ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関紙BEATNIKその19

2016-02-07 05:16:27 | 日記
甲斐バンドの野外イベント「座談会?」の続きです

箱根ライブについて吉田昌佐美さんいわく…
平らな所から見上げるんじゃなくて、客席の方が高くなってるの
(ステージの)後ろに芦ノ湖がある…だから広さが全然違うの

で、入場の時にすごく滑るのね(笑)
係の人に「大丈夫ですから、ゆっくり」って言われても
みんな判ってるんだけど、もう小走りで走っちゃって…傾斜してるし…(笑)

奥さんによると…ツアーバスがピクニック・ガーデン入口に到着してから
さらに500mくらい?カーブした坂道を登って行かないといけなくて
会場にたどり着いた途端、思わず走ってしまったらしい(笑)

でも、後から到着した人達に「走らないで下さい!」と注意する際に
「特に、かかとの高い靴を履いてる方、お願いです
すでにケガ人が出ています!」というアナウンスがあったそうで
ライブ前に残念な方もおられたみたいです(汗)

もっとも、奥さん達は関西人のサガで
「甲斐さんのブーツは大丈夫?(笑)」と突っ込んでいたんだとか…(失礼!)

以前にも触れましたが…甲斐さんは
この前年に甲斐バンドが「夏休み」を取られたことが
ニュースになるくらい(笑)沢山のイベントがあったのに

この年はワンマンはおろか、イベント自体が3分の1に減ったことで
「ちょっと悪いクセで(笑)ムラムラ来た」から
2ヶ月前に急遽決定(笑)したそうだけど

それは、春のツアーで、人口の少ない町に回られた際に
「ロックバンドの甲斐バンドじゃなくて
甲斐バンドを聴きに来てくれてると思った」

「歌っていうのは、たかが歌で、想いなんだ
だから、甲斐バンドのイベントをやりたかった
ジャンルなんて関係ない、俺たちがやるんだ
俺たちのバンドを見たいっていう人だけ集まって欲しいって…
それは、ある種、青臭い、力んでる部分だと
みんなが受け取るんだったらしょうがないけど
絶対に成功させようと思った」と話されてます

その想いは、500人と言われてる
このイベントのスタッフの方々も同じだったようで
特に、前島さんの照明チームは
「ミラーボールなし」との通達をよそに(笑)
見事、特大のミラーボールで芦ノ湖を照らし出されたという

吉田さんもその光景について語られてますが
吉田さんや奥さん達に限らず、参戦なさった方のほとんどが
「箱根と言えばミラーボール♪」とおっしゃるほど印象的だったみたいです

そういや「ポップコーンを…」で
甲斐さんがギターを叩き折られたことは、あまり話題になりませんね(笑)

もっとも、奥さんにとっては「今夜のようなステージを
このスタッフで、このメンバーで、何年続けられるか判らない
もしかしたら、あと2年で力尽きるかも知れない
でも俺たちは、ぶっ倒れるまでやるからね」という甲斐さんの言葉が
一番胸に刺さったライブだったようです

それはさておき、花園ラグビー場に関しては…
観客が前に押し寄せた時に
「照明が利かなくなって、PAも部分的に切断してという状態」で(汗)
「主催者もそれくらいの事態になるかも知れないって
予測は立てたんでしょう?」と亀和田武さん

田家秀樹さんいわく…予想以上だったんでしょうね(苦笑)
それと、やはり関西パワーが凄かったというか…強力だったんじゃないかと…

相倉久人さんによると…その辺の手心が難しいねぇ
でも、盛り上がりとしちゃあ素晴らしいことなんだよね

主催者が出て来て「立たないで下さい」なんて言うコンサートがあった
「はぁーい」って返事が来るんだ(笑)ヤだったねぇ
しかも、主催者側の言い方がイヤラシイ
「最近のアメリカでは、そういうの流行んないんです!」って…(笑)

やっぱり、熱狂したお祭りな訳じゃない?
そういう事態は、祭りで興奮すれば有り得ることなんだし
規制するより、お客さんが知恵と経験で覚えていくと良いんだけど
これには、民族的な気質の問題もあるのかも知れないね

海外の野外イベントを見てると、聞いてない奴がいっぱいいる
ステージを見るより、喋り合ったりして
その場にいることを楽しむというか…
だから、ワーッと前に行くようなことにならないじゃない

日本人は、ディズニーランドに行ったら
全部遊んで来ないと損したみたいな気になって…セコイでしょ(笑)
金払ってコンサート行ってるんだからっていうんで
つまんなくても途中で帰る人って少ない…と話されてますが

甲斐さんも「大事なのは同時体験
今、この瞬間にこの場にいることを味わうこと」とおっしゃったことが…

最後までいないと損する…云々は
「気に入らないテレビ番組ならチャンネルを変えろ」やら
「イヤなら来なきゃいい」等と同じだし

確かに「ちゃちゃ入れマンデー」でも
「関西人は、バイキングで元を取ろうとする(笑)」って言われてたけど

実際問題として、ライブ中に喋ってたら、睨みつけられるでしょうし
途中退場するのに目の前を横切られたら
舌打ちの一つもしたくなるんじゃないかと…(苦笑)

奥さんは、つま恋のa.p.bankライブに行った時
早朝から炎天下で待ち続け
いざ、甲斐さんが登場されたら
奥さんの目の前の柵を乗り越えようとしたカップルが…(汗)

ブロックの出口まで行くのが面倒くさかったのかも知れないんですが
ヒラリと飛び越えた彼氏はともかく
いつまでも柵の上でモタモタしてた彼女のヒップで
甲斐さんが見えなかった!と激怒しておりました(笑)

ともあれ、遠方から時間をかけて移動して開演を待ち
ブロック分けの上に斜面で足元が危険だった箱根と
通常の日帰りライブのような感覚で
同じ芝生でもフラットな上に柵がなかった花園(笑)を経て

都会の真ん中でありながら、普段は誰も気にかけてなかった空き地に
一夜だけ「非日常」が繰り広げられた訳で
野外イベントのノウハウの全てを注がれたことは間違いないですよね♪

余談ですが…箱根のイベントには
この日だけのために作られたパンフレットがあって
参戦できなかった友達のために
お土産として買い求める方が多かったそうだ

通常のツアーと同じLPサイズの真っ赤な表紙には
「MILLION DOLLARS NIGHT 1980 in HAKONE」の文字
裏表紙には、小田原からの簡単な地図が掲載されていて
今さらながら、ホントに贅沢な記念品だなあと…♪



















コメント
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