ニセコイ 番外編「シンコン」＋榊ショウタ「春めく妖精生活」感想（ジャンプNEXT！2012SUMMER）

思春期男子的にとっても買いづらい表紙ですね（笑　まあ私は大人なんで、普通に・・・。






◆ニセコイ　番外編「シンコン」

私は千棘派ですけど、正直この小野寺は可愛いと思ったね（笑
本編では最近出番皆無なのに番外編では妻になる！って何気に不遇に対する救済措置なのか、
それとも「これで我慢しとけ！」っていうコミィさんからのお達しなのか・・・
何にせよ、深く考えずに可愛けりゃいいじゃん、って事で（笑）。
ある意味ラストに相応しい感じのお話でもあったかも。

その他にも千棘が犬になってるとか、無事に公務員になれたとか色々小ネタも面白かったし
最後のオチを考えるに小野寺さんのが逆にムッツリなんじゃね？って思ったり（笑
表紙になってる事だけあっていつも以上にサービス満点の番外編
是非小野寺さん派はチェックすべし！って感じですかね。
コミックスカバーは、
裏面のお叱りのが個人的には収穫でした（笑
こういうネタだとやっぱ千棘が一番オイシイよなあ。マリーも案外キャラ立ってるし。
そこら辺にやっぱりメインヒロインたる風格も滲み出るのかな、なんて事も考えてしまいました。

久々に凄い上手い番外編の使い方を見て感心しましたね。
本誌で出番減少のキャラをメインにする、というのは
もっと積極的にやるべき事なのかも。
特に小野寺さんは一応メインなのに霊圧消えてたから余計に嬉しかったんじゃないですかね。
派ではない自分でさえちょっと嬉しかったですから（笑）。これでまあ再来週の月曜までは待てますね。
意識的に楽の姿が途中まで描かれてないのでシミュレーション的にも楽しめるかも、です。



◆パジャマな彼女。番外編　不思議なパジャマ

計佑、メイド服好きなのか・・・？（笑）。
最初の内はともかく途中の露出高めな服装まで計佑の所為にされてたのには笑った。
ここで泡付きの裸ってところが濱田さんも実に分かってて素晴らしいですね。

あと、前の番外編が特に関係ないパラレルだったのに対し
今回はさり気に本編の補完的な役割も果たしてるので
その意味でも読んで良かったな、と思える色々と有意義な番外編だったと思います。
何よりメイド服姿のまくらを拝めたのが一番大きいですね（笑
正に眼福！と言った感じの番外編でした。
これで再来週の月曜まで（略

それにしても、先輩に牛柄の衣装を着させるのも実に分かってると思ったよ。本編でも是非・・・！



◆magico　完結編　magic marriage ceremony

何故か不意に泣きそうになりました（汗
こう・・・泣かないよ、って宣言したキャラが泣いちゃうのって個人的にアレですね
ちょっとしたツボかもしれません。最後の最後に残酷な設定持ってくるなあ、って思いましたが
その分ラストシーンは王道なテイストでそこまで悲壮感は残らなかったですね。
心残りがあるとすれば、初夜の描写が無かった事くらいかな（笑）。
その辺は本当に難しいと思うんですけど、
まあなきゃないで爽やかではあるので特にわがままは言いません
完全にコミックス派だったのでいきなりオチを読んでしまったようなものですが
それでも普通に感動出来たっていうのが凄いですね。何だかんだでジャンプっぽい漫画だったとも思います。

総評として、夫婦漫画の先輩「サムライうさぎ」が全7巻
後輩の夫婦漫画である本作が全8巻（予定？）、
最初から結ばれてるって事実を考えるとこれくらいが引き伸ばせる限界なのかな、って感じつつ
終わってみれば「サムライうさぎ」と同じくらい好きになれた感触は残ってるので
その意味じゃ個人的には成功作、
何気に掲載順の推移も今考えれば似てるわ（笑）。
言ってしまえば最初からゴールしてるようなもんだから
逆に長々と続けた方がある意味蛇足なのかもしれない、そう思うと幸福は幸福だったんじゃないかと。
この先の岩本漫画にも期待しつつ、素敵なオチを残してくれた完結編に対して拍手！ですね。
まさかこの漫画で泣きそうになるとは思いませんでした（笑　基本明るいですから。

いやあ、それにしても結婚っていいものですよね。
年の所為か無性に羨ましいわ(笑
なんか自分もきちっと将来のビジョン考えなきゃなあ、って思わされましたよ。
女性の夢ってよく言われるけど、男性だって夢だと思いますよ。きっと。



◆春めく妖精生活　榊ショウタ

いや～、これすげえ面白かったね・・・（笑）。
「戦国ARMORS」ってちょうどWJ卒業してた時期だから読んだ事ないんですよ。
だから余計に世界観に入り込みやすかったっていうのもあるかもだけど
それにしてもこの漫画は本当に面白い！！
主人公がイケメン風なのも珍しいし
何よりさくら子のキャラが純真無垢で気に入りましたね。
こういう従順系は普段は結構苦手だったりするんですが、
さくら子に関しては言えばある種のおとぎ話的なエッセンスが混じってますから
その意味でも抵抗なく素直に好きになれた、ギミックも面白いし、多少トボけた面も味があるし
個人的にはどストライクのキャラ造詣でこの二人が居るだけでも最後まで楽しく読めたのが本音でした。

それにしても、最初は本当にセックスしちゃったのか？って思いましたよ（笑
サービスシーンは殆どないだけに
不意に来るそういう描写がとにかくツボで仕方がない
所々毒が混じってるのも個人的には刺激的で最高でしたね。
話の流れも無理がなく、
きちんとキャラにも感情移入出来て
更にはこのオチの続きも普通に気になってしまうという
これ以上なく完成された印象の読切で、この漫画を読めただけでも買った価値はあったなあ、と。
でも、色々消化不良な部分もあったので（その辺はページ数的に仕方がないだけだけど）
それ含めて是非連載で読んでみたい作品ではありますね。
またさくら子ちゃんに会いたいです（笑
カラー扉も中々のクオリティで、絵のセンスも含めて自分の中では中々に高評価な読みきりでした。
きっとこの先も何度も読み返すでしょう（笑　それくらいお気に入りですね。

一応括りとしてはラブコメの範疇に入ると思いますが
主人公のイケメンキャラが立ってるのが新鮮で楽しかった（笑）。
今あんまり少年誌でイケメンのラブコメ主人公っていないですからね。
少なくともここまであからさまなのはね。
その意味でも、
これが連載になったらどう受け止められるんだろう、っていうのは個人的に凄く興味があります。
でも何気にコメディキャラ的な立ち位置も演じられるその幅の広さも好きだし（笑）。
良い具合に隙間を突けててその意味でも面白かったかな、と。
決して完璧って訳でもないんですが
完璧以上に光るものは絶対にあると思うので、今後もこういう作品是非描いて欲しいなあ。


まあでも、連載になったら上高知さんは確実に小野寺・雪姫先輩コースになるでしょうがね（笑
やっぱりこういうほのぼのしつつもキュンとなる漫画のが好きなのかもしれません。
お○っくすって仕掛けがあまりにも衝撃的で一気に読まされてしまった、そんな印象でした。推し！







時間があったら新人作品にも触れます。取り敢えず連載陣＆連載経験作家陣って事で。
ここまでで既にそこそこ満足しちゃってますが（汗
残りも期待は持ちつつ読み進める予定なので。