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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

映画はどうだ

2009-05-04 14:20:50 | 日記
 映画を見なくなってから随分となります。「ゴッドファーザー」とか
「ペーパームーン」あたりまでは、ストーリーに引き込まれる魅力があ
りました。
 日常のなかのワンシーンを切り取って、それに関わる様々な人間
模様が丹念に描かれていて、興味が尽きないのがいいですね。やは
り、映画というのは、人間模様の「あや」の織り成す糸をひとつひとつ
紐解いていく展開のなかに、引き付けられるものがあります。
 映像美とともに、人間の言葉の持つ力の大きさに感銘したものです。

 「ゴッドファーザー」の全編にながれるマーロン・ブランド演ずるファミ
リーや組織の長としての生き方、有り様がストーリーを重厚なものにし
て、展開に飽くことなく引きずり込まれていました。Mブランドは、口に
真綿を入れて、頬の膨(ふく)らみをつけて雰囲気づくりをしたそうです。
抑揚を押さえたMブランドの一言、一言が重く重く響いてきました。

 「ペーパームーン」 軽快な歌、ペーパームーンにのって、オニール
親子の演ずるちょっとあばずれな行きずりの大人と子供の世渡り道中
です。時代背景をあらわすモノクロ映像も印象的で、テータム・オニー
ル演ずるお茶目な子供の大人を信用しないその言葉と目の演技がよ
かったね。次から次と展開される世を欺く仕掛けが、映画を飽きさせま
せん。

 最近の映画はどうですかね。映像の展開だけで興味、驚きを取ろうと
いう趣向が見えて、見ていて飽きますね。音響で目を醒まされることも
あります。
 映像と人間の言葉が織り成すストーリー(脚本)のいい映画にお目に
かかりたいものです。こころに残ります。ゴールデン・ウィーク真っ盛り
です。
 

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