この間の日曜日に続き、昨日もまた更新が出来ませんでした。たるんどるなあ。
という訳でこの記事が一応日曜日分の更新となります。クロマネは個別感想で書いてるのでそっちも是非。
◆SKET DANCE
「アタシじゃないか」
自分で終わりを決める人の心境って儚いけど美しいですよね。
努力だとか何かに合わせようとする事にも確かに限界はあって
そこを見極める事が出来ずに
或いは未練たらしくずっと引き摺ってしまうのが恒常的ではあるんですけど
そこで一歩踏み込んで吹っ切る事が出来れば、前に進む事が出来たらそれを成長と呼ぶのかもしれません。
努力や歩み寄りっていう理屈でなんとか成る程全部が上手くいく訳じゃない
そういう事を描いてるんだと思ってますけど
でも、だからこそ、その上で前を見て進む姿勢に価値が出てくる。
私が少年漫画で観たかったものが全て詰まっていた最高の傑作回でした。
半泣き状態になってしまったのは内緒です・・・(笑
大人も読める少年漫画の一つだなー、と改めて思いました。パッと見無邪気さが溢れてますけど
根底には「少女」が「大人」になる瞬間をきれいに切り取る確かな「目的」があって
そこまで一切の無駄なく、過不足もなく美しいフォルムで描かれてた
そんな心に傷跡を残しつつ、でもポジティブな意味合いも含められる手さばきに本心から感動しました。
大人になるっていうのは大抵何かを捨てたり失くしたり~って描かれ方をされるけど
今週のスケットダンスは大人になる逞しさが表現されていて
その意味でも良い具合にニッチなツボをグングン突いてくれて個人的には最高でしたね。
諦めるという行為は大抵悪とされるけど、諦めるという行為を選べる勇気もまた時には尊重されるべき。
そんな現実性と漫画的表現の調和が心地良かった大のお気に入りエピソードになりました。
ちくしょう、良い具合に青春してんなあ・・・(笑
同時に、これは先週の危惧が杞憂に終わるかな?という手応えもあって
この調子ならきちんとボッスンとヒメコの関係性は描いてくれそうって期待も出てきました
何も言わなくても通じ合ってる関係性ってある種の理想ですよね。
説得力に関して言えばもう説明の必要すらない(笑
もう終わらせに掛かってるのは長年の読者であれば薄々感づいてるとは思うので
この調子で各々のキャラが抱えてきた心情や信念を逐一拾い上げて完結に向かって欲しいです。
明確に終わりを意識し始めた所為か最近のスケットは本当に内容が濃いですね。
毎週読むのがめっちゃ楽しみになっています。
個人的に30巻程度で終わるのは長さ的にも充足感的にもベストだと思ってるので
久々に心地の良い円満終了を見せて欲しいところです。
頑張れ篠原健太。
◆斉木楠雄のΨ難
これもまた少年漫画らしい良い話やね・・・ギャグ漫画なのに感動した。
こういうメリハリがこの漫画が他のギャグ作品を寄せ付けない理由なんでしょうね
もっと言えば勇者学以上のポジションに行けた理由(笑
ギャグだからハチャメチャやればいい、っていうのも正しいとは思うけど
でも普段ふざけてる人が急に真面目になるとなんかグッとくるのもまた事実じゃない?
昔ヒットしたギャグ漫画もたまに人情系の話を入れてたり
こういう抜け目のなさ、
そして分かりやすい悪人を作らない単純ではなく練られてる構成がこの作者の実力を感じさせてくれて良い。
ただふざけてるだけではなく、ちゃんと教訓にもなるし、好感度もそれぞれで上がってるし
キャラの魅力を誠実に掘り下げてる真っ当な感覚が素晴らしいお話でした。
麻生周一もさり気に化けはじめてるのかもしれない。
あ、斉木楠子はアリです(笑
◆烈!!!伊達先パイ(終)
あれ、20週打ち切りなのに先週の「クロガネ」よりもずっと感動してしまった・・・(汗
それくらい伊達センパイが片倉を認めるシーンが良かったって事なんだろうけど
振り返ってみるとそういうシーンが全然思い当たらないんですよね
それを考えると、
時折そういう良い話系のエピソードを入れた方が良かったんじゃ?と個人的には思ったり。
同じハイテンションギャグの「ボンボン坂」もメリハリ考えてラブコメ系の良いお話も入れてたしねえ。
なんか今週のお話読んでると若干打ち切りが惜しく感じるのは、
土台自体に関しては悪くなかったからなんだろうな。
霧子も可愛かったし、
続きも微妙に気になるし(笑 結局兄妹両方リア充化ってオチですかい。
一応半分はラブコメとして始まった連載ではあったので
もう少しハチャメチャギャグに寄らずにその辺の設定を活かせてたら結果も違ってたのかなー、って思う
事実ハイテンションギャグとラブコメが同居してたボンボン坂は生き残ってた訳ですし
ギャグ漫画にも最低限のストーリー性は必要なのかな、と
まあ個人的な持論なんで
別に全然気にしなくていいんですけど(笑
今週の内容を見るに普通に熱いシーンも描けるみたいなのでそういう点も次の作品に活かされればなと
正直、ここ数作の打ち切り漫画の中ではトップクラスの最終回だったように思う。
終わり良ければ意外と感慨深い気持ちになるもんだなあ。
今週の西京さんの話も共感できます。
おそくなりましたが
「2012年個人的ベストマンガ」のほうの
読ませていただきました感想をかかせていただきます。
僕が、まだまだ知らない漫画たくさんありますね・・・
といってもまだ14ですが笑
去年はちょっとひきこもりがちだったのですが
今年は漫画いっぱいよんでがんばります
ちなみに今はけっこうがんばって学校行ってます。
一回り以上離れてますねー(笑)。私が14の頃はWJって姉が買ってきたのをパラ読みするだけで
全然漫画に夢中になってない時期でした。
その頃から考えるとまさか大人になっても読んでるなんて思いもしませんでしたね。
でも、だからこそ出会いや話のきっかけにもなったり良い事もあるのですが(笑
学校は、当時は自分も嫌でしたけど社会に出たらもっと厳しいステージが沢山待ってるので
若いうちに地力を蓄えるのも悪くはないと思います。
ま、大人になった今だから言える事ですけど(笑