超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

異国迷路のクロワーゼ 第11話「祈り」 感想

2011-09-12 01:46:22 | アニメ





人形と人間。




湯音は明らかにクロードに遠慮してピクニックに行ったんだと思いますけど・・・
それを内心分かってて
それでもその言葉に従うのがクロードの残酷さ。
でも、だからといって湯音が不幸かっていうとそうでもないと思うし
その辺は複雑ですね。
どこかクロードは湯音の事を大切にし過ぎているというか
過保護な一面は見受けられますよね。
だからこそ、もう少し素直になる必要もあるんじゃないかと思いますが。
それはこと仕事に関してもね。
そんな彼の心が描かれるのはきっと来週。アニメ版クロワーゼの最終回にも期待してます。

しかし、最終回が猫のエピソードになるとはねー。
2巻最後のエピじゃないんだ。
あそこまで行って欲しかった気持ちはあれど、まあこれもこれで過度にシビアにならんで良かったのかな。
そこら辺はメディアの違いと割り切って考えた方がいいんでしょうね。多分。


原作でも思ったんですが
姉の汐音の件はどうにも形容し難いっていうか
本当に彼女は幸せだったのか、不幸だったのかって考えると
恐らくは幸せだったんじゃないかと思うんですね。
目で見えるものが畏怖ならば
その分心で会話すればいい。
大好きな妹の側に居て、湯音と共に暮らして。そんなささやかな幸せ。それだけで良かった。
確かに縁起的には悪い事をしたけれど、
だからといってあのまま奇人扱いされたままが幸せだったかっていうと
それもまた別の問題になってくるし
重要なのはそこではなく
そこからどう生きるか。そこから姉の為に何かをしてやれれば、幸せに出来れば
本当は何も悪くない湯音の贖罪になり得るので
是非そこを見つめて生きて行って欲しいですね。個人的にはパリに来た目的も
そこにあるんじゃないかと思ってますけど。
そこはまだ原作でも明かされてないですけどね。
オスカーの気配りが良かった。
その分クロードお兄さんはこれから頑張らなきゃね。




原作は割とドラマの方に焦点が置かれてると個人的には感じるので
ここから原作を読むのも面白いかと思われます。
一つの作品を二つの入り口で楽しめるって概念のお手本の一つのような作品でもありますな。

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