の後ろにまわって歌ったりとか
スタンドを放り投げたりするとか(笑)

ああいう時に誘発されたりすることはあるし
松藤のドラムのオカズが効いちゃって
僕が突然フィードバックしだして
松藤がノッて来てシンバルを余計に叩いちゃうとか、それは毎回
その意味では同じステージはないですね

ちなみに「リハで調整しても、客が入ってからの温度や湿度で
弦が切れることはあるよ、やっぱり。もう慣れたけど
今度切れたらどうしようって冷静さはある。でも、恐怖だなあ」と話されてます

セッション・メンバーがいらしても
イチローさんが入られてからも
甲斐バンドのリード・ギタリストは大森さんだったんですもんね
今も元気でいらっしゃったら、ミックとキースみたいだったのかなあ?
コメント
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