The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

3 参禅者の感想

2022-10-31 08:38:00 | 世界経済

 She said to me , " Three days of zazen had more effect than eight days meditation of Catholic ."

 ある参禅者は、

 「3日の座禅は 8日のカトリックの瞑想よりも効果があった」

 「座禅」は人類最高の発明かもしれない、

 「宗教には あやしげなモノが多い」

 だから、道場で、しっかりした師家のもとで参禅するのがいい、そうでないと、その人の潜在意識が跳梁跋扈・ちょうりょうばっこ することになる、あのサン・フランシスコの禅道場のように、象が、

「パオーン パオーン」

 

 

 

 

 


2 カトリックと禅 

2022-10-30 09:18:17 | 世界経済

 Catholic practationers were looking for tranquility of God that would heal and liberate them from dark doubt and troubles of purgatory . 

 カトリックの修道者は煉獄の疑惑とトラブルをいやし解放してくれる神の静寂を探し求めていた。

 だから、あんなに熱心だったんだろう、世界中から集まった、

 「みんな どうしているんだろう」

 宗教活動には、あやしげなモノが多い、今回の事件は、

 「根が 深い」

 

 


Catholic meets Buddhism

2022-10-29 08:54:48 | 世界経済
 It would seem that Father Enomiya's love united Catholic and Zen had prevailed over modern era and opened for us one way to save humanity . 
 「愛宮神父の大きな愛は カトリックと仏教を超えて この世界に広がり 人類を救う一筋・ひとすじ の道をつけてくれたのかもしれない」
 
 いい運動であった、
 「どうなったんだろう」
 最近、話題に上がることがない、
 「カトリック禅の運動」
 
 もったいないコトだ、
 「多くの人に知ってもらいたい」 
 

12 南国の花 終

2022-10-26 08:09:33 | 世界経済

 学生は2~3名、あとは外人部隊、
 「すごい風景だ」
 秋山さん、シャアーシャアーとしていた。

 その学生の一人、面長で色白、
 「沖縄のひと」
 私は、沖縄の知識がなかった、
 「あるいは この子は 琉球王朝の子孫だったのかもしれない」
 それは、
 「品があった」

 その頃の私、公案禅にひっかかり、
 「おれが死んだら献体するんだ」
 「目が 青いうちはダメなんだ」
 やたら元気のいいジジイに引きずりまわされていて注意がまわらない。

 この子、秋山さんが紹介した5000円もする本を。
 「買っちゃった」
 なにか言いたかったのかもしれない・・・

 渋谷の紀の国屋で見たのが最後、
    南国の 真紅・しんく の花を 髪にさし
          少女の君は はにかみ立てり

11 河合隼雄と秋山さと子

2022-10-25 13:45:55 | 世界経済
 日本におけるユング研究の第一人者は、当時、河合隼雄・かわいはやお 1928〜2007 だった。

 河合は正統な学者、京都大学教授・文化庁長官を歴任、日本人初のユング派分析家の資格を得ている、河合の周りにも、熱烈な支持者・親衛隊がいて、秋山さんを、
 「なによ あんな小娘・こむすめ」

 しかし、こちらも根強い人気、
 「エリートコースを歩んだ国立大のセンセにはない魅力」
 なにしろ波乱万丈の人生、ひそかに「恋多きオンナ」、なかでもポストキョウとの関係は秀逸、ヴァンデル・ヴァン・ポストは、イギリスの王室には後見人のような制度があり、当時のチャースズ皇太子の後見人はポストキョウ、社交界の人気者、多くの女性に囲まれていた、そこへ、さと子さん、
 「あたしも 入れて」

 だから、
 「フリソデは結婚前ですよ」
 「そんなこと ガイジンにはわからないわよ あっ」
 「ふふふ」
 「あなた カマかけたのね」
 「ヒヒヒ」
 「わるくなったわね」
 「おかげさまで」
 日本の着物の人気は絶大で、ベルリンではバスが止まった、そこで、わたしの推理、ピタリと当たったのだ。

 われらが秋山さん、人情の機微がわかる、これが京都にはない、
 「カワイは おもしろくないわ」
 「ヒトの情けが 分かっていない」

 お互いは、
 「どう思っていたんだろう」


10 下

2022-10-24 08:16:05 | 世界経済
 3日ほどで、
 「人形はいなくなった」

 それにしても、秋山さん、なぜ数秒で分かったんだろう、あるいは、この人の本質は、
 「シャーマン」
 そう、現代のシャーマンだったのかもしれない。

 夢で出てきた、だから、
 「書きましたよ」
 「・・・」
 「ちょっと 美人にしておきました」
 「ふん」

 日本人形を見る度に思い出す。

9 中

2022-10-23 08:23:48 | 世界経済
 ヨコハマにもどると部屋のカドにその人形がいた、
 「ケタ・ケタ」

 気のせいかな、横になると天井イッパイに、
 「ケタケタのケタ」

 これはこまった、
 「そうだ 悪いことは悪い人に聞こう」
 プレミアムな声が、
 「あなた あぶないわよ」
 ほんのヒトコト・フタコトで、状況を完全に把握・ハアクしていた、
 「どんな理由でもいいから ことわりなさい」
 「そのおばあさん いいひとじゃあないわよ」
 「先生がいうと説得力がありますね」
 「なななんですって シンパイしているのに」

 「ブル・ブル」
 人形がふるえている。
 
 ちょっと小さくなった。


8 あきやま対日本人形 上

2022-10-22 08:45:17 | 世界経済
  

 そのころ、論文をまとめるために部屋を探していた、
 「いい部屋が ありました」
 葉山の御用邸のそば、海のちかく・・・

 ところが、バスを降りる時からむなさわぎ、5月の陽光の下、その家は黒猫のように横たわっている、70以上のはずだが、しっとりと白い肌、ヌラヌラと紅い唇・クチビル。
 「枯れていない」

 もう、部屋を借りる気持ちは失せていた、
 「まあ お決めになるのは後でよろしいですから」
 オンナ主人の部屋でお茶をいただくことになった。

 私と女主人のはずだが、もう一人の気配、椅子の脇に、
 「落剝・らくはく した日本人形 じっと聞き耳を立てている」
 「あっ これか これが 胸騒ぎの原因だったのか」


7 昭和の名僧

2022-10-21 08:17:29 | 世界経済
 



 昭和の名僧に山本玄峰がいる、昭和天皇に終戦を指導した、
 「まける時は あっさりまけるべきだ ジタバタするとおおけがをする」
 この山本老師の寺に、男子学生が宿泊していた。

 ある日、境内を散歩していると、老師がやって来て学生の前で膝まづいた、そして、学生の靴のヒモを直す、その学生、されるがままにしていた、下から、玄峰老師が不思議そうな顔で見上げたという、これは、フツウなら、
 「キョウシュクしてしまう」

 「三界の大導師である 天皇を指導する高徳の名僧 だが  この若者 そのまま それは 何十年も修行した僧侶にもできない」
 それがフシギ。
 「この若者は どこで身につけたのか」

 ある日、
 「私も 座禅をしたいのですが」
 すると、
 「君のような善人は座禅をする必要がない」
 そして、
 「君は 君のおかあさんに感謝すべきですよ」
 玄峰老師、見抜いていた、
 「母親が リッパだったようだ」
 「おっとりとやさしく じっと見守ってきた」

 ギスギスした上っ面の教育ママではなかったのだろう。   

6 ー外人部隊3- 

2022-10-20 08:29:02 | 世界経済
 「日本の女性が貞淑だなんて だれが言いましたか」

 「ニッポンのオンナほど 政治的な女性はいません」
 秋山節のサクレツだ、
 「この国がもうひとつなのは この国のオンナがダメだからなんです」

 「オトコを育てない」
 「オトコをダメにしてしまう」
 これは、本人の経験からだろう、
 「オトコとオンナの対等な関係 はげまし刺激しあい二人が共に成長する そんな関係が ありますか」

 「そう すぐに母親になってしまう」
 「そんなケースがほとんどでしょう」
 外人部隊、じっと聞き入っている、
 「かなりのレベルだな」

 だが、学生には分からない、
 「いや 講師や助教授にも伝わらないだろう」