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仏教ライフを考える西原祐治のブログです

子殺し多発の原因

2010年04月23日 | 現代の病理
近年、異常に子どもの虐待とか子殺しが多い。どうなっているのかなーと思い、その関係の論文を昨日、国会図書館にリクエストしたが、まだ手元の届いていない。

国会図書館の論文複写請求は、登録しておいて、国会図書館のホームページで検索(たとえば「子殺し」と入力すると「子殺し」と付いた論文がピックアップされリクエストを入れると、見開き一枚24円で送られてくる)してリクエストするシステムです。

ふと思ったことだが、犯罪予防には2つの方向があることを昨年、何かの論文で読んだ。1つは、犯罪を犯してしまう精神性を問題として矯正していく。たとえば子殺しの原因は何かのストレスであれば、その何かのストレスをなくしていきます。

私の思考パターンもこの方向で、「子殺し」が多発するのは、文化や社会のひずみの中でどこに問題があるのだろうと考えました。

もう1つは、「子殺し」はある。という前提にたって、その子殺しを実行させない社会的なシステムをつくっていく。先進諸外国では、この方法によって犯罪の減少化を実現せさています。犯罪を起こさせたいための街づくりなど、犯罪はあるという前提で社会システムを整えていく方法です。

ふと思ったというのは、昔から「子殺し」という情念はあった。しかしそれが家族関係やお隣さんといった社会システムなどによって、実行されずに防いでいた。その実行しないですんでいた諸事情が失われたので、「子殺し」の多発につながっている。これは1つの仮説ですが、この方が凡夫は条件さえ整えば何でもするという真宗的な人間観に則しているようです。
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