The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

2月11日の明治神宮 終

2015-02-26 04:09:16 | 世界経済
          
 セレモニーは、いつも単調で、これっぽちの新鮮さがない、平和といえば平和だが知的興味にはほど遠い、
 「この円環的な時間を ヨーロッパの直線的時間観がぶちやぶった」

 そろそろ帰ろうか、その時、神輿(みこし)がやってきた、
 「わっしょい わっしょい」
 円環の登場だ、バカバカしいが血がさわぐ。

 これじゃあ、帰れないな、男も女もいなせな恰好、半纏に股引、ねじりハチマキをきりりとしめて、
 「わっしょい わっしょい」
 「わっしょい わっしょい」

 オトコたちはカラダが大きい、ほとんどが肉体労働者なんだろう、テレビや新聞関係のインテリではない、熱い血の日本人だ、そして、今年は、とりわけ、気合いが血走っている、
 「これは あの二人の日本人と無関係ではなさそうだ」

 熱いオトコたちは、リクツで生きてはいない、同じ日本人を同じ日本のオトコを、
 「みすみす 死なしてしまった」
 「もうしわけない もうしわけない」
 「ざんねんだ ああ かわいそうだ」

 次から次へと神輿が行く、その時、ひとつの思想がうかんだ、
 「なにかが うまれつつある」
 「いいかわるいかは わからないが・・・ 」
 「日本が変わっていく 新しい日本が誕生するのかもしれない」

 大きな怒りが、大きな悲しみが、原初的な血の覚醒が、今、目の前を通り過ぎていく。

2月11日の明治神宮 6

2015-02-24 08:50:46 | 世界経済
         
 ある国会議員の後援会で、
 「タローちゃん うちのバカむすこ おねがいしますよー」
 5日ほど後に、
 「押しこんでおいたよ」
 「さすが タローちゃんね」

 このヤリトリの解明、後援会のオンナ・ボスが、できの悪いバカ息子の就職を国会議員に頼んだ、そのセンセーさまは実力者、ある公団の職員に就職させてしまった、さて、このタローちゃんとは、いったい、だれでしょう。

 青い目の日本人の調査で、東北の各地を訪問したのだが、原子力発電所の反対運動のエピソードをキャッチした、反対派のリーダーのバカ息子を発電所の社員に採用、そこで、反対運動が腰砕け、よくあるケースらしい、過疎化のすすむ地方都市では、これといった就職先はない、だから、発電所の給料はタイヘンなもので、さっそく左ハンドルのクルマを乘りまわし、フィリッピン・パヴに入り浸る、だから、年中、酒気帯び運転なんだが、どういうわけかつかまらない。

 トヨダのツイン・キャブで北海道に出かけ、東北地方を南下した、夜の9時ごろ、時速70kmでカーブに入ると、タイヤがツーとすべり、対向車線に飛び出てしまった、幸いに、クルマが来なかった、ただただ、ウンがいいだけ、そのカーブではそうなるのだが、地元の人しか知らない、初めてでは分からない。

 その県では、他県ナンバーのクルマだけをつかまえることを聞いた、神宮の崇敬会のメンバーを見ていると、地方の名士や資産家の知的センスは、もう絶望的で、なにを言っても通用しそうにない、保守政権の大半が、彼らレベルなんだろう。

 そこに、どうにもならないニッポンの特殊事情がある、そのニッポンが、あの時のクルマのように、右へ右へとすべっている、左も困ったものだが、右もメンドウだ、どうなるか、今年は、分岐点かもしれない。

2月11日の明治神宮 5

2015-02-21 07:44:51 | 世界経済
        
 ゲルマン民族は森林で生活していた、彼らには、tree worship・樹木崇拝がある、何年か前、拝殿の鳥居の前で顔を真っ赤にしてコーフンしている白人男性がいた、
 「なにを見た いや なにを感じたのだろう」

 二月下旬の寒い日の午後、外人の集団がやって来る、みな180センチ以上、ぐんぐん近づいてきた、一瞬、神宮の森が、
 「ゲルマンの森林になった」

 彼らは、ここで、特別な感激に襲われるのではなかろうか、都会化してしまったヨーロッパの街よりもふるさとを感じる、古代のローマ人は、そんな彼らを、
 「野蛮だが 高貴な気質がある」

 体力に恵まれ、しっかりとした骨格を筋肉がおおう、彼らは、おどろくほど大量のサケを飲み、友人や仲間を大切にし、生涯一人の婦人を愛する、代々木公園では、ベビーカーを中心に、若い母親と父親、その兄弟が囲み、もう、立派な一部隊だ、おんな親にしたって、180センチの上背で太い腕、草食系の二人や三人をぶっとばせそうだ。

 民族のcore personality・核性格は千年二千年では変わらないのかもしれない、そして、日本人の一部・日本文化の一部に、彼らに通じるものがあるのは、タイヘンに興味深いことではなかろうか。

2月11日の明治神宮 4

2015-02-19 06:12:45 | 世界経済
        
 あのドイツ人女性、ずいぶん質素、いや、粗末なファッションだった、だから、
 「いくらぐらい もらっていたんだろう」

 サラリーである、おどろくほど安かったのではあるまいか、まだ若い、それに器量だってわるくない、
 「いい服を 着せてやりたかったなあー」
 トリンドルのレイナちゃんのお姉さんみたいだ、
 「なにが数千万円の茶室だ」
 「なにが銀座のホステスだ」
 まったく、ひどいもんだ、
 「ああー はずかしいなあー おっと おれが はずかしがることはないんだ」    

 身内の1人を理事に押しこんだというが、年に1000万近い報酬だろう、その何分の一でも配慮してやればいいのに、そうそう、あのワカメそば・600円、フツーのかけそばにもうしわけ程度のワカメ、カキアゲが650円、テンプラだとありがたみがないから「カキアゲ」か、渋谷の裏通りならかけ・もりは、300円を切って280円、それが600円、なにもそこまですることはない、せっかくの日本観光、こんなことではどうなることやら・・・
 渋谷のあのソバ屋は、ソバ粉から作っている、それでも300円、それに目の前でテンプラを揚げる、ほかほかしている・100円、それだけの企業努力をしている。

 宗教者・宗教関係者ほど、宗教から遠い人々はいない。

 外から見ていてもニッポンの会社・組織・団体は、
 「たのしそうではない」
 複雑な人間関係、暗い義務感、屈折した心理、うすっぺらなインテリには困ったものだが、こっちも救われない、喜びがない、創造性がない、ユーモアがない、そして、神宮の崇敬会のメンバーの知的レベルはどんなもんだろうネ、彼らの大半は、地方の名士や資産家らしい、黒い上下の盛装でかしこまっていた。

 彼らは、未だにタイヘンな勢力を誇っており、地方の経済や政治の中心で、県会から国会へ、そして自民党のセンセーになる、だが、どれほどのことが期待できようか、旧約聖書さえ読んだことがない、中東情勢はチンプンカンプン、こういったメンバーが増えれば増えるほど官僚出身の政治家を徴用せざるをえない、民主党は困ったものだが、保守の方も、その大半は、どんなもんだろうね。

 ある地方出身のセンセー、
 「クンショウがほしいなあー」
 なぜか、
 「なかったら ソウシキのとき さびしいだろー」

 だから、いろいろある、どっちもどっちだ。


2月11日の明治神宮 3

2015-02-17 06:30:25 | 世界経済
      
 あのドイツ人女性のガイドの内容は、どんなものだったのか、推理してみよう、きっと、
 「なんと おごそかな空間なんでしょう」
 「・・・」
 「大げさな銅像やケバケバしいモニュメントはありません この森林の静けさこそがメイジ・エンペラーのこころなのかもしれませんね
   目に見えぬ神にむかいて 恥じざるは
      己がこころの まことなりけり    」

 淡々と続く、ドイツからやってきたグループがじっと聞いている、
 「17世紀の大旅行家にして大学者のE,ケンペルはドイツ人ですが 日本人の先祖はバビロニアから来たと記しています
  なんとフシギな言葉なんでしょう この意味は なんなのでしょうか 」
 
 10数人のエトランゼが耳を傾ける、
 「さて あの戦争 ヒロシマ・ナガサキの原爆投下 何十万人の犠牲者 なんてひどいんでしょう わかりますね それでも いえ それだからこそ守り通してきたものが ここにあります」
 「・・・」
 「それが このおごそかさ しずけさ どんな人種も差別しない どんな宗教も区別しない なんと高邁な理想でしょう 黒人もイスラムの人々もニコニコとあるいていましたね」

 「これこそが ケンペルの本意 あのことばを解明するヒントではないのでしょうか」
 長身のドイツ人ガイド、
 「ここには 人類文明のゾルレンがあるのです」

 「そして ここ こここそが『永遠のバビロニア』なのではないでしょうか」
 「ウオー」

 みな、拍手をしている、同じドイツ人のことば、それが、身にしみ心にしみた。

2月11日の明治神宮 2

2015-02-15 05:17:25 | 世界経済
            
 何年か前、右翼の街宣車が原宿周辺を走り回り、明治神宮にがなりたてる、
 1、茶室がどうの
 2、銀座のホステスをこうの
 3、身内を理事に押しこんだ

 1は、ここのトップが自宅に数千万円の茶室を建立、彼の収入では、とても不可能、その建設業者を優遇しての見返りではないか、2はお気に入りのホステスを神宮傘下の料亭の女将に、3は親類の1人を採用した、その前に、神社本庁の会員を脱会するのどうの、1千万円ほどの年会費を払わなくてすむ、明治神宮の私物化のような行為で、神道の関係者が憂慮。

 なかなかのやり手だったようだが、その後、どうなったんだろう、よくある話しだが、オモテに出ては困る、その時、このおえらいさんは、右翼につけねらわれて、重要な儀式に参列できず、こっそりとすべりこんだり、逃げて回っていた。

 やっぱり、「だれか」が仲介に入って、手打ちをしたのか、最近は不思議なくらい静かだ、そうそう、当時、ドイツの女性が働いていた、
 「いま どうしていますか」
 「2年前に やめました」
 「大切にしてやれば いいのにね」
 「・・・」

 この国の保守的組織のなかには、冷徹なタテ型システムだけが機能し、内容のともなわない実態で、ただ形式と職名だけがハバを効かし、個人の発想やオリジナリテイを、全く、評価しない傾向がある、遠いドイツからやって来た女性は、うれしそうに白人のグループに説明していた、時々、笑い声が起きる、なんとフランクで自由だったことか。

Sensitiveなやさしい姿は、一瞬、ゲルマンの森の少女に見えた。

 

2月11日の明治神宮 1

2015-02-13 11:38:56 | 世界経済
        
 2月11日の明治神宮はタイヘンな盛り上がり、太鼓が、
 「ドンドコ ドンドコ」
 「ドドーン ドドーン ドドーンのドン」
 外人の男性がリズムを取っている、リラックスして楽しそうだ。

 幼稚園の鼓笛隊がジーッと待機、5分10分・・・寒いのにタイヘンだ、
 「なにを ぐずぐずしているんだろう いつもそうだ この神社の管理職のゴーマンなこと オウヘイなこと せっかくの信仰心がうすれてしまう ふきとんでしまう」

 まったく、いつだってそうだ、上の連中は、世間知らず、私腹をこやすことが第一なのかな、
 「ワカメそばが600円 ハッポウスチロールのウツワで600円 しかも これが最低価格なのだ かきあげが650円 なにを考えているんだろう 渋谷なら300円だ」
 せっかくやって来た外国人観光客がかわいそう、二人で一杯、自分は食べないで子供に食べさせている若い母親、ここの関係者は、どう考えているんだろうね、なにかカン違いをしていないかな、
   木喰を とうとい人とたずねくる たずねる人はなおもとうとき
 だから、
   神宮を とうとい者とたずねくる たずぬる人はなおもとうとき

 このぐらいの意識がほしいものだが、ここの連中は何十年何百年、おなじことを繰り返しいるだけ、これも、祭政社会の一面なんだろう、だから、なぜ近代社会に移行したかが分かる、
 「もっとも このうちの何十%かが 政治献金なんだろうが」

 どっかの高校のブラバンが「君が代」を演奏した、そろそろ帰ろうかと思って、第二の大鳥居をくぐると、向こうから、なんと神輿がやってきたではないか。

イスラム国とアキバ王国 冬

2015-02-11 06:42:40 | 世界経済
              
 やってくれたね、ニッポンのクソコラ、名前は悪いが内容はピカイチ、陰険で底意地の悪いフランスの風刺画とはモノがちがう、月とスッポン、
 「ショーブ あった」

 ニッポンは清くさやくあけらけき、ピューリタンもハダシで逃げていく、ニッポンには最高級のマナーがあった、
 「さすがだね ジャポーン」
 東海礼儀の国の伝統は、ほろびてはいなかったのだ、こころあるフランス人なら、
 「まいりました」

           
 ニッポンの画像が世界をかけめぐる、フランス・スペイン・イタリア、アイスランドにニュージランド、やんやのカッサイが聞こえるようだ、
 「やるね ニッポン」
 「さすがだわ ジャポーン」
 「ひさしぶりにうれしい コーフンしたよ」
 「やっぱりアニメの国だ アニメの王国だ」

 ニッポンのソーリ、この作者を表彰したらどうだろう、国民栄誉賞はムリとしても、賞金をやったらどうか、みんなで分配するだろう、彼らは苦しい生活をしている、とびあがって大喜び、これを知ったアフリカ・南アメリカそれにオーストラリアの少年たち、
 「わあー ニッポン」
 「すばらしいなあー」
 「ニッポン 大好きー」
 「ニッポンのリーダーは はなしがわかるね」

 自民党の先生がたでもいい、ポケット・マネーでどうだろう、先日、アキバで博多ラーメンを食べたのだが、となりの色白の若者が、
 「かえだま くださーい」
 「がってん」
 しばらくして、
 「おねがいしまーす」
 2玉まで無料なのだ、
 「すごいね」
 「1日分なんです」

 ニッポンのこの若者は、これが一日の食事なのだ、
 「専門書が高価なんです」
 「分かるよ」
 買うか買わないか迷ったら買うことに決めていた、「なあに 断食をすればいい」、そんな時期があった、若さのトッケン、なんともなかった。

 まだまだ、いい若者がいるんだな、がんばっている若者がいる、無口でシャイでアタマのいい若者、彼らこそが、この国の宝でなくて何が宝だ、だから、彼らを表彰してやってもバチは当たらない。

イスラム国とアキバ王国 秋

2015-02-08 06:31:10 | 世界経済
        
 上は、北のショーグンさまのクソコラ、あの写真を見て、
 「イスラム国の連中は 悪党だな」
 「はい ショーグンさま」
 「あんなことをやっていたら 長つづきはしないぞ」
 「はい」
 「支配のコツは 恐怖と愛情だ イスラム国には愛情が不足している シンパイだ」

 おべんちゃらが、
 「アメリカの新型バクダンは すごいんです」
 「なぬ」
 「数百平方メートルがゼロになるそうです」
 「ゼロとは どーゆーこと」
 「あらゆるイキモノが ジョーハツしてしまうんですよ」
 「わがクニには 地下要塞がある」
 「数メートルのコンクリートの壁をぶち破る爆弾があるみたいでーす」
 「おまえは どっちのミカタだ」
 「うっうっうっ」
 「こいつはスパイだ アブラをかけて火をつけろ」

 かつて、北の国では政治犯にガソリンをかけて火を点ける、しかも、これを年取った母親にやらせる、一人息子を燃やす、老母はキゼツしてしまった、血も凍る独裁政権である、この時、二回の爆発音、一回目は分かる、腸内の空気、だが、二回目が分からなかった。

 日航のジャンボ機がオスタカ山に激突した時、黒焦げの死体のアタマの上部が吹き飛んでいた、急激な猛火で脳が沸騰したため。

 だから、あの国は、イスラム国に似ている。

イスラム国とアキバ王国 夏

2015-02-06 04:44:04 | 世界経済

            
 昨夜の東京MXでテロリストのねらいは、あの映像を見た人々に、恐怖心をうえつけ正常な価値判断をできなくさせる、それによって人々を支配していく、血も凍るようなシーンは大脳の辺縁系を刺激して、美や知性の前頭野をマヒさせる、だが、ニッポンの画像は笑いを誘い、その呪縛を解放してくれた、そう、それこそが、大脳の前頭部の活性化、みごとにはねつけた、タイヘンな功績になる。

         
 さらに、ニッポンのネチズンの投降画像を世界中のネット・ユーザーが見ている、
 「やっぱり ニッポンはすごい」
 「これは ニッポンの勝ちかな」
 「イスラム国より アキバ アキバ アキバだ」
 「アキバは 自由で平和 ユーモアとギャグの夢の王国だ」

 パリの少女はジャポーンが大好き、
 「109にいきたい ハラジュクにいきたい」
 「タケシタ・ドーリを あるいてみたあーい」
 入口で自撮(じど)り、うれしそうなことうれしそうなこと、こっちまでうれしくなってきた、彼らはよく知っている、日本人以上だ。

 イスラム国をやんわりと、また、ツーレツに批判、カナダの山奥で、
 「ううん すごい すごすぎる」
 「こりゃあ いっぺん いかなけりゃあなんめえーな」

 インドネシアのあの少年たちが、パチパチと拍手、
 「ぼくたちのニッポンは まけてないね」
 「また アキバへいこう」
 「アキバにいって エロゲーを見て それからタイヤキをたべよう」
 寒いアキバで、ふーふー、これが目的・これが楽しみ。

 すごいことになった、世界の中心はパリでもロンドン・ニューヨークでもない、陰気なモスクワ、スモッグの北京それにキムチとセイケイ(整形)のソウルじゃあないんだ、
 「イスラム国のマインドコントロールをものともしない はねつけた ニッポンのトーキョーのアキバ・アキバ・アキバ」
 「アニメとユメと自由のアキバこそが セカイイチ・セカイイチ セカイのチューシンなんだー」

 痛ましい事件に、ちょっとした発見と収穫があった。

  - すばらしい画像の作者に感謝します、使用させていただきました -