浅黒い肌の外人がスキップ、今日はアキバの日曜日、アラブ系の二人の休日だ、
「おれっ ふたつだ」
「なんのなんの おれなんかみっつだ」
今は、ドーナッツが100円のサービス・セール、彼らは、甘いもんに目がない、ダイダイスキなんだ、
「コーヒーは ざんばいね おさとうを たっぷりいれるんだ」
「なんのなんのなんのよーこは スケバンデカ ちょっとふるいかな おれは4はい いや5ハイね」
「それ のみすぎだろ」
「のみすぎか」
「ヒョーバンになっちゃうぞ」
「おれたち わるいガイジンか」
「5はいは わるい 4はいは いい」
「そうか じゃあー 4はいにしよう」
だから、うれしくてうれしくてたまらない、アキバの歩道をラン・ラン・ラン、ミスドの店に飛びこんだ。
ニッポンのおんなの子が、コーヒーのポットを持ってやってきた、
「ふふふ」
「ぐふふふ」
「むねやけするぞ、食べすぎなきゃあー、いいがなあー」