超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

999とくるりのトリビュート盤

2009-09-08 17:30:15 | 音楽
遂に翌日に迫った「999」、
来場者にはぶどう缶ジュースが配られるなど色々とツッコミ所も満載な訳ですが
9mmが武道館、なだけに
何か「やらかしてくれる」のを一番に期待してしまうのが正直な所。
個人的に一曲の尺が短いので30曲以上は演って欲しい。
でも実際はどうなるかね?
それは行ってみないとわからない。
未知数な部分も大きい。


ちなみに武道館に行くのはSyrup16gの解散ライヴ以来で、これが2度目。
めったに行くことないからちょっと緊張する。客なのに。


そういう訳で、個人的な9mmとの思い出を語りたい。

一番初めに彼らの曲を聴いたのはインディー時代のミニアルバム「Gjallahorn」をタワレコで視聴した時。
千葉店ではやたらプッシュされていて、話のタネに聴いたのを覚えている。
しかしその時点で引っかかることはありませんでした。何故か。


本格的に彼らの曲を好きになったのはそれから1年後のミニアルバムに収められている「Caucasus」という曲でした。


確かNHK-FMの「ミュージックスクエア」で掛かっていて、それで気になったのは覚えている。
(またミュージックスクエアかよ!本当にこの番組の影響受けてたんだな、私。)


何が気になったか、というと
菅原卓郎の声や初期衝動をそのまま完成形にしたようなアンサンブル・・・という訳ではなく
実は歌詞でした。
それもこの部分。


「空っぽになった人と人どうしが ぶつかり合う音で ぼくは目が覚めた」


何ともインパクトに溢れたこのフレーズ、絵を思い浮かべても面白いかもしれない。
漫画の1シーンにも使えそう。
今考えれば五十嵐隆に通じるセンスを感じてたのかも。
まあこれは個人的な感触ですが。


余談ですが、チャットモンチーも同番組で初めて聴いて、

「薄い紙で指を切って 赤い赤い血が滲む これぽっちの刃で痛い痛い指の先」(ハナノユメ)

と、いうフレーズに一発でやられました。
この曲のキラーチューンっぷりは未だに凄い。鮮烈に残るわ。



あれから大体3年で、当時はずっとアングラシーンで戦っていくんだろうな、とか偉そうに
勝手に思ってたのも束の間、あっという間にロックシーンの最戦前まで駆け上っていってしまった9mm、
セールスに関してはすこぶる好調なので、
ここから先の飛躍にもますます期待したい。


ただ武道館に手一杯で、アルバムのリリースは当分先になりそうですかね。




と、思ってたらくるりのトリビュート盤に参加するらしい。
「青い空」で。
凄いピッタリだなあ、と思ったが
個人的には「モノノケ姫」でも良かったのではないか、と思ったり。
あ、でもメロディーライン的にはやっぱ「青い空」の方が菅原卓郎の声にはハマるか。
 

ちなみにこれがラインナップ。


anonymass「赤い電車」
andymori「ロックンロール」
奥田民生「ばらの花」
キセル「Old-fashioned」
木村カエラ「言葉はさんかく こころは四角」
世武裕子「東京」
曽我部恵一「さよならストレンジャー」
高野寛「ワンダーフォーゲル」
二階堂和美「宿はなし」
ハンバートハンバート「虹」
Fantastic Plastic Machine「ワールズエンド・スーパーノヴァ」
MASS OF THE FERMENTING DREGS「飴色の部屋」
松任谷由実「春風」
矢野顕子「Baby I love you」
LITTLE CREATURES「ハイウェイ」
9mm Parabellum Bullet「青い空」



全体的に中堅が少なくて、くるりより先輩のアーティストが多め。
個人的に同期の人たちにも参加して欲しかったけど(特に向井秀徳とナカコー)、
これはこれで豪華なラインナップなのではないかと。



しかしLITTLE CREATURESは音源としても久々ですな。
そしてFPMは鉄板っぽい。
個人的には曽我部恵一が楽しみ。




残された者の一人として、出来る限り楽しんで暮らしたい。
せめて趣味という枠の中だけでも。
今はそんな気分。




取り合えず、明日の「999」を目一杯楽しむぞ!





無事終わりました

2009-09-08 00:29:50 | 日記

おじいちゃんの通夜と告別式は無事に終わりました。
家に帰ってきたのは5時だったんですが
ずっと気を張っていたため、
帰ってきてからすぐに眠ってしまいました。


にしても、未だに生きている感覚がするのは何故なんだろう。


追悼の意味を込めて、火葬場での待ち時間にはマックスコーヒーが出されました。

これから先、マックスコーヒーを飲む度におじいちゃんのことを思い出すのは間違いないでしょう。


なんか上手く今の気持ちを表現できないな。



沢山の人に見守られて、心から惜しまれて、旅立っていったおじいちゃん。
今まで本当にありがとう。
そして、さようなら。




四十九日にまた、祭壇を拝みに行きます。