超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

君と僕。2 第8話「ぼくたち男の子」 感想

2012-05-22 04:11:33 | アニメ






キラキラしていてね。






今週はすっごく生々しかったなあ。でもその分可愛くて楽しくて、これまた微笑ましくて・・・。
ある意味ギャグ回的な要素も強めでしたけど、しかしやっぱり教訓やメッセージがあるのが君僕のいいところ
あとはこの話がきちんとリアルな男子の話だとも証明出来た感じですかね(笑)。
自分らの世代は既に半分淡白な印象だったのと
後はこういうエロ話には興味津々っていう実に良い塩梅の青春や思春期模様で
元々ファンタジー云々言われる事に関しては疑問があったんだけど、でも今週の話でやっぱり
ある程度は現実感のあるお話なんだよね、ってちゃんと確信出来た気がする。そこがとみに良かった。


これは実話なんですが、私の同級生は初体験がカラオケボックスだったそうです。
噂話で聞いたんですけど、その更に後に同窓会で会った時にすぐ別れちゃったって話をしていて
結局はそういう事なんだよなあ、って思いましたね。春の心配っておせっかいのようでいて
半分はある意味真っ当だとも思うんですよね。
結局はそこに大切にしたい/したくないって本心が浮き彫りになってしまうのも真理と言えば真理で
でも弟さんの場合は中学生で思春期真っ盛りだから直ぐにセックスに考えが及んじゃうのも仕方ないんだよなあ。

ただ、春ちゃんも春ちゃんでモノローグで自分の事を心配性って風に揶揄してるし
本当は自分でもおせっかいって事実を理解してるんですよね。
それでも伝えたい想い・・・って考えると
やっぱりある程度は弟さんも受け取るべきだと思うし、そんな兄の気持ちを汲んでやってる姿も印象的で・・・
一度気まずくなるとどんどん気まずくなるのが恋愛って常套のような気もしてるんですが
この場合は彼女さんの態度がそれを救ってたよね。「スケベ」って。
超絶的に可愛くもあったんですが
その裏側にはちょっと許してもらえたような感覚も、チャラになった感覚もあったりして
ちょっとずつ色々な事を学んで成長していく冬樹の姿・・・いや、この場合は二人の姿、か。
そんな初々しい思春期模様にまたも魅せられてしまった類のお話でした。
生意気なように見えて、実は繊細だったその心
春ちゃんは相手側の事だけではなく、冬樹の事も案じているのは明らかな事でもあって
そんな兄弟の中にある微妙な関係性や気持ちの妙まで表現されてるのが観心地の良いお話でした。
それにしても春ちゃんのピュアっぷりはやっぱり物凄く天然だったんですねえ。
ある意味彼の成長した姿も楽しみになるようなお話だったのかも(笑)。


まあでも・・・性の関係で家族会議的な経験は自分の家でもありましたから
(勿論そこに私の名前が挙げられる事はなかったんだけど 笑)、
まだ責任を取れない内は
案外ちょっと過剰なくらいがちょうどいいのかもしれないですねえ。
その辺は本当に難しい問題なんだけど、そういう繊細なテーマを掘り下げてくれる
この「君と僕。」って作品はやっぱり貴重な作品だとも思える訳で、男子的にもシンパシーあったし
何よりこういう内容の話ってあんまり他では観られない気もしますからねえ。
それをやってくれたのも嬉しかったし、
春もただ一方的に怒るだけではなくてそんな自分に対する反省の気持ちも垣間見れたのが尚良かったと思う。
まあ、流石にキスくらいは一応許容範囲だとは思うんだけど(笑)。
それでも、急がず、慌てず、相手の気持ちを考えて。
それを冬樹くんがちゃんと学べて理解出来て、そのオチもまた良好だった印象のお話でした。
それにしても千鶴たちの意地悪なアドバイスに混乱する春ちゃんの面白さと可愛さは絶品でしたね(笑)。
ちょっと成年漫画っぽい雰囲気が一部漂ってたのもいいスパイスになってて良かったな、と。





しかし耳たぶが特に柔らかい人はムッツリ~って久々に聞いた迷信だったな。
春ちゃんがベッドの下に隠されたスケベ本を見てドキドキするシーンとかあったら悶絶しそうです。






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