The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

日本と台湾と韓国 6

2011-06-28 06:23:17 | Weblog

 台湾人の指導層が白色テロによって被害を受けたことを記したが、その出発は2・28事件、私は、これを知らなかった、向こうでこれを聞いた時、
 「2・26事件ですか」
 「いいえ、2・28事件です」

 台湾人のKさん、声をひそめて、
 「1947年2月28日に、反政府運動が起き、苛烈な弾圧が繰り広げられ、多くの人々が殺害されたのです」
 「日本人が引き上げ、やがて、大陸から蒋介石の軍隊がやって来た、最初は歓迎したのですが、この連中、モノを盗む・オンナを暴行する…」
 「そこで、『イヌは帰ったがブタが来た』ちょっとした事で騒動が起こり、瞬く間に拡大し、台湾各地に広がった」

 「大陸から、続々と軍隊がやって来て、人々を弾圧した、花蓮ではアキレス腱に針金を通し数珠つなぎにした台湾人を、海に放り込む、そのため、海の水が赤く染まった」
 「どのくらい殺されたか分かりません、というのは身内が反政府デモに参加したことになれば同類と見なされるからです」
 「だから、病気で死にました、行方不明です、今、旅行中です」
 「これは、あの天安門事件と同じケース、だから、正確な人数が不明なのです」

 長い間、実権を握ったのが、外省人グループで、これは、台湾人の李登輝さんが指導者に抜擢されるまで続いた。

日本と台湾と韓国 5

2011-06-24 05:49:33 | Weblog

 第二次大戦後の朝鮮半島と台湾についてあまり知られていない、NHKは秀吉や信長のドラマを繰り返し放映するが、日本統治以後の半島・台湾についてのレポートが少ない。

 半島から連れて来られた人々は、戦後、帰っていいということになり一斉に帰っていった、ところが、故郷の住み心地が良くない、1は生活、2は言葉、1の生活は、いい仕事に就くことが難しい、2の言葉は、彼らの韓国語が微妙に違っていてバカにされたらしい、そこで、続々と海を渡って日本に戻ってきた、これについての正確な統計はどうなっているのか。

 彼らが起業し発展させたパチンコ産業は有名だが、その他には、焼肉店や風俗・マッサージ・金融業…パチンコはIT企業との結びつきが強く、日本の産業界にしっかりと組み込まれている、こうして巨額の利益をゲットし圧力団体としての地位を固め、情報産業にも進出し、いくつかのテレビ局や新聞社の実権を握ってしまった。

 今は、「外国人地方参政権」問題が、目標であろう。

 ところで大震災後の電力問題で、パチンコ店に対する批難が集中していた、石原都知事が急先鋒で2、3の議員が協力していた、そこまでは報道されている、だが、パチンコ業界の利権と結びついた数十人の議員たちがいて、彼らはパチンコ業界を持しており、この国の地下で、熾烈な闘争が展開していたのではあるまいか。

 新聞・テレビは、どちらの味方だろう、今のところは沈黙を守っている、表向きは、諸悪の根源であるパチンコ産業を応援するというわけにはいかない、だが、東電のケースと同じく、広告や宣伝・CMに巨額の費用を投じてくれる方にいい顔をするのは当然であろうか。

 それと警察官僚、警察官僚の天下り先がパチンコ関係の法人や企業、清廉潔白が金看板だった警察のトップが、こちらに天下っていく、だから、そりゃあ、お目こぼしもするだろう。

 ヨコハマの裏通りの飲み屋でヨコに座った中年、
 「この間、北に帰ったんだ、コシヒカリよりうまいコメを食った、マツタケは食いホーダイ…」
 その男が帰った後で、マスター、
 「金政権に巨額の献金をするんです、だから国賓待遇なんです」

 こちらで稼いだ金を独裁政権に貢(みつ)いでいる、ということだろう。

日本と台湾と韓国 4

2011-06-19 05:38:12 | Weblog


 長い期間、台湾の人たちは日本に来れなかった、戦前、日本で青春を過ごした台湾の男性、
 「もう一度、皇居が見たい、富士山が見たい」
 「あの皇居の厳かさ、白雪を頂く富士山の神々しさ…」

 その希望が叶えられることなく亡くなってしまった、彼の息子さん、お父さんの遺影を持って来日する、
 「皇居に来ました、皇居に来ましたよ」
 「お父さん、立派な富士山です、日本の人々が大切にしてきた富士山です」
 「これが、日本人のこころなんですね」
 「今、お父さんの気持ちが分かりました」

 何年か前、台湾の壮年のグループが横浜に来た、彼らは、戦前から戦中にかけて、厚木飛行場で働いていた少年工で、昼間は工場で働き、夜は学校に通った。

 戦後の台湾は、蒋介石一派の外省人たちが台湾社会を支配し、台湾人のインテリや指導者・政治家を弾圧し、台湾の近くの島に送り込んだ、帰って来たときにはニコニコしていた、洗脳教育が行われたようだ、ちょっとでも怪しいと睨まれた人々は次々に除去された。

 台湾人の指導グループがいなくなり、この少年工出身の人々たちが台湾経済を担うことになる、そして、あの目覚しい経済成長がスタートする、彼らにとって、久しぶりの日本は万感胸に迫るものがあった、だが、この国のどの新聞・テレビも、これを、伝えなかったのではなかろうか…

 この国の新聞・テレビには、いくつかのタブーがあり、国民の大半が目や耳をふさがれている、だからネットや外からの情報を得ることのできる人とそうでない人には、決定的な差ができる。

日本と台湾と韓国 3

2011-06-15 01:00:00 | Weblog


 テレビの番組で、孔子の子孫と言われる人物が、今回の震災に対して、
 「共産中国は、百数十億円を寄付した」
 その場にいた人々はビックリ、そんなことは聞いたことがない、すると、この子孫さま、
 「台湾は中国に属している、だから台湾の寄付は中国の寄付だ」

 この番組を、直接、見ていない、友人が教えてくれた、
 「すごいですね」
 「ああ、ホンネが出た」
 「とんだ孔子の子孫ですネ、孔子の面汚しですかナ」
 「いえいえ、孔子そのものじゃあないですか」
 「というと」
 「あの人たちは、漢民族中心主義ですからね、漢民族以外は人間じゃあない」
 「『東夷西戎南蛮北狄(とういせいじゅうなんばんほくてき)』、彼らの周りの国々・人々は、国ではない、人間ではない」
 「『東夷』の『夷』は『弓に人』、『戎』は戈(ほこ)、『蛮』は虫、『狄』は獣(けもの)偏です」

 「そもそも、中国とは、世界の中心ということです」
 「それは、日本人には分からないコトでしょうネ」
 「それに、直近では、航空母艦が建造できるということで、大変な騒ぎ、これで中国は世界の列強になれたということでしょうか」
 「今更でしょうが、どれだけ中国のプライドを踏みつけられ続けたということ、この国民感情・民族感情が、意外な作用を果たすことになるかもしれない」
 「まったく、うまく持っていかないと飛んでもないコトになる、国際政治・国際関係は一寸先が闇(やみ)」

 今回の発言、図らずも彼らのホンネが出た、ホンネが聞けた。

日本と台湾と韓国 2

2011-06-12 05:49:24 | Weblog


 現地予算の40%をインフラに投じる、だから、それらの国々が、曲がりなりにも近代化に成功し、ヨーロッパ諸国を凌ぐ工業国に成れたのは、当時の日本の行政に拠るものであると言えなくもない、経済の発展・成功の何割は、日本のおかげ、こちらからは言いだしにくいことだが…

 道路・鉄道・港湾・上下水道・水力発電所…北朝鮮でトコトコと走っている列車が映し出されていたが、あの鉄道を敷設したのは統治時代の日本ではなかったか。

 こうした事業を感謝する国とそうでない国がある、感謝する国は台湾、感謝しない国は韓国・北朝鮮・共産中国、それが、今回の震災ではっきりと現われた。

 台湾は、百数十億円の義捐金、さすがに新聞・テレビは、これを伝えた、だが、政府による公式の感謝は表明されなかった、そこで民間の有志が台湾の新聞にお礼の広告を掲載した、それもこれも共産中国との関係で、あの強権国家は「二つの中国」を認めないということ、そのため、長い期間、台湾やチベット・ウィグルと内モンゴルについての詳細な情報が発表されていない。

 近々ではリビアのカダフィ大佐の、
 「政府に反対するデモ隊は、中国の天安門のようにタタキつぶす」
 NHKは、これをパス、報道しなかった、きれいに化粧した女子アナはお飾りのお人形、日本の公共放送はどうなっているんだろう。

 インターネットをやっている連中は、次の瞬間、裏の事情をキャッチできる、だが、国民の大半は、分からないのではないだろうか。

日本と台湾と韓国 1

2011-06-10 13:49:19 | Weblog


 明治神宮の大鳥居の前に3~40人の若者、ちょっと離れているので声が聞こえないが日本人ではなさそうだ、そして、半島のあの暗さがない、台湾かな、その時、
 「ワアッー」

 明るい歓声、
 「親日家の若者たちだな」

 きっとあこがれの日本にやって来て、うれしくてたまらない、子供みたいに無邪気だ、
 「ああ、いい光景だな」

 この国の欠点や弱点を見つけ出そうと必死の顔つきの暗い視線ではない、十中八、九台湾・台湾のグループだろう、原発の放射線の心配を押しのけてやって来てくれたんだ。

 今回の大震災、台湾では百数十億円が集まった、大津波のシーンを見て泣き出す女性がいた、ところが半島の国、一度集めた義捐金を、独島問題や教科書問題にからめて取りやめ、他の方面に回すという、なかなか出来る事ではない、台湾とは、まるで違う、別の意味でたいしたものだ。