ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

Happy Go Lucky!(6/27)より抜粋その1

2024-06-29 19:56:00 | メディア
さて、ついに、奥さんが待ちに待った(笑)
オリジナル甲斐バンドのお宝ライブ音源が、お披露目される日がやって参りました♪

当日の夕方に、長岡さんが…「いよいよ今夜ですね
46年前の大村でのコンサートライブ音源を2曲披露します…お楽しみに…」とポストされたので
「1曲だけ」と思っていたのが「2倍になった♪」とウキウキ♪(笑)
番組が始まると、冒頭の挨拶もそこそこに…「今夜の1曲目ですけどね」…と長岡さん

「これね(笑)先日ね、本棚の整理をしていたんですよ
そしたらですね、なぁんと!46年前の1978年5月18日に…今はもうない…ないんですけど
大村市民会館って、私、甲斐バンドのコンサートがあって来たんですよ、大村に…
(『日帰りライブっていうヤツですね?(笑)』と橘さん)
そう!そうそう!その時の(音源を録音した)カセットテープが見つかりました…(『スゴイですねぇ』)

テープがね、ヨレヨレになってんのを、ウチのシーハット(おおむら)さくらホールの音響担当のマツゾエさんに
『これ、ナンとかなりません?CDとか出来ませんかね?焼いて下さい♪』って言ったらね
1曲ずつ、ナンか、コツコツとね、編集してくれて、聴けるようにCDに焼いてくれました!
ナンと、2枚組になってます!…(『スゴイですね』)

これね、録音商品じゃないので、フルサイズでかけると、みんな…問題ね
みんな、録音して、人にあげたりするでしょ?ダメ!(笑)だから、自分で楽しむ分だけね
だから、オンエア出来ないので、フルサイズじゃなくて、編集して…
抜粋して編集して、お聴かせしましょう

声が若いです!意外に、すごいしっかりと演奏して歌ってたんで、ビックリしました…(『へぇー!』)
では、ライブ録音から2曲続けて行きますよ
『きんぽうげ』と『ポップコーンをほおばって』をお聴き下さい」…と、惜し気もなくQ出し♪

奥さんにとっては、今でも「永遠のオープニングナンバー」らしい?(笑)「きんぽうげ」の
あのイントロが流れ始めた途端に「ああ~!大森さんのギターだなあ♪」と高まり(笑)
甲斐さんが歌い出されると「やっぱり、この頃の声、好き過ぎる~♪」と身悶え(笑)

その脳内では、きっと、マイクスタンドを抱え、少し顎を持ち上げ歌っておられる甲斐さんが
ステージ上を動き回っていらっしゃる姿が再生されていたんじゃないかと…?(笑)

…が、エンディングの演奏に入り、甲斐さんと長岡さん、大森さん
お三方が、横一列に並ばれているご様子をイメージしかけたトコで
「最後の曲になりました!」という甲斐さんの声と共に「ポップコーンをほおばって」にバトンパス(苦笑)

カセットテープのインデックスには、今や定番となっている王道のラインナップ…
「氷のくちびる」に続くナンバーとして記されてるんだけど
「翼あるもの」も「漂泊者」も「破れたハートを売り物に」も、まだ生まれてなくて

…っていうか「氷のくちびる」にしても、アルバム「この夜にさよなら」に収録される
5ヶ月前にシングルリリースされたとはいえ「王道」となって、まだ日も浅かったでしょうし
現在の、メドレーの如く流れるようなスタイルではなかったのかなあと…?

ともあれ…その「ポップコーンをほおばって」のテンポの速さにはビックリ!
奥さんが、ライブで聴く時に、この曲の手拍子は
「トントン拍子(笑)」がイイ!と、口癖みたいに言っているのも頷けます(笑)
でも、以前は「♪ほお・ばっ・て♪」の部分だけではなく
そのあとの「♪天使たちの♪」と「♪声に♪」のトコでも、拳を突き上げていたらしいので
観客の皆さんは、かなり忙しかったんじゃないかと…?(笑)

そんなことを考えている内に、こちらもエンディングに差し掛かった途端
長岡さんが「それにしても、この『ポップコーンをほおばって』って曲ね
これ…『ポップコーンをほおばって』だったか?『ポップコーンほおばって』だったか?
『を』は、あったかな?なかったか?ちょっと判んないんですよ」とカットイン(苦笑)
もっとも、そのバックで曲は流れ続けてましたが…

「これね、甲斐くんが20才の頃に書いた作品…
当時、意味はよく判んないにしても『とてもイイ歌詞だな』と思ってました
『♪映画を観るならフランス映画さ 若かった頃の君と僕の思い出話は♪』って始まる歌詞ですけどね
『♪教会の鐘は聞こえるかい 天使の讃美歌は聞こえるかい♪』と…
『♪ポップコーンをほおばって 天使たちの声に耳を傾けている♪』などとね

こう…出て来る歌詞が、こう…切り口がね、20歳とは思えない、素晴らしい感性です
会場の熱さが伝わりますね」と、やはり、甲斐バンド在籍中は
甲斐さんの作詞のアドバイザー的な役割を担っていらした方らしいコメントをなさったのと同時に
「どうもありがとー!」という甲斐さんの声がして曲が終わりました(笑)

ちなみに…奥さんは「そう!そう!この頃は『サンキュー!』じゃなくて
『ありがとー!』って言ってたんだよねぇ」と遠い目…(笑)
まあ、これは、武道館ライブアルバム「100万$ナイト」に収録されている「LADY」の前のMC…
観客の拍手に「ありがとう」を繰り返されたあと
「何度も言うけど…」と更に感謝の言葉を重ねられ

「これからも色んなことを書かれたり、叩かれたりすると思う、不器用だから…
でも、最後に戻って来たいと思うのは、このステージという場所だ」…といったことを話されたのが
前もって考えられたものではない、本当に心から溢れ出した思いだと
そう感じられたことが大いに影響していると思われます

それはさておき…観客の拍手をバックに、橘さんが「お聴き頂きました曲は、甲斐バンド大村公演で
『きんぽうげ』と『ポップコーンをほおばって』でした」と通常の放送の通りに曲を紹介されると
長岡さんは「意外と、ちゃあんと演奏して歌ってますよねぇ(笑)」とクスクス(笑)

「これ…(長岡さんは)27歳ですか?」という橘さんの質問に
「27歳…スゴイね(笑)若いからテンポ速いですよね
僕はもう、こんな…こんな速く…こんなテンポで生きてたんじゃ、ついて行けないはずですね、ねぇ?」
…と、ボクと同じように感じていらしたのが印象的でした(笑)

「この時、この会場にはね、両親、兄弟、友達、知り合いなどね
いっぱい、客席のアチコチにいて、こう…ステージから判るんですよ
『あそこにアイツがいる』とか…もう、それが、とってもイヤでした
(『すごいやっぱ記憶には残ってますか?』と橘さん)…そのね、友達が座ってるところはね

もう、終演後にね、楽屋に『久しぶり!』『お疲れさま!』なんて
いっぱい…たくさん来るじゃないですか?それがホントに苦手で…
もう、挨拶もパッと簡単にして、その夜に急いで逃げるように東京に戻った記憶があります
…なんで、戻っ…急いで逃げたんですね(笑)」と話されてましたが

奥さんが持っている昔の雑誌の切り抜きによれば…
「HERO」がヒットして、認知度が上がる前は、全国ネットのテレビ出演が少なく…って
その内にテレビ番組自体から撤退され、ライブ中心の活動をなさっていたため
メンバーの皆さんのお身内の方々には、動静が掴みにくくていらしたみたいで

「ナンでテレビに出ないんだ?」とか「ちゃんと生活できているのか?」と
ずいぶん、心配なさっていたようですし(汗)
そりゃ「凱旋ライブ」ともなれば、万難を排して駆けつけられますよね?(笑)

ともあれ…橘さんが「甲斐バンドの大村公演は、これが最初で最後だった訳ですね?」とお訊ねになり
長岡さんが「そうですね、今まで来たことないですね、ちょっと…」と返されると
「ナンか『騙された!』って、1回言ってましたよね?(笑)」と質問(笑)
 
「そうなんですよ!『大村公演だけはやらないで!
やる時は、僕、行かないからね!』…つってたんですけど
そしたら、マネージャーが『もうどうしてもやることになったんで…』…で
『別のベーシストでやって下さい』って言ったら
『イヤ、それは出来ないんだよ』って言われて…
ほいで…えー、騙されて…そう、すぐ帰った…

だから、ナンかね、こう…こう…この頃の音源、聴きながらね
当日、会場の客席でコンサート観ていた私の両親はね
『一体どんな思いで観てたのかなあ?』と考えてしまいましたね
現在ね、私は、その時の両親の年齢よりも、年を取ってる訳で…

大学まで、お金かけて卒業させたのに、行くあてのない音楽稼業に足を突っ込んでしまって
『人生を踏み外さないだろうか』とか、心配してたんじゃないかな?と思います!」
…と振り返っておられたけど、甲斐さんは脱サラされ、大森さんと松藤さんは大学を中退なさって
長岡さんは、卒業どころか就職先も決まっていらしたのをお断りになって音楽の道に進まれたそうですし
それぞれのご家族の皆さんは全員、同じ思いでいらっしゃったんじゃないかと…?(汗)
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