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『コロナワクチンその不都合な真実』

2024年08月28日 | 日々の雑感
アンリオン=コード『コロナワクチンその不都合な真実』(詩想社、2023年)


新型コロナに明け暮れた2020年、日本全体が安倍の一声でロックダウンさせられた初春(3月)、例に漏れず、もっと速くワクチンが出来ないのかと心待ちにしていた。

やっと一回目のファイザー社ワクチンを打ったのが6月、二回目がその二週間後の7月、暑い中を予約が取れた会場まで電車に乗って出かけたのを覚えている。そして三回目はその半年後の22年2月に家から近くの会場で打った。

副作用があれこれ言われていたが、私は少し熱が出て、軽い頭痛がしたくらいだったが、かみさんは相当の熱が出て、体がだるくなったので、カロナールを勧めて、収まった。だが、世間では、口から泡を吹いて突然死したとか、知り合いが行ってみたら死んでいたとか、体全体の不調で仕事にも行けないだとか、などあれこれの情報が入ってきた。もちろん新型コロナそのものの後遺症と同じように、ワクチンの後遺症ということが言われるようになっていた。

22年の夏には四回目のワクチンの通知がきたが、上のような情報を知っていた私は、副作用がきつかったかみさんともども、もうワクチンはやめておこうということになった。もちろんそれはワクチンは必要悪と考えていた私にとっては一大決心であった。

私のかみさんの兄という人はちょっと変わった人で、地方に住んでいることもあって、最初から一度もワクチンを接種しなかった。「壮大な人体実験だ」などと「うそぶいていた」。私がこの人の言動に違和感を抱いたのは、ワクチンそのものに批判的なだけではなくて、新型コロナそのものを「風邪」のようなものだと言っていたからだ。現実はそうではない。志村けんなどの有名人の死がいい証拠だ。

遅まきながらコロナワクチンに警鐘を鳴らすこの本を読んだ。

恐ろしいことの第一は、mRNAを使ったワクチンや治療薬はずいぶん以前からあれこれの病気の治療を目的として作られてきたが、一つとして成功したものがなかったという事実である。そして、今回のコロナワクチンも、そういうものなのに、アメリカの保健局をはじめとして全世界の保健当局が、ファイザー社、モデルナ社などにきちんとした資料を提出させずに(75年後に資料が公開される!って?)、認可したということだ。

第二に、人体の細胞に入り込み、遺伝子を改変してしまうものだということだ。それは子々孫々にまで災禍を及ぼす可能性があるということではないか。

新型コロナの対策についての総括は何もされていない。ワクチンについても同じだ。だが、ワクチン薬害について声を挙げている京都大学の教員がいる。そして何よりもこの本が人々に真実を知らせてくれることを期待している。



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