仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

坊主丸もうけ?

2009年10月08日 | 現代の病理
朝、新聞(21.10.8産経)を開くと2面に【危機にひんしている遺産に京都の「町家」を指定 ワールド・モニュメント財団】との見出しで、6月にお世話になった京都の旅館の写真が掲載されている。

記事には、失われつつある世界中の貴重な歴史的、文化的遺産の保護に取り組んでいるワールド・モニュメント財団(WMF、ニューヨーク)は6日、京都に残る歴史的住居「町家」を含む47カ国の93カ所を、2010年度の「危機にひんしている世界のモニュメントリスト」に指定したと発表した。とある。

バックに見える集合住宅が由緒あるお寺(大谷派)で、そのビルの屋上階が本堂だと気づく者はいない。旅館の名は、真宗大谷派 東本願寺飛地境内である渉成園(しょうせいえん・枳殻邸(きこくてい)前に立つ枳殻亭というシャレた料理屋旅館です。ご主人は大谷派のご門徒で、大谷派の寺院に挟まれて立っている。その寺院の1つがバックに写る写真のマンションです。

旅館のご主人との会話から、そのビルがお寺だと知って、どのような玄関だろうとカメラをもって見に行った。ところがお寺をイメージできる入口はなく、上を見上げてパチリと写真におさめた。

布教先の大谷本廟まで旅館のご主人が送ってくれ、龍谷大学の先輩であるという。そしてその車中、その寺院の話となった。建設時には、宗派でも問題となったらしく、宗務所から何度か話し合いにこられたことなどを話して下さった。記憶によると11階が庫裏で12階が本堂であったかと思う。

どのような会計処理、またどのように利益を社会に還元しているか知らないが「坊主まるもうけ」といわれても仕方がない。
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