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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

黒人抗議社会。 the black person protest society

2020-06-03 20:31:26 | 日記
 (1)警察官は比較危険な職業だ。国民は警察官の危険な仕事と引き換えに社会正義、安全な生活、人権が保障される。多民族国家の米国となればかねてからの黒人差別文化の人種問題を抱えて、価値観も多様で銃社会でもあり警察官の危険度は比較高いものが推測される。犯罪者に対する警察官の比較過剰な警備、行動、抑止は社会事情からわからぬわけではない。

 (2)米国社会ではとりわけ黒人に対する警察官の行き過ぎた行動がとりあげられて、これまでも波紋、問題を起こしてきた。再び白人警察官による黒人男性の拘束死(首を上から膝で押さえられる映像報道)事件が発生して全米各地で抗議デモが拡がりをみせて、暴動騒ぎにまで発展しているところもある。

 (3)これに「火」をつけているのがトランプ大統領の「(デモは)国内テロだ」(報道)として「すべての州知事に州兵を動員して市街地の完全制圧をするよう求めた」という強硬姿勢だ。
 報道ではトランプ大統領は国民に融和ではなくデモ鎮圧で社会に分断を与えていると批判がでている。

 トランプ大統領の分断政策は今に始まったことではなく、岩盤支持層の白人経済弱者に支えられて国内経済、雇用促進優先、米国第一の分断政治を遂行してきた。トランプ大統領は銃規制にも消極的で乱射事件が後を絶たずに多くが黒人層が犠牲になってきた。

 (4)こうした黒人層中心による国民の不満となって今回の警察官の黒人男性拘束死で抗議デモが暴動騒ぎを引き起こしている。この国民融和ではなく分断を煽動、火をつけているのがトランプ大統領で、しかしこれも米国民が自ら選んだ大統領だ。

 黒人を標的にした警察官の過剰行動に抗議するのはいいとしても、これに同じように過剰、過激抗議、行動では何も変わらないのは歴史が示している。

 (5)11月には米大統領選があり、国民として何が必要で大切なのか、判断して意味のある選択をする機会があり、そうすべきだ。
 前回大統領選ではオバマ大統領終了への期待の裏返しでか黒人有権者の投票率が低かったことがトランプ大統領誕生に有利に働いたともいわれて、黒人有権者は11月の大統領選では意思をはっきり示す投票権の行使が求められている。選挙が民主主義、自由主義社会の選択を決める公平で公正な手段、方法だ。

 (6)それと格段の危険度の高いといわれる米国社会での警察官職業には、危険手当の高い相当の報酬、給料を用意して有能な警察官を多く集めなければ公平で公正な社会正義を守ることはできない。

  

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