アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

映画「らくだの涙」

2022-04-17 15:02:48 | 映画とドラマと本と絵画

  「天空の草原のナンサ」の監督の2003年の作品。こちらのほうが先なのですが、わたしは、たまたま前後逆に鑑賞しました。こちらはドキュメンタリー。やはり同じくゴビ砂漠の遊牧民一家に密着取材して撮影したものです。https://allabout.co.jp/gm/gc/206260/?msclkid=6c48088ebe1211ecb15e36ab29811e57

   この一家は四世代同居。いくつものゲルにそれぞれ1世代ずつ住んでいるようです。彼らが所有する家畜のうち、特にラクダに焦点を当てて、この映画の撮影は進みます。ラクダの繁殖期である春から撮影に入ったそうで、ほぼ4か月ほど滞在したとか。

   たくさんのラクダの子が生まれるのですが、その中の一頭は珍しい全身真っ白のラクダ。難産の末に生まれたこのラクダは、初産の母ラクダからなぜか嫌われ、乳をのませてもらえません。仕方ないので、人間がお乳を搾り、水牛らしい動物の角に乳を入れて子ラクダに飲ませます。でも、うまく飲めず、子ラクダは元気がない。

   そこで家族は相談のうえ、馬頭琴の上手な弾き手を連れてきます。彼が馬頭琴を奏で始め、一家の最も若い母親が母ラクダの背をなでながら歌を歌い出すと、母ラクダは声を出し、様子が変わります。

   いわば音楽療法をほどこした母ラクダの変貌がこの映画のクライマックス。撮影隊が当初から予測したわけではないこのハプニングが、映画をよりおもしろいものにしました。

   人間の母親の美声もすばらしかった。彼女の息子もほんの少しだけれど歌って見せましたが、きれいな声でした。

   続けてみたモンゴルの草原の遊牧民たちの暮らしの一端。顔はほぼ日本人と同じの、彼らのシンプルでたくましい生き方は、なかなか興味深いものでした。

   さて私は、この冬あたらしく、空飛ぶ羊のヤクのレッグウォーマーと腹巻を購入しました。年とともに冷えがひどくなってきたので、この夏もよほど耐えられなくなるまで、腹巻は欠かさず身に着けることにしようと思います。私の経験では、冬はともかく、暖かくなると、体の冷えに気が付かずに過ごしてしまいがち。腹巻やレッグウォーマーなどを着けて初めて、「温かい」「気持ちいい」と感じます。豊田市街地桜城址公園そばの空飛ぶ羊の実店舗では、夏でも、モンゴルのラクダ、ヤク、ウール、カシミアの商品を販売しています。どうぞ、覗いてみてください。

 

   

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