(1)少しでもいい話がないかと毎日新聞を開いているが、なかなか見当たらない。政府の2次補正予算案は10兆円の予備費で補正といいながら使い道がみえない趣旨外れだ。
中小企業向け支援金(最大200万円支給)の持続化給付金は民間に委託してそれが再委託されて(それが普通の対応らしいが)どこまでいくのか国民投資(税負担)をコロがして既得権益を享受している。
緊急事態に適切に対応できない政府、機関の国家危機管理能力の劣化ばかり思い知らされる。国民一人当たり10万円給付はいつまでたっても一向に国民すべてに届かない。
(2)6月から小中高では授業が再開されて、夏休みを短縮してカリキュラムの回復に努める。大学受験を迎える高3生にとってはどういう受験になるのか想像もむずかしいコロナ感染社会を経験しての受験だ。
大学では来年度の入試問題を作成する時期を迎えて、文科省も大学側との調整に入ったとの報道もあった。
(3)教育ITサービス会社による調査では受験生(高3対象)の93.5%が「不安を抱えている」と答え、80%が「受験勉強に支障が出ている」と答えた。誰もが不安、支障を感じているコロナショック社会の来年度の受験、入試事情だ。
これに比べて授業をひととおり履修してきた複数年受験生にとっては「有利」な受験条件がきたといえる。
(4)コロナ感染休校で授業再開が大幅に遅れた高校授業の中で、大学として入試問題の対象範囲をどうとらえて作成するのか、休校措置が全国一律でなく、学校ごとに対応の格差があり高3受験生にとっては対策がむずかしい受験を迎えることになる。
高校が受験のための特定の授業を優先して実施するというわけにもいかずに、文科省が大学側と調整して指針、方向性を示すことも必要だ。
(5)高3受験生と複数年受験生と切り離した受験制度も考えられるが、入試問題を作成するのに多くの労力と時間を要してさらにむずかしい問題はある。高3受験生の2年時履修範囲中心からの出題ということになれば限定された出題で評価が偏る懸念はある。能力評価の基準で何が公平で平等なのか難しい問題が突き付けられるコロナ感染社会だ。
(6)大学入試制度は受験生の獲得、教育水準の維持、向上のために毎年のように変更されて、大学の都合が受験生に負担を大きくしており、少子化、受験年令層の減少、教育の高度化に向けて本格的、本質的に取り組む機会、好機でもある。
中小企業向け支援金(最大200万円支給)の持続化給付金は民間に委託してそれが再委託されて(それが普通の対応らしいが)どこまでいくのか国民投資(税負担)をコロがして既得権益を享受している。
緊急事態に適切に対応できない政府、機関の国家危機管理能力の劣化ばかり思い知らされる。国民一人当たり10万円給付はいつまでたっても一向に国民すべてに届かない。
(2)6月から小中高では授業が再開されて、夏休みを短縮してカリキュラムの回復に努める。大学受験を迎える高3生にとってはどういう受験になるのか想像もむずかしいコロナ感染社会を経験しての受験だ。
大学では来年度の入試問題を作成する時期を迎えて、文科省も大学側との調整に入ったとの報道もあった。
(3)教育ITサービス会社による調査では受験生(高3対象)の93.5%が「不安を抱えている」と答え、80%が「受験勉強に支障が出ている」と答えた。誰もが不安、支障を感じているコロナショック社会の来年度の受験、入試事情だ。
これに比べて授業をひととおり履修してきた複数年受験生にとっては「有利」な受験条件がきたといえる。
(4)コロナ感染休校で授業再開が大幅に遅れた高校授業の中で、大学として入試問題の対象範囲をどうとらえて作成するのか、休校措置が全国一律でなく、学校ごとに対応の格差があり高3受験生にとっては対策がむずかしい受験を迎えることになる。
高校が受験のための特定の授業を優先して実施するというわけにもいかずに、文科省が大学側と調整して指針、方向性を示すことも必要だ。
(5)高3受験生と複数年受験生と切り離した受験制度も考えられるが、入試問題を作成するのに多くの労力と時間を要してさらにむずかしい問題はある。高3受験生の2年時履修範囲中心からの出題ということになれば限定された出題で評価が偏る懸念はある。能力評価の基準で何が公平で平等なのか難しい問題が突き付けられるコロナ感染社会だ。
(6)大学入試制度は受験生の獲得、教育水準の維持、向上のために毎年のように変更されて、大学の都合が受験生に負担を大きくしており、少子化、受験年令層の減少、教育の高度化に向けて本格的、本質的に取り組む機会、好機でもある。