いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

数学超「難問」の解明。 elucidate an ultimate problem of maths

2012-09-19 19:48:37 | 日記
 (1)人類は「知的好奇心(curiosity)」派と「知的探究心(quest spirit)」派とに二分されて存在する。未知の領域へ限りない夢と希望、ロマン(roman)を続けていつも挑戦してきた。
 現在、生物が生存する条件があるとみられている火星に米国探査ロボットが着陸して、「海」、「川」の跡地や表層の鮮明な映像を地上に送り続けて、石や物質の採取も試みられている。
 岐阜県の東大スーパーカミオカンデでは宇宙創生解明のカギを握ると見られるダークマター(dark matter)のキャッチ、解析を試みる研究も続けられて、分析、解析結果によっては星のなりたち、宇宙の起源、解析の手がかりになるものと期待されている。
 高感度のダークエネルギーカメラによる深宇宙の探索も始まった。

 (2)人間のなりたち、起源、宇宙のなりたち、起源の膨大な歴史時間をかい間見ることができるとすれば人間の知的好奇心、探究心の極みだ。昨年から今年にかけて自然科学、物理学分野での未知への挑戦と研究実験の成果発表が続いた。
 アインシュタインの光よりも速い物質はこの世にはないという相対性理論に、日欧の研究チームがニュートリノを使った実験で一旦は光よりも速い実験結果データを発表したが、検証の段階で実験精度に不備、問題があることがわかって、同研究チーム自らその結果データを否定することになった。
 ノーベル物理学賞授賞の小柴さんが初めてカミオカンデでニュートリノのキャッチに成功したのを受けての発展的実験、挑戦であった。

 (3)数学分野でも、歴史上提唱された予想された数学理論の超「難問」がいまでも未解明のまま残っているものもある。
 整数論の代表的難問の「フェルマーの最終定理」も解決までに約350年もかかった(報道)壮大なロマンだ。

 (4)その中でも「最も重要」な未解明難問とも言われる整数の理論「ABC予想」を、京大の注目の若手数学者が「証明」する論文をインターネット上で公開した。
 単なる好奇心派には数学難問「ABC予想」なるものの意味、意義も不明なら、しかし世界の探究心派の専門家にも同教授のその解明、証明の「数学的手法」さえもほとんど理解できていない(報道)ような「驚異的」で画期的な偉業との認識だ。

 解決に約350年もかかった前述の数学「難問」もこの「ABC予想」を使えば一気に証明できてしまう「偉業」だとの世界の専門的評価だ。
 従ってこの「論文」の正しさを判定する精査、査読にも「時間」を要する(報道)という、とんでもない解明論文だ。

 (5)同教授は若手ながらすでに多岐にわたる優れた実績も十分で世界から注目されており、数学研究分野では「証明は間違いないのでは」(報道)との認識だ。

 未知の領域への人類の挑戦は限りなく、興味、関心を引くものではあるが、単なる好奇心派には最初から最後までまったく意味、意義不明の数学理論の歴史上の超「難問」解明(elucidate an ultimate problem of maths)だが、探究心派の無尽蔵の挑戦、研究、意欲には十分、夢とロマンを見させてもらっている。

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