読書な日々

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突発性難聴

2008年02月08日 | 日々の雑感
突発性難聴

浜崎あゆみが突発性難聴になって耳が聞こえにくくなっているということを告白したことで話題になっている。もちろん音楽家という、聴力が重要な職業であることでも、あの浜崎あゆみがという意外性でも話題になっているのだろう。

じつは私もこれになったことがある。十年くらい前だろうか、いや十五年位前だったかもしれない。道路に面したベランダのそばの部屋で仕事をしていたとき、その日はずっと道路わきにトラックかなんかが留まって空エンジンをふかしているような音が聞こえていた。それがずっと聞こえるので、なんでこんなに長時間エンジンをつけたまま駐車しているのだろうと不思議に思って、ベランダに出てみると車なんか一台も留まっていない。変だなと気づいたのはそのときだ。ずっとトラックの空エンジンが聞こえる。これはおかしい、変だと思って、すぐに耳鼻科に行った。

そこは初めていく耳鼻科だったが、けっこう丁寧な医者で、症状を説明すると、まず聴力検査をしてくれて、その結果から突発性難聴だと言われた。原因は分かっていないが、疲れとかストレスとかから生じる。いつから耳鳴りが聞こえるかと尋ねられたので、昨日からと答えると、すぐに来たからあなたのは治りますよ、一週間が勝負で、これ以上放っておくと治らなくなるんです、という説明だった。それでたぶん飲み薬を飲んですぐに治ったのだった。

後日、この話をすると、じつは私も突発性難聴で片耳がよく聞こえないんですという人が何人かいた。けっこうこれで耳鳴りのしている人とかがいるらしい。「一週間が勝負」というのを知らないで、放っておいて慢性の難聴になってしまう人がいるのだろう。私はずっとトラックの空エンジンの音がしているなんて我慢できなかった。ほんとうにいらいらする。静かな部屋にいたから耳鳴りがよく聞こえたのかもしれない。仕事が忙しくで、あまり気にも留めないで一週間が過ぎてしまって、慢性になる人もいるんだろうなと思うと、軽視しなくてよかったとほっとする。

人間の体って、あちこちが調子悪くなるもの。それを丁寧に手当てしながら、いつまでも使い続けるようにしなくっちゃね。
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