いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

総裁選改革。 innovative theory of presidential election

2024-09-17 20:32:05 | 日記
 (1)9人が立候補した自民党総裁選、メディア評でも本命不在といわれて、これで記者会見、討論会を開いても聞いても当然似たり寄ったりわかりにくく自民党議員同士ということもあり理念、政策、思想に大きな違いがあるわけでもなく、選ぶ側の議員、党員にとっても議論を聞いて支持を判断するわけでもなく(若干はあっても)、これまでのつながり、関係、交流でほぼ支持層は固まっているのだから2週間も長々と総裁選を続けている意味はない。

 (2)党総裁となれば党の顔として選挙で勝てることが重要視される。新総裁、首相になったら早い時期に解散総選挙を目指す発言もあり、今回選べれる側ではない国民の首相としての判断、支持が候補者の話を聞いてどう動いていくのかが注目される。
 そこで9人も立候補となればトーナメントにして人数を絞って最後、議員、党員による決選投票で決着をつけるのはどうかと書いた。

 (3)米国大統領選を意識して書いたわけではなく、冒頭のような理由、事情を考えたうえでのことだったが、米大統領選も最初は各州から立候補者が多く出て予備選で敗退、ふるい落とされて党大会に向けて有力候補者が絞られていき、決選投票あるいは信任投票となり決着となる。

 (4)それと今回の立候補者は現職大臣、党役員もいて、長い選挙戦で政治の停滞、決定、判断の遅れがないか問題もある。外相、官房長官、経済安保担当相、党幹事長と重要閣僚、党役員が顔をそろえており、職務と選挙の二重体制では利点もあるがむずかしさもある。
 総裁選立候補をする場合は前提として大臣、党役員は辞任しての立候補を考えたらどうか。

 (5)外相、官房長官、党幹事長となれば一旦不測の事態が起きれば政府としても総裁選どころではなく(中断することもあるが)、候補者としても一旦現政権と離れて距離を置く、持つことは必要で、その方が政府、党としても職務遂行上、判断、決定、対応にも支障がなく公平、公正ともいえる。
 候補者からは多分同じことを何度も聞かされて変わりがなく、話す側も聞く側もダイナミズムを維持するのは相当の辛抱、努力、忍耐が必要で、よほどのことがない限りどんどん盛り上がっていくことは考えられない。

 (6)総裁を選ぶ側の議員、党員が限定されている以上、前述のようにそれが国会構成上同じ自民党として首相としての国民の支持は重要であるとしてもそれを目的として全国を回るわけでもなく、トーナメントで絞るか短期決戦がいいところだ。

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