仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

表情を消すことが目的だった

2024年06月21日 | 日記
『読売新聞』(2024.6.20)朝刊「編集手帳」に、『むかし日本女性の化粧はきれいにみせるのではなく、表情を消すことが目的だった』と資生堂のウエブサイトの言葉を引用して表記されていました。
下記は、原文です。

お化粧のおはなし|キッズのためのキレイクラブ|資生堂 (shiseido.com)
昔にさかのぼると、ある時代には魔(ま)よけのためだったり、
身分が高いことをしめすためにお化粧(けしょう)を使っていたこともあったそうです。
お化粧(けしょう)は、キレイに見せるためだけではなかったようですね。

むかしの日本、女性(じょせい)たちのお化粧(けしょう)の特徴(とくちょう)は、表情(ひょうじょう)を消すメイク。
白ぬり、まゆなし、おちょぼ口、お歯黒(はぐろ)など、いずれも顔色をかくし、
顔にあらわれるびみょうな表情(ひょうじょう)をあえて消し、おおってしまうものでした。
まゆをなくすと表情(ひょうじょう)がうまくあらわすことができなくなり、
ひたいの上のほうにまゆをかいても、まゆに動きがなくなり表情(ひょうじょう)がかくされます。
くちびるの半分くらいをおしろいでぬって小さくすると、口元の表情(ひょうじょう)がほとんどなくなります。
なぜ、このようなメイクが続いていたのでしょうか。
それは「表情(ひょうじょう)をあまりあらわさないのが上品」という考え方が長いあいだあったから。
お化粧(けしょう)の歴史って不思議ですね。
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